海沿いの都市が多くてのどかなイメージの愛媛県ですが、伊予灘と瀬戸内海それぞれに面した都市に工場夜景が広がる姿もまた魅力的。
造船が盛んな今治市には太陽石油の事業所があり、香川県寄りにある新居浜市や四国中央市にも工場が沢山あります。
工場付近の近景だけでなく、都市夜景としても楽しめる遠景の展望スポットもあります。今回は愛媛県の工場夜景スポットを紹介していきます。
今治市の工場夜景
01.菊間町種
愛媛県の工場夜景といえば、今治が代表地のひとつ。瀬戸内海側ではなく松山寄りの伊予灘側にある「太陽石油四国事業所」がメインとなります。
まずは菊間町の田んぼ地帯から遠景で楽しめる工場夜景。北西側に工場が広がるため、左側あたりに沈む夕日のオレンジ色をとらえることができます。
手前の田んぼと奥にパノラマで広がる工場の煙突群。光の量も多めですし、工場の左半分(冒頭写真)と右半分で別々な写真に収めるのもオススメです。
工場と田んぼの間には予讃線が通っており、横切る列車の光を取り込むのも手。
田んぼ付近は民家で車を停めるスペースがしっかり確保されているわけでもないため、付近の住人の迷惑にならないよう配慮が必要です。
[住所] 愛媛県今治市菊間町種 地図
02.太陽石油前
先述の田んぼから徒歩で国道へ出ると、間近で「太陽石油四国事業所」を見上げることができて迫力があります。
国道には歩道があるため、三脚を立ててしっかり撮影できます。歩道も工場側だと柵が邪魔になるため、田んぼ側の歩道から見上げるのがベター。
工場が間近になるよう撮影するのも良いですが、国道を長時間露出してヘッドライトの光線も含めて撮影するというテクニックも有効です。
[住所] 愛媛県今治市菊間町種 地図
03.菊間町浜
撮影のしやすさの観点からいうとあまりオススメできないのが、この場所。菊間町の浜側から「太陽石油四国事業所」を撮影する構図。
遠くの山並みより高い煙突という距離感のため、煙突がそびえる工場群が栄えるのが良いところではあります。
この場所は人の背よりも高い堤防で岸が囲われていて、人が登れる構造にはなっていないため海が見えません。道路沿いから工場自体がギリギリ見えます。
また、岸沿いの道路を進んでいってしまうと地図ではわかりにくい行き止まりに当たってしまうため、不用意に車で入り込んでしまわないよう注意が必要です。
[住所] 愛媛県今治市菊間町浜 地図
大洲市の工場夜景
04.肱川あらし展望地の途中
赤い橋がトレードマークとなる大洲市の長浜町。港より少し北東に「全農西日本石油基地」があり、少しだけ工場らしさのある夜景を楽しめます。
工場自体は特に煙突などの稼働が無いようで、外観の照明もほとんど見当たらず光量が足りない点がちょっとネック。
それでも手前の橋と国道を走る車のランプが綺麗な光の線になり、遠くの海の先で松山市街の夜景が水平線を彩るという特徴ある夜景を楽しめます。
肱川あらし展望公園までは山道でそこそこ距離があるため、手軽に楽しむのであれば日中はパン屋さんとして営業の「ギャラリー華」付近の路肩スペースが便利です。
[住所] 愛媛県大洲市長浜町黒田甲39-4 地図
まとめ
以上に記載したとおり、以下2つが撮影工場のメインとなります。
・今治市の太陽石油を近景や遠景で楽しむ夜景
・大洲市から見る全農西日本石油基地の夜景
以上、愛媛県の工場夜景スポットの紹介でした。