レンタカーでスマホナビ!車の設置用グッズ7タイプを比較

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車のスマホ固定台

ここ最近は車のカーナビよりも、スマホのカーナビアプリのほうが常に最新の地図で施設登録も充実していて検索もしやすいです。

しかし、スマホをカーナビとして使う人も増えている中で、困るのがレンタカーにおけるスマホの設置方法。

設置機器は色々なタイプがあって面白いですが、車種によって乗ってみたあとに設置できなくて困ることも多々あります。

そこで今回は、旅行のレンタカーでも安定して利用できる「車のスマホ固定台」について色々な製品を解説していきます。

セシモ コイ

実際に私が色々な製品をそれぞれ使用して旅行し、結果として感じた利点と欠点を解説していきます。

A.各製品の紹介

01.ハンドルくくり付けタイプ

ハンドルくくり付けタイプ画像 ハンドルの上端に付けて車種を問わず固定できるタイプ

まず紹介するのは、ハンドルに設置するタイプ。ハンドル持ち手の上端部分にバンドで固定し、スマホを横型で取り付けや取り外しを都度行うものです。

どの車種でも取り付けできる適応力の高さはレンタカー向きで、バンドの固定もしっかりしていて不意に外れるようなこともないです。

一旦バンドを固定すれば、スマホを置くのも取り外すのも楽。手元なので操作もしやすく、ナビと景色の視認性は高いです。ハンドルの内側なので、ハンドル操作をジャマすることもありません。

ただ、これを設置するとスピードメーターが見えにくくなるのが致命的。車種によっては完全に見えなくなり、何km/hで走行しているのかわからなくなります。

スマホの表示は「横固定」でないと使いにくく、縦横回転だと交差点でハンドルを切るたびにワンテンポ遅れて縦表示と横表示が切り替わるなど右左折で不便になります。(GoogleMapのナビは縦表示のほうが断然使いやすいです)

充電コードを付けたまま使用すると、90度以上のコーナーを曲がるときにハンドルが1回転して充電コードが絡んでスマホが外れてしまうことも。スマホを毎回取り付ける際に少し力が必要なのも若干不便です。

02.ダッシュボード上置きタイプ

ダッシュボード上置きタイプ画像 ダッシュボードに吸着で設置してスマホを置く台タイプ

ダッシュボードの上に置くタイプの機器は、スマホ設置系でよく見かけるメジャーなタイプ。

設置部分は色々な方式がありますが、吸盤式より安定したゲル式がオススメ。糊っぽい感じながら跡が残らず安定した設置。製品によってはレバーで圧力接着もしてくれます。

スマホ縦置きの製品が多いためナビとして見やすく、適用できる車種であれば使いやすいです。

欠点としては、ダッシュボードが平らではない車種には適用しにくいところ。斜めの場所に設置すると安定性に欠けて、急ブレーキで手前に吹っ飛んできたことが1回だけありました。

スマホを置くのも若干手間。取り外しの際に両手でしっかり持たないと自然落下してしまうことが多々あり、両手だと車種によっては姿勢を少し乗り出す形でスマホの設置や取り外しをするのが面倒です。

設置位置はダッシュボードの右端にすると視認性は良いものの充電コードが渡しにくく、左側に置くと道路の視認性が悪くなるので置き場も難しいところ。

製品の大きさがある点もネックで、箱に収納するとコップ大くらいのサイズ。大きい鞄で旅行する前提で利用するのであれば、比較的良い選択肢だと思います。

03.ダッシュボードに挟むタイプ

ダッシュボードに挟むタイプ画像 ダッシュボードとタコメーターの間に挟むスタイル

ダッシュボードとタコメーターの間の出っ張り部分にクリップ式で引っ掛けるタイプ。

固定がしっかりできる車種であれば、視認性はそこそこ良くて充電コードも渡しやすいなど結構いい製品ではあります。

ただ、車種によっては設置しても手前にすべって外れてしまい非常に危険。筆者の経験では適用できない車種が多い印象で、ダッシュボードの形状で大きく差が出やすいです。

ハンドルの上端部がスマホをさえぎってしまう車種もあり、右後方からの太陽光がくると見えにくくなってしまうのも欠点。スマホ横置き前提なので、GoogleMapナビだと不便な点もマイナス。

車種によって使い物にならないので、レンタカーには不向きです。

04.カップホルダーに置くタイプ

カップホルダーに置く形でスマホを立てかける方式。運転席上部付近にカップホルダーがある車種であれば便利そうではあります。

筆者は実際使ったことが無い方法なので想像になりますが、レンタカーはカップホルダーの位置が車種によって大きく異なるためオススメできない方式。シフトレバー近くのカップホルダーだとナビの視認性はかなり悪くなると考えます。

05.通気口に挟むタイプ

これも筆者は実際使ったことがない方法ですが、正直、通気口は車種により形が大きく異なるので、設置できるかは微妙です。

丸型、長方形型があり、奥まで差し込むのではなく手前近くに引っ掻けるタイプだと適合しない車種も多いように思います。

製品も大きめでかさばる気もしますし、飲み物を置けなくなってしまうことも考えられるのでオススメしません。

06.通気口に針金を通すタイプ

通気口に針金を通すタイプ画像 どんな通気口でも可変な針金式で固定できるタイプ

針金式で曲げることのできるスマホ置き用グッズを使用する方法。ナビ用製品ではありませんが、個人的にはこれが一番安定した方法としてオススメです。

十字架の形で上下左右に折り曲げ可能な針金があるグッズ。センターパネルの右側の通気孔に針金を奥まで差し込み、残りの針金をうまく曲げてスマホを設置できるようにします。

形次第では落ちやすくなるため整形を工夫する必要はあり安定感には欠けますが、しっかり形づくれれば峠などカーブが多い道路の走行でもスマホが落ちることもないです。

視認性は正面に置くよりやや劣るものの、一般的な標準ナビと変わらないくらいと考えれば不便ではありません。スマホ縦置きできますし、充電コードも付けやすいです。

この道具は持ち運びで省スペースで軽く、宿などではスマホスタンドなど他の用途にも転用できる万能グッズです。

気を付けたいのは、冬場など温かい風を出す場合。実際に「スマホの熱があがったので一部機能を無効にしています」という表示まで出たので、冬場は足元だけ風を使うなど空調に気を遣う必要があります。

07.首にかけるタイプ

首にかけるタイプ画像 車ではなく自身の首にかけるタイプなので適応力は高い

一時期使っていた方法で、車の内装に固定するのではなく自身の首にかけて使用します。

旅行先でも両手を開けつつスマホの歩行ナビや録画で使えるため、車に乗ってもスマホの取り付けなど不要でナビ閲覧できます。

目線は少し手前にすれば良いですが、多少揺れるので視認性はそれほど良くはありません。

首掛けなので首に多少の負担がかかり、長時間の運転だと肩凝りの原因になるのであまりいい方法ではありません。

交通違反には該当しないと思いますが、手持ちと見間違われて呼び止められる可能性はあります。

B.総合評価

以上を総合すると、持ち運びに余裕があれば「ダッシュボード上置きタイプ」で、省スペースであれば「通気口に針金を通すタイプ」がオススメです。

あとはみなさんの好みも踏まえて、理想の製品を選んでいただければ良いと思います。

以上、レンタカーでも安定して利用できる「車のスマホ固定台」の解説でした。

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セシモ コイ (瀬下 恋衣)
趣味の国内旅行ライター

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