神奈川県藤沢のレンタカーでプジョー207ccを借りてみた

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夏の湘南を外車オープンカーで爽快ドライブ!

久々のレンタカー乗車レポート記事。今回は神奈川県の藤沢にあるオリックスレンタカー藤沢SST店で、外車オープンカーとして手頃な「プジョー207cc」を借りてみました。

全国展開しているチェーン店「オリックスレンタカー」ですが、実は関東圏の特定店舗限定かつ季節限定で面白いレンタカーが用意されているのです。

それでは、実際の乗り心地やレンタカー屋さんの雰囲気などをレポートしてみます。

今回のお店は、蔦屋書店(TSUTAYA)が運営する「湘南T-Site」というオシャレ施設の一角にあるレンタカー屋さん。借りる時点から湘南の夏らしい雰囲気を楽しめる、素敵なレンタカーライフを紹介していきます。

1.お店の場所と公式Webサイト

東海道本線の藤沢駅と辻堂駅のちょうど中間地点。藤沢駅から徒歩30分くらいかかる位置にあるのが、「オリックスレンタカーの藤沢SSTカウンター店です。

最初は「こんな場所になぜレンタカー屋さんが?」と思ったのですが、蔦屋書店が手掛ける「湘南T-Site」という集合施設があるのです。

施設の詳細は後述しますが、このオシャレな施設の一角にデザイナースタジオっぽい雰囲気で店舗を構えるのが今回のレンタカー屋さんなのです。

2.事前予約の流れ

店舗、車種によって「電話予約」「ネット予約」のどちらか片方で受け付けている、オリックスレンタカーの面白クルマキャンペーン。

今回は電話予約限定ということで、
 ①あらかじめ無料の会員登録をネットで実施
 ②電話で空いている車種と日時を確認
 ③電話で希望の車種と日時を伝えて予約
 ④あとは現地で手続きして乗車

という流れ。事前の無料会員登録は、全国各地のオリックスレンタカーで利用できる「レンタカー・プライムメンバーズクラブ」でOK。あとは現地でクレジットカード支払いが原則必要な点くらいを気を付ければ良いです。

3.車好き必見!車種ラインナップ

ラインナップと料金は2016Spring春の輸入車キャンペーンに記載されています。

数か月の時期限定でお値打ち価格となっており、期間終了後も車種自体は継続して用意されるようです。

この藤沢SST店の特性を考えると、今後も何かしらのキャンペーンで魅力の車種が用意されそうな予感がします。

今回の輸入車キャンペーンは基本的にAT車で、一番手頃な値段のプジョー207ccをレンタル。

記載値段に加えてビジネス会員割引や次回優待割引券などのサービスもあって、一般のコンパクトカーに近い値段で借りることができました。

【料金例】 プジョー 207cc 6時間6,048円、24時間8,316円
【車種】 プジョー 207cc、ボルボ V50、BMW i3、フォード マスタングコンバーチブル、テスラ ロードスター(※2016年7月現在)

4.来訪!お店の雰囲気

事前知識が無くて藤沢駅から徒歩で来訪したところ、踏切待ちなどもあって30分以上かかって到着。

実は、藤沢駅と湘南T-Siteを結ぶ無料シャトルバスが30分おきに1本運行しているのを後から知りました。確かにシャトルバスであれば不便なく来訪できそうです。

湘南T-Siteの有料駐車場の一角に、わナンバーのレンタカーが数台置かれています。

夕暮れから夜にかけての開放感あふれる雰囲気が良くて、店内にも洒落た本やぬいぐるみなどポップな演出がなされています。

5.いざ乗車!プジョー207ccの乗り心地

世界最古の自動車量産メーカーと言われる、フランスのプジョー。中古車市場で比較的手ごろに手に入るのがプジョーのオープンカーで、今回の207ccもそのひとつです。

コンパクトカー的なボディサイズに1600ccのエンジンを載せるオープンカー。燃料はハイオク。

規格上は4人乗りですが、2ドアに加えて後部座席はとても大人が乗るスペースと言えない狭さ。せめて子どもを乗せるか2人用と割り切って荷物を乗せるのが良いでしょう。

乗る前からわかる、国産コンパクトカーとは異なる外車由来の高級感。

 ・ドアの厚みと開け閉めの重厚感
 ・エンジンをかけたときの骨太な音
 ・安っぽさを感じさせない丈夫な内装

オッサン向けセダンのような無機質や古臭さはなく、スポーツカー好きでもしっかり受け入れられる格好良さが外観だけでなく内装からも感じ取れます。

実際に運転してみてわかるのが直進性の良さ。

しっかりとしたボディの作りが活きているのか、高速道路走行などでもフラつかずに安定した走行感覚を得られます。

ハンドル、ブレーキともに微妙なさじ加減をしっかり調整できる、スポーツカー寄りの設計。いざというときのブレーキの利き具合がとても良くて、抜群の安心感を持って運転できます。

その反面、ボディの重さからくる加速のもたつきと燃費の悪さ(リッター11km前後)はトレードオフとして受け入れざるを得ないところ。

AT車のギア特性が悪く影響してしまうケースがあるのか、時折加速のもたつきを強く感じる場面も。

ハイオクの1600ccながら、軽いボディの1000cc国産コンパクトカーにも劣る加速だと感じる場面もあります。高速走行時の加減速はそこそこ良好なのですが。

ハードトップの全自動オープンは20秒前後。風の巻き込みも少なくて不便なくオープンカー走行を楽しめるので、助手席に人を乗せる環境ではかなり良い車種と言えます。

6.湘南エリア、今回訪れた場所

レンタカー店のある藤沢からは鎌倉が近く、その先には海岸線ドライブを楽しめる湘南エリアが広がります。

今回は三浦半島を走行。横須賀から観音崎灯台を経て浦賀、城ケ島。海沿いのオシャレなレストランに加えて、道路沿いから綺麗な海の見える場所も。

逗子、鎌倉付近は渋滞の宝庫になっているので、夕方返却でレンタカー屋さんへ向かうときは早めの帰宅がオススメ。

また、夜の神奈川県であれば「大黒ふ頭」の夜景も個人的に好きなスポット。

駐車しやすいような立ち寄りスポットが少なく、湾岸エリアは立ち入り禁止区域も多いので注意。

運転しながら夜景を楽しみつつ、首都高へと入るようなドライブルートを取るといいでしょう。

7.レンタカー屋だけでなく湘南T-Siteも

レンタカーを返却した後にオススメなのが、湘南T-Siteで楽しむショッピングやレストラン。

オシャレな本が沢山並ぶ本屋を1階に有しており、クッキングや体験型ワークショップなどの施設も多数。

なぜかディスプレイを使用してプレゼンテーションを行っている方もいて、クリエイター向きの雰囲気も醸し出している施設です。

テラス席を有するレストランも数軒あり、夏場はビアガーデンも。屋内でもオシャレな空間で小洒落た料理を楽しむことができます。

8.店舗利用の感想と総括

今回、そこまで期待していなかったのですが、予想以上に素晴らしい立地と安定感あるオープンカーで大満足。

店舗の雰囲気もGOOD。のんびり静かでオシャレで店員さんもしっかりしていますし、もとの値段もそこそこ良心的な上に割引などのサービスもあってリーズナブル。

今回の車種に限ったことかもしれませんが、ボディの擦り傷が若干多い点がちょっと気になったところ。キャンペーン車種となっている事情に関係しているのでしょうか。

まぁ、一度乗り始めてしまえば傷の多さはそれほど気にならず、他に目立つ欠点の無い総合的に素晴らしいレンタカー屋さんだと感じます。知名度が低いのか立地ゆえか、そこまで予約が埋まっている感じではないですが利用者はポツポツいるようです。

ということで、夏の海を感じる湘南のオープンカードライブを存分に楽しめた一日でした。

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セシモ コイ(瀬下 恋衣)
趣味の国内旅行ライター

国内旅行が大好き。NIKON一眼レフで主に花や絶景を撮影し、写真を活かして当旅行サイトを運営。
旅行系Vチューバーとしても活動予定で、国内情報を解説するため勉強中。