
キキョウといえば秋の七草のひとつとして有名ですが、正確な開花時期や名所となると意外に思い浮かばないものではないでしょうか?
今回は、キキョウの特徴と国内で観賞できる名所を紹介していきます。
キキョウってどんな花?

キキョウ科の多年性草本植物。風船のようなつぼみを付けることからバルーンフラワーとも呼ばれ、紫色で星形の花を咲かせます。
全国に分布して咲いているとされていますが、自生は減少傾向となっており絶滅危惧種となっています。
自生種は基本的に紫色ですが、園芸用として白色のキキョウもあります。
開花時期 … 6~9月

秋の七草のひとつとして秋の花のイメージが強いですが、実際は初夏(6月中旬)から初秋(9月頃)まで咲いていると言われています。
場所によっては真夏を除いた初夏編と初秋編と開花時期が2回に分かれている場合もあります。
キキョウの名所
有名どころ

名所としてよく言われるのが「日本三大ききょう寺」。厳密に定まっていないですが、以下の3つが三大とされているのが有力です。
・京都府の谷性寺(こくしょうじ)
・兵庫県の遍照寺
・静岡県の香勝寺
他にも京都の廬山寺(ろざんじ)、天得院、智積院などでも観賞できるようです。
名所一覧
場所 | 名称 | 時期 | 本数 面積 |
---|---|---|---|
静岡県周智郡 | 香勝寺 | 6月上旬~9月中旬 | 約40,000本 |
京都府京都市 | 廬山寺 | 6月中旬~7月中旬 | 約1,000本 |
京都府京都市 | 天得院(東福寺塔頭) | 6月下旬~7月上旬 | 約1,500本 |
京都府京都市 | 智積院 | 6月中旬~9月上旬 | 約1,000本 |
京都府亀岡市 | 谷性寺 ききょうの里 | 6月下旬~7月下旬 | 約50,000本 |
奈良県奈良市 | 円成寺 | 7月中旬~8月下旬 | 約1,000本 |
奈良県奈良市 | 元興寺 | 7月上旬~8月上旬 | 約1,000本 |
兵庫県美方郡 | 遍照寺 | 6月中旬~9月中旬 | 約1,000本 |
以上、キキョウの特徴と名所でした。
(初回投稿日:2017年9月17日 更新日:2017年10月13日)