大雪山系の山並みが美しい旭川エリアでは、大雪山を背景に列車が走る冬の景色が有名。線路上を除雪するラッセルも北海道の定番。
もちろん夏も木々の緑が豊かな色で広がります。貨物列車など長い編成を狙ったほうがいい撮影地もあるため下調べが重要です。
今回は道北の鉄道路線一覧と鉄道撮影地を紹介していきます。
セシモ コイ
目次
道北の鉄道路線一覧
道北の鉄道路線は以下のとおりです。
鉄道会社 | 路線名 | 区間と主要駅(灰色は県外区間) | 地図 |
---|---|---|---|
JR北海道 | 函館本線 | 旭川-深川-滝川-函館 | 地図 |
石北本線 | 旭川-遠軽-網走 | 地図 | |
宗谷本線 | 旭川-稚内 | 地図 | |
富良野線 | 旭川-富良野 | 地図 | |
根室本線 | 滝川-富良野-新得-釧路-根室 | 地図 | |
留萌本線 | 深川-留萌 | 地図 |
A.函館本線
01.納内←近文(旭川市)
ロイヤルエクスプレス試運転、国鉄色のDE15形が先頭で牽引するとこのことで撮ってきました。
DE15が重連で長めの編成引くのは貴重ですね。非電化区間を走った日は仕事で行けず(笑)
本運転が楽しみです。7月30日 函館本線 納内~近文 pic.twitter.com/7FtbLzNANu
— すぎ@鉄道写真 (@rwpsugiyama) 2021年7月30日
JR北海道の公式ホームページ画像に使用されることもある定番撮影スポットで、トンネルから出てくる列車を間近に迫る緑とともに撮影できます。
近文駅と旧伊納駅(2021年3月廃駅)の中間あたりに位置し、サイクリングロードでアクセス可能。車であれば道道98号で石狩川を渡ったところから右手に撮影地のトンネルが見えます。
[住所] 北海道旭川市江丹別町嵐山(地図)
B.石北本線
02.瀬戸瀬→遠軽 瀬戸瀬跨線橋(遠軽町)
国道333号が線路をまたぐ「瀬戸瀬跨線橋」の上から、南側のカーブを描く列車を撮影する定番スポット。たまねぎを運ぶ貨物列車の撮影など、時刻を下調べすると楽しめます。
[住所] 北海道紋別郡遠軽町瀬戸瀬東町(地図)
03.瀬戸瀬→遠軽 瞰望岩(遠軽町)
遠軽駅から徒歩圏内にある「遠軽町総合体育館」の西側にある踏切から、東方向を見る形で撮影するポイント。
撮影構図を広く取れず建物など余計なものが入り勝ちですが、瞰望岩や手前の煙突などを入れた状態で右に列車のある構図で撮影できます。
[住所] 北海道紋別郡遠軽町西町1-5-9(地図)
C.宗谷本線
04.永山-北永山(旭川市)
1/12 宗谷南線 石北線 ラッセル DE15 @当麻-桜岡、北永山-永山 雪は全く無かったですが、晴れていたので大雪山バックで撮影 pic.twitter.com/Cahae2rVEb
— けいいち (@keiichi_dd51) 2018年1月22日
旭川の南東にそびえる雄大な大雪山系の山脈を背景にして、特に雪が一面広がる平地の姿が美しい有名撮影スポット。
[住所] 北海道旭川市永山北1条12-55(地図)
D.富良野線
05.美瑛←美馬牛 福富憩跨線橋(美瑛町)
景勝地「新栄の丘展望台」の少し北にある「福富憩跨線橋」からは、北側と南側それぞれ線路を見下ろす形で撮影できます。
南側を向くと富良野ノロッコ号のディーゼル先頭車両を正面に捉えることができます。跨線橋の南西側に2台ほど車を停めるスペースは一応あります。
[住所] 北海道上川郡美瑛町福富憩(地図)
06.美瑛→美馬牛 原野第1線踏切(美瑛町)
通称「すり鉢」の呼び名で親しまれている「原野第1線踏切」脇から撮影する、撮影ポイント。景勝地「新栄の丘展望台」から少し南にあるT字路近くの踏切です。
踏切脇で三脚を立てて準備する場合は、北側を向く普通の構図となります。
この撮影地が定番撮影地と呼ばれるのは、南側を向いたこちらの「すり鉢」構図。アップダウンの直線が奥まで続く北海道らしさのある線路。昔は気動車がここを登れない日もあったとか。
踏切脇ではこの構図で撮影できないため、列車通過後に踏切バーが開いてからカメラ手持ちで撮影となります。富良野ノロッコ号は後追いでディーゼル正面を捉えることができます。
[住所] 北海道上川郡美瑛町美馬牛新栄(地図)
07.学田←富良野 第一旭川浦川線踏切(富良野市)
富良野駅から少し北にある「第一旭川浦川線踏切」にて、踏切の西側から撮影。北向きはカーブの列車を捉え、南向きは直線の列車を捉えることができます。
南側を向くと富良野ノロッコ号のディーゼル先頭車両を見ることができます。踏切の東側であれば、道路脇に一時的な停車の余裕はあり交通量も少ないです。
[住所] 北海道富良野市西学田二区161-1(地図)
08.学田→富良野 富良野川鉄橋西(富良野市)
富良野駅から北上する列車が富良野川を渡る「富良野川鉄橋」を、西側の土手から撮影するポイント。列車は小さくなりますが、遠くの山並みが美しいです。
車両数の多い富良野ノロッコ号を撮影するのに向いており、列車の側面を撮影するため上りと下りのどちらでも問題ない撮影地。
[住所] 北海道富良野市西学田二区(地図)
E.根室本線
09.野花南→富良野 学田2区踏切(美瑛町)
富良野駅から徒歩圏内で北西にある「学田2区踏切」から、西側を向いて直線で伸びる線路と遠くの美唄方面にそびえる山並みを撮影できるポイント。
根室本線なのでノロッコ号は走らないですが、夏場は紫色の車両を特徴とする時期限定特急「フラノラベンダーエクスプレス」を狙えます。
[住所] 北海道富良野市桂木町6(地図)
F.留萌本線
留萌(るもい)本線は2016年に留萌駅-増毛駅間が廃止、2023年に石狩沼田駅-留萌駅間が廃止。そして2026年に残りの区間も廃止となり廃線となる路線です。
10.北秩父別←秩父別(秩父別町)
2019/07/21 Sun #留萌本線
留萌本線北秩父別(きたちっぷべつ)駅
9, 秩父別1丁目踏切(秩父別〜北秩父別間・11K150M)
10, 同警報機
11, 同注意柵
12, 踏切よりホームを
踏切はホームのすぐ脇にありますが,構内踏切扱いではありません. pic.twitter.com/E2LRGGGiyF— kiha54500 (@kiha54500) 2020年2月6日
北秩父別(きたちっぷべつ)駅の出入口にある「秩父別1丁目踏切」から、西側の駅ホームや東側の直線を走る列車を撮影するポイント。
2026年に廃線予定となる残りの区間です。
[住所] 北海道雨竜郡秩父別町6条1756-2(地図)
まとめ
以上、北海道の道北にある鉄道撮影地の紹介でした。