北海道南インスタ映え絶景スポット11選!自然景勝地写真

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北海道・道南の絶景スポット

函館をはじめとして海に面した町が多い道南では、海の景色がたくさん。

一方で、函館の夜景や五稜郭をはじめとして松前城などの史跡もあり、直線が続くのどかな道路など様々な魅力を持つエリアです。

今回は、インスタ映えするフォトジェニックな道南の絶景を紹介していきます。

セシモ コイ

海と山の自然景観に加えて、橋や歴史的建造物など見どころ盛りだくさん。地図リンク付きで、地域別に解説します。

A.東部(函館)地域の絶景

湯の川温泉・五稜郭・大沼公園のある東部地域(函館・北斗・七飯)の絶景スポットを紹介。

01.立待岬(函館市)

函館山の南東に突き出ている「立待岬(たちまちみさき)」は、津軽海峡に面しており海抜30メートルほどの断崖絶壁がある険しい海岸線を一望できる岬。

公園化されておりハマナスがたくさん植えられているため、夏はピンク色の花が咲く散策路に。天気がいい日は青森県の下北半島まで一望できて、夕陽も美しいものです。

函館市電の終点駅「谷地頭駅」から徒歩15分で岬まで行けますが上り坂で、途中に人で有名な「石川啄木一族の墓」もあります。

緑豊かな景色の中で、崖の荒々しさと高さに迫力がある絶景です。
アクセス情報

[住所] 北海道函館市住吉町9-9(地図

02.旧戸井線コンクリートアーチ橋(函館市)

1936年に着工して戦時中の1942年に中断し、未完成のまま開通しなかった幻の鉄道路線「戸井線」。五稜郭駅から戸井駅までを結ぶ構想のルートにて、遺構が今も残っています。

その遺構の代表的なものが「旧戸井線コンクリートアーチ橋」で、戸井漁港の近くにて高台に線路を敷くために作ったアーチ状が連続するコンクリート橋が今も残っています。

戦時中で資材の節約のために鉄を使用せずに作られた橋で、橋自体は完成したものの戸井漁港までのルートが完成せず廃線へ。高台の木々とともにそびえるアーチ橋は風格があります。

青函トンネルのルート候補として検討されたこともあったそうですが、結局は実現せず一度も列車が走ったことのない遺構というのが切ない気もします。
アクセス情報

[住所] 北海道函館市汐首町(地図

03.道南金剛(函館市)

函館市街から車で恵山エリアへと向かう途中の海岸線にて「日浦漁港」付近には海沿いの岩礁や柱状節理の岩場が続く「道南金剛」という見どころがあります。

日浦漁港付近にある「日浦岬灯台」から大澗漁港付近にある「サンタロナカセ岩」まで、海岸沿いの県道41号を徒歩45分程度で歩いて見ることができます。

車でも見どころスポットを押さえて巡ることができ、岩場にいくつもの小さなトンネルを作った「日浦洞門」を経て崖の荒々しさをパノラマで楽しめる「道南金剛」を楽しめます。

細いトンネルが掘られた海沿いの崖や、長く続く柱状節理の岩場を見て歩くことができる自然景観の見事なエリアです。
アクセス情報

[住所] 北海道函館市日浦町(地図

04.恵山海峡展望台(函館市)

函館市の東にある活火山「恵山」の登山道へと向かう車ルートの途中に、津軽海峡を一望できる展望の素晴らしい「海峡展望台」があり車で立ち寄れます。

津軽海峡の向こうにある青森県の大間や、その先のむつ市の釜臥山まで天気が良ければ見ることができる展望を楽しめます。

手前の緑豊かな森も美しいもの。駐車場も広く、恵山の登山へ行く人が訪れることもある展望スポットです。

恵山の登山口となる自然公園から近く、海岸沿いから車で少しのぼっていく感じ。
アクセス情報

[住所] 北海道函館市柏野町117(地図

05.恵山道立自然公園 恵山登山(函館市)

標高618メートルの活火山「恵山」は、今も噴気をあげており岩場が白色や黄色に変色した荒々しい地獄風景を楽しめる山岳地です。

恵山を歩くハイキングルートとして、車で行ける終点の登山口「恵山道立自然公園」を出発点として登山するコースが4つ用意されています。

定番となる恵山山頂を目指す「権現堂登山コース」は片道60分で、硫黄の臭いとともに噴煙をあげる荒々しい岩場を歩いて展望のきく山頂を歩く代表的なルートです。

他にも片道30分で荒々しい岩場ルートを経て展望地へと行ける「恵山展望台コース」、反対側の山を目指して周遊する「海向山コース」、恵山岬のふもとまで降りる「岬展望コース」があり。

ルート自体は難易度低めのハイキングですが、登山客が行方不明になった未解決事件も過去に発生しています。ある程度の服装や準備をして登る必要はありますが、楽しそうです。
アクセス情報

[住所] 北海道函館市柏野町(地図

06.恵山岬灯台公園(函館市)

函館市の東端に位置する岬の先端付近にある「恵山岬灯台」。1890年に建てられた白い灯台で、付近一帯は「恵山岬灯台公園」として整備されています。

公園には噴水やあずま屋とともに、すべり台など大きなアスレチックの遊具が用意されている広い公園として家族連れに人気。宿泊施設「ホテル恵風」も付近にあります。

公園の駐車場から広場を経て散策路が灯台まで続いており、芝生で緑豊かな公園から津軽海峡と太平洋の海を一望できる絶景の公園です。

函館市街からは離れているため、国道278号沿いの海岸ドライブとして来訪したいスポット。すぐ近くには干潮時に入れる岩場の露天風呂「水無海浜温泉」もあります。
アクセス情報

[住所] 北海道函館市恵山岬町(地図

07.当別トラピスト修道院(北斗市)

カトリック修道会のひとつとなるトラピスト会の修道院として、函館市のトラピスチヌ修道院とともに代表的な施設。正式名称は「灯台の聖母トラピスト大修道院」で、1896年に創立。

海から教会まで続く直線の道が見どころのひとつで、杉の並木が左右に延々続く道路の奥に修道院がたたずむ光景が独特。特に冬の景色は神聖なもの。

教会の正門前には桜があり、赤レンガの建物は洋館のような佇まい。緑の植え込みも整備されており、一帯をゆったり散策できます。

函館市のトラピスチヌ修道院は行ったことがありますが、こちらもトラピストの修道院として建物など見どころがあります。
アクセス情報

[住所] 北海道北斗市三ツ石392(地図

B.南部(松前)地域の絶景

松前城・青函トンネル記念館・滝瀬海岸のある南部地域(松前・福島・知内・木古内・江差・上ノ国・厚沢部・乙部)の絶景スポットを紹介。

08.滝瀬海岸 シラフラ(乙部町)

日本海に面した西海岸にある「滝瀬海岸」は、箱館戦で官軍が上陸した地とされる乙部(おとべ)町の海岸。砂浜に絶壁が続く「シラフラ」と呼ばれる景勝が有名です。

約6kmも続く砂浜の海岸に沿って、約500メートルの区間に高さ約15メートルの断崖が続きます。シラフラというのはアイヌ語で「白い傾斜地」を意味します。

砂浜に出れるだけでなく、展望のきく駐車場も整備されています。崖の上は豊かな緑で覆われており、夕陽が沈む時間帯は一層美しくなります。

道南の西側は名所が少ないぶん移動は大変ですが、函館から国道227号でアクセスしやすいのは利点。弓なりの海岸の奥に山並みと風力発電のプロペラが並ぶ姿も圧巻。
アクセス情報

[住所] 北海道爾志郡乙部町滝瀬341(地図

09.かもめ島(江差町)

江差町の役場や漁港のあるエリアで、かつて海を隔てた島だった「鴎(かもめ)島」。漁港の整備とあわせて遊歩道や埋め立ての整備がなされ、現在は陸続きのため徒歩で島へ行けます。

海水浴場やキャンプ場があり、島にはかつて松前藩が沿岸警備に使用した砲台の跡があるなど史跡としての見どころがあります。

島内には弁財天として朱塗りの鳥居が海に浮かぶ「厳島神社」があり、沿岸には奇岩も見られる景勝地として楽しめます。

旅館や温泉のある漁港の散策スポットで、他にも歴史ある民家や山車会館など色々な見どころがある町。道南の離島「奥尻島」へ行く船も出ている港として、移動の拠点としても利用できます。
アクセス情報

[住所] 北海道檜山郡江差町字鴎島(地図

C.北部(八雲)地域の絶景

噴火湾・間歇泉公園・玉川公園のある北部地域(鹿部・森・八雲・長万部・せたな・今金・奥尻)の絶景スポットを紹介。

10.しかべ間歇泉公園(鹿部町)

一定の時間間隔で温泉の熱湯が直上に吹き出す「間歇(かんけつ)泉」は全国にいくつかあり、その中でも足湯に入りながら鑑賞できるのがこの「しかべ間歇泉公園」です。

道南の東海岸沿いにある道の駅「しかべ間歇泉公園」があり、付近は漁港であるとともに温泉旅館が海沿いに建っています。

北海道遺産と呼ばれる、鹿部(しかべ)のかんけつ泉。岩で周囲を囲んだスポットに勢いよく湯が噴き出る光景は、温泉街の見どころとして楽しめます。

車で近くにある三味線滝も見られ、温泉宿泊とともに楽しみたいスポットです。
アクセス情報

[住所] 北海道茅部郡鹿部町鹿部18-1(地図

11.太田神社(せたな町)

西海岸の瀬棚(せたな)町にある「太田神社」と「太田山神社」の一帯は、北海道内随一の霊場と呼ばれており「日本一危険な神社」とも言われる崖に建つ神社。

猿田彦命を祭神として1440年代に創建された、歴史ある神社。海沿いで山並みも見える道道740号沿いに大きな灰色の鳥居があり、鳥居のそばに駐車スペースがあります。

険しい「太田山神社」は標高485メートルの太田山の途中にある洞窟に社殿があり、往復約3時間の試練がある崖の歩道は危険度高め。

観光的に見るのであれば、海沿いに建つ「太田神社」の拝殿のほうが安全。海沿いの崖に平地を整備して建てられており、岩に設置されている定燈篭など海の景色を楽しめます。

緑豊かな山が続く海岸線にて、海沿いで静かに佇む社殿。奥尻島も見える海の景色を楽しむのにピッタリ。
アクセス情報

[住所] 北海道久遠郡せたな町大成区太田17(地図

まとめ

以上、道南のフォトジェニックな観光スポットでした。

記事を書いた人&運営者
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セシモ コイ(瀬下 恋衣)
趣味の国内旅行ライター

国内旅行が大好き。NIKON一眼レフで主に花や絶景を撮影し、写真を活かして当旅行サイトを運営。
旅行系Vチューバーとしても活動予定で、国内情報を解説するため勉強中。