埼玉県インスタ映え絶景スポット11選!自然景勝地写真

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深谷駅

首都圏に位置する埼玉県は都市型の観光地が多く、一方で秩父エリアの自然豊かな景観も魅力がいっぱい。

秩父は雲海、工場夜景、神社、ダムも多くて見ごたえたっぷり。都市でも川越などの蔵の街をはじめとして色々な名所があります。

今回は、インスタ映えするフォトジェニックな埼玉県の絶景を紹介していきます。

セシモ コイ

海と山の自然景観に加えて、橋や歴史的建造物など見どころ盛りだくさん。地図リンク付きで、地域別に解説します。

A.県央地域の絶景

大宮鉄道博物館・岩槻人形・埼玉スタジアムのある県央地域(さいたま市・川口・蕨・戸田・上尾・桶川・北本・鴻巣・伊奈)の絶景スポットを紹介。

01.大宮盆栽美術館(さいたま市)

盆栽の文化を紹介する庭園美術館「大宮盆栽美術館」は、日本らしさのある文化として外国人に人気があり話題になる施設です。

美術館内にはショップやレストラン、そして体験教室もあり。中庭となる庭園は、池と散策路を整えて松、梅、椿、楓など様々な盆栽を展示したものです。

JR東北本線の土呂駅から徒歩で行けるだけでなく、東武野田線の大宮公園駅から徒歩で「大宮盆栽村」も見た上で美術館まで歩くルートもあります。

和の雰囲気を感じる美術館として、落ち着いて鑑賞を楽しみたい。
アクセス情報

[住所] 埼玉県さいたま市北区土呂町2-24-3(地図

B.県東地域の絶景

草加松原・忍城・権現堂公園のある県東地域(春日部・草加・越谷・八潮・三郷・吉川・松伏・行田・加須・羽生・久喜・蓮田・幸手・白岡・宮代・杉戸)の絶景スポットを紹介。

02.首都圏外郭放水路(春日部市)

春日部駅付近の「古利根川」と春日部市東部の「江戸川」を地下で結ぶ「首都圏外郭放水路」は、首都圏の水害を軽減するために作られた世界最大級の地下放水路です。

古利根川など中小河川が洪水になったときに、この地下水路を利用して江戸川へ水を迂回させることで洪水被害を軽減。国道16号の地下に作られて、2006年に全区間完成。

地下の巨大なトンネルに高さ18cmの巨大な柱が59本、天井を支える光景は「地下神殿」と呼ばれることもあります。

見学は事前予約として基本的に毎日受け付けており、江戸川近くにある「龍Q館」から地下へ入ることができます。

観光の話題でたまに目にする地下の施設は、シールド工法で作られた技術を感じさせるとともに神秘的な雰囲気も感じられる。
アクセス情報

[住所] 埼玉県春日部市上金崎720(地図

03.草加松原遊歩道・百代橋(草加市)

草加松原遊歩道・百代橋写真 夜に車通りの多い百代橋は木造の美しい太鼓橋

草加せんべいで有名な草加(そうか)市には、綾瀬川の脇に松の木が並木を作る遊歩道がある散策にピッタリのルート。

草加松原の一画には「まつばら綾瀬川公園」があり、入口に風情ある常夜灯がある公園は松原団地のオアシス。公園でイベントが開催される日は遊歩道に屋台が並びます。

綾瀬川沿いには百代橋、ハープ橋、矢立橋がかかり、特に百代橋は木造でアーチを描く歩道橋として道路沿いから見るのも楽しいものです。

獨協大学前〈草加松原〉駅から徒歩で散策できます。

歩道橋と松原遊歩道が一体化しており、アップダウンのある工程に松の木が並ぶ川沿いの景色。
アクセス情報

[住所] 埼玉県草加市栄町1-10(地図

C.県西地域の絶景

川越蔵造り街並・所沢航空公園・吉見百穴のある県西地域(朝霞・新座・志木・和光・富士見・ふじみ野・三芳・所沢・飯能・狭山・入間・日高・川越・坂戸・鶴ヶ島・東松山・毛呂山・越生・滑川・嵐山・小川・川島・吉見・鳩山・ときがわ)の絶景スポットを紹介。

04.聖天宮(坂戸市)

聖天宮写真 中国の派手な塗り技術に圧倒される聖天宮の門構え

儒教、仏教と並ぶ中国三大宗教のひとつ「道教」の教えを伝える道観(宮殿)として、坂戸市にある「五千頭の龍が昇る聖天宮」。台湾の伝統宗教として神々が祭祀されています。

台湾、中国のお宮として豪華絢爛で色鮮やかさなつくりが特徴。鼓楼と鐘楼を左右に従えた前殿やメインとなる本殿、そして写真でよく使われる天門などが見どころです。

有料ですが誰でも自由に拝観でき、説明員も常時待機しているとのこと。お寺に近い位置づけですが、御朱印は無いそうです。

日本の建築と違い、塗り物の技術を随所に活かした派手な構えが中国系の施設ならでは。豪華さを感じ取りながら散策してみたい。
アクセス情報

[住所] 埼玉県坂戸市塚越51-1(地図

05.吉見百穴(吉見町)

吉見百穴写真 岩山に沢山の穴がある遺跡らしさのある埼玉の代表史跡

吉見町にある遺跡、吉見百穴(よしみひゃくあな、よしみひゃっけつ)。古墳時代末期の6世紀末~7世紀末に造られた横穴墓で、219基ほどの穴があります。

3~4世紀頃の古墳は大豪族のみが埋葬される縦穴式でしたが、聖徳太子が摂政する時代になると1つの古墳に複数人を埋葬できる横穴墓で大豪族の側近も入れるように。

横穴墓内にはヒカリゴケがあるそうで、緑色のコケが暗闇の中で光る姿も見ることができます。

吉見百穴の一画ある「地下軍需工場跡内」は点検・調査で立ち入り禁止という情報もあるので、最新状況で入れるかは下調べしておくと確実です。

埼玉県民の遠足の定番!なかなか見慣れないインパクトのある遺跡として、記憶に残りやすい名所です。
アクセス情報

[住所] 埼玉県比企郡吉見町大字北吉見327(地図

06.岩室観音堂(吉見町)

岩室観音堂写真 岩山に埋まるように建つ観音様を納める2階建てのお堂

吉見百穴の駐車場から徒歩すぐの場所にあり、見落としがちですがセットで訪れたい史跡が「岩室観音堂」。

初期の観音堂は不正確ながら9世紀に作られたとも言われており、当時のお堂は兵火で焼失したものの17世紀の江戸時代に再建した観音堂が現存しています。

懸造り様式と呼ばれる堂の2階には観音像が安置されており、1階や岩の洞窟にお地蔵様が多数置かれています。

また、お堂の奥にはハート型をした岩のトンネルがあり、胎内くぐりとして子宝・安産・子育ての願いに通ずると言われています。

木製建築の落ち着きと自然景観の荒々しさが融合していて、小さくも特徴的で心にくる雰囲気があります。胎内くぐりは急坂ですが1分程度で1周できます。
アクセス情報

[住所] 埼玉県比企郡吉見町大字北吉見309(地図

D.県北地域の絶景

星渓園・深谷ホフマン輪窯・花園フォレストのある県北地域(熊谷・深谷・本庄・寄居・美里・神川・上里)の絶景スポットを紹介。

07.深谷駅(深谷市)

深谷駅写真 煉瓦の街らしさのある深谷駅は東京駅を模したデザイン

JR高崎線の深谷(ふかや)駅は、関東の駅百選にも選ばれている駅です。

1895年から1975年まで日本煉瓦製造の専用線が設けられていた、煉瓦の製造地として有名。大正時代に東京駅の丸の内口駅舎に深谷の煉瓦を使用。

深谷駅は東京駅を模したデザインで作られていますが、こちらは本物の煉瓦ではなくコンクリートにレンガ風のタイルだとか。

ロータリーから見上げるのもいいですし、2階屋外から見ると東京駅っぽさを感じることができます。
アクセス情報

[住所] 埼玉県深谷市西島町1-1(地図

E.秩父地域の絶景

長瀞ライン下り・三峯神社・武甲山のある秩父地域(秩父市・横瀬・皆野・長瀞・小鹿野・東秩父村)の絶景スポットを紹介。

08.聖神社~和銅遺跡(秩父市)

聖神社写真 和銅のモニュメントが飾られた本殿は小さくも威厳ある聖神社

秩父エリアの黒谷地区は、かつて和銅(自然の銅)が採れた場所。今では聖神社と和銅遺跡が金運のパワースポットとして、人気となっています。

秩父鉄道の黒谷和銅駅から徒歩で、聖神社を経由して和銅遺跡まで歩くことができます。

和銅遺跡は、かつての和銅採掘露天掘の跡地。モニュメントとして和銅の銭の像が置かれており、撮影スポットになっています。

聖神社にもこの和銅の像を原寸大で模したものが本堂脇に飾られており、特徴ある本堂の姿として参拝時に見ることができます。

木々に囲まれた自然豊かな神社と採掘跡は、夏場の散策などにピッタリ。駅近くなのも嬉しく、付近にはぶどう園、茅葺古民家などもあります。
アクセス情報

[住所] 埼玉県秩父市黒谷1918(地図

09.三十槌の氷柱(秩父市)冬季限定

秩父鉄道の終点「三峰口駅」よりもさらに山奥、秩父湖の近くで見ることのできる真冬の氷柱群。三十槌(みそつち)の氷柱(つらら)と読みます。

荒川河川敷から眺めることのできる荒川沿いに、岩から染み出る岩清水が凍ることで出来上がる氷柱群です。

寒さが厳しくなるにつれて氷柱が大きくなることから、見頃は年始となる1月上旬~2月中旬頃と言われます。

日光に照らされてキラキラと輝く日中もさることながら、シーズン中の夜のライトアップで一層美しくきらめく氷柱もまた見どころです。

ちなみに、秩父エリアでは「中津川の氷壁」「尾ノ内百景氷柱」「あしがくぼの氷柱」なども冬に見ることができます。

冬の山道運転に気を付けて、三峰口駅から運行されるバスを利用するのも手です。すぐ近くのキャンプ場で特産品販売も行われてにぎわいます。
アクセス情報

[住所] 埼玉県秩父市大滝4066(地図

10.丸神の滝(小鹿野町)

埼玉県で唯一、日本の滝百選に選ばれている「丸神(まるがみ)の滝」。秩父の両神山の中腹にある滝で、駐車場から整備された遊歩道を200メートルほど歩いて鑑賞できます。

岩にぶつかり3段に落ちる滝で、約76メートルの落差。水量により見た目も変わり、滝周辺の緑も豊かで紅葉時期も風情があります。

この滝以外にも県道367号をさらに奥地へ行くと「昇竜の滝」や「高滝」などもあり、両神山が織り成す水の豊かさを感じられるエリアです。

秩父の三峰より奥は、湖や滝がたくさんある自然豊かな場所。ドライブを楽しみつつ滝で癒されたいです。
アクセス情報

[住所] 埼玉県秩父郡小鹿野町両神小森(地図

11.尾ノ内渓谷氷柱(小鹿野町)冬季限定

尾ノ内渓谷氷柱写真 3月に入って溶け始めた氷柱でもインパクト大の姿

秩父三大氷柱のひとつとして、秩父エリアの奥地にある「尾ノ内渓谷氷柱」。秩父観光の元祖として登場した氷柱で、見頃時期には夜にライトアップされるのも見どころのひとつ。

両神山を源流とした尾ノ内沢から、500メートルものパイプを引いて人工的に作った氷柱。木製吊り橋の架かる渓谷に、周囲約250メートル・高さ60メートルの巨大な氷柱がそびえる姿は圧巻。

氷柱の手前には地元の方々による売店で郷土料理などを楽しめて、ライトアップ期間中は甘酒無料サービスも行われるそうです。ライトアップは例年1月中旬~2月下旬。

見頃過ぎの時期に来訪しましたが、それでも見ごたえ抜群で素晴らしい冬の絶景!
アクセス情報

[住所] 埼玉県秩父郡小鹿野町河原沢(地図

まとめ

以上、埼玉県のフォトジェニックな観光スポットでした。

記事を書いた人&運営者
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セシモ コイ(瀬下 恋衣)
趣味の国内旅行ライター

国内旅行が大好き。NIKON一眼レフで主に花や絶景を撮影し、写真を活かして当旅行サイトを運営。
旅行系Vチューバーとしても活動予定で、国内情報を解説するため勉強中。