合法なライドシェア notteco(のってこ!)で移動手段を格安に!

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今回は長距離ライドシェアとして合法で利用できる、notteco(のってこ!)というサービスを紹介してみます。

notteco(のってこ!)とは?

nottecoは一般人同士のライドシェア(相乗り)を実現するサービス。

一般ドライバーがnottecoサイトに走行プラン(走行日、走行ルート、希望乗車人数、金額など)をエントリーし、一般利用者がエントリーの中から希望する走行プランを選んで同乗者として乗車するというもの。

notteco公式サイトには、以下のように記載されています。

「安く移動したい人」と「ガソリン代などの実費を節約したいドライバー」をつなげる日本最大の相乗りマッチング・サービスです。2008年にサービスを開始し、現在、20,000人以上の会員を有しています。(notteco公式サイトより)

あくまでもライドシェアサービスではなく、人と人を結びつけるマッチングサービスとなっています。

法的な扱い ~ 白タクとは違うの?

営業車(緑ナンバー)として登録されているタクシーとは異なり、一般乗用車(白ナンバー)で料金を徴収して人を乗せる行為は違法となります。

いわゆる白タク(白ナンバーのタクシー)行為と呼ばれるもので、道路運送法違反に該当します。

そのため、日本ではライドシェアサービスが違法となり、例えば海外で認められているUberXは日本で認められずUber(ハイヤーやタクシーの配車サービス)しか認められていません。

では、nottecoが違法になるかというと、実は合法となります。

先述のとおり「ライドシェアサービスではなくマッチングサービス」とされているわけですが、実際のサービスについても

 ・あくまでガソリン代、高速代などの実費のみを割り勘する(ドライバーが儲けを出さない)
 ・金額の設定や金銭のやりとりはドライバーと同乗者の間で行う(nottecoが関与しない)

といった部分が「サービスに対する対価、有償とはみなされない」と認識されているようです。

サービスの提供を受ける者が、ガソリン代、道路通行料及び駐車場という、客観的、一義的に金銭的な水準を特定できる費用の一部を支払う場合、社会通念上、登録等は要しないものとされ、自家用自動車による有償輸送が原則禁止されているそもそもの趣旨にも反しないと考えられます。(notteco公式サイトより)

国土交通省が合法と認めているようなのですが、明確なソースが見つからず。

(認可取っているわけではなく、違法性が無いことで容認されている状態のようですね)

実際の走行プランについて

実際に利用する場合は会員登録が必要ですが、走行プランなどの参照だけであれば会員登録せず公式サイトで見ることができます。

トップページで出発エリアと到着エリアを選択して「相乗り検索」を押すと、ドライブ(走行プラン)が表示されます。

エリアを指定せず検索してみたところ、向こう6ヶ月分までエントリーされており420件のドライブが表示されました。ちょっと少なくて選択の幅が狭い気もしますが。

ドライバーの走行目的が一言書かれており、帰省や旅行などの一般的な目的だけでなく「トレラン大会」「乃木坂46の新潟公演」といった理由もあり、同一目的で同乗すれば話も弾みそうです。

同一都道府県内の移動も多く見かけますが、長距離だと「東京-名古屋」「東京-大阪」など大都市圏内の移動が多いです。北陸方面の走行プランは殆ど無く、東北方面も少ない感じですね。

出発時刻は朝、昼、夜などまちまち。募集金額は東京-名古屋で2,000円~3,000円、など。

安全性やトラブルについて

2008年からサービスが開始されたnottecoですが、2017時点で表立った事件やニュースは無いようです。

本人確認書類の提出、携帯認証やレビュー機能など安全面にも配慮しています。過去7年間において、大きな事故及び犯罪等の報告は一切受けておりません。(notteco公式サイトより)

ただ、実際の事例として「当日の朝に待ち合わせで車が来なくてドライバーにも連絡がつかず終わった」といったトラブルが出ており、ドライバーに対する評価クチコミに記載されたという出来事は発生しているそうです。

他にもごく少数のようですが「2人乗りの車で同乗者は女性限定」と条件を付ける男性ドライバーがいたという事例もあるようですが、こういったドライバーは誰からも相手にされていないとか。

現状はリスクを踏まえて危険を察知できる利用者が多いのでしょうが、今後、東京オリンピックの2020年に向けてライドシェアの規制が緩和されて利用者が増えたときに大きな事件が発生しそうな予感はします。

初めて会う人と車内で長時間過ごす上にドライバーの運転の力量もわからない、というのはある種で怖いような気もします。

まとめ

法的に合法なものの安全面については課題もあり、まだまだ利用者が多いとは言えないことから走行プランも現状限られているnotteco。

とはいえ、安価に移動できるメリットもあり、相性や趣味の合う人と同乗できれば楽しい時間を過ごすこともできます。

少々不安にも思いますし自己責任になってしまいますが、移動手段のひとつとして利用する手はあります。

以上、notteco(のってこ!)の紹介でした。

若干わかりにくい説明で書いてしまった部分もあるので、いずれリライトして綺麗にするのと、実際に利用してレポートしてみたいですね。(北海道の天塩町の取り組みも掲載したいですし)

記事を書いた人&運営者
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セシモ コイ (瀬下 恋衣)
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