近畿関西の観光列車17種類!JRとローカルの豪華電車旅

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嵯峨野トロッコ

私鉄の観光列車が強い関西エリア。京都嵐山のトロッコ列車を筆頭に、テーマ性のある観光列車が沢山揃っているエリアです。

滋賀県の甲賀忍者、和歌山のパンダなど文化的なラッピング列車も揃います。

今回は近畿関西地方2府4県の観光列車を紹介していきます。

セシモ コイ

各列車の運行情報を掲載しましたので、乗る方も撮影する方も下調べにぜひご活用ください!最新情報のある公式サイトリンクも付けました。

目次 閉じる

A.滋賀県の観光列車

01.SHINOBI-TRAIN(滋賀県~三重県 JR草津線)

沿線に伊賀忍者と甲賀忍者ゆかりの地があるJR草津線。滋賀県・草津駅から三重県・柘植(つげ)駅までの区間を走る、忍者ラッピング列車があります。

2017年に登場し、約2年間の運行。沿線の市で結成されたプロジェクトチームにて、草選挙イベントでデザインを決定したものです。

黒茶色ベースの車体に流線模様が施された外観で、忍者のイラストや「忍」のロゴなど目を引く黄金色が配されたデザインです。

運行情報(外部サイト)

JRおでかけネット 京阪神エリアの列車
[区間] 草津駅-柘植駅 片道36.7km
[時間] 片道 約43分
[料金] 大人 乗車券最大670円のみ
[日付] 通年 時間帯非公開

B.京都府の観光列車

02.嵯峨野トロッコ列車(京都府 嵯峨野観光線)

嵯峨野トロッコ列車写真 トロッコ保津峡駅に停車中の嵯峨野トロッコ列車

かつて山陰本線だった嵯峨嵐山-馬堀の廃線区間を再利用した、桂川に沿った保津峡の景色を楽しめるトロッコ列車。

保津峡川下りとセットで楽しむコースが定番で、特に11月上旬から12月上旬にかけて紅葉を楽しめます。

窓の無いオープン車両の5号車リッチ席が人気です。

運行情報(外部サイト)

嵯峨野トロッコ公式サイト
[区間] トロッコ嵯峨駅-トロッコ亀岡駅 片道7.3km
[時間] 片道 約25分
[料金] 大人 乗車券最大620円のみ
[日付] 3~12月 閑散期の水曜を除く毎日 1日8往復

03.ひえい(京都府 叡山電車)

ひえい写真 八瀬比叡山口駅近くの橋を渡る観光列車ひえい

関西大手の京阪系列の路線として京都市から比叡山や鞍馬山のふもとへ移動できる叡山線には、普通料金のみで乗れる観光列車があります。

比叡山と鞍馬山の「神秘的な雰囲気」「時空を超えたダイナミズム」をイメージした楕円のヘッドデザインが最大の特徴です。

側面に配されたストライプは比叡山の山霧を表現したストライプが側面に入った、深い緑の列車が自然に溶け込みながら走ります。

座席はロングシートながら1席ずつがバケットシート式になっており、ゆったりとした広さと座り心地の良さを実現。LEDダウンライトを用いた車内照明も魅力です。

運行情報(外部サイト)

叡山電車 観光列車ひえいサイト
[区間] 出町柳駅-八瀬比叡山口駅 片道5.6km など
[時間] 片道 約14分
[料金] 大人 乗車券最大260円のみ
[日付] 通年 毎日 1日12~20往復

04.京とれいん雅洛(京都府~大阪府 阪急京都線)

阪急電鉄の大阪梅田駅と京都河原町駅を結び、阪急京都線の観光列車「京とれいん雅洛」。雅な都へ向かう列車として「雅洛」と名付けられた、和モダン列車です。

予約不要、普通運賃のみで乗車できるのが嬉しい点。1両ごとにモチーフとなる季節のデザインが施されており、全6両それぞれに春夏秋冬の異なる色使いを感じるインテリア。

各車両で席の形も異なり、ボックス席や窓向きシートに加えて畳椅子のL字型シートまで。ロングシートも1席ずつクッションが分かれているなど、車両ごとの魅力が溢れています。

外観は一般的な阪急電鉄の濃い赤紫をベースとしつつ、ヘッドマークやボディに描かれた扇子など和を感じさせるデザインが控えめに施されています。

運行情報(外部サイト)

京とれいん雅洛 専用サイト
[区間] 大阪梅田駅-京都河原町駅 片道47.7km
[時間] 片道 約46分
[料金] 大人 乗車券最大400円のみ
[日付] 通年 土日祝 1日7往復

05.丹後くろまつ号(京都府 京都丹後鉄道)

丹後くろまつ号写真 宮津の海園望から湾を見渡す形で丹後くろまつ号を撮影

現在は高速バス会社WILLERにより運営されている京都丹後鉄道では、3種類の観光列車が用意されている中で予約制のレストラン列車となるのが「丹後くろまつ号」。

美しい海、穏やかな山並み、のどかな田園風景が移り変わる車窓を楽しみながら、時間帯によって異なる4コースを持つ地元食材の料理を楽しめます。

水戸岡鋭治氏がデザインした列車のひとつ。天然の木材として天橋立をイメージした松の木を贅沢に使用した、落ち着きある雰囲気と懐かしさ。1両編成の全30席で運行されます。

車内にはドリンクに対応したカウンターがあり、車内販売として地ビールや地ワインなどのアルコールに加えて丹鉄珈琲も用意されています。

モーニングコースは途中の大江駅で下車して駅売店や鬼瓦公園に立ち寄れて、他のコースでは展望のよい由良川橋梁と奈具海岸で停車や徐行して解説案内を聞くことができます。

運行情報(外部サイト)

丹後くろまつ号 京都丹後鉄道サイト
[区間] 福知山駅-天橋立駅 片道34.8km、天橋立駅-西舞鶴駅 片道29.1km
[時間] 片道 福知山駅-天橋立駅 約1時間25分、天橋立駅-西舞鶴駅 約1時間1分~1時間45分
[料金] 大人 食事込4,800円~13,000円
[日付] 通年 金土日祝 1日3~4コース

06.丹後あかまつ号(京都府 京都丹後鉄道)

京都丹後鉄道では先ほどの予約制レストラン列車だけでなく、予約不要の自由席として乗車できるカフェ列車「丹後あかまつ号」もあります。

天橋立の白砂青松を象徴する「松」をテーマとした観光列車で、日本三景の天橋立駅と西舞鶴駅間を結ぶ赤い1編成車両の列車です。

オシャレなクッションのロングシートに加えて、グループ向け4人席や窓向き木材椅子席もあります。こちらも水戸岡鋭治氏デザインで、木材をメインとした雰囲気を楽しめます。

運行情報(外部サイト)

丹後あかまつ号 京都丹後鉄道サイト
[区間] 西舞鶴駅-天橋立駅 片道29.1km
[時間] 片道 約48分~55分
[料金] 大人 乗車券最大650円のみ
[日付] 通年 土日祝 1日2往復

07.丹後あおまつ号(京都府~兵庫県 京都丹後鉄道)

丹後あおまつ号写真 与謝野の石田橋を渡る丹後あおまつ号を撮影

予約不要の自由席として乗車できる列車として、先ほどの「丹後あかまつ号」だけでなく兵庫県の豊岡駅(もしくは網野駅)まで行くことができる「丹後あおまつ号」もあります。

こちらも天橋立の白砂青松を象徴する「松」をテーマとしつつ、外観と内装に青色を配した水戸岡鋭治氏デザインの車両。席のクッションやカーテンが爽やかな青色です。

運行情報(外部サイト)

丹後あおまつ号 京都丹後鉄道サイト
[区間] 西舞鶴駅-豊岡駅 片道83.6km
[時間] 片道 約1時間59分~3時間41分
[料金] 大人 乗車券最大1,500円のみ
[日付] 通年 土日祝 1日2往復

08.おばませんキャラ号(京都府~福井県 JR小浜線)

福井県の嶺南エリアを代表する、ゆるキャラ6体を描いたラッピング列車。JR小浜線を走るため、京都府北部の舞鶴エリアでも見ることができます。

125系列車1両にラッピングを施し、普通列車と連結した2両で走ることが多いようです。

北陸デスティネーションキャンペーンの開催に合わせて、2015年10月から2018年夏頃まで運行。運行延長で2020年夏まで走行とのことで、現在も運行が続いているかは不明です。

運行情報(外部サイト)

若狭おばま観光協会 ニュース記事
[区間] 西舞鶴駅-敦賀駅 片道91.2km
[時間] 片道 約2時間
[料金] 大人 乗車券最大1,850円のみ
[日付] 通年 時間帯非公開

09.特急しまかぜ 京都発(京都府~三重県 近畿日本鉄道)

特急しまかぜ写真 国宝の高田本山のある一身田を走る特急しまかぜ

三重県の伊勢志摩にある賢島駅へと向かう「特急しまかぜ」は、先ほどの大阪難波駅発だけでなく、京都駅発、近鉄名古屋駅発もあります。

京都駅発のルートは奈良県の大和西大寺駅と大和八木駅を経て、大阪発ルートと同じく伊勢市へと入り賢島へと行くことができます。

こちらも基本は同じく3列シート、窓向きカフェ席、和風個室、洋風個室があります。

運行情報(外部サイト)

特急しまかぜ 近鉄公式サイト
[区間] 京都駅-賢島駅 片道195.2km
[時間] 片道 約2時間42分~2時間47分
[料金] 大人 乗車券最大2,590円+特急特別料金1,260~3,090円
[日付] 通年 基本は水曜を除く毎日 1日1往復

C.大阪府の観光列車

10.特急しまかぜ 大阪発(大阪府~三重県 近畿日本鉄道)

特急しまかぜ写真 国宝の高田本山のある一身田を走る特急しまかぜ

三重県の伊勢志摩にある賢島駅へと向かう、晴れやかな空をイメージした近未来的な青色の外観が特徴の特急列車。大阪難波駅から出発する列車は鶴橋駅、大和八木駅を通ります。

3列シートや窓向きカフェ席、そして和風個室と洋風個室があります。

乗車のみの利用も可能で、カフェ席で食事やスイーツをオーダーすることもできます。おつまみやお酒もあり、お土産の赤福の購入も可能です。

運行情報(外部サイト)

特急しまかぜ 近鉄公式サイト
[区間] 大阪難波駅-賢島駅 片道176.9km
[時間] 片道 約2時間21分~2時間23分
[料金] 大人 乗車券最大2,350円+特急特別料金1,260~2,690円
[日付] 通年 基本は火曜を除く毎日 1日1往復

D.奈良県の観光列車

11.青の交響曲(大阪府~奈良県 近畿日本鉄道)

近鉄(近畿日本鉄道)の観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」は、濃紺のボディカラーにゴールドのラインをあしらった上質な外観デザインを特徴とする列車です。

大阪阿部野橋駅を起点として奈良県の駅に停車するもので、橿原神宮前駅や飛鳥駅を経て桜の名所で有名な吉野駅まで往来できる列車です。

3両編成で1・3号車は2列+1列のデラックスシートで構成された、落ち着きあるグリーンのシートとブラウンのテーブル。

2号車はラウンジとなっており、車内販売として吉野柿スイーツや柿の葉寿司など奈良県のご当地メニューに奈良の地酒も楽しめます。

運行情報(外部サイト)

青の交響曲 近鉄公式サイト
[区間] 大阪阿部野橋駅-近鉄奈良駅 片道64.9km
[時間] 片道 約1時間16分~1時間18分
[料金] 大人 運賃最大990円+特急特別料金730円
[日付] 通年 基本は水曜日を除く毎日 1日2往復程度

12.あをによし(京都府~大阪府~奈良県 近畿日本鉄道)

近鉄(近畿日本鉄道)の観光特急「あをによし」は、大和西大寺を分岐点として大阪難波、京都、近鉄奈良の3駅を往来する「三都くつろぎ歴史旅」と銘打った列車。

緑色のシートでテーブルを挟むツインシートの1・3・4号車、校倉造りをイメージした販売カウンターと3~4名用の半個室サロン席がある2号車。そして4号車には書籍スペースも。

落ち着いた足元の敷きとラグジュアリー感のある明るい天井など、上品かつ豪華さのある内装。

運行情報(外部サイト)

あをによし 近鉄公式サイト
[区間] 大阪難波駅-京都駅 片道63.0km、京都駅-近鉄奈良駅 片道39.0km
[時間] 片道 大阪難波駅-京都駅 約1時間17分~1時間28分、京都駅-近鉄奈良駅 約35分
[料金] 大人 運賃最大960円+特急特別料金730~1,000円
[日付] 通年 基本は木曜日を除く毎日 1日3往復程度

E.和歌山県の観光列車

13.パンダくろしお(京都府~和歌山県 JR紀勢本線)

パンダくろしお写真 和歌山駅近くの川沿い堤防から撮影したパンダくろしお

京都駅と和歌山県の新宮駅を結ぶ特急くろしお287系に、パンダのラッピングが施された「Smileアドベンチャートレイン」が登場。

側面にはパンダをはじめとした動物たちが描かれ、車内にもパンダ柄のヘッドカバーやドアがあります。

日本一パンダが多い白浜アドベンチャーワールドへの移動にも利用できます。

運行情報(外部サイト)

JRおでかけネット 特急くろしおサイト
[区間] 京都駅-新大阪駅-新宮駅 片道315.8km
[時間] 片道 約4時間40分
[料金] 大人 乗車券最大5,400円+自由席最大2,160円
[日付] 通年 毎日 1日2往復程度

14.天空(和歌山県 南海鉄道高野線)

和歌山県の橋本駅から、真言宗の総本山「高野山(こうやさん)」へと向かう高野線の観光列車。標高差443メートルの山岳区間で、24個のトンネルのある急勾配を走ります。

寺院へと向かう列車なだけあって、コンセプトは「俗世界から精神世界へ」。森深い区間を走ることで「日常を忘れて心を解き放つ」という、心の感受性を取り戻す狙いの設計です。

前日まで予約を受け付ける全席座席指定。旧22000系時代の窓3枚分を改造で1枚窓にした、ワイドな窓に向かって1人席が並んでいる席配置。

山の谷間も見下ろせる腰窓付きの4人席も車両端に用意されている2両編成。景色と歴史文化を説明する車内アナウンスもあり、吹き抜けの展望デッキも見どころのひとつです。

ちなみに、精進料理、座席指定券、周辺路線乗り放題がセットになったツアー券もあります。

運行情報(外部サイト)

南海鉄道 天空専用サイト
[区間] 橋本駅-極楽橋駅 片道19.8km
[時間] 片道 約44分~55分
[料金] 大人 乗車券最大440円+座席指定券510円
[日付] 土日祝+3~11月の月火金 1日2~3往復

15.たま電車 など(和歌山県 和歌山電鐵)

たま電車写真 岡崎前駅の田んぼから撮影した2両編成のたま列車

和歌山駅から貴志駅へと向かう和歌山電鐵の貴志川(きしかわ)線。日本一働くネコとして話題にもなった、貴志駅の「ねこ駅長」で有名な鉄道です。

貴志川線には「いちご電車」「おもちゃ電車」「ねこ電車」「うめ星電車」という4つの観光列車があり、観光列車デザインの第一人者「水戸岡鋭治」氏が手掛けたものです。

外観のラッピングだけでなく、車内のロングシート座席が木材とクッションでオシャレに作られています。

フィギュア棚やポスター額縁などの飾りも豊富で、赤ちゃんが寝転んでおむつ替えもできるベビーベッドが用意されているなど子どもが喜ぶ作りになっています。

4つの列車の運行情報は、公式サイトにある日付単位の時刻表に記載されています。

運行情報(外部サイト)

和歌山電鐵 電車一覧サイト
[区間] 和歌山駅-貴志駅 片道14.3km
[時間] 片道 約29分~32分
[料金] 大人 乗車券最大400円のみ
[日付] 毎日 1日数往復

16.めでたいでんしゃ(和歌山県 南海鉄道加太線)

めでたいでんしゃ写真 和歌山市駅近くの堤防から撮影したピンクのめでたい列車

和歌山市駅から港町の加太(かだ)駅へと向かう、加太線の観光列車。加太を代表する魚の鯛(たい)をモチーフにして、鯛がレールを泳ぐイメージの列車です。

乗ると「おめでたい」気分になる列車として、明るい外装。奇数月にはピンク色の「さち」が走り、偶数月には水色の「かい」が走ります。

車内にもロングシートのクッションがハートや魚の絵柄になっており、さかな型のつり革や木彫りの鯛などの縁起物もかわいらしい見た目。

ガラス窓やロールカーテンにまで魚の絵柄を取り入れた、明るくてさわやかな色合いに統一された車内は綺麗。ホームなどにも鯛などの魚の飾りがつけられています。

運行情報(外部サイト)

南海鉄道 めでたいでんしゃ専用サイト
[区間] 和歌山市駅-加太駅 片道12.2km
[時間] 片道 約24分
[料金] 大人 乗車券最大330円のみ
[日付] 土日祝のみ 1日7往復

F.関西地方横断の観光列車

17.ハローキティ新幹線(大阪府~福岡県 JR山陽新幹線)

500 TYPE EVA写真 高砂駅近くの川を渡るハローキティ新幹線の下り線

2018年6月30日に運行を開始した、ハローキティのデザインがふんだんに使用された新幹線。新大阪から博多まで600kmを超える区間を各駅で停車する「新幹線こだま」で運行。

展示と映像のコーナーがある1号車には飲食スペースも用意されており、自由席の2号車はキティちゃんのデザインが配されたシートが魅力。

フォトスポットも用意されており、記念撮影を楽しみつつ移動できる新幹線です。

運行情報(外部サイト)

ハローキティ新幹線 公式特設サイト
[区間] 新大阪駅-博多駅 片道622.3km
[時間] 約4時間9分~4時間33分
[料金] 大人 乗車券最大9,610円+自由席最大4,870円
[日付] 通年 ほぼ毎日 1日1往復

かつて運行していた観光列車

京都山城列茶(京都府~三重県 JR関西本線)

山城で2017年4月に開幕する「お茶の京都博」のPRとして登場し、2019年11月まで走る予定のラッピング列車。

京都の加茂駅と三重県の亀山駅を結ぶ関西本線の列車として、宇治茶をモチーフとした緑色の車両に山城の景色をあしらった円形ロゴが目立ちます。

運行情報(外部サイト)

京都新聞 ニュース記事
[区間] 加茂駅-亀山駅 片道61.0km
[時間] 片道 約1時間23分
[料金] 大人 乗車券最大1,140円のみ
[日付] 通年 時間帯非公開

忍びトレイン(滋賀県 信楽高原鐵道)

甲賀忍者ゆかりの甲賀信楽エリアを走る信楽高原鐵道にも、忍者ラッピングの列車が走っています。

絵柄はJR草津線と同じ作者のようですが、JRと異なり車両は新潟トランシス(富士重工)社製のSKR310形でヘッドライトの形状などが大きく異なります。

車両は深緑色と紫色が1台ずつ。車内にも「忍者フィギュアの付いたつり革」など忍者を由来とした工夫がこらされています。

車両点検などの都合で運行日と時間帯は非公開。前日か当日であれば運行情報がわかるようですが、ネット上への公開はされません。

運行情報(外部サイト)

信楽高原鐵道 車両紹介サイト
[区間] 貴生川駅-信楽駅 片道14.7km
[時間] 片道 約24分
[料金] 大人 乗車券最大460円のみ
[日付] 通年 時間帯非公開

紀の国トレイナート号(和歌山県 JR紀勢本線)

紀伊半島の海岸線にあるJR紀勢本線の無人駅舎を舞台として、各地から集結したアーティストが作品を展開するプロジェクト。

専用のラッピング列車が不定期で運行されていましたが、2021年11月6日のラストランで7年の歴史に幕を閉じました。

運行情報(外部サイト)

紀の国トレイナート専用サイト
[区間] 紀伊田辺駅-新宮駅 片道105.2km
[時間] 片道 約3時間10分
[料金] 大人 乗車券最大1,940円のみ
[日付] 不定期(主に土日) 時間帯非公開

まとめ

JRの観光列車が少なめな関西圏ですが、そのぶん私鉄の観光列車の充実度が高いエリア。歴史を継承して今も息づく文化を感じさせる魅力があります。

以上、関西の観光列車特集でした。

記事を書いた人&運営者
運営者顔画像
セシモ コイ(瀬下 恋衣)
趣味の国内旅行ライター

国内旅行が大好き。NIKON一眼レフで主に花や絶景を撮影し、写真を活かして当旅行サイトを運営。
旅行系Vチューバーとしても活動予定で、国内情報を解説するため勉強中。