旅行パンフレットをスキャナ取り込み!機種選定から管理までコツを紹介

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旅行の先々で手に入れる地図、パンフレット。帰路に着けば「思い出として残しておきたいけど場所を取るのがネック」という人もいるでしょう。

対処法はシンプルに「スキャナでパソコンに取り込んでおく」のが一番。

ただ、機種選定のポイントからファイル管理方法のコツまで、色々と工夫すべき点というのはあるものです。

今回は、筆者が活用している方法や要領などを紹介していきます。

特に管理方法としてオススメするのが「都道府県単位にフォルダを作成して管理していく」という方法。単なる思い出の記録だけでなく、次の旅行の材料としても活かせるベストな方法を紹介します。

1.機種の選び方

オススメできる機種のタイプ

まず、これから購入を予定している人を想定して、機種の選定ポイントを記載。

機種については、平置きの板型のものが使いやすくてオススメ。当たり前のようでいて、筆者の経験上コレが一番の選択です。

A4が取り込めるサイズで、電源コンセントが不要な「USB給電タイプのUSBデータ転送」ができれば充分だと思います。

いざスキャナ本体を取り出したときに、コンセント不要でUSBを挿すだけで動いてくれるのが便利。

性能は640DPIくらいの解像度の取り込みができて、JPEGに対応している程度でOK。筆者が購入したものは1万円くらいのもので、このくらいの価格が一番適しているように感じます。

オススメできない機種のタイプ

スキャナについては「これはオススメできない」点を理解しておくと良いです。

まず、棒型で持ち運びがしやすい「ハンディスキャナ」はNG。観光パンフレットというのは折り畳み式のものが多いので、折り目をなぞるときに

 ・折り目を通過したときにズレが生じる
 ・折り目を通過したときの振動で強制終了する
 ・手でなぞる作業に気を遣うため手間がかかる

というもの。ローラー依存で斜めに取り込まれやすいなど出来具合に問題が出過ぎて、やり直しなど手間がかかります。

機種にもよりますが、光を出すので乾電池式はすぐに電池切れを起こしてコスパが最悪。パソコンへの転送なども結局は有線やSDカード経由になるため、ハンディタイプの手軽さを感じられないというのが筆者の感想です。(持ち運びで書類も少量だと便利ですが)

また、スキャナを買わずにスマホアプリのスキャンを利用するのは、ひとつの手。台形補正など撮影後の処理を行ってくれる便利なアプリもあります。

ただ、天井の照明による光の反射がネックですし、当然ながら解像度や発色で劣るものです。

旅行先で少量のパンフレットを取り込んで荷物を軽量のままにしたい方はオススメですが、取り込み結果の品質を求めるならハードウェアのスキャナのほうが断然良いです。

2.スキャナの事前設定

あらかじめスキャナの取り込み時の品質などを設定しておくのが重要。

管理はJPEGが品質と容量の兼ね合いで一番手頃で、PDFでの取り込みはオススメしません。PDFファイルは開くのに時間がかかり、加工などにも適さないです。

解像度は320DPIよりも640DPIあたりだとパンフレットの文字がしっかり読めます。ただ、これは人による好みで分かれる部分で、ハードディスクの容量などを考慮して決めるといいでしょう。

3.取り込み作業

旅行パンフレットはA3サイズ、特別なサイズ、冊子タイプなど実に様々。

A4サイズより大きいものは折りたたんで、スキャナに収まるサイズにしてから取り込むといいでしょう。後から結合することも考慮してJPEGでの取り込みがオススメとなります。

スキャナ取り込みは時間と手間がかかるもの。テレビやネット動画などを見ながら、片手間で行うのがオススメです。

筆者の実績ですと、1週間分の旅行パンフレットで3時間くらいが目安です。

4.取り込み後の加工

取り込んだ後のファイルですが、ファイル名は
 日付6桁+連番2桁+詳細内容
という名称でファイル名を付けておくと良いです。

後から日付と連番で昇順に並べ替えして管理しやすくするため、日付と連番を付けておくのが肝要。

A4より大きいサイズの場合は取り込み後に結合したほうが良いですが、このあたりは個人の好みで良いです。

5.フォルダ管理方法

り込んだ後の保存方法というのは、意外と考えずにテキトーにしてしまっている方が多いのではないでしょうか。

個人的にかなり強くオススメするのは「県別にフォルダを用意する」もので、都道府県47個のフォルダを作っておいて格納していく方法。

ファイル名に日付と連番を付けておく方法にしておけば「いつの旅行のパンフレットか」を見失うこともないため、この方法でも問題ないです。

利点は「次にその県を旅行したいときに参照しやすい」点。1回行った場所でも、
 ・別な人と行く場合
 ・前回行けなかった施設
 ・お祭りなど時期を狙って行く場合
などのケースで活用。

過去のパンフレットというのは、観光雑誌やネット検索よりも詳しいもの。その際に、県単位にファイルが分けられていると探しやすいのです。

次に旅行を予定している県のフォルダを開いて、目を通してみると行きたい場所の候補が見つかることも多いです。

この手を用いると過去のスキャンファイルを後から見る習慣がつきますし、当時の旅行の楽しさを思い出すキッカケになります。

もちろん、スキャンしたファイルはスマホに格納して持ち歩くのも手ですし、地図などは白黒で印刷してもOK。

6.そもそもパンフレットを取っておく利点

以上のとおりですが、パンフレットをスキャンするのは結構手間。いさぎよく捨ててしまうというのもひとつの手ではあります。

ただ、神社仏閣系で撮影禁止の仏像類はパンフレットに載っていることが多いもの。説明文もWikipediaに掲載されていない詳しいレベルで記載されていますし、地図類は観光雑誌よりも詳しいものも多く見受けられます。

ということで、「旅行パンフレットをスキャンする」というシンプルな目的だけでも、工夫ひとつで色々と有効活用できるのです。ぜひ参考にしてみてください。

記事を書いた人&運営者
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セシモ コイ(瀬下 恋衣)
趣味の国内旅行ライター

国内旅行が大好き。NIKON一眼レフで主に花や絶景を撮影し、写真を活かして当旅行サイトを運営。
旅行系Vチューバーとしても活動予定で、国内情報を解説するため勉強中。