こんぴら参拝を筆頭としたお遍路巡りやうどんがクローズアップされがちな香川県ですが、実は瀬戸内海に面した工場夜景も楽しめるのです。
香川県の工業地帯といえば坂出(さかいで)市。三菱化学坂出工場を筆頭に色々な場所から工場夜景を眺めることができます。
坂出は瀬戸大橋のたもとにある町ゆえ、瀬戸大橋のライトアップとのコラボも魅力。今回は香川県の工場夜景スポットを紹介していきます。
坂出市の工場夜景
01.番の州(三菱化学の対岸)
坂出の工場夜景を間近で見るスポットとしては「番の州」エリアがオススメ。
三菱化学の煙突が並ぶ光景が美しく、海に反射する光の筋を写真におさめると綺麗なものです。静かな場所ですが付近に船があります。
工場からの煙の有無が秒分単位に変わることもあるため、しばらく見ているとその変化を感じ取ることができます。方角的には東側を向くため夕日とのコラボは楽しめません。
瀬戸大橋が掛かる高架下の道路は暗いですが、埠頭までの道路は広めで岸の手前に車を一時的に停めるスペースがあります。
[住所] 香川県坂出市番の州町10-13 地図
02.両景橋
瀬戸大橋の連なりと工場夜景のコラボを楽しむのであれば、さぬき浜街道沿いに架かる「両景橋」の上から眺めるのがオススメ。
車通りが多くてわずかに振動がある橋ゆえ長時間露出の撮影は気を使いますが、歩道がしっかり確保されているため安全に三脚利用しやすいです。
構図に苦労する場所で、橋の西側から狙った写真が上のとおり。
橋の上での路駐は完全にNG。橋の東側にはコメリをはじめとした複合商業施設に広い駐車場があるため、買い物やマクドナルドのコーヒーで温まるのも良いです。
[住所] 香川県坂出市築港町1-8 地図
03.新坂江橋
先ほどの両景橋に近く、同じくさぬき浜街道沿いに架かる橋「新坂江橋」からも工場夜景を楽しむことができます。
こちらは手前に工場の煙突群があり、奥に瀬戸大橋が見える構図。下部の海を広く取る構図も良いですし、空を広く取って煙突を強調する構図もアリ。
筆者が撮影した上写真は18時22分で、瀬戸大橋がライトアップされていない状態。点灯する時刻を考慮に入れたほうが良さそうです。
橋の西側にはコンビニのローソンがあるため、温かい飲み物などを購入するのも良いです。
[住所] 香川県坂出市江尻町1730 地図
04.相模坊大権現
瀬戸大橋に沈む夕日や夜景を楽しめる、坂出市の東側にある五色台の半島。標高の高い展望台からの撮影もアリですが、車だと周回してかけのぼるような形で移動時間がかかります。
五色台エリアでアクセスしやすい海沿いからの撮影でも充分。目指すポイントとしては「相模坊大権現」がある場所で、ここからは工場群だけでなく右側に瀬戸大橋も見えます。
夕日が沈んだあたりから灯りが点灯し始めるため、日没30分後頃のマジックアワーにはオレンジに焼けた空にライトアップしたばかりの工場群が綺麗に映ります。
道路沿いには路肩が確保されている場所もあり、夕方の交通量もそこまで多くないため一時的な停車であれば邪魔にはならないレベルではあります。
[住所] 香川県坂出市大屋冨町2627 地図
三豊市の工場夜景
05.父母ヶ浜
実際は愛媛県の四国中央市にある工場ではありますが、香川県側の三豊市から眺めることもできます。
特に、日本のウユニ塩湖と言われる「父母ヶ浜」から、遠くの工場にある煙突から煙の出る光景を見ることができます。
手前の浜には波模様が残る砂浜に加えて、鏡のように水溜まりがいくつか出来るため空の色が鏡のように映るのが綺麗なものです。
筆者は旅程の都合で朝の来訪でしたが、朝も稼働する工場を撮影することができました。砂浜用の駐車場が用意されており、付近にはうどん屋さんもあります。
[住所] 香川県三豊市仁尾町仁尾乙203-3 地図
まとめ
以上に記載したとおり、以下2つが撮影工場のメインとなります。
・坂出市の三菱化学坂出工場などの工場群
・三豊市から見る愛媛県四国中央市の工場
以上、香川県の工場夜景スポットの紹介でした。