旅行先で撮影した写真をいざ自宅で見返してみると、手ブレやピンボケになっていることって結構あります。
そんなときでも、諦めるのは早いです。ぼやけてしまった写真でも、軽いぼやけ方であれば後から綺麗に補正することができます。
PhotoshopやGimpなどの画像編集ソフトのインストールは不要ですし、しかも無料。5分程度の簡単操作で綺麗な写真にすることができますので、その手順を紹介します。
修正前の画像
2006年9月に大間で撮影したマグロ丼。この時代のデジカメで屋内撮影をするとブレることが普通にあったもので、過去の写真を利用してブログやSNSにアップする場合は補正してからアップすると良いです。
ブレ補正の手順
01.ソフトを開く
今回紹介する手順は、インターネット上で無料利用できる画像編集ソフト「Pixlr Editor」による修正です。
まず、Pixlr Editorにアクセスします。
ブラウザ上で画像編集ソフトが開きます。
02.ファイルを開く
最初に「コンピュータから画像を開く」をクリックします。
画像を開くためのウィンドウが開きますので、今回修正したい手ブレやピンボケの写真を選び、開くをクリックすると画像をソフトで開くことができます。
03.ボケを修正する
メニュー上部の「フィルター」の中の「マスクのシャープを消す…」をクリックします。
すると、量、半径、しきい値の3つを設定する画面が開きますので、この値を好みで修正します。修正直後はOKを押す前に画像が修正後の見た目になりますので、画像を見ながら値を調整していきます。
量を右へスライド(値を大きく)すると、ブレやボケがより綺麗になります。
しきい値を左へスライド(値を小さく)すると、ブレやボケがより綺麗になります。
ただ、綺麗になったぶん画像が粗くなる傾向がありますので、許容できる粗さの範囲内で調整していきます。あとは好みです。
問題なければOKを押すと修正完了です。
試しに「量200、半径2、しきい値10」で補正した後の画像です。
04.修正後のファイルを保存する
メニュー上部の「ファイル」の中の「保存…」をクリックします。
保存状態を選ぶ画面になりますので、特に指定がなければそのままOKをクリックします。
あとは保存先を選択するウィンドウが開きますので、保存すれば完了です。
ブラウザ自体を閉じればソフトも終了となります。
修正後の画像
修正後には、このような写真に。さすがに元画像がブレすぎているため、まだブレが少し残ってしまっている状態ではあります。
さらにブレを解消するためには、この画像をもう一度同じ方法で補正をかけるという手があり、もう少し綺麗にできますがマグロ表面がさらに粗くなるのでこの辺でOKとします。
ちなみに、アニメーションGIFで前後を比較すると、こんな感じ。比較するとブレ解消度合いがわかるもので、なかなか綺麗に補正されているものです。(説明用のgif化などで補正とは無関係の劣化が発生しています)
まとめ
せっかくの写真がブレてしまった場合でも、この方法である程度の補正ができます。
もっと画質良く補正したい場合はGIMPなど無料の画像加工ソフトで対応するしかなさそうですが、とりあえずの処置として今回の「Pixlr Editor」は優秀だと思います。
ちなみに、GIMPでもココに記載した方法で試してみたのですが、数十分経っても処理が終わらないままになってしまい断念しました。
以上、ブレやピンボケの写真を無料で修正する方法でした。