時期限定の旅行イベント!春夏秋冬の季節行事17種類

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季節イベント

旅行というと行き先にこだわりがちですが、より楽しむのであれば「時期を選ぶ」のがオススメ。

正月やひな祭りなどの年中行事をはじめとして、季節を感じられる旅先での出来事というのは印象深く残るものです。

今回はそんな各季節の時期限定イベントと、各イベントの全国的に代表的なスポットを紹介していきます。

セシモ コイ

実際に筆者が来訪した際の写真なども参考に、楽しむポイントを解説していきますのでぜひご活用ください!

季節イベント解説

01.初日の出(正月)

初日の出写真 広島県の宮島口から撮影した元旦の日の出と島往来の船

元旦(1月1日)の朝の名物といえば、縁起の良い元旦の日の出「初日の出」。海や山からご来光の輝きを見ることで、すがすがしい気分で一年の始まりを迎えることができます。

初日の出と一口に言っても、色々な観賞ポイントがあります。
・海岸から眺める「水平線をジワジワと輝かせながら昇る太陽」
・丘陵地や登山道から見る「特徴ある山並みから顔を出す太陽」
・屋内展望台から眺める「都市のビルを照らしながら昇る太陽」

年末時期になるとWalkerplusなどのサイトで「初日の出スポット特集」が組まれるので、県単位で名所を探すことができます。日の出時刻や初詣スポットなどの情報も掲載されているので、年末年始の過ごし方をひととおり把握できます。


参考
Walkerplus 初日の出スポットWalkerplus 初日の出スポット

日の出時刻と方角はサイトで確認すればOKです。


参考
日の出・日の入りマップ日の出・日の入りマップ

もちろん1月1日以外でも見た目は変わらない日の出なので「別に正月じゃなくても良いのでは?」と思いがちですが、元旦ならではの利点として以下のものが挙げられます。
・人が集まるため会話や盛り上がりがある
・施設によっては誘導の係員もいて迷いにくい
・元旦は私鉄を中心に夜通し運行の鉄道路線がある
・大晦日から通し営業をする施設もあり朝まで過ごせる

みんなでワクワクしながら待つ一体感は心地よいものですし、大晦日とセットで楽しむのがオススメです。

02.初詣(正月)

お正月の定番となる文化、初詣(はつもうで)。一年を安全に過ごせるように参拝します。

初詣ならではの見どころとしては、神社前にある「干支(えと)の飾り」。その年の干支が描かれた大きな看板や絵馬が掲げられており、華やかで写真に撮るのも楽しいものです。

また、屋台の出店でにぎわうスポットが多いのも魅力。夜も参拝できるようライトアップされる神社もあり、この時期ならではの姿を見ることができます。

もともと初詣は地元の神社(お寺?)へ行くものですが、現在は他県など遠くの大きいスポットへ行くことも一般的です。有名な神社へ行く文化を作ったのは神奈川県の川崎大師が始まりで、京急の大師線を黒字化させる策だったとも言われています。(諸説あり)

大きいところは大混雑してお賽銭をあげるのも数十分かかるような場所も。自分に合った場所を選ぶといいと思います。

03.正月ヘッドマーク付き列車(正月)

正月の初詣とセットで楽しみたいのが、列車の先頭に掲げられる正月専用のヘッドマーク。

列車の先頭車両の顔部分には「ヘッドマーク」と呼ばれるプレートを配置することができ、時期限定でヘッドマークを掲げるのを狙って撮影する撮り鉄もいるほどです。

その中でも「正月専用のヘッドマーク」は、年初を飾る代表的なヘッドマーク。その年の干支と年号がデザインされることが多いため、まさにその年しかお目にかかれない正月限定の風物詩です。

掲げる鉄道路線はそこまで多くはないですが、傾向として「JRより私鉄のほうが多い」「定番参拝スポットへの参拝客が多く乗る路線」で掲げられることが多いです。

時期も鉄道各社で異なりますが、初詣客の多い1月1日~1月3日あたりが目安で掲げる日付を事前告知する鉄道会社もあります。

04.正月の行事(正月)

正月時期には、日本の伝統的な行事を楽しむ正月イベントを開催する施設もあります。歴史ある建物で、風情ある年中行事を味わうのもいいものです。

流鏑馬(やぶさめ)、餅つき、羽根つきなど様々。扇子を使った遊びなど、古くからの遊戯を楽しめるのも正月ならではです。

変わったところであれば吉備津神社や旧閑谷学校での行事が面白く、年始の休日を利用して旅行をする際に行ってみるといいです。

05.どんど焼き(1月)

正月を過ぎた1月中旬あたりに行われる行事として、藁(わら)を燃やす「どんど焼き」があります。

これも縁起として行われる?場所によっては餅を焼くなどを行うところもあります。大きな観光地ではなく地元ならではの公園やスポットで開催される傾向にあります。

06.雪まつり(12月~3月)

北海道が定番と言われつつ、東北など雪国で広く開催される雪まつり。雪を活かした風景に、屋台の出店やステージイベントなどでにぎわいます。

お城など現地を象徴する建物の雪像や、アニメキャラなどを模したものやその年を象徴するキャラまで様々な雪像が登場します。

自衛隊員が作る巨大な雪像は特に見ごたえがありますし、職人による氷の彫刻の実演が行われる場合もあるのでイベントスケジュールは要チェック。子ども向けの工作ブースなども魅力です。

出店も多く、ホットワインなど冬に暖まる飲み物もひとつの売り。雪の中のバーが作られることもあり、迷路のようなかまくら内でお酒を楽しめます。

お祭りによってイベント会場でライブが行われれるだけでなく、花火が打ちあがる幻想的なスポットも。灯籠などライトアップで幻想的な雰囲気を作る場所もあります。

07.ひな祭りのひな壇飾り(2月~3月)

女の子のいる家庭では定番のひな飾りですが、各地の古民家や観光スポットでひな飾りが展示されます。

ひな祭りと言えば「3月3日」なのですが、2月上旬~3月上旬くらいの1ヶ月間ほどひな壇を飾る施設が多いです。旧暦のひな祭りとなる2月3日を公開初日にする施設もあり、公開日付をあらかじめ案内する施設も多いです。

つるし雛、村山のロング雛壇など全国で様々なものがあります。

08.ひな祭りの屋外ひな壇(2月~3月)

ひな祭りのひな壇飾りは基本的に屋内で飾って楽しむものですが、意外なイベントとして石段を活用して人間をひな人形に見立てたひな壇もあります。

伊香保温泉の石段雛など。

09.桜の花見(4月)

春と秋は色々な花が咲く心地よい季節ですが、その中でも桜はWalkerplusなどで特集記事が組まれて開花情報も逐一更新される「春を代表する花」。

河津桜など2月頃の早咲き桜もありますが、ソメイヨシノやヤエザクラなどは全国的に3月下旬から順次満開になり4月中旬頃でも見頃のスポットもあります。(青森県や北海道などは4月末からゴールデンウィークにかけて満開)

気候が暖かくなる時期で、レジャーシートを広げて花見を楽しむのにピッタリの時期。桜まつりも各地で開催されて、屋台や演奏イベントなどにぎわいを見せます。

10.屋外レジャープール(7月~9月)

夏休みの象徴といえば、レジャープール。屋外プールは夏期だけ営業するところが多く、レジャー系のプールは複数人でワイワイ楽しめます。

ウォータースライダー、波のあるプール、子ども用の浅いプールなど様々。

ひとりでも楽しめてオススメなのは、屋外で飛び込み台のある飛び込み専用プール。傍から見るよりも実際に上で立ったときの恐怖感はありますが、思い切って飛び込む体験はなかなか楽しいもの。単純にジャンプして足から着水する形で、ゴーグルは外すように言われるのが一般的です。

11.夏の花火(7月~9月)

夏のメインイベントとも言えるのが、全国各地で開催される花火大会。夏の花火イベントは2時間くらいの長時間楽しめるものが多く、場所取りも苦労するため有料観覧席を取るのもひとつの手です。

レジャーシートを用意して、水分補給などしっかり準備するのが大事です。

花火の規模を知るための基準として「花火の発数」があり、例えば2万発といった形で表記されます。個人的には「花火は発数がすべてではない」と考えていて、発数が少ない小規模大会だと打ち上げ場所から近くて迫力がある上に構成も考えられていて楽しめます。

三尺玉など種類の解説があるといい

12.夏祭り(7月~9月)

御神輿(おみこし)や山車(だし)といった日本の伝統的なお祭りは、春や秋でも開催されるところはありますが夏がメイン。夏休みの時期にお祭りが集中する傾向にあります。

山車の飾りつけは「その土地の財力と工芸の技術力」の象徴。縫物、彫り物など随所に技師の技があり、養蚕など古くからの産業による財力を豪華な飾りつけに投入した文化を象徴するものです。

13.ワイナリー収穫祭(11月)

ボジョレーヌーボー解禁に代表されるとおりワイン用ブドウの収穫は11月に行われるところが多く、この時期に収穫祭と称して全国各地のワイナリー(ワイン醸造所)敷地内でイベントが行われます。

収穫されたばかりのブドウで作った新作ワインのふるまいや、露店で食べ物を購入して屋外テーブルでワインを添えて食事を楽しむのも魅力。

14.紅葉狩り(11月~3月)

秋の名物といえば、山並みや木々が赤や黄に色づく紅葉。ドライブルートを車で走るのも楽しく、少し肌寒い季節ではありますが公園などでレジャーシートを広げて過ごすのもいいもの。バーベキューなど対応の庭も良さそう。紅葉時期のみ限定で公開される庭園もあります。

紅葉は山岳地帯では9~10月、平地では11月から12月にかけて順次色づいていきます。Walkerplusで紅葉スポットの色づき情報が逐一更新されるため、見頃時期を狙って訪れるといいです。

参考までに、紅葉は夏場に日光を浴びて生成したデンプン質が秋の急激な気温降下によって変色する仕組み。日当たりが良くて寒暖差が激しい土地が紅葉の名所として見ごたえがあります。

15.冬の花火(11月~3月)

花火といえば夏がメインですが、実は澄んだ空気の中で打ちあがる冬の花火は夏よりクリアに撮影できるのが魅力。連発で打ちあがったときの煙も早く引きやすいです。

冬場は屋外で長時間過ごすのに不向きという背景もあり、比較的短い時間で開催されて短時間に多く打ち上げる傾向にあります。それゆえ場所取りにそこまで苦労せず、開始30分前くらいに温かい飲み物を持って場所確保するくらいでも対応できやすいです。

宇奈月温泉など温泉地で花火があがる日もあるので、宿泊地で温泉に入った後に夜の花火を楽しむというのもいいものです。

2時間とかの花火よりも短時間でドラマティックに、冬の凛とした温泉地で特別な夜を過ごせるのはかなりポイント高いです。

16.イルミネーション(11月~3月)

冬の街並みをドラマチックに彩る、イルミネーション。大通りの街並み、ショッピングモール、大型の公園、展望タワーなど色々な場所で冬のライトアップが行われます。

最近は省電力で耐久性のいいLEDが普及したことから、ホテルや個人宅でも見かけるほどになったイルミネーションはスポットが沢山。

クリスマスが一番のピークではありますが、冬の時期は1ヶ月以上点灯しているスポットが多いです。光で飾りつけを表現するクリスマスツリー、水族館のように魚の形でライトアップ、光のトンネル、記念写真も撮りやすいモニュメントなど様々です。

17.大晦日カウントダウン(11月~3月)

一年の最後、大晦日の日付が変わるときに大勢でカウントダウンをして新年を迎える、イベントが全国各地で行われています。

音楽ライブ、お笑いライブ、花火、除夜の鐘、風船飛ばしなど、場所によって様々。華やかでにぎわうスポットもあれば、静かに暮れの風情を感じられる場所もあります。

気を付けたいのはカウントダウン後の過ごし方。公共交通機関は特にJRは動かない傾向にあるため、車での来訪や24時間施設などを活用するといいです。

季節の花鑑賞について

季節の花については全47都道府県の県単位記事を用意しました。1月から12月まで月単位に紹介している記事が豊富なので、ぜひご覧ください。

全国47都道府県のお花畑特集!県別の概要と名所

まとめ

こうして見ると、月によって偏りはありますが各季節ならではのイベントがあります。旅先の出来事として心に残りやすいイベントは、友人や家族の旅行だけでなく恋人やひとり旅でもドラマティックな出来事としてオススメです。

以上、季節イベントのまとめ記事でした。

記事を書いた人&運営者
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セシモ コイ(瀬下 恋衣)
趣味の国内旅行ライター

国内旅行が大好き。NIKON一眼レフで主に花や絶景を撮影し、写真を活かして当旅行サイトを運営。
旅行系Vチューバーとしても活動予定で、国内情報を解説するため勉強中。