ブログ記事の投稿を継続するのは多くのブロガーが苦心する点ですが、意識よりも環境を整えることが対処法として有効です。
とはいえ、これからブログやライターを始める方も、効率的なデスク周りをどう作るか悩みどころだと思います。
そこで今回は、並行作業と長時間執筆が必要となる旅行ブログでコンスタントに記事投稿し、月間10万PVを毎月超える筆者の作業デスク環境を公開します。
目次
筆者のデスク写真
私のデスク周りはこんな感じです。
メインのディスプレイを横置き、サブのディスプレイを縦置きにしています。キーボード、マウス、スピーカーに、備え付けのマイクはVチューバー用。
備品類は保温保冷マグカップ、ティッシュボックスを常に置き、集中するために余計なものは置かないようにしています。
旅行分野は「ネット調査・写真加工・地図添付・補足情報管理・文章執筆」をこなすので、マルチディスプレイで色々なアプリケーションを開いて執筆していきます。
A.デスク・チェア類
01.机
まず、デスクは長時間のゲームプレイに特化したメーカー「バウヒュッテ」の上下可動式デスク「BHD-1000M」が理想の製品です。
デスク選びでもっとも重要な条件は「机の高さ位置」で、これが長時間作業時の疲れを左右する最大のポイントとなります。
机の理想的な高さはJIS規格で公表されており、大人利用のオフィス製品は「身長170cm付近の利用者を想定して天板含め74cm」が理想形とされています。今も多くのメーカーがこの基準に沿って床から約70~74cmの高さの机を製造しています。
しかし盲点なのは、これが「手元を見る読み書き作業」での基準であること。猫背にならず、紙の字が顔に近くて見やすいことを想定した高さなのです。
一方、PC作業は「正面のディスプレイに目線を向けて手元は肩に力が入らない低さ」が理想となり、高すぎるデスクは肩を持ち上げて作業することで肩こりの原因になり得ます。
理想となる机の高さの計算式は以下の計算サイトで算出できます。
(例:身長170cmだと書き仕事で72cm、キーボード作業で67cm)
参考
机の高さと椅子の座面の高さの関連性Bauhutte公式サイト
算出された高さの机を探しても、前述のとおり70cm未満の机はほとんど見つかりません。それなら、高さを可動式で決められる製品を選べば解決します。
天板直下に引き出しが無いので作業中に膝がつっかえず快適で、4足ではなく2足なので立ち上がるときなどに足が引っ掛からないのも利点。
以上の条件を満たすのは、私が調べた限りバウヒュッテのみ。筆者が利用しているのは横幅100cmのもので、実際に1年以上使っていて大満足なものです。質感も良い!
[/mytab] [mytab group=”01″ class=”2″ tname=”横幅120cmタイプ”]
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02.椅子
椅子についても長時間ゲーム対応商品を扱う「バウヒュッテ」の製品を使っています。
先ほど紹介した机の高さを算出するサイトで、理想的な座高の高さも算出できます。
(例:身長170cmだと書き仕事でもキーボード作業でも座面高は42cm)
参考
机の高さと椅子の座面の高さの関連性Bauhutte公式サイト
椅子の座面高もまた、肩こり、背中の痛み、腰痛などに影響してくる重要ポイント。他メーカーだとこの座面高にできない製品も多いので、選択肢はかなり限られてきます。
バウヒュッテ製は対象身長154cmから対応できる超低座面タイプで、座面高さを38~45.5cmの範囲で調整できます。
私の場合は、すでに製造終了となってしまった「RS-600-BK」を使用中。現在は、標準的な「RS-950RR-BK」があります。
[/mytab] [mytab group=”02″ class=”2″ tname=”950RR レッド”]
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03.椅子の首まくら
私の買ったモデルは首まくら無しタイプだったため、別に購入しました。必須というわけではないので、購入の優先度は低くて良いと思います。
私が購入したのは車用のヘッドクッションではありますが、椅子にも転用可能。低反発ウレタン材質を使用しており、少し厚みはありますが不便なく利用できています。
[/mytab] [mytab group=”03″ class=”2″ tname=”Cenry社の製品”]
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04.フロアマット
ゲーミングチェアはキャスター(床に接地するローラー部分)で体重を支えるため、床を傷つけやすいもの。フローリングの場合、床に敷くマットは必須です。
マットの大きさは「机と椅子を置く場所の面積」で計算しがちですが、椅子を後ろに引いて立ち上がるときにキャスターがマットからはみ出ないよう面積を考慮するのがポイント。
私の場合は、サンコー製の少し小さめな「120cm × 90cm」サイズを買いました。縦長で敷いて問題なく利用できていますしマットがずれることも一切ないです。
色は好みで良いと思います。私が買ったブラウンはゴミや毛が目立ちにくく、マットがずれることもないのでオススメです。
05.スタンディング補助デスク
最近は「ずっと座って作業をすると健康に悪い」という研究報告もあるそうで、確かに同じ姿勢で作業を続けると血流のめぐりや腰痛などの痛みにつながる気がします。
ときには立ちながら作業をするのも手ですが、そのために新たなデスクを置く場所を用意するのも無駄になります。そのため、デスクの上に補助デスクを乗せる形で対応します。
高さ41cmまで伸ばすことができるので立ち作業としては充分なサイズで、折りたためばコンパクト。キーボードとマウスを置くのにもいい大きさです。
B.パソコン・ディスプレイ類
06.デスクトップ型パソコン
ノートパソコンを利用しているブロガーは多い感じがしますが、個人的にはオススメできません。理由としては以下の点があります。
- ディスプレイが低い位置で猫背になりやすく疲れに影響
- リチウムイオン電池は2年前後で利用不可なほどに劣化
- ブラウザ150%標準などマルチディスプレイ非推奨な製品も
- YouTuberなど動画作成も視野に入れるなら強力なCPUで
ノートパソコンのほうが「カフェで作業がはかどる!」と言う人も多いですが、個人的には「家で作業がはかどる環境を作り込んだほうが生産性は高い」と考えています。(文章以外の画像などにこだわるブロガーは特に!)
デスクトップパソコンであればメーカーや型は各自の好みでいいと思いますが、筆者は「DELL XPS 8930」を選びました。16GBメモリ搭載で、PCやソフトの起動が早いSSDに2TBハードディスク付きのスペックを選択。
特に不便やもたつきも無く、GIMPなどの画像処理系ソフトの起動が早くて満足。YouTuber用の画像エンコードも難なくこなしてくれて、快適です。
07.ディスプレイ
ディスプレイは同じ型のものを2~3枚用意するのが良く、2019年現在だと1920×1080pxのディスプレイが標準的で適切な解像度で作業できます。
2つのディスプレイ間が離れないよう極小フレームにすれば、マウスカーソルがまたぐときも違和感なし。長時間利用でも疲れにくいものとして以下の点も考慮要。
- 斜め広角度でも見やすいIPS液晶
- フリッカーフリーでちらつき防止
- ブルーライト軽減機能の搭載機種
- インチ数は23以上のワイドサイズ
これらを満たしていて、かつ値段も手ごろで安定感あるメーカー「iiyama」のディスプレイ「XUB2492HSU-B1」を購入しました。実際、長時間利用でも目が疲れないです。マルチディスプレイでも使いやすくて、縦置き利用も快適でオススメです。
私が持っている「XUB2492HSU-B1」は販売終了のため価格高騰しており、同等機能で出力ポートのみ一部追加された上位互換モデルの「XUB2492HSU-B2」もありますが品薄ではあります。
08.ディスプレイ固定アーム
ディスプレイは標準の土台で置く形でも問題ないですが、アームで固定したほうが机を広く利用できて掃除もしやすくなります。
私の場合は将来的に3枚のディスプレイをつなげる予定なので、1枚用アーム1本と2枚用アーム1本を買いました。
まず、1枚用アームは特に問題なく使えていて、キータイピングなどでも揺れることなく安定感があります。
机を壁にピッタリつけて利用すると背面の奥行きを多くとってディスプレイが前のめりに出てくる点を考慮して配置すると良いです。
次に、2枚用アームは上下1枚ずつ取り付けられるタイプをチョイス。
こちらもキータイピング時の揺れがないのですが、カタログだと上下15度の角度調整ができると書いてあるのに、できないっぽいのがちょっと問題。(力が必要なのかな?少なくとも簡単に動かせる感じではなさそう)
なお、3枚用アーム1本ですべてまかなう手もありますが「安定性が悪くディスプレイが揺れる」「明らかにカタログ値の耐荷重を満たしていない」「ディスプレイが落ちた」というクチコミが多いです。
C.パソコン周辺機器
09.キーボード
キーボードは有線でも問題はありませんが、個人的にはワイヤレスがオススメです。
キーボードは机中央で利用するのでコード類が無いほうが見た目もキレイですし、マウスと違ってキーボードは1年レベルで電池がもつので経済的にも問題ないです。
観光ブログの場合は机で観光雑誌などを広げることもあるので、キーボードを別な場所に一時退避させるときにもワイヤレスのほうが断然便利です。
筆者がお店で色々比較してみて、一番打鍵感が良かった「TK-FDM078TBK」を1年以上利用しています。テンキーは使わない方にオススメの省スペースです。
安いのに質が良く、HomeやPageUpに加えて矢印キーもある理想的なキーボードです。
10.マウス
マウスは机の端(右利きだと右端)で利用するので、有線でも端に線を逃がしてジャマにならないのでワイヤレスにしなくてもいいと思います。
マウスの場合はワイヤレスにすると乾電池を多く消費することで定期的に乾電池代がかかり、マウスに乾電池分の重さも加わるため手への負担も大きくなるので有線のほうがオススメです。
親指部分にボタンが付いていてショートカットキーを利用できるゲーミングマウスにすると色々と便利で、ゲーミングマウスの中でも安価で長時間の握りでも疲れにくいエレコムの「M-DUX30BK」をチョイス。不満なく利用できています。
11.マウスパッド
マウスパッドは好きなものを選んで問題ないと思いますが、ここでは「Qi無線充電が可能なタイプ」を紹介します。
色々なメーカーから出ていますが、周辺機器類の定番となるエレコムの製品が安心。手触りの良いソフトレザー式で、厚さ約7ミリの薄型設計で充電部分もフラットです。
12.スピーカー
音楽を聴きながら作業することも考えて、ディスプレイ内臓スピーカーではなく専用スピーカーがあると良いです。
省スペースで机をジャマせずに実際の音質も良くて不満のない、評判の良いベストセラー商品「JBL Pebbles」をチョイス。ベース音はボンボンではなくポンポンくらいの感じですが、このクラスでは厚みのある低音が心地よいです。
USB接続でPC本体から音声と電源の両方を持ってこれるので、ACアダプター無しで動くのも嬉しいところ。左右分離タイプで細い配線でつなぐ形ですが、配線を裏側に隠して利用しやすいので、机まわりもキレイにできます。
さらに省スペースを狙うなら以下の製品で、奥行や大きさがないぶんデスクを広く使えます。おそらく低音が弱いと予測しますが、ディスプレイにぶら下げるような置き方もできそうで利便性は高いと思います。(筆者も最後まで迷って、結局はJBLをチョイス)
13.電源タップ
前述の「ディスプレイ最大3枚、PC本体」に加えてデスク上で充電をするなどを考えると、電源コンセントを6つ利用できる6連タップが1つあると便利。各々の電源オンオフをスイッチで操作できてオン時に光るタイプが便利です。
机の脚にくくりつけて足元で利用するので、目立たない黒色という条件で以下の製品のみ見つかったので即決の購入。実際使っていて不便なく、6連の一番端だけ間隔が開いているので、大きいアダプターのコンセントも1個利用できるのも嬉しいところです。
D.デスク上のオフィス製品
14.保温保冷タンブラー
作業をしながら机上に飲み物を置く場合、一般的な透明ガラスのグラスではなくタンブラーを使ったほうがいいです。
夏場の冷たい飲み物でもグラス表面の水滴(結露)が発生しないので、机上が濡れないのが最大の利点。透明なコップよりも大容量の製品にすれば注ぐ回数も減り、保温や保冷がきくのも嬉しいところです。
デザインは好みで選ぶのが楽しいもの。参考までに私が選んだ基準は以下のとおりです。
- フタがなくても飲みやすい飲み口
- 底がスリムではなく倒れにくい形
- 値段が安い(複数買っておける)
フタ付きのほうがより長い時間の保温と保冷ができますが、作業しながら飲むならそこまでの保冷は求めずフタ無しで飲んだほうがラクです。
15.置き時計
日付や時刻を確認する際に、パソコンの時刻表示を確認するよりも置き時計があるほうが便利です。
作業を快適に行うために温度計と湿度計が付いたタイプが便利ですが、この機能が付いた時計は非常に少なくてセイコー製のものが代表的な選択肢となります。
私が購入したのは、セイコー製「BC402K」。温度と湿度による快適度も表示されるため、部屋の過ごしやすさが一目でわかることから意識して空調を整えることができます。
色は白、木目、黒の3種類があり、質感の良くてデスクに馴染む黒色を買ってお気に入り。アラーム停止も上部で押しやすいところも魅力です。
16.ティッシュボックス
汚れなど色々な用途で頻繁に利用しやすいティッシュは、見た目が美しいティッシュボックスに入れてデスク周りに置いておくと便利です。
個人的なオススメは、縦置き可能で収納も簡単なタイプのもの。実はデスクトップパソコンで紹介した機種の正面に置くことができるのです。
以下の製品であれば底側が少し大きくなっているので、倒れにくいです。
17.スマホスタンド
スマホは机の上に平置きでもいいですが、スマホスタンドを用意しておくのも手です。
コツとしてはPCやマウスの近くに置くこと。PCの裏手からUSB配線をまわすことで、PCとスマホを接続できて充電もできます。
色々な製品がありますが、角度調整がしやすくて滑り止めもしっかりしていて裏手に配線しやすい空洞があるものをチョイス。
18.万能クリップ
USB配線については、以下のマグネット式の万能クリップを使うと固定しやすいです。類似商品も多いですが、安くて質感の良さそうなものを買ってみました。
固定感の面ではそこまで使い勝手は良くないですが、コード類に重みをつけることでコードの先端のみを机の上にひょっこり出すような形にできます。
以下のケーブルクリップのほうが安定性は高いと思います。(こっちを買えばよかったかな)
E.ファイルバックアップ
19.パソコンを置く棚
PCは床へ直置きするとホコリの影響が大きいので、棚の上に置いたほうが良いです。
部屋の大きさやレイアウト次第ですが、私の場合は「PCを上に置けて省スペース」という条件で横幅20cmの理想的な棚「LAPTAIN」を見つけることができました。
ベージュ&ブラウン系の色がデスクにマッチ。4つの引き出しには文房具、マスク、カード、常備薬、充電器、SDカード、ハードディスク、文庫本など様々なものを入れておけて、作業中でもすぐに取り出せる位置なのが便利です。
製品の問題ではないですが、タワー型パソコンが棚の横幅よりも大きくてギリギリ収納できず。天板を別に用意してその上にパソコンを置く形になってしまいました。
あと、パソコンは高い位置に持ってくるとファンの音が予想外に大きく聞こえやすいのがネック。音楽をかけながら作業をすれば気にならないレベルではありますが、無音時は気になります。
20.椅子裏の壁掛け収納
デスク周辺に収納があるのは便利ですが、スペースを取ってしまうため省スペースで収納を確保したいもの。そのためのテクニックとして「椅子の裏側を使う」のがオススメ。
壁掛け収納を椅子の裏にくくり付けることで、小物をたくさん収納することができます。
100円ショップでも売られていますが、黒色の椅子に違和感なく馴染んで大きさや固定用のヒモなどを通せるタイプはなかなか無いもの。
結局はネットで探して購入。ArcEnCielのウォールポケットがピッタリで、お気に入り。
21.ゴミ箱
作業に集中するためには、デスク上に不要な物を置かないことが大事。特に、ゴミは早々にゴミ箱へ捨てられるようにしておくのが理想です。
足元に置いても邪魔にならないサイズで、かつ目立たない黒色のゴミ箱がオススメ。虫や臭いを防止するフタ付きタイプの製品を選びました。内袋をかぶせてもフタが取れなくて満足。
F.ファイルバックアップ
22.外付けハードディスク
デスクトップパソコン本体に保存した写真などのファイル類は、消えてしまわないよう定期的に外付けハードディスクにコピーしておくと確実です。
旅行ブログで一眼レフを利用していると、私の場合は1日で1GB以上使うことが多いです。一眼レフを持つとクラウドでの保存は現実的に厳しく、数年分の写真を保存しておくことを考えると、2TB(実質1800GBくらい)くらいあると安心です。
USBのみで給電できるタイプだとパソコンにUSB接続しただけで利用できるので便利。特別にオススメのメーカーはありませんが、東芝製を購入して不満なく使えています。
23.金庫
外付けハードディスクは金庫に入れておくと確実です。近年は災害が多いため、パソコンは壊れても外付けハードディスクだけは守っておくと安心でしょう。
地震による損壊をはじめとして、水害や火災などからも守るようにしておくと良いです。これで100%確実というわけではありませんが、重さのある頑丈な金庫は多少なりとも信頼感はあると思います。もちろん盗難対策にも。
外付けハードディスクが入るサイズの金庫だと5,000円前後で購入できます。せっかくなので通帳など大事なものも入れるようにしておけば、一石二鳥です。
簡易的であれば、以下のような辞書型金庫もあります。盗難、水害、火災などへの対策としては弱いですが、引き出しにも入りやすいサイズなので持っていて損はありません。
24.スキャナー
旅行ブログの場合は旅行先でもらった紙パンフレットなど、部屋やデスクが散らかってしまいがちなのでスキャナーがあると便利。
スキャンして電子化すると紙が減るぶん、部屋や収納がスッキリとして快適になります。パンフレットを見返すときも探しやすいですし、ファイルバックアップで紛失も防げます。
棒タイプのハンディスキャナーは手間がかかるうえに、紙の折り目でエラーやズレが発生しやすいので不向き。大きくても設置タイプのスキャナーがオススメです。
A4サイズを取り込めて、USB接続でパソコン本体に画像ファイルとして生成できるスキャナーをチョイス。USB給電によりACアダプター無しで動く、使いやすい商品です。
G.冬場の寒さ対策
25.足元ヒーター
冬場の冷え対策としては、デスク周りを集中的に温めるのがポイント。部屋の暖房だとデスク下が温まりにくいので、膝と足元を温める遠赤外線デスクヒーターがオススメ。
色々なメーカーから製品が出ていますが、足裏も併せて温めてくれるタイプは見たところ唯一「Miriyon 遠赤外線デスクヒーター」のみです。
靴下を履きながら足を乗せると、心地よい温まり具合。電気代は1時間で約3円という省電力でこの暖かさはコスパ高く、夏場は折りたためば省スペースなのも嬉しいところ。
座って利用する場合は、製品に付いている毛布のひざ掛け(ブランケット)を膝上にかけて外気を入れないようにすることでメチャクチャ暖かくなります。(むしろ、毛布で対策しないと寒い)
26.ひざ掛け
足元ヒーターに使用するひざ掛けは、大きいサイズのものを買い足しておくと温かさがさらにグレードアップします。ヒーターの上だけでなく膝裏もしっかり覆ってくれるため、温かい空気が外に逃げなくて「こたつに入っている」くらいの温かさで完ペキです。
27.ヒートジャケット
上半身はヒートジャケットで対応するのが良いです。席から一時的に離れるときでも上半身さえ温かいまま移動できると、寒くならずに済みます。
血流も悪くなりやすいので、首裏や背中が温まるタイプをチョイス。後述のモバイルバッテリーから給電できるので、ジャケット外にコード類が一切出ないようになっています。
ヒートジャケット用のモバイルバッテリーもセットで購入が必要です。ジャケット内にモバイルバッテリーを入れるポケットがあり、バッテリーの電力で温まります。
最近はかなり安くなっている10,000mAのモバイルバッテリーが適切な大きさで、ジャケットとセットでも1万円を下回ります。フル充電で1日利用可能と書かれているものの、実際は良くて半日程度ではあります。
ちなみに、男性・女性を問わず股間付近は温めすぎるのは良くないとか。ここで紹介したようにヒザ下をカーペット式で、上半身を服で対応する形が「暖かくて省スペース」の理想形だと考えています。
H.夏場の暑さ対策
28.冷風扇
8月あたりの本格的な暑さとなると冷房が必須となりますが、初夏の6月や残暑の9月あたりであれば身の回りを冷やす「冷風扇」が便利。
水を入れると冷えた風が出てくるもの。実際に涼しくて良いのとクーラーよりも健康的な風で冷えすぎることがなく、風も3段階で調整できるので快適。
USBで稼働するため、春秋と同じ電気代で済むほどの省電力。あくまで身の回りだけしか涼しくなりませんが、デスクワークとしては充分です。
なお、稼働させずに水を貯めておくと水漏れする製品もあるのがネックで、水漏れした場合の対策として下に敷く受け皿があると周囲が濡れないです。
20cm×20cmのケーキ型皿で対応できます。
I.その他の製品
29.天井シーリングライト
天井に取り付ける照明の中で、円形や四角形の平べったいカバー付きのものを「シーリングライト」と呼びます。シーリングライトはLEDを使用したものが良く、利点は以下のとおりです。
- 省電力なので電気代の節約になる
- 熱をほとんど発しないので部屋が暑くならない
- 寿命の目安は40,000時間(10年)で長持ち
電球照明だと熱を発して夏場に部屋が暑くなりすぎる欠点がありますが、LEDは熱をほとんど出しません。勉強部屋など集中力が必要なときは頭部を冷やして足部を温める「頭寒足熱(ずかんそくねつ)」で血のめぐりを調整して、頭がボーッとして眠くなるのを防ぎます。そのため、天井照明から熱を発しにくいLEDが向いています。
省電力かつ長寿命で、初期コストが高いと言われるLED製品自体も最近は値段が下がってきています。
製品選びのコツとしては、明るさを数段階で調整できる「調光機能」に加えて寒色から暖色まで照明の色を調整できる「調色機能」のある製品を選ぶのが重要。照明の色は以下の3種類があり、目的に応じて使い分けます。
- 白昼色 … 青みがかった白。集中力を高める。
- 昼光色 … 白色。外から来る自然光に近い色。
- 電球色 … オレンジがかった白。リラックス。
青系の光には脳を覚醒し集中力を高める効果があるため、ブログ執筆時は「白昼色」にして作業をします。そして、食事や寝る前などくつろぐときには「電球色」にしてオシャレでリラックスできる空間にします。
筆者が選んだ製品は、仙台市に本社を持つアイリスオーヤマの「CL8DL-5.1WFU」。8畳以下用で、調光機能、調色機能、そしてタイマー機能も付いています。
30.小物用の撮影ボックス
ブログ執筆の際に小物を撮影する場合もあるかと思います。最近ではメルカリなどで出品する際に、美しい写真を掲載することで購入されやすいとも言われています。
写真撮影のときは部屋でそのまま撮影するのではなく、専用の撮影ボックスを使ったほうがキレイに撮れます。
私が購入したのは30cmの立方体ボックスで、LEDライト付きで背景色シート布も付いています。食品、お土産、道具、お酒など色々な撮影で使えています。
31.猫背矯正ベルト
作業時はどうしても猫背になりがちで、姿勢が悪いと腰や背中などに負担がかかるので矯正ベルトをたまに活用しています。
締め付けが若干きつめですが、姿勢を気にするようにもなり今のところ活用しています。
32.ウイルスソフト
ウイルスソフトは個人利用であれば無料ソフトで構いませんが、仕事も兼ねる場合は有料を選ぶのも手です。個人的には毎年お金がかかるタイプではなく、購入のみで更新料ゼロとなる「ZERO」をチョイス。
補足
購入したものについて、使い方の補足です。
- パソコンの壁紙は雪景色など、寒さを連想させる絵柄にしておくと集中しやすくなるそうです。
- ゲーミングチェアのランバーサポート(腰あて)の位置決めは、IAP呼吸法を行った状態で背もたれに寄りかかったときに馴染む位置がベストだと思います。
- ランバーサポートの位置が決まったら、小さな箱(ティッシュボックスなど)で位置を固定すると良いです。
- PC本体、1次バックアップ外付けHDD、2次バックアップ外付けHDDの3重構成でバックアップを取り、2次バックアップは1年おきに実家へ置いておくことで遠隔退避させると安心です。
これから買うかもしれないもの
◆可動式本棚:本は光に当てると背表紙が色あせてくるので、普段は日陰でデッドスペースとなるデスクの裏側に配置
◆机の下の空白域:足元の邪魔にならない程度に収納があると便利
◆S字フック:デスク脇にカバンを吊るすなどスペースの有効活用
◆椅子のクッション:尻部分が少し硬めなのでクッションがあると良さそう
紹介した商品の参考価格表
最後に参考価格の一覧をまとめておきました。(記事上の項番順に一覧化してあります)
全部そろえるのは金銭面で困難なレベルなので、必要度の高いものから少しずつ購入して強化していくと楽しいと思います。
No | 商品種類 | 参考価格 |
---|---|---|
01 | 机(100cmタイプ) | 19,514円 |
02 | 椅子 | 29,280円 |
03 | 椅子の首まくら | 1,896円 |
04 | フロアマット | 3,257円 |
05 | スタンディング補助デスク | 10,999円 |
06 | パソコン(DELL) | 157,850円 |
07 | ディスプレイ① | 22,736円 |
ディスプレイ② | 22,736円 | |
ディスプレイ③ | 22,736円 | |
08 | ディスプレイアーム1連 | 3,305円 |
ディスプレイアーム2連 | 3,184円 | |
09 | キーボード | 1,599円 |
10 | マウス | 1,320円 |
11 | マウスパッド | 2,470円 |
12 | スピーカー | 4,665円 |
13 | 電源タップ | 1,482円 |
14 | 保温保冷タンブラー | 879円 |
15 | 置き時計 | 1,881円 |
16 | ティッシュボックス | 3,850円 |
17 | スマホスタンド | 1,299円 |
18 | 万能クリップ | 594円 |
No | 商品種類 | 参考価格 |
---|---|---|
19 | パソコンを置く棚 | 6,990円 |
20 | 椅子裏の壁掛け収納 | 1,980円 |
21 | ゴミ箱 | 1,320円 |
22 | 外付けハードディスク① | 9,000円 |
外付けハードディスク② | 9,000円 | |
23 | 金庫 | 5,999円 |
24 | スキャナー | 10,650円 |
25 | 足元ヒーター | 7,999円 |
26 | ひざ掛け | 2,080円 |
27 | ヒートジャケット M | 5,980円 |
モバイルバッテリー | 3,699円 | |
28 | 冷風扇 | 4,209円 |
冷風扇用の皿 | 1,650円 | |
29 | 天井シーリングライト | 6,873円 |
30 | 小物用の撮影ボックス | 4,999円 |
31 | 猫背矯正ベルト | 480円 |
合計金額 | 400,440円 |
パソコンとディスプレイを含めない場合、全部で20万円くらい。必要なものに絞って購入していくといいです。
まとめ
筆者の私が普段から利用している作業デスクまわりを紹介してみました。
商品選びのポイントをまとめておくと、
- 机や椅子はパソコン向けの適正な高さ位置のものを選ぶと疲れにくい
- パソコンとディスプレイは作業しやすいスペックを重視して購入する
- パソコン周辺機器は配線を極力隠しつつ利便性を損ねない製品を選ぶ
- オフィス機器類は見た目を重視しつつ置き場所に困らないものを選ぶ
- ファイルバックアップ、災害対策、電子化で省スペース化も意識する
- 冬場はデスク下など寒くなりそうな部分も対応して快適な作業空間を
極力、重要度の高い商品から順番に紹介する流れで解説してきましたので、冒頭の机や椅子を皮切りに少しずつ買い足していくのがオススメ。極力シンプルで余計なものは置かないことで集中し、マルチディスプレイでブログを書いていくことで効率的になります。
以上、筆者の経験をもとにしたブロガーの効率的な作業デスクの紹介でした。