オフィスや自宅のデスクトップパソコンで利用するPCキーボード。どのような商品が良いのか、あまり考えずに使用していませんか?
特にブログを書くなど執筆に注力する場合、キーボードの使用感が作業の効率を大きく左右すると言っても過言ではありません。
今回は、旅ブロガーの筆者が実際に利用していて、オススメできるPCキーボードをレポートしてみます。
1.オススメする商品の概要
筆者が利用しているのは、エレコム社のワイヤレスキーボード「TK-FDM078TBK」。
キャッチコピーは「薄くて小さいワイヤレスミニキーボード」。
独立したキー機構でタイプミスを軽減する「アイソレーション設計」が採用されており、1000万回の打鍵テストによる高耐久性も売りのひとつです。
Windows専用でVista~8.1まで対応と記載されていますが、筆者のWindows10でも問題なく動いています。USBレシーバ接続で初期設定も不要。
ヨドバシ実店舗で税込1,620円で購入。省スペース狙いの簡易キーボードですが、これが執筆に注力する筆者にとってベストなキーボードとして重宝しています。
筆者がこのキーボードを選定した理由は、Fnキー同時押し不要な単独キーの配列が良いため。
打鍵感も実機試しで抵抗感なく「機能を落とさず徹底した省スペース化」の思想を感じさせる作りがなかなかの好印象だったため、購入に至りました。
実際に使用してみると、はじめはファンクションキーの誤打鍵など慣れない部分もありましたが、次第に快適かつ機能的にも便利な点を享受できるようになってきました。
2.当商品のメリデメ
(1)デメリット
当商品のデメリットは以下のとおりです。
・静音タイプなはずがカチャカチャ打鍵音がかなりうるさい
・テンキー無しゆえ当製品単独の数字入力は多少手間になる
・キーボード右端近くのキー配列が独特(個人の好み)
・ワイヤレスゆえ電池要でレシーバ用でUSBポートも1つ使用
キーボードは「打鍵感」と「キー配列」の好みが人によって大きく変わるため、デメリットとなる点を自身が気にしないのであれば購入に向いた製品だと言えます。
まず、当製品は「打鍵音が気にならない静音タイプ」と書かれていますが、実際はキーを叩くときのカチャカチャ音が結構出ます。
オフィスなど他人がいる環境では、打鍵音が騒音として気にされがち。1人部屋など他人がいないところで利用したほうが良いでしょう。
コンパクトが売りですが、当然ながらテンキーが無いため数字を多く打つ作業には不向きです。テンキーが必要であれば別添えの購入となります。
デメリットと言われがちなのが、キーボード右端近くのキー配列。とくにコンパクト製品は省スペースを優先して配置されるため、製品依存の独自配置になりがちです。
この製品だとDel、BackSpace、Enterキーが右端に無いため誤打鍵しやすく、ホームポジションからの距離を体で覚えるための慣れが必要です。
(個人的には購入直後から誤打鍵なく、すんなり入れました)
また、Home、End、PgUp、PgDn、右Shift、右Ctrl、矢印キーも独自配置のため、とくに右Shiftと右Ctrlを利用する人には抵抗感がある製品だと推測できます。
(個人的には慣れが必要だと思いますが、抵抗感は無いです)
ワイヤレス製品ゆえのデメリットも当然あります。大きく2点あげると「乾電池が必要」「レシーバー式でUSBポートを1つ使用する」ところ。
乾電池は箱に付属していますが、交換は当然ながら購入要。キーボードは一般的に数ヶ月の電池持ちなので気にしなくて良い点だとは思います。
以上のデメリットを「大体許容できる」のであれば、購入をオススメできます。
(2)メリット
当製品のメリットは以下のとおりです。
・Fnキーとの同時押しが不要な単独キーが充実
・機能キーの面積が小さくなく独自配置も慣れで対応可
・ワイヤレスと省スペースでデスクを有効活用できる
・他キーボードからの移行者向きな打鍵感
当製品のメリットとして筆者が一番気に入っているのが「左下のFnキーとの同時押しが不要なキー」が沢山あるという点。
とくにHomeとEndが単独キーなのが実に魅力的。テキスト入力時に、行の先頭へはHome、行の末尾へはEndキーを押すだけで移動できるので執筆者向きです。
ブログ記事で1記事2000字を超えると縦スクロールも大変ですが、記事の冒頭へはCtrl+Home、末尾へはCtrl+Endの2キー押しで移動できるのもメチャクチャ便利。
また、画面キャプチャで頻繁に利用するPrintScreenも単独キーでFn不要なのもメリット。解説画像を多用するノウハウ系ブログの記事作成にも向いています。
左Ctrlもちゃんと左端ですし、矢印キーも正方形で押しやすい配置。EnterとSpaceキーも充分な大きさで、F1~F12キーもあります。
フルサイズと遜色ない使い勝手のキー配置で、この省スペースサイズは最強と言えます。
配線が無いワイヤレスのためキーボードをデスク外にサッと置けるので、雑誌書類やノートPCを開くときやデスクを拭いて綺麗に掃除する際にも便利です。
キーの打鍵感覚は少し硬めで最初は疲れやすいですが、慣れるとパンチしている感覚を得られるため心地よさはそこそこあり誤打鍵しにくいです。
キーピッチ19mmのメンブレン式はフルサイズからの移行者にも向いており、キーストローク2.8mmは浅すぎず深すぎずでノートPCからの移行者にとっても抵抗感が少なく済みます。
3.クチコミ評価
Amazonでのクチコミは140件以上あるため利用者は多いですが、平均の星は3.1とかなり低めです。
多い意見で筆者も同意するものは前述のメリットデメリットに記述しましたが、他には
・キーボードの反応が悪くてタイプミスが多く出る
・いくつかのキーが反応しない
・特定キー(とくにEnterキー)が戻らず無限押下になる
・全部のキーが反応しなくなり、USBポートの抜き差しが必要
・不具合があり修正ソフトのインストールが必要だった
・電池が数日で切れて電池交換頻度が多い
このような意見が多いのですが、筆者が2018年4月から数ヶ月使用し続けても一切発生せず快適に利用できています。製品単位の個体差があるのかもしれません。
また、同クラスの製品としてロジクール社「MK240 Nano」あたりを比較対象としている方もいますが、個人的にはキー配置と見た目でオススメしません。
4.購入したことによる環境変化
筆者はもともと省スペースとしてノートパソコンを利用していたのですが、効率化を目指してデスクトップパソコンに変えたタイミングで当製品を利用。
当然ながら画面とキーボードのハード一体化から解放されたことで、キーボードの角度などの自由度が上がった点は大きいです。
最近はデュアルディスプレイ利用者も増えてきて、筆者も2つのディスプレイを駆使することから省スペースゆえの設置角度の微調整もしやすくて便利です。
当製品を利用したことで執筆速度も上がり、やはり文章を大量入力する身としては「ソフトとハードの双方から利便性を高める」のが大事だと痛感しました。
【製品情報】 Amazon エレコム ワイヤレスキーボード 静音タイプ メンブレン式 コンパクト ブラック TK-FDM078TBK
【参考価格】 1,199円(2018年8月時点)
まとめ
コンパクトでワイヤレスが魅力的なPCキーボード。
Fnキー同時押し不要な機能キーが豊富で、硬めの打鍵感とキー独自配置も慣れで許容できるレベル。
以上、旅ブロガーがガチでお勧めするPCキーボードの紹介でした。