地面にある、何気ないマンホール。
実は、市街地や観光地で見かけるマンホールにはその地域独自の絵柄が描かれていることが多いのです。その土地における観光地、名産品、花、年中行事、お祭りなど。その場所でしか出会えないマンホールが全国に存在します。
冒頭の画像は山口県岩国市の岩国駅近くで見つけたマンホール。岩国の観光名所として有名な五連アーチの「錦帯橋」が描かれています。手前には鵜飼の船が川沿いを漂い、遠くには月とともに岩国城がそびえ立っています。
このようなマンホールが全国各地にあるので、観光で各地に立ち寄ったときは地元独自のマンホールを見つけてみるといいでしょう。一見、地味に思えるものではあるのですが、デジカメで撮影してコレクションしていくうちにコレクター熱が出てきたりするから困ったものです。最近はSDカードの容量も増えてきていますし、無料でパシャパシャ撮影できる被写体としては手頃でピッタリです。
撮影時のポイントとしては、枯れ葉などのゴミが付いていないこと。そして、晴れの日は自身の影が映りこんでいないかに注意するといいでしょう。
こんなマイナーなネタを扱う人も珍しいわけですが、実は日本マンホール蓋学会なるものが存在していて全国のマンホール画像が収集されているサイトがあります。どんなマンホールがあるか見てみるのも楽しいものです。
日本マンホール蓋学会のサイト
今までに撮影したマンホールのギャラリー
福岡県久留米市のマンホール。
遠くには耳納連山、流れる川は筑後川、咲いている花は久留米ツツジ。実はモノクロ版も街中にあり、モノクロ版には平仮名で山、川、花の名称が記載されています。
ちょっと下のほうに頭の影が入ってしまっています。こうならないよう撮影に気を付けるといいでしょう。
佐賀県唐津市のマンホール。
マンホールの中央にタイル式の小さな磁器がはめ込まれています。佐賀県は有田焼、伊万里焼など焼き物が有名で唐津にも唐津焼があるので、磁器タイルは唐津焼を意識したものでしょう。
白砂青松で有名な虹の松原を描いた、海の波と松の木の絵柄。「からつ」のフォントも和風でなかなか風情があります。