ワイナリーというと「無料で見学できて試飲してワインを買う」みたいなイメージを持つ人が多いと感じます。
でも、ワイナリーの魅力ってそれだけじゃない。大手の観光ワイナリーには、屋外や屋内のバーベキューレストランが併設されているところが多いのです。
天気が良くて風が心地よい晴れた日に、青空の下でワイン片手に焼肉やジンギスカンを堪能するって最高の贅沢。
そこで今回は、バーベキューを併設している全国各地の観光ワイナリーを紹介していきます。
目次
はじめに、ワイナリーのバーベキューってどんなもの?
施設によって「完全屋外で炭火」「屋外テント式でガスコンロ」「完全屋内のホールで焼肉鉄板」など様々なスタイルで楽しめるバーベキュー。手ぶらで来訪可。
メニューも施設によって異なりますが「牛肉や豚肉の焼肉」「羊肉ジンギスカン」が多く、海鮮系を扱うところもあります。
特に牛肉は現地の銘柄牛を用意しているワイナリーもあって、ご当地グルメとして観光客的にも嬉しいものです。
もちろん醸造元のワインも用意されており、ドライバーや子ども向けに特製のぶどうジュースを扱うワイナリーも多いです。
バーベキュー施設のあるワイナリー10選
全国各地に存在するバーベキューワイナリーを10件、雰囲気や食事の内容などを簡単に紹介してみます。
1.シャトー神谷(茨城県 牛久市)
1903年創業。牛久駅から徒歩で行けるワイナリー。
園内のバーベキューガーデンは広くて350席あり、その中でガラステラスが64席あります。芝生と緑が綺麗な園内で肉類、海鮮などを楽しめます。
ワイン「葡萄の城」はそこそこ美味しく、同施設内に併設されている牛久ブルワリーの地ビールも魅力。オエノン系列施設なので電気ブランもあり。
(※写真は10月のワイン祭りでの屋外風景です)
【店舗サイト】 シャトー神谷 公式サイト > バーベキューガーデン
【食べログ】 シャトー神谷 バーベキューガーデン
【メニュー例】 お肉と野菜の盛り合わせ 1人前 1,500円
2.ぶどうの丘(山梨県 甲州市)
正確にはワイナリーではなく、宿泊施設やワインカーヴ(保存庫)などを有する勝沼町の施設。夜景を楽しめる温泉「天空の湯」もあり。
室内・室外とも屋根付きのバーベキューハウスで、甲府盆地や南アルプスの景色を楽しめるテラス席が人気。
ワインだけでなく、勝沼町内産の地ビールもある。
(写真は公式サイトより引用)
【店舗サイト】 ぶどうの丘 公式サイト > バーベキューハウス
【食べログ】 ぶどうの丘 バーベキューハウス
【メニュー例】 Cセット 牛ロース・豚ロース・野菜・ライス・漬物付 1,700円
3.グランポレール勝沼ワイナリー(山梨県 甲州市)
1976年にサッポロビールが初めて設立したワイナリー。少人数の有料見学は、作り手が案内してくれる本格派。
ログハウスの屋内施設で、ジンギスカンを中心として牛肉、豚肉、野菜などのバーベキューを食べ放題で楽しめる。サッポロ生ビール、エビス黒生ビール、グラスワインも飲み放題なのが嬉しい。
(写真は公式サイトより引用)
【店舗サイト】 グランポレール勝沼ワイナリー 公式サイト
【食べログ】 勝沼ワイナリーガーデン
【メニュー例】 バイキング食べ放題120分ジンギスカン2種盛 2,500円 + 飲み放題 1,300円
4.マンズワイン勝沼ワイナリー(山梨県 甲州市)
キッコーマンが運営するワイナリー。ブランド「ソラリス」シリーズのワインが名物。
園内の屋外バーベキューハウスは300名利用と広く、メニューも多彩。ワインを飲ませて育てた豚「ワイントン」の柔らかい肉質や、ワイン製造場内だからこそ飲める「生ワイン」も人気。食べ放題、飲み放題もある。
(写真は公式サイトより引用)
【店舗サイト】 マンズワイン 公式サイト > バーベキューハウス万寿園
【メニュー例】 盛り合わせA ワイントン・ソーセージ 1人前 1,400円
5.マウントワイン敷島ワイナリー(山梨県 甲斐市)
山梨県の観光地「昇仙峡」エリアで、茅ヶ岳南麓に位置するワイナリー。ログハウスの建物での買い物、定期的に開催されるワイン勉強会など小規模ならではの魅力タップリ。
自然の中での屋外バーベキュー。この施設では、食材は持ち込みのみ。標高約600mの川沿いのため、平地より涼しいのが利点。
(写真は公式サイトより引用)
【店舗サイト】 敷島ワイナリー 公式サイト > ワイナリー情報
【メニュー例】 お一人様 500円 +鉄板・炭代 1卓700円 + 材料持ち込み
6.中伊豆ワイナリーヒルズ(静岡県 伊豆市)
カラオケのシダックスが運営するワイナリーリゾートで、温泉、スポーツ施設、宿泊施設を有するワイナリー。
ぶどう棚の下でワインとバーベキューを楽しめる、ぐらっぱの丘蒸留所バーベキューレストラン。牛肉、豚肉、鶏肉、焼きそば、カレーなどの食べ放題。
(写真は公式サイトより引用)
【店舗サイト】 中伊豆ワイナリーヒルズ 公式サイト > ぐらっぱの丘
【時期】 4~11月 予約制
【メニュー例】 90分食べ放題ソフトドリンク付き 昼料金 2,280円
7.白山ワイナリー(福井県 大野市)
白山、経ヶ岳山麓のワイナリー。冷涼山間地に自生する野生種の山ぶどうを使用したワインが主力。
福井ブランド牛「若狭牛」とイノシシソーセージが魅力。車であれば話題の恐竜博物館も近い。
(写真は公式サイトより引用)
【店舗サイト】 白山ワイナリー 公式サイト > バーベキューハウス
【時期】 4月21日~10月末 4日前までの予約制
【メニュー例】 若狭牛、ソーセージ、野菜盛り合わせ 1人前セット 2,500円
8.神戸ワイナリー(兵庫県 神戸市)
神戸の西区にある、神戸ワイナリー農業公園。ワイナリー見学だけでなく陶芸教室もあり、ベーシックな神戸ワインは都市部でも広く流通している銘柄。
屋根付きで1000名収容可能なバーベキュー場は、店内購入と食材持込どちらでも可。国産ビーフを中心に、豚バラ、ラム、ソーセージ、魚介、野菜など。夏場は夜のナイター営業も行われる。
(写真は公式サイトより引用)
【店舗サイト】 神戸ワイナリー 公式サイト > バーベキューハウス
【時期】 3月中旬頃~11月末頃
【メニュー例】 国産上ビーフコース 1人前 1,650円
9.三次ワイナリー(広島県 三次市)
中国山地の三次(みよし)にあるワイナリーで、三次駅からバスで来訪可能。時期によっては静かで、ゆったり散策と試飲に加えて地下の熟成樽などを見ることができます。
バーベキューは屋内テーブル席を中心として、屋外テラス席や個室もあり。オススメは、余分な脂肪が無くて噛むほどに美味しい広島和牛。シーフードやジンギスカンもあり。
三次ワイナリーで定評のあるTOMOEワインのボトルや、ベーシックな三次ワインのグラスを添えて楽しめます。
【店舗サイト】 三次ワイナリー 公式サイト > バーベキューガーデン
【食べログ】 三次ワイナリー バーベキューガーデン
【メニュー例】 広島和牛と国産豚肉のミックスコース 1人前 2,160円
10.島根ワイナリー(島根県 出雲市)
出雲大社から1駅で、車での来訪も便利なワイナリー。
観光地として大成功している人気ぶりで、道の駅にひけを取らない施設充実度。広い売店、試飲、内部見学、食事、異国情緒溢れる園内散策で思いっきり楽しめます。
屋内のバーベキューハウスは最大500席と実に広く、島根和牛などを焼肉スタイルで。甘みが加わった甘味果実酒が特徴の島根ワインは、日本人向けの味わい。
【店舗サイト】 島根ワイナリー 公式サイト > バーベキューハウス
【食べログ】 島根ワイナリー シャトー弥山
【メニュー例】 島根和牛・豚肉コース 1人前 1,944円
まとめ
以上のとおり、ワイナリーには食事を堪能できるという側面の魅力があります。
特に大手のワイナリーというのは単にワインを楽しむ施設にとどまらず、観光拠点としてワインに興味の無い人でも楽しめる施設になっているのです。
その土地の銘菓や物産など一般のお土産が並ぶワイナリーもあり、散策目的で子どもを連れていっても楽しめます。
休日に観光地でワインと食事という、超オススメの贅沢です。