会社ではなく自宅などで仕事をするテレワーク(リモートワーク)は、働き方改革や感染症対策で推進されてきています。
そんな中、部屋の多い間取り、仕事に集中しやすい環境、経済的不安による家賃対策などのために、引越や大掃除を検討している方も多いのではないでしょうか?
テレワークでは仕事をする部屋に物を増やさないのがポイントで、そのために「キッチン周りに物を集約させる」ことも大事。今回は、キッチン周りの収納を効率的にするための道具を紹介していきます。
目次
テレワークでよく聞く事情
1人暮らしでも子連れ家族であっても、テレワークでは「集中できるスペース」が重要。個室に近くて家族や騒音に邪魔されない環境、そしてインターネットでのリモート会議で映ってしまう自分の部屋はキレイかつ広く確保しておきたいものです。
しかし、物であふれる現代において、改めて仕事用のスペースを作るのはそう簡単なものではありません。そこで、キッチン周りに物を集約し、冷蔵庫や洗濯機の上段スペースを有効活用することで仕事部屋に置くものを減らしていくのが効果的です。
キッチン周りの間取り図
家族の人数によって間取りも大きく変わりますが、ここでは例として1人暮らしでベストな環境とも言える1K(キッチンが隔離された1部屋)を想定してみます。
画像の左上がキッチンです。左の玄関から入ってすぐのところに洗濯機、コンロと流し台、冷蔵庫があるというのが一般的な構成です。
基本的には「虫やホコリを防ぐため洗濯機を屋内のキッチンに置ける物件」「ブーンという音が続く冷蔵庫をキッチンに置ける物件」は半ば必須と言えます。
そうしたときに残りのスペースをどう取るかというと「冷蔵庫上」「洗濯機上」「冷蔵庫脇」「通路脇」「頭上」「下駄箱まわり」の5箇所をしっかり使うことです。
A.冷蔵庫上のスペース確保
01.冷蔵庫
まず、これから冷蔵庫を購入する方や買い替えを予定している方は、冷蔵庫自体のサイズ(特に背の高さ)を抑えることも考えるといいです。
音やサイズを小さくできる「直冷式」で、2ドアの冷蔵と冷凍をするタイプであれば生活に不足なし。その中で背の低い冷蔵庫であれば、2万円をわずかに下回る価格で購入できます。
条件に合う商品の中で、ハイアールのJR-N85Cが小さくも収納スペースがありクチコミの評価と数が多いです。
さらに、1cm程度ですが小さめの製品として、アイリスオーヤマ製があります。
02.冷蔵庫ラック
冷蔵庫を傷めずに冷却効率を良くするためにも、冷蔵庫のてっぺんに電子レンジを直置きしないのがオススメ。冷蔵庫ラックを利用すれば、冷蔵庫上のスペースを有効活用できます。
色々なメーカーから冷蔵庫ラックが出ていますが、まず価格的には1万円を下回るのが相場。その中で横幅が60cm前後ですが、製品によって数センチ異なるため横幅のサイズで製品を選ぶといいでしょう。
大抵の製品は板の高さ位置を変えることができるため、冷蔵庫の高さに応じてセッティングして利用できます。
冷蔵庫の高さがある場合や安く済ませたい場合は、アイリスオーヤマの電子レンジ台を選ぶのも手です。特に1Kのコンロ周りは調理スペースが不足しがちなため、食器を一時的に置くスライド板があるのは便利です。
B.洗濯機上のスペース確保
03.洗濯機ラック
冷蔵庫と同じように、洗濯機上のスペースも有効活用できます。冷蔵庫ラックと異なり、洗濯機ラックは横幅を可動式で調整できる製品が多いです。ピンキリですが、5,000円以下をひとつの目安に選ぶといいでしょう。
また、製品によってはハンガーをかける棒がせり出しているため、洗濯物を乾かすことやタオルかけに利用することもできます。
C.冷蔵庫脇のスペース確保
04.食器棚
1Kの部屋で冷蔵庫と洗濯機を置くと幅一杯になることも多いですが、少しでも余裕があればスキマに食器棚を置ければベスト。
幅15cmの食器棚というものもあるため、まずは冷蔵庫と洗濯機を置いた上で余白の幅を測定してから選ぶといいです。
D.通路脇のスペース確保
05.スツール
変わり種の製品として、収納スペースも確保できる椅子としてスツールがあります。さらに、テーブルにもなる製品だと、作った料理を置くスペースにもなります。
一時的な足場や来客用の椅子としても利用できるため、万能な製品です。
まとめ
このように、道具を工夫してそろえることでスペースを有効活用できます。最近でいうとマスクなどの小道具も極力キッチンに寄せてしまい、部屋のスペースを広くシンプルにすることでテレワークもしやすくなると思います。
以上、筆者の経験をもとにしたキッチンまわりのスペース有効活用のコツと道具類の紹介でした。