名古屋のテレビ塔や名古屋城など都市ならではの景観に加えて、森や海の絶景が県内で広く点在する愛知県。
知多や幡豆など海沿いドライブで楽しめる絶景も多く、瀬戸や常滑など焼き物の古き良き風情も楽しめます。
今回は、インスタ映えするフォトジェニックな愛知県の絶景を紹介していきます。
セシモ コイ
目次
A.名古屋市の絶景
まずは愛知県の県庁所在地となる、名古屋市の絶景スポットを紹介。
01.グローバルゲート屋上庭園(名古屋市)
【名古屋・新施設】
グローバルゲートの屋上庭園。ベンチが所々に設置されており、休憩場所にはピッタリ。名駅エリアでお金を使わずに休めるスペースってほぼ無いので、こういう場所が出来てとても嬉しいです。写真の通り、夜の雰囲気はかなりイイ感じ。いずれカップルで賑わっちゃいそうですね。 pic.twitter.com/jveVx4kzYL— fromNAGOYA (@fromnagoya_tw) 2017年10月11日
名古屋駅から南へ徒歩で行ける、ささしまライブ駅付近にある複合施設ビル「グローバルゲート」。2017年10月5日にオープンした高層タワービルです。
地上37階建て、地上17階建て、地上4階建ての3棟で構成されており、多彩なショップにテラスのあるレストランも。屋上庭園があるのは地上4階建ての低層棟です。
4~5階に位置づけられる屋上庭園は、農園や緑の回廊など緑を配した自然と季節を楽しめる都心空間。農園で育てた野菜を楽しめるレストランもあるとのことです。
[住所] 愛知県名古屋市中村区平池町4-60-12(地図)
02.松重閘門(名古屋市)
松重閘門の桜(名古屋市中川区) pic.twitter.com/Einzk23LCX
— 白いソニック885 (@shiroi_sonic885) 2019年4月7日
市街地に双頭の塔がそびえる運河の門「松重閘門(まつしげこうもん)」は、東洋のパナマ運河とも言われる史跡。
閘門とは、水面の高さの違う川や水路などを進むときに水面の高さを一定に保つための水門。ささしま掘止緑地から海へと流れる中川から分岐して、この門を経て堀川へつながります。
昭和5年に中川運河として作られた施設。その役割を終えた昭和51年にも閘門は残されて、昭和61年には市文化財に指定されるとともに「松重閘門公園」として歴史公園化されました。
中川側と堀川側の双方から門の塔をしっかり見ることができ、付近の商業ビルが織り成す都会的な雰囲気の中で異国の風情を醸し出す史跡です。
[住所] 愛知県名古屋市中川区9(地図)
B.尾張東地域の絶景
名古屋城・犬山城・モリコロパークのある尾張東地域(名古屋・春日井・小牧・犬山・瀬戸・尾張旭・長久手・日進・豊明・東郷)の絶景スポットを紹介。
03.定光寺駅 玉野川渓谷(春日井市)
名古屋駅からJR中央西線で約32分という好アクセスの定光寺駅は絶壁に作られており、駅前に広がる雄大な渓谷「玉野川渓谷」は庄内川が流れる河原が広がります。
定光寺駅から徒歩で川に架かる橋「城嶺橋」に出ることができ、橋から北側を見渡すと駅のホームを右手に山並みが織り成す河原の絶景を楽しめます。
橋から南側には廃墟マニアに好まれる旧料理旅館「千歳楼」の建物が残っており、ガラスが割れている建物の損壊が目立ちます。
なお、橋の西側が春日井市で東側が瀬戸市となっています。
[住所] 愛知県瀬戸市(地図)
C.尾張西地域の絶景
清須城・一宮タワー・弥富野鳥園のある尾張西地域(一宮・愛西・あま・稲沢・岩倉・北名古屋・清須・江南・津島・弥富・大治・蟹江・飛島・豊山・大口・扶桑)の絶景スポットを紹介。
04.東海広場 立田大橋の遠景(愛西市)
木曽三川(木曽川・長良川・揖斐川)が1箇所に集う一帯で、川を渡る橋が3つ架かる中で木曽川に架かる大きな橋「立田大橋」。
そして、長良川と揖斐川に挟まれた三角地帯には、国営木曽三川公園のひとつ「木曽三川公園センター」があり展望タワーや噴水などが整備されています。
立田大橋の両端も公園化されており、東側にある「東海広場」からは橋と展望タワーに遠くの山並みが背景に広がる構図を楽しめます。
[住所] 愛知県愛西市立田町十六石山(地図)
05.船頭平閘門(愛西市)
木曽川と長良川の高低差を調整して結ぶ閘門として、明治時代に作られた「船頭平閘門(せんどうひらこうもん)」。
もともと木曽三川(木曽川・長良川・揖斐川)は下流で合流していたことから洪水が多発する原因となっており、川同士を分流しつつ船の往来を可能にするために作られた閘門です。
現在では年間200隻ほどしか通らないため、水門が稼働する姿を見る機会が少ないもの。長さ約36メートル、幅は約5.5メートルの水門です。
付近は公園化されています。敷地内にある「船頭平閘門管理所」は「木曽川文庫」とも呼ばれており、当時の治水資料を閲覧できる資料館です。
[住所] 愛知県愛西市立田町十六石山(地図)
06.祖父江砂丘(稲沢市)
木曽川の流れによって作られた、国内では珍しい河畔砂丘のひとつ「祖父江砂丘」。木曽川砂丘とも呼ばれますが、一般的な規模の砂丘ではなく砂場に近い場所のため期待しすぎずに。
時期限定イベントとして「稲沢砂の造形展」が開催されることがあり、砂像が作られて鑑賞できるイベント時期が狙い目です。
一帯は国営木曽三川公園のひとつに位置づけられており、木曽川に面した広い公園としてピクニック広場やアスレチック遊具など色々な施設が用意されています。
[住所] 愛知県稲沢市祖父江町祖父江(地図)
D.知多地域の絶景
半田運河・中部国際空港・常滑焼物散歩道のある知多地域(大府・東海・知多・常滑・半田・阿久比・武豊・東浦・南知多・美浜)の絶景スポットを紹介。
07.まるはリゾート(南知多町)
蒲鉾や練り物を扱う愛知県の企業「マルハ」は、現在「マルハニチロ」として継続している水産加工食品大手で、そのマルハが手掛ける「マルハリゾート内海店」はリゾート感満載。
知多半島の南西にあり、海に面した屋外テラスではグループ利用によるバーベキューを楽しめるダイニングとして開放感バツグン。
イベントスペースも屋外に用意されており、2階レストランではエビフライなど海鮮や練り物をアクセントにした食事を楽しめます。
[住所] 愛知県知多郡南知多町山海高峯(地図)
E.西三河地域の絶景
八丁味噌蔵・西尾の街並み・足助町香嵐渓のある西三河地域(岡崎・豊田・安城・刈谷・高浜・知立・西尾・碧南・みよし・幸田)の絶景スポットを紹介。
08.奥殿陣屋(岡崎市)
奥殿陣屋 岡崎市
奥殿松平家初代真次は二代浄軍秀忠の家来として、大番頭に抜擢 その後二代乗次の時大給藩となり、四代の乗真の時奥殿に陣屋を移し奥殿藩が誕生
書院は昭和60年再建
紫陽花の和菓子で杉苔の蓬莱の庭を見ながら一息しました pic.twitter.com/5Ib9a1eqKh— かのこ (@kanoko256) 2020年7月23日
徳川家康に仕えていた武将の陣屋「奥殿陣屋」は、藩主の家屋として利用されていた屋敷。現在は岡崎市が整備しており、無料入館できる施設として楽しめます。
池のある庭が整備されている和の屋敷。チューリップ、バラ、あじさいなど季節によって花も整備されていて、茶屋で甘味をいただけるのも魅力。
[住所] 愛知県岡崎市奥殿町雑谷下10(地図)
F.東三河地域の絶景
豊川稲荷・渥美半島・豊橋公園吉田城のある東三河地域(豊橋・豊川・蒲郡・田原・新城・設楽・東栄・豊根)の絶景スポットを紹介。
09.西浦シーサイドロード(蒲郡市)
ガマフォルニア(西浦シーサイドロード)行ってきました❗
帰りに新型KATANAとすれ違ったのでヤエーで挨拶だけしたけどどなたかお近く走ってませんでしたか~😆 pic.twitter.com/XMqDfyq4ul— zan@新型KATANA (@zankuro31) 2020年1月4日
蒲郡市の南に突き出した西浦の半島にて、海沿いにパームツリーが並ぶドライブルート「西浦シーサイドロード」。一部では「蒲(がま)フォルニア」と呼ばれることも。
付近には「西浦パームビーチ」などがあり海岸の景勝地が続き、幡豆の西浦温泉として温泉旅館も集うエリア。砂浜が美しい海岸とも言われるスポットです。
路駐が目立つとも言われる道路沿いですが「朝日が輝く丘」として鐘が建てられた展望地があるなど、色々と整備はされています。
[住所] 愛知県蒲郡市西浦町長瀬(地図)
10.長篠堰堤(新城市)
長篠堰堤だよ~。キレイだね✨ pic.twitter.com/ZzejpBGVPH
— カスターニャ(くり) (@fffkuritaro) 2019年9月13日
奥三河エリアで「長篠(ながしの)の戦い」の合戦場としても有名な長篠にて、川に作られた「長篠堰堤(ながしのえんてい)」という堰(せき)があります。
一般的なダムとは異なり、河原に滝が流れるような構図で一望できるのが特徴。大分県の白水ダム、秋田県の藤倉ダムとともに「日本三大美堰堤」のひとつとされています。
現役で発電をしている長篠発電所の取水用として作られた堰で、日本で最初の縦軸式発電所(ナイアガラ式発電)。新城市を流れる豊川沿いに作られたものです。
幅が100メートルほどある滝のような見た目で水が流れ落ち、落下時の岩に当たる姿も複雑。付近一帯には鮎滝、石造りの猿橋、国道257号の寒狭峡大橋なども見どころ。
[住所] 愛知県新城市横川倉木(地図)
11.四谷の千枚田(新城市)
四谷の千枚田(2012年7月撮影📷️) pic.twitter.com/ocomz0nSlL
— ぽる (@poru_kokoatodo) 2020年7月22日
奥三河の代表的な棚田として、ゆるやかな斜面に段々の畑が並ぶ「四谷の千枚田」。鞍掛山の斜面に広がる棚田で、奥行のある棚田の先に山がそびえる緑豊かな構図を楽しめます。
特徴のひとつは田んぼの段々に使われている石垣で、約400年前に築かれた石垣とのこと。登り斜面の構図で石垣をしっかり見ることができます。
駐車場が2箇所あり、第1と第2で異なる見た目の棚田を楽しめるのも魅力。さらに上へとのぼると、展望台から棚田を見下ろす形で一望できるポイントもあります。
[住所] 愛知県新城市四谷(地図)
12.釜渕ポットホール(東栄町)
安山岩の柱状節理。川床にはポットホールも。愛知県東栄町では、約1,600万年前に活動があった設楽火山群の名残で、直径約 5km厚さ約100m の岩床が2層重なって分布しているそうで、色々な場所で柱状節理が見られます。 #柱状節理の日 pic.twitter.com/aG5etSiyd6
— ひろた(弁理士)地域密着型グローカル派:登攀・ジオ・某資格試験勉強中 (@hirota_ip) 2020年11月11日
奥三河の設楽城跡の近くにあり、城址散策のひとつとして国道151号沿いから見下ろすことができる「釜渕ポットホール」。知名度は低いですが美しい景勝地です。
ポットホールは甌穴(おうけつ)とも言われ、河底や河岸の岩石面上にできる円形の穴のこと。この釜渕ポットホールは穴に川の水が流れ落ちて滝つぼのような見た目です。
一帯は岩が柱のように削れる柱状節理「安山岩の柱状節理」が形成されており、川の水が流れ落ちる滝も柱状節理として角ばった岩を川の水が流れ落ちる荒々しい景色です。
[住所] 愛知県北設楽郡東栄町中設楽日向12(地図)
まとめ
以上、愛知県のフォトジェニックな観光スポットでした。