海沿いから山間部までドライブルートが豊富な九州。国道沿いをはじめとして運転の休憩にピッタリなカフェもたくさんあります。
暑い夏に冷たいドリンクも美味しく、風景や店内の雰囲気を楽しめる喫茶店も色々とあります。
今回は、筆者が行ってみたカフェと気になるカフェを紹介していきます。
目次
福岡県のおしゃれカフェ
01.ウミネコ(北九州市)
門司港駅のすぐ近くにあり、駅舎を見ながらくつろげるテラス席のあるカフェ。門司港のレトロ港エリアからも徒歩で行ける、観光客にもピッタリの立地です。
日差しが強い時期はパラソルも付くテラス席、そして店内は雑貨屋さんっぽい雰囲気を持った明るい白とブラウン調に市松模様の床もオシャレ。
ビール、ワイン、洋酒もありつつ、コーヒーをはじめとしたカフェメニューが主体。
門司港といえば「バナナのたたき売り発祥の地」。バナナを用いたデザートやドリンクを扱うカフェも増えてきていて、このお店もそのひとつ。
筆者がオーダーした「門司港アイスバナナクリームコーヒー」をはじめとして、ワッフルによるバナナアイスや色の濃い生地のバナナクレープなどがあります。
佐賀県のおしゃれカフェ
02.オデカフェ(唐津市)
唐津駅から徒歩圏内にあり、高速バスなどのバス発着所「唐津バスセンター」建物内にあるカフェ。バスの待ち時間に利用しやすい建物1階のお店です。
1つのホールっぽさを感じさせる広さに、余裕あるテーブル配置。窓向きのカウンター席に加えてテラス席もあって、開放的で洗練されています。
夕方はワイン、焼酎、日本酒なども楽しめるイタリアンレストラン風のバータイムとなりますが、夜時間帯でもカフェ利用はしやすい雰囲気。
イタリアの豆「イリーコーヒー」で淹れるコーヒーはホットでもアイスでも。
モーニングやランチのお値打ちセットもあり、料理はカレー、パスタ、リゾットなどがあって食事目当てでも利用しやすいお店です。
長崎県のおしゃれカフェ
03.ケーキの西銀(長崎市)
長崎市のアーケード街の一角、路面電車の観光通り駅から近い場所にある喫茶店。
昭和っぽさを感じさせるラウンジ風の店内ですが、照明をしっかり当てたキレイなテーブルとソファに区画をきっちりとした空間です。
このお店はケーキと名前が付くだけあってケーキが売りで、アラモードセットとして好きなケーキに果物とバニラアイスを加えた盛り付けもオーダーできます。
特に長崎名物となる「シースケーキ」があり、黄桃とパインの乗った生クリームとスポンジのケーキを頼むお客さんが多いです。
また「ミルクセーキ」も長崎名物のひとつで、玉子を加えたミルクの冷たいシャーベット系飲み物として夏場の定番です。
04.リップル(長崎市)
長崎市から車で行く岬「野母崎」の国道499号は海の見えるドライブルートとしてピッタリで、その国道沿いにたたずむオープンなカフェ。
海の家のようでいて洒落たリゾート感が程よく出ている店内。木材のテーブルと椅子が並び、窓の無い風が抜ける空間で海も見えます。
浜辺へも出入りできて、テラス席から見る水平線の続く海を眺めることができます。
地元産や無農薬など素材にこだわる飲み物とカレーライスなどが魅力のお店。カレーライスは具材のチキンや、ダシなどにこだわるルーなどが使用されます。
飲み物として本格的なのは、地元産ハイビスカスシロップとパッションフルーツシロップで作った甘酸っぱいサンセットソーダ。有機の生姜で作るジンジャーエールも。
なお、食べログでは「掲載保留」となっていますが、店舗公式サイトには2019年4月に更新されているので現在も営業している様子です。
05.きまま焙煎所(長崎市)
きまま焙煎所さんでコーヒー。
美味しい pic.twitter.com/YwdTePzt7r— ゆらゆら (@hono_haru) 2019年8月14日
長崎市から車で行く岬「野母崎」の先端に近い海沿いにある、古い空き家をリノベートして2019年4月にオープンした喫茶店。
長崎県の地域おこし協力隊が作ったお店だそうで、正確な情報はわかりませんが先述の「リップル」で店員さんとしても働いていたとか。
一軒家として家の中にいるような店内の席に加えて、テラス席もあります。
焙煎所としてコーヒー豆を購入できて、店内で自家焙煎のコーヒーやソイラテなどを楽しむことができます。米粉を使用したブラウニーやシフォンケーキも。
06.青い理髪舘 工房モモ(島原市)
島原駅から徒歩圏内の裏路地にある、2階建ての薄い水色の洋館。入口頭上に理髪舘と書かれている飲食店っぽくない外観ですが、店内はまさしく喫茶店です。
入口手前は民芸調の空間に丸テーブルの席があり、お菓子販売とレジ。そして店の奥には洋館らしさを感じさせるテーブル席と窓向きカウンター席があります。
牛乳と卵で作るシャーベット状の飲み物「ミルクセーキ」は長崎名物で、ミニ菓子が付く夏場にピッタリのかき氷系あっさりドリンクです。
他にも島原名物のデザート「寒ざらし」があり、白玉の入ったスイーツとして楽しむことができます。
焼きプリンセット、自家製ケーキセットなどデザートとドリンクが魅力。自家製のミートソーススパゲッティやピザなどもあります。
07.ケルンコーヒー店(島原市)
島原駅から南へ徒歩で行ける「鯉の泳ぐまち」と呼ばれる風情ある街並みの近くにある、車通り沿いの喫茶店。
赤クッションのソファなど洋風アンティークに、和の畳席に障子や壺が置かれた民芸風が不思議と調和。古風さがありつつ古臭くない店内は、純喫茶として楽しめます。
島原名物で白玉の入ったデザート「寒ざらし」があり、飲み物系でもコーヒーフロートやココアフロートなどアイスクリーム乗せドリンクが多め。
単体品種のコーヒー豆が10種類ほどあるホットコーヒーを筆頭に、カフェオレやカプチーノなどコーヒーが主力。洋食の日替わりランチもあります。
熊本県のおしゃれカフェ
08.モッコス珈琲館 松橋本店(宇城市)
松橋(まつばせ)の国道3号沿いに店を構える喫茶店。宇城市、宇土市、熊本市などにカフェ5店舗とステーキハウス1店を持つ、熊本県内チェーン店です。
ブラウン調の色合いを持つ、純喫茶らしさがあふれる店内。4人掛けテーブルがいくつか用意されていて余裕ある席配置で、カウンター席もあります。
鮮度抜群の自家焙煎豆によるコーヒーが売りで、焙煎所直結で焼きたてのコーヒー豆が登場する場合も。10種類以上あるコーヒー豆はテイクアウト購入も可能です。
デザートタイプの飲み物として、アイスコーヒーにチョコレートアイスが乗ったアイスカフェショコラなるものも。
他に店舗おすすめとして、たらことなすのしめじの和風スパゲティ、チョコバナナフレンチトーストなどがあります。
ちなみに店名の「もっこす」は、頑固で男性的な熊本県特有の性格をあらわす熊本の方言として定番のキーワードです。
09.ナナコーヒーショップ(荒尾市)
荒尾駅から徒歩圏内にある喫茶店。地元ならではの落ち着きあるカフェタイムですが、お昼時間帯になると駅前で食事できるお店として重宝されているお店です。
赤いクッションの椅子が並ぶテーブル席が奥の部屋まであり、カウンター席もある純喫茶です。
ナポリタンの美味しい店というのがこの界隈での評判のようで、ランチには日替わりとして洋食系メニューがある様子です。
コーヒーフロートもそこそこお値打ちな値段で、ガムシロップではなくメープルシロップが付くのが特徴的です。
大分県のおしゃれカフェ
10.善米食堂(竹田市)
ドライブルートとしても楽しい大分県の竹田エリアにある「道の駅たけだ」内のレストラン。春の一本桜が駐車場に咲く道の駅として、自然の豊かさと解放感があります。
店内こそ普通の道の駅レストランですが、昼食時間帯以外であればカフェとしてゆったり過ごすことができます。
ご当地グルメとなる郷土のおやつ「やせうま」があり、だご汁にも用いられる小麦粉の平打ち麺に砂糖入りきな粉をまぶしたもの。きな粉餅タイプの甘味です。
他にも大分名物「とり天」や「豊後牛」、だんご汁定食など食事メニューも。ショートケーキやシフォンケーキなどケーキ類が5種類ほどあり、ドリンク付きのセットも。
宮崎県のおしゃれカフェ
11.国富製パン所(国富町)
綾町の照葉大吊橋から車で近い国富町にあるパン屋さん。一軒家が立ち並ぶ緩やかな雰囲気の中に建つパン屋カフェで、お店の専用駐車場も用意されています。
製パン所という店名ですが店内に陳列されたパンのテイクアウト購入ができ、店内でカフェとして購入したパンを食べることもできます。
店内敷地こそ小さいものの、外を眺めることのできる大きな窓に向いたカウンター席といくつかのテーブル席があります。
朝はモーニングとしてトーストとコーヒーを店内で食べることができ、購入したパンと組み合わせることも可。コーヒーは単体200円、トーストセットで300円。
パンはソフト系が多い傾向にありますが、明太フランスなどハード系パンも用意されています。
鹿児島県のおしゃれカフェ
12.POT A CUP OF COFFEE(鹿屋市)
航空基地で有名な鹿屋市(かのやし)にて、倉庫風建物の中にあるログハウス調のカフェ。裏手の駐車場側から建物内に入ります。
倉庫自体は観葉植物が並んでいる緑の空間で、雑貨ショップとともにカフェが入っています。木材の温かい色合いに軽く観葉植物が置かれており、落ち着きある空間です。
天井が高くて解放感があり、ジャズ系のBGMとともにゆったりコーヒーを楽しめます。
コーヒーの淹れ方はハンドドリップとエアロプレスの2種類をチョイス。ハンドドリップのPOTブレンドは430円。
単一品種の豆も用意されていて、コーヒー自体にこだわる人にもオススメ。喫茶メニュー中心ですが、スコーンなど軽食もあります。
13.和みカフェ 縁(さつま町)
さつま町の中心エリア「宮之城」内の南側にある、小さな喫茶店。もともとの自宅に併設される形でログハウス調の建物がたたずむ民家らしさのあるお店です。
ログハウス調の小さな店内に、カウンター席がわずか5席のアットホームさ。バーのような感覚を得られる空間です。
数種類の単体品種豆のラインナップから、ホットコーヒーのブラジルをチョイス。500円。
オーダーしてから豆を挽き始めて淹れてくれる鮮度の高さと、ポット付きで量多めの満足度が高いところが魅力です。
まとめ
門司のバナナ、長崎のシースケーキ、大分のやせうまなど、ご当地グルメも楽しめるカフェ。ドライブで疲れたときにひと休みする場所などに活用できます。
以上、九州のオシャレなカフェの紹介でした。