【熊本地震】サルでもわかる!ボランティア保険の加入方法

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熊本地震によって甚大な被害を受けた熊本県、大分県。

熊本市、益城町をはじめとして現地でボランティアの受付が行われていますが、現地受付のボランティアに参加する場合に半ば必須となるのが「ボランティア保険」。

各都道府県の社会福祉協議会のホームページに加入方法が記載されていますが、初めての方には若干わかりにくくハードルが高い気がします。

そこで、当サイトにて「わかりやすい加入方法」と「加入時に抑えておくべきポイント」をまとめてみました。加入予定の方は、ぜひ参考にしてみてください。

ここでは私が実際に加入したときの経験談をもとに記述していきます。実際のところ社会福祉協議会による公式の加入手順と食い違う点が幾つかあり、そういった部分も交えて解説していきます。

30秒でわかる!加入完了までの6ステップ

平たく言えば「受付窓口で加入用紙に記入して保険料を払うだけ」です。

(1)最寄りのボランティアセンターの場所を調べる(ググる!)
(2)センターに立ち寄って窓口で加入用紙を受け取る(職員に聞く!)
(3)加入用紙に住所氏名電話番号を記入(印鑑、身分証は不要!)
(4)加入用紙に保険種類「天災Aプラン」と記入(お好みで!)
(5)窓口で加入用紙を渡して保険料を支払う(東京都は年600円!)
(6)各種資料を受け取って完了(翌日から保険が有効!)

私が個人で加入した際は、東京都の某○○市でこの手順だけで加入できました。センターに立ち寄って(2)~(6)をわずか10分程度で手続き完了。簡単です。

加入完了までの手順の詳細解説

前述の6ステップをひとつずつ解説していきます。ポイントを赤字で示しました。

(1)最寄りのボランティアセンターの場所を調べる

インターネット検索で「市町村名 ボランティア保険」で検索すると、社会福祉協議会やボランティアセンターの公式サイトが出てきて場所が記載されています。

自身の居住している市町村でなくても構いません。実際、私の場合は住んでいる市以外の場所で申し込みできました。

そして、市町村の中で一番メインとなるセンターに行くことをオススメします。面積の広い市町村の場合「分室」と呼ばれるサブセンターでも受付できますが、オススメしません。

(2)センターに立ち寄って窓口で加入用紙を受け取る

メインのセンターをオススメする理由のひとつは、営業時間が長くて休日も営業している傾向にあるため。また、

・郵送やFAXでの申し込みは受け付けない(東京都の場合)
・配偶者、友人、団体など代理人が来訪して申し込んでもOK

ボランティアセンターの受付窓口で「ボランティア保険に入りたいので申込用紙をください」と言って、加入用紙とともに保険内容が記載されたパンフレットを受け取ります。

(3)加入用紙に住所氏名電話番号を記入

記入が必要な項目は「氏名」「住所」「電話番号」「活動内容」の4点。印鑑、身分証明書の類は一切不要。

ボランティア活動をする本人が書く場合は、自身の氏名、住所、電話番号を記入します。

代理人が来訪して書いても加入できますし、加入人数が多い場合は代表者が一括して記入するのもOKです。

(4)加入用紙に保険種類「天災Aプラン」と記入

初めての方で一番迷うのが保険種類でしょう。

まず、事故時の補償(保険金額)が少ない順にAプラン、Bプラン、Cプランと幾つか用意されており、個人的には最低限の「Aプラン」で充分かと思います。

また、現在の熊本のように余震が続いており火山が近くにある場合は、地震、噴火、津波による事故でも補償してくれる「天災プラン」にするのが基本。

以上が組み合わさった「天災Aプラン」にするのが一般的かと思いますが、最終的には各自が契約内容を見て判断すべきです。

(5)窓口で加入用紙を渡して保険料を支払う

以上のとおり記入を終えた加入用紙を窓口に提出します。

ここでネックとなりがちなのが、保険料の支払方法。例えば東京都社会福祉協議会では「指定の金融機関に保険料を振り込んで、その際に貰える支払証明書を窓口で提出」するのが公式手順と記載されているのです。

メインのセンターでの手続きをオススメするもう一つの理由は、保険料の支払いを窓口で対応してくれる可能性が高いため。精算機能を持った窓口であれば公式手順のような金融機関経由をせずに、窓口の現金支払で対応してくれます。

(6)各種資料を受け取って完了

保険料を支払ったら手続き完了。翌日から保険が有効。

写真のように「緑色の連絡カード」「ボランティア保険事故報告書」を貰えるのですが、この2つをボランティア活動の現地に持参するのが重要です。

いざ事故が起きて被害に会ってしまった場合「連絡カード記載の連絡先へすぐに電話で一報を入れる」「事故報告書に事故の目撃者の証明サインを書いてもらう」必要があり、これが無いと保険金が下りない可能性が高いです。

そもそも保険の加入は必要なの?

そもそも無保険で活動できるかについてですが、現地のボランティアセンターにて「必ず地元で加入してから来訪してください」と案内が出ています。

わざわざ熊本の現地まで行って「無保険だから参加不可です」と言われないためにも「半ば必須」と考えて加入しておいたほうが無難でしょう。ちなみに、

・すでに同じ年度内に別のボランティアで保険に加入した場合は不要。保険期間が4/1~翌年3/31のため。
・勤務会社や居住地の自治体が主催するボランティアツアーに参加する場合は不要。事前説明会の際に保険加入を取りまとめるケースが大半のため。

となります。

まとめ

以上のとおり、ポイントさえ押さえておけば簡単なボランティア保険の加入。都道府県や市町村によって手続き方法が異なる場合もありますので、正確に知りたい場合は調べるか問い合わせてみるといいでしょう。

※当記事は保険の加入を勧めるものではなく、これから加入する方向けに「私の過去の体験談」として役立てていただくための記事です。

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セシモ コイ (瀬下 恋衣)
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