愛媛県の観光列車8選!アンパンマン電車や伊予灘の運行情報

愛媛県の観光列車

伊予灘や大洲城を間近に見る橋梁など、山間から海沿いまで変化に富んだ車窓が魅力の愛媛県。

愛媛県には多くの観光列車があり、代表格「伊予灘ものがたり」からトロッコまで様々です。

四国出身のやなせたかしの代表作アンパンマンのデザイン列車は愛媛県でも健在です。

今回は愛媛県の観光列車とラッピング列車を紹介していきます。

食事付きの観光列車

まずは、特製の食事とともに特別な時間を楽しめる観光列車を紹介。

01.伊予灘ものがたり(JR予讃線)

伊予灘ものがたり写真 愛媛定番の撮影地「本村橋梁」を走る伊予灘ものがたり号

愛媛県の西側に広がる伊予灘の海を眺めながら、シェフ特製の料理を楽しめる観光列車。松山と八幡浜(便によっては伊予大洲発着)を結び、下灘駅経由の海沿いルートを走ります。

ホームから海を見渡せる絶景スポット「下灘駅」で数分間停車し、乗客が下りて写真撮影などを楽しめる賑わいタイムが魅力。秋のコスモスなど花が整備され、夕日も綺麗な駅です。

1号車は伊予灘の夕日をイメージした茜色、2号車は太陽や柑橘類の黄金色を配したボディカラーの2両編成。

車内はブラウンのレトロ調で、グリーンのソファに赤いクッション付き。窓向きカウンターは1~2名用で、2名用と4名用のテーブル席もあって足を置ける畳の付いた席もあります。

料理は予約制で、1日4便それぞれ異なる内容。朝の大洲編のパンモーニング、昼の双海編の内子杉和洋重、八幡浜編の肉&魚フレンチ、夕方の道後編のスイーツなど地元産食材も。

2号車カウンターでは地ビール、カクテル、みかんジュース、厳選コーヒー、ケーキ、日本酒、お菓子、列車グッズを購入可能で、ワゴン販売もあります。

車内ではアテンダント数名が対応し、砥部焼の洗面台や今治タオルなどの工芸品ディスプレイ、さらには俳句ポストまであります。

伊予灘ものがたり(JR四国公式サイト)
[区間] 松山-下灘-伊予大洲-八幡浜 片道68.4km
[時間] 片道 約2時間3分~約2時間24分
[料金] 大人 乗車券最大1,280円+指定券980円+食事代2,500~4,500円
[運行日] 通年 金土日祝 1日2往復

特別車両の観光列車

つぎに、トロッコやSLなど特注の車両を用いた観光列車を紹介。

02.坊っちゃん列車(松山市内線)

坊っちゃん列車写真 機関車風の音を立てて松山駅を発車する坊っちゃん列車

伊予鉄道が運営する松山市内線(市電の路面電車)にて、SL蒸気機関車の姿でトロッコ客車1両を引きながら走る観光列車。

松山にゆかりのある夏目漱石の小説「坊っちゃん」にも登場し、かつて1954年まで運行していた蒸気機関車を復元したものです。

ディーゼル化による復元のため黒煙は出ませんが、煙突から蒸気を出してSLっぽい電子音を発しながらゆっくり走る姿は観光列車らしさがあります。

個人的なオススメは、進行方向を反転するために用いる松山市駅の回転台。乗務員たちが腕力で回転と客車移動をする姿は、観光客の歓声が上がるほどです。

所有2台で各々4往復するため、便が多くて利用しやすいのが魅力。松山市駅前にある「坊っちゃん列車ミュージアム」にもレプリカが展示されています。

坊っちゃん列車(伊予鉄公式サイト)
[区間1] 古町-南堀端-道後温泉 片道4.9km
[区間2] 松山市-道後温泉 片道3.6km
[時間] 片道 約20分~約33分
[料金] 大人 1乗車800円
[運行日] 通年 毎日 1日4~8往復

03.しまんトロッコ(JR予土線)

しまんトロッコ写真 松丸駅の東にある陸橋から駅側に広がる川とトロッコ列車

宇和島駅と窪川駅(高知県)を結ぶ予土線には「予土線3兄弟」と呼ばれる3つの観光列車があり、その中でも長男として観光客向きのトロッコ列車が人気です。

貨車を改造したトロッコ列車「清流しまんと号」として運行していたトロッコ車両で、2013年10月に水戸岡鋭治氏デザインでリニューアル。

四万十エリアを走ることから四万十川や広見川を随所で見ることができて、窓無しのトロッコで自然豊かな空気を楽しめるのが魅力です。

乗車券のみで乗車可の普通車1両と、座席指定券が必要なトロッコ客車1両。往路は宇和島~土佐大正間、復路は窪川~江川崎間がトロッコ乗車区間で、区間外は普通車両を利用。

四万十の山と川に映える色として山吹色を採用。車内ではボランティアガイドによる沿線案内があり、地元特産品の車内販売も行われます。

車両にトイレ設備が無いのがネックですが、江川崎駅で休憩時間が取られています。

しまんトロッコ(JR四国公式サイト)
[区間] 宇和島-窪川 片道82.2km
[時間] 片道 約2時間32分~約2時間47分
[料金] 大人 乗車券最大1,850円+座席指定券520円
[運行日] 3~11月 土日祝+α 1日1往復

一般車両の観光列車とラッピング列車

次に、一般車両を用いて内装に特別なシートやデザインを施した列車や、外観にラッピングを配した列車を紹介。

04.8000系アンパンマン列車(JR予讃線)

8000系アンパンマン列車写真 今治市の民家路地踏切で撮影した8000系アンパンマン列車

岡山発の特急「いしづち」と高松初の特急「しおかぜ」の一部が8000系アンパンマン列車として運行しており、香川県を経て松山駅に発着します。

2016年3月から運行開始し、8000系特急の車両にラッピングが施された特定の便が1日5往復おり、通常の特急列車と同じ料金で乗車できます。

外観デザインは「虹の架け橋」をテーマとしており、空を模した白地の車両にラッピングされた虹が5両編成の車両を結ぶデザイン。沢山の登場キャラがサイドに描かれています。

1号車の車内にはアンパンマンの装飾が全面に施され、普通車指定席の16席限定のため人気。虹色のカラフルなシートに雲型のヘッドレスト、カーテンも特注デザインです。

1号車デッキにはドキンちゃんが描かれたピンクの洗面台があり、幼児用のおまる付きのトイレも森をイメージしたデザインで子ども向けです。

8000系アンパンマン列車(JR四国公式サイト)
[区間1] 松山-岡山 片道214.4km
[区間2] 松山-高松 片道194.4km
[時間] 片道 約2時間20分~約2時間53分
[料金] 大人 乗車券最大3,930円+自由席指定券最大2,380円
[運行日] 通年 毎日 1日5往復

05.宇和海アンパンマン列車(JR予讃線+JR内子線)

宇和海アンパンマン列車写真 大洲城天守閣を背景に橋梁を渡る宇和海アンパンマン列車

松山駅から宇和島駅まで南北に走る、特急列車「宇和海」にラッピングを施した宇和海アンパンマン。伊予灘沿いを走らず、内子線経由で内子駅を通るルートを走行します。

黄色のカレーパンマン号、オレンジ色のおむすびまん号、紫色のロールパンナ号の3両編成。点検などにより通常車両との連結になる場合もあります。

正面は少し地味なラッピングですが、サイドには沢山の登場キャラが列車ごっこの綱を持っている姿が描かれています。

車内にはアンパンマンシートなどが無く、天井にイラストが描かれていることと記念撮影用のエンブレムが用意されているくらいではあります。

宇和海アンパンマン列車(JR四国公式サイト)
[区間1] 松山-宇和島 片道96.9km
[時間] 片道 約1時間17分~約1時間29分
[料金] 大人 乗車券最大1,810円+自由席指定券最大1,180円
[運行日] 通年 毎日 1日4往復

06.鉄道ホビートレイン(JR予土線)

鉄道ホビートレイン写真 松丸の陸橋から雄大な景色に0系新幹線風の裏側を撮影

宇和島駅と窪川駅(高知県)を走る予土線3兄弟の三男として、初代の新幹線0系を模した外観が特徴の普通列車。

キハ32型の気動車に0系を再現した団子鼻が特徴。片方の正面に取り付けた団子鼻とは反対方向に進行することもあるため、鉄道撮影者は気を付ける必要があります。

かつて新幹線0系で使われていたシートが用いられており、残り半分はロングシート。青と紫の色合いの座席とデザインは、どこか近未来さを感じさせます。

車内に鉄道模型が飾られているなど鉄道ファンを意識した、まさにホビートレインの名にふさわしい列車です。

鉄道ホビートレイン(JR四国公式サイト)
[区間1] 宇和島-近永-窪川 片道82.2km
[区間2] 宇和島-近永 片道17.4km(土日祝のみ)
[時間] 片道 約36分~約2時間35分
[料金] 大人 乗車券最大1,850円
[運行日] 通年 毎日1日2往復+土日祝1往復

07.海洋堂ホビートレイン(JR予土線)

海洋堂ホビートレイン写真 イチョウが色づく近永公園付近の川を渡る海洋堂トレイン

フィギュア製作販売の企業「海洋堂」が四万十エリアで手掛ける観光ミュージアム「海洋堂ホビー館」「海洋堂かっぱ館」とコラボした、予土線3兄弟の次男と呼ばれる観光列車。

かっぱの世界を全体コンセプトに据えて、清流を泳ぐかっぱを外観にデザイン。車窓からは四万十川をはじめとした自然豊かな景色を楽しめます。

車内にもかっぱデザインが豊富で、シートやカーテンをはじめとして記念撮影にも向いた内装が施されています。

四万十の檜(ひのき)を使用したショーケースに海洋堂のフィギュアが飾られており、かっぱの声として車内アナウンスも行われます。

海洋堂ホビートレイン(JR四国公式サイト)
[区間1] 宇和島-江川崎-窪川 片道82.2km
[区間2] 宇和島-江川崎 片道35.1km
[時間] 片道 約1時間14分~約2時間10分
[料金] 大人 乗車券最大1,850円
[運行日] 通年 毎日 1日2往復

08.南予キャラクター列車(JR予讃線)

南予キャラクター列車写真 急遽撮影でブレてしまったゆるキャラみきゃん列車

南予地域で2016年に開催された「えひめいやしの南予博2016」にあわせて企画運行された、南予地方の1県7市町のゆるキャラが描かれたラッピング列車。

キハ54形気動車の1両編成。みかん畑をイメージした緑とオレンジのカラーリングで、愛媛県を代表するゆるキャラ「みきゃん」を筆頭に「にゃんよ」などがサイドに並びます。

車内も緑とオレンジの色合いで、床や窓にもデザインが施されています。

運行情報は公開されておらず、主に普通列車として、予讃線の松山駅から宇和島駅を経て予土線の江川崎駅までの区間内を走行。約2年間限定で運行される予定です。

伊予鉄公式サイト
[区間1] 松山-宇和島 片道96.9km
[区間2] 宇和島-江川崎 片道35.1km
[時間] 不明
[料金] 不明(乗車券のみ)
[運行日] 通年 運行情報不明

まとめ

南北に長いJR予讃線と、宇和島から高知県へと入るJR予土線に存在する観光列車たち。

伊予灘ものがたりを筆頭に、県北の8000系アンパンマンや県南の宇和海アンパンマンなど魅力の列車が沢山あります。

路面電車を走る坊っちゃん列車も松山市内観光のひとつとして利用しやすく、四万十エリアの豊かな自然に馴染んだ予土線3兄弟も鉄道ファンを中心に支持されています。

以上、愛媛県の観光列車特集でした。

(初回投稿日:2018年12月16日 更新日:2018年12月19日)