企業ではなく一般の利用者にとって、ツイッターはフォロワー仲間と会話を楽しみながら趣味の情報などを得る楽しいツールです。
しかし、何の対策もせず思うままにツイッターを利用すると、適正な仲間を得られず無駄な情報を延々受け取ることになってしまいます。
結果として「ツイッターはつまらない」となり、SNS疲れしてしまうことも往々にしてあります。
タイムラインが見にくい、フォロワー数の割にいいねを押してもらえない、といった問題はコツをつかめば回避できるもの。
今回は、個人がツイッターを楽しく活用するために気を付けるべきコツを紹介します。
目次
1.当記事で対応できること
今回紹介するコツは小手先のテクニックではなく、正統派な使い方です。
以下のメリットがあります。
- フォロー相手としっかり交流できる
- フォロワーからいいねを押してもらえる
- 趣味など気の合うフォロワーが集まる(楽しい!)
- 1日に何度もツイートしなくて済む(中毒回避!)
- マルチ勧誘などの詐欺師アカウントを回避できる
- タイムラインが雑多にならず読みやすくなる
- フォロー相手のツイートをしっかり追える
なお、権威性を示すために「フォロワーは質ではなく数だ」と考える人には向かない方法です。あくまで、個人が楽しく仲の良いフォロワーと交流できる健全な方法です。
1.フォローする数のコツ
(1)フォロー数は150~300を維持する
人が交友関係を保てる人数の限界として「ダンバー数」というものがあります。
現在進行形で接している相手が「どんな人か」を把握できる人数は、150人程度が上限と言われています。それ以上の人数になってくると脳の処理能力を超えてしまい「この人は誰?過去にやりとりしたかな?」という状態になってくるのです。
こうなると、フォロー相手を認識できないので交流がうまくいかず、フォロー相手から認識してもらうこともできにくくなります。
そのため、フォロー数が多すぎると感じた場合は「まったく交流のない相手」のみフォロー解除して「本当に交流したい相手」「交流してくれる相手」をフォローしておいたほうが良いです。
それでもフォロー解除に抵抗がある場合は、後述の「リスト」を使うといいです。
(2)フォロー数>フォロワー数にしない
フォロー数とフォロワー数のバランスも大事で、フォロワー数よりも多い数のフォローをしてしまうと弊害が出てきます。
フォロー数>フォロワー数、になってしまうと「このアカウントはフォロー返ししてくれる可能性が非常に高い」とみなされ、フォロワー数獲得だけを目的としたユーザーからフォローされやすくなります。
特に、マルチ勧誘を筆頭とした悪質ユーザーは「自動フォロワーツール」でフォロワーを増やすのですが、このときに「フォロー数>フォロワー数」のユーザーを狙い撃ちしてきます。
ツールでツイッター全ユーザーを「フォロー÷フォロワー」の数値が高い順に並べ替え、数値が1.00を超える相手に大量フォローを仕掛ける、というツールが定番です。
こういうツールの標的になると、良質な仲間を増やしたいのに悪質なフォローが来るようになります。フォロー数はむやみに増やさないことが大事です。
2.フォローする相手の選定のコツ
(1)趣味の合う個人アカウントは基本フォローする
趣味が合う場合や興味のある個人アカウントは基本フォローしていって良いと思います。
私の場合は、情報があふれてしまうと対処できなくなってしまうことから、あまり安易にフォローをしないようにしています。おそらくいい方法ではありませんので、慎重にならずにフォローしていっていいと思います。
(2)企業アカウントは極力フォローしない
例えば旅行分野だと、観光サイトなどをフォローするのが定番。しかし、これは「広告を無料で受け取る」行為でタイムラインを汚すことになり、ツイッターをつまらなくする要因になります。
よほど好きな企業や有益な情報を出すアカウントをフォローするのは良いですが、大抵のアカウントはタイムリーな情報提供ではなく「売りたい商品の宣伝」です。旅行分野など特にツアー販売ネタだらけですし、行きたい場所の情報でないことも多々あります。
フォローしてみてもいいですが、宣伝ばかりでつまらなければフォロー解除したほうがいいでしょう。また、企業アカウントはフォローバックもあまり期待できません。
(3)写真を連続投稿するアカウントは注意
特に旅行やグルメでよくあるのが、絶景や料理の写真を連続投稿するアカウント。無名なのにプロが撮ったような写真と一言コメント程度の文章が添えられているものです。
この手のアカウントは「直近の30件くらいの投稿を見て、同じ投稿の繰り返しが無いか」を確認し、繰り返しがあれば関わらないのが賢明です。
下手にフォローするとDMで「楽しく旅行してお金も稼げる」などと悪質なマルチ勧誘が来ます。安易にフォローせず、もしフォローしてDMが来てしまった場合は無視すればOKです。
3.フォロー返しする相手の選定のコツ
(1)趣味の合う個人アカウントは基本フォローバックする
先述と同じく、趣味が合う場合や興味のある個人アカウントは基本フォローしていって良いと思います。
ただし、フォローバックしても、その後に音沙汰無しというユーザーも結構います。相互フォロー後の相手との交流を大事にしていき、アクションをくれる相手のツイートを積極的に読むようにすると良いです。
(2)副業などのキーワードがあるユーザーは注意
金儲けのために「単なる数として」相互フォローを求めてくる相手に対しては、フォローバックせず様子を見たほうがいいです。
いいねを何回か押してみて、反応がなければ「フォローしない」「フォローした後にフォロー解除」という方法でもいいでしょう。
(3)Social Dogでフォロー解除を対応
フォローされるときは通知が来ますが、フォロー解除されてしまったときは何も通知が来ないため誰が解除したのかわからないです。
それを知る方法として、あらかじめ「Social Dog」というツールを入れておくのも手です。
(4)0~300のフォローしている相手は反応が良い
先ほどの「ダンバー数」のとおり、フォロー数が150以下のユーザーからフォローをもらうと、その後に「いいね」「コメント」などが付きやすく、交流もしやすいです。
それが、1000以上もフォローしている人は「あなたのツイートなど見ていない」可能性が高いです。もちろん例外もありますが、私の経験でもフォロー300人を下回っている人のほうがいいねやリツイートをしてくれる可能性が高いです。
4.リストを活用して仲間のツイートを読むコツ
(1)タイムラインは使用しない
まず、ツイッター利用のコツとしてはタイムラインを使用しないことです。フォローした相手のツイートが「最近投稿された順」に表示されるのがタイムラインですが、色々なユーザーのツイートがごちゃっと出てきます。
特に「1日何度もツイートするユーザー」「数日に1度ツイートするユーザー」など人によって特性があり、これをタイムラインで管理するとヘビーユーザーのツイートが自分のタイムラインを独占するようになります。
ミュート機能で対応するのもひとつの手段ではありますが、この方法だと色々と手間ですし問題点もあるので、これから紹介するリストを使用する方法のほうが賢明です。
(2)リストを作る
最初に「リストを作る」でリストを作り、フォロー相手やフォロワー相手それぞれをリストに追加していくと、そのリストがタイムラインと同等の機能となります。
フォローとフォロワーを同一リストで管理できますし、読みたい相手だけに絞ることができます。
(3)リストを2つに分けて作る
先述の「1日何度もツイートするユーザー」「数日に1度ツイートするユーザー」を同一タイムラインや同一リストで管理するのは非効率です。
まずは「1日に2~3回以下のツイートするユーザー」でまとめたリストを作り、このリストは1日1回見るようにすると「リストに追加した全ユーザーの今日の投稿を全部見れる」ようになります。
そして「1日何度もツイートするユーザー」については別のリストで管理し、がっつり見る時間があるときに一気に見ればいいです。
リスト1からリスト2へユーザーを付け替える、ということも簡単にできます。これで、タイムラインがごちゃっとする問題は解決できます。
5.ツイート内容のコツ
(1)有益な情報をツイートする
感心する内容、共感できる内容、役に立つ内容、などをツイートすると相手にとってもおトクなわけです。
ただ、あらゆるジャンルではなく「自分自身が興味のある分野」にとどめておくほうが良いです。
(2)ネガティブツイートはあまりしない
暗い内容ばかりツイートすると「暗い内容を好むユーザー」「反論してくるユーザー」が集まるようになりますので、ネガティブツイートは使い方を工夫したほうが良いです。
ポジティブツイートの方が、固定ファンが付くような気がします。
(3)予約投稿ツールを使用する
前提としてbotのような「自動投稿ツール」ではなく、ここで言うのは書いたツイートを特定時刻に投稿する「予約投稿ツール」です。
ツイートを書き溜めておくことができ、見てもらいやすい時刻に投稿することができます。1日1回など定期的なツイート頻度のほうが良いため、ツイートを沢山思いついた場合は連続投稿せず予約投稿を活用するのも手です。
5.リツイート内容のコツ
(1)興味のある趣味だけリツイートする
なんでもかんでもリツイートするよりも「自分自身が興味のある分野」にとどめておくほうが良いです。
(2)リツイートには文章をしっかり添える
リツイートには自分の文章を添えることが大事です。
あなたのフォロワーが読みたいのは「あなたのツイート」です。ひとことも添えずに単にリツイートをするだけだと、フォロワーが知らないユーザーのツイートを強制的に見せることになります。
(3)懸賞関連はリツイートしない
懸賞関連のリツイートはフォロワーに対して「私は儲け話に興味がある」ことを主張することになり、ある意味で失礼なので気を付けたほうがいい話題ではあります。
また、懸賞系は「詐欺に引っ掛かりやすい人」を収集する目的があるとも言われます。某企業の前澤氏にリツイートしてしまった方は、今からでも削除しておくことをオススメします。
6.他SNSやブログ利用者のツイートのコツ
(1)アクセスを稼ぐという気持ちを持たない
私の経験上、ツイッターからの流入というのは予想以上に少ないものです。特に、お役立ち情報のブログではSNS流入がそこまで期待できず、どちらかというと面白い人がファンづくりに用いるような方向のほうが流入の期待はできます。
ブログ投稿者はアクセスを稼ぐという目的ではなく「私はこういう考え、こういうことに興味を持つ人です」と人柄を伝えることを主目的にしたほうが良いです。
(2)ブログ更新通知のツイートには文章を添える
ブログ更新時にSNSへ自動投稿するツールというものもありますが、個人的には活用すべきではないと思います。
特にツイッターは「リンクをクリックせずタイムラインで流し読みしていく」使い方をする人が多いため、リンク先のブログを読ませるというのはハードルが高いです。
私もブログ更新時には「こういう内容+アイキャッチ画像」で、リンク先をクリックしなくてもツイートだけで楽しんでもらえるようにしています。
まとめ
私が個人的に感じた内容をもとにコツを書いてみました。タイムラインがごちゃっとして勧誘系のユーザーからのフォローもあるなど散々だったので、対処に困っていたことから色々と工夫してきたものです。
皆さんで好きな使い方をして良いと思いますので、私の使い方で参考になるところがあれば活用いただければ幸いです。
以上、twitterで良質な仲間と有益な情報を得るコツでした。