寺社仏閣が多く集中する京都市や宇治市を筆頭に、北部の天橋立や京丹波エリアなど全国屈指の観光地を持つ京都府。
お寺や神社も様々な景色が広がり、京都駅から広がる市街地には納涼床で有名な鴨川から祇園まで風情たっぷり。
今回は、インスタ映えするフォトジェニックな京都府の絶景を紹介していきます。
セシモ コイ
目次
A.京都市の絶景
清水寺・鞍馬山・伏見稲荷大社のある京都市(北区・上京区・左京区・中京区・東山区・山科区・下京区・南区・右京区・西京区・伏見区)の絶景スポットを紹介。
01.東福寺 通天橋(東山区)
京都駅の南東、東山区にある1236年創建の仏教寺院「東福寺」。京都にある五つの代表的な禅宗寺院「京都五山」のひとつとして、国宝の三門など見どころの多い臨済宗のお寺です。
紅葉の名所としても知られ、境内には宋から伝わった「通天モミジ」など楓(かえで)の木が多い紅葉の美しい庭園があります。
東福寺の名物として名高い「通天橋」は、仏殿から常楽庵に至る渓谷「洗玉澗」に架けられた橋廊。境内の外にある「臥雲橋」から見る構図がひとつの名物です。
歌川広重の浮世絵画「通天橋紅楓」としても描かれた風景で、夏の緑豊かな姿から秋の紅葉まで季節を感じさせる名スポットです。
[住所] 京都府京都市東山区(地図)
02.鴨川遊歩道(東山区)
京都市の河原町通り沿いを流れる「鴨川」は、京都を代表する風景のひとつ。鴨川の土手が散策路になっており、夜が近づくとカップルが等間隔で座る光景も有名です。
夏には川沿いの飲食店が臨時の「納涼床」を毎年作り、屋外テラスとしてビアガーデン風ににぎわうのも風物詩。提灯で夜もお祭りのような雰囲気で土手散策を楽しめます。
特に人が多いのは四条大橋と三条大橋の間で、路上演奏などを行う人も出るほど。朝はジョギングコースとして利用する地元の方も見かけます。
[住所] 京都府京都市東山区大橋町(地図)
03.祇園 花見小路(東山区)
四条通りの祇園四条駅から八坂神社西楼門までの区間は市内屈指のにぎわいを見せ、夏には歩行者天国として人がたくさん集う夏祭りの雰囲気。
その四条通りから花見小路通りへ入ると、舞妓で知られる歴史ある地区があります。石畳の歩道に和の雰囲気を感じさせる建物が続く風情たっぷりの通りです。
[住所] 京都府京都市祇園町南側(地図)
B.山城地域の絶景
平等院鳳凰堂・宇治上神社・浄瑠璃寺のある山城地域(宇治・城陽・八幡・京田辺・向日・長岡京・木津川・久御山・井手・宇治田原・大山崎・笠置・和束・精華・南山城)の絶景スポットを紹介。
04.平等院鳳凰堂(宇治市)
藤原頼通が開山した単立の寺院「平等院」は、境内の中心にある池に構える国宝の「鳳凰堂(ほうおうどう)」をメインとして見ることができます。
10円硬貨の表面にも採用された、平等院鳳凰堂を正面から見る風景が有名。池に反射する左右対称の姿は美しく、特に午前のほうが順光で空も青く撮影しやすいです。
[住所] 京都府宇治市宇治蓮華116(地図)
05.原山の円形茶畑(和束町)
和束町原山の円形茶畑 pic.twitter.com/kNeGfR3dPQ
— 柳原夕士 (@plS1dfscLxtRtZl) 2020年11月17日
約800年から京都府最大の茶産地として茶畑が広がる、和束町。随所にある茶畑を見ながらハイキングやサイクリングを楽しめるルートや、お茶摘み体験などを楽しめる町です。
高低差とスケールの大きい茶畑もいくつかあり、中でも一番の目玉とされるのが原山の中腹にある「円形茶畑」。斜面に半円を描いて段々の茶畑があり、広さと高低差のある景色。
県道5号から茶畑のある集落へと入る際、急坂や細道もあり住民の生活エリアでもあるため迷惑にならないよう注意。また、夏の茶摘み時期は入れない場合もあります。
[住所] 京都府相楽郡和束町原山上手8(地図)
06.石寺の茶畑(和束町)
和束町では先述の「原山の円形茶畑」が代表的と言われがちですが、町内にある絶景の茶畑ポイントがいくつかありGoogleマップにも登録されています。
その中でパノラマのように広く横に広がる茶畑を一望できるのが「石寺の茶畑」。山のように頂点からなだらかに広がりつつ高低差もあり、西寄りの南向きで全体が日光で明るいです。
最近は付近に「dan dan cafe」もできて、茶畑を見ながらテラスのカフェタイムも。生活道路として鑑賞ポイントに民家があるため長時間駐車などしないよう迷惑がかからないように。
また、この「石寺の茶畑」から北へと続く道沿いにある「白栖撰原の茶畑」も手前と奥に茶畑がある遠近の美しさ。他にも「和束の茶畑」「釜塚の茶畑」「天空の茶畑」など町内に多数。
[住所] 京都府相楽郡和束町石寺丸塚82(地図)
C.南丹地域の絶景
穴太寺・美山かやぶきの里・保津峡のある南丹地域(亀岡・南丹・京丹波)の絶景スポットを紹介。
07.保津峡渓谷 トロッコ保津峡駅(亀岡市・京都市)
京都市の嵐山駅から亀岡市の亀岡駅まで、行きはトロッコに乗って帰りは保津川下りで急流を楽しむコースが定番の渓谷「保津峡」。
一般的にはトロッコと川下りで楽しみますが、徒歩で散策するのであれば京都市のトロッコ保津峡駅から亀岡市のJR保津峡駅までの区間を歩くルートがあります。
桂川が流れる高低差のある渓谷ですが、県道50号沿いを歩くため交通量は少ないものの車に注意しながら撮影を楽しめます。
[住所] 京都府京都市右京区嵯峨水尾鳩ケ巣(地図)
D.中丹地域の絶景
舞鶴赤レンガパーク・北吸自衛隊桟橋・グンゼスクエアのある中丹地域(福知山・舞鶴・綾部)の絶景スポットを紹介。
08.舞鶴赤れんがパーク(舞鶴市)
海軍の歴史が深い舞鶴では、港めぐり遊覧船も出ているエリアにレンガを使用した倉庫群のある「舞鶴赤れんがパーク」が観光施設となっています。
4号棟「赤れんが工房」など体験や展示を楽しめる倉庫内。カフェが入った倉庫もあり、ゆったり散策をすることができます。
[住所] 京都府舞鶴市北吸1039-2(地図)
E.丹後地域の絶景
天橋立・伊根の舟屋・琴引浜のある丹後地域(宮津・京丹後・伊根・与謝野)の絶景スポットを紹介。
09.天橋立 ビューランド(宮津市)
日本三景のひとつとして古くから観光名所として有名な「天橋立」。宮津湾の阿蘇海に1本の細長い砂浜が陸続きに伸びており、森林の緑が海の景色に映える名スポットです。
砂浜自体を歩くこともできますが、定番は高台から見る構図。京都丹後鉄道の天橋立駅からケーブルカーで行く「天橋立ビューランド」から見る天橋立は「飛龍観」とも呼ばれます。
他にも「傘松公園」から見る「斜め一文字」など展望ポイントが主に10箇所あり、総称して「天橋立十景」として認定されています。
[住所] 京都府宮津市文珠(地図)
まとめ
以上、京都府のフォトジェニックな観光スポットでした。