山梨のぶどう菓子、長野のりんご菓子、新潟の米菓子など、各県を代表する素材を活用した銘菓が色々と存在する甲信越地方。
山梨といえば信玄餅が有名で、長野には小布施の栗を使用した銘菓も。新潟の柿の種も日常のお菓子として向いています。
今回は、甲信越地方のお土産やお取り寄せにピッタリの銘菓を紹介します。
セシモ コイ
A.山梨県の銘菓
01.月の雫(トゲツ、他)秋限定
生の甲州ぶどうを砂糖で包んだ、ぶどうを食べる感覚で楽しめる山梨の銘菓。ぶどう収穫期となる秋の9月下旬頃から12月頃までの3ヶ月程度しか販売されない季節限定の銘菓です。
水飴を使用した砂糖で表面をコーティングしており外観は砂糖菓子ですが、中には皮と種も含んだ甲州ぶどうが1粒まるごと入っています。
白い砂糖蜜をカリッと噛むと、ぶどうの身と果汁が口いっぱいにひろがります。皮と種はそのまま食べることができるのも嬉しいところ。
文献によると江戸時代末期にはすでに存在しており、数軒の菓子店で売られていたとのこと。和菓子店で煮詰めていた砂糖にぶどうを1粒落としてしまい、偶然出来上がった逸話も。
1粒単位の個包装はされていませんが、1箱の中で区分けされて入っています。色々なメーカーが製造しており、賞味期限は製造日から21日程度。
02.信玄餅(桔梗屋、金精軒)
信玄餅の食べ方。。これであってる?🤔もみもみするの🧐#京都#山梨土産#和菓子 pic.twitter.com/hNGcwsAfHL
— 京都一ツ家 (@U7pvTjZi7YcEHOP) 2021年8月19日
求肥と餅米で作った小さめ団子状の餅にきな粉をまぶした餅菓子で、付属する黒蜜をかけて楊枝で食べるもの。餅ときな粉が入ったパックに黒蜜ミニボトルが乗った個包装の商品。
古くは山梨県でお盆に食べる安倍川餅から派生した、大きな切り餅を求肥加工してきな粉と黒蜜をかけたものが由来。その後、個包装することで土産品として定着したものです。
また、甲斐の戦国大名として有名な武田信玄が出陣の際の非常食としていた砂糖入りの餅にちなんで作られたという逸話もあり、そこから信玄の名前を取って命名されたと言われます。
笛吹市の桔梗屋が1968年に発売した「信玄餅」と、北杜市の金精軒が1972年に発売した「信玄餅」の2企業が今も製造販売。金精軒が商標を持ち、桔梗屋は「桔梗信玄餅」の名で販売。
B.長野県の銘菓
03.そばおぼろ(旬彩菓たむら)
お客様から頂いた、旬彩菓たむらの蕎麦朧(そばおぼろ)もぐ。
好きなお菓子のベスト3に入るくらい好きです。
長野に行く人、買ってきてください。
おねがい。
お小遣いあげるから。。。 pic.twitter.com/HMki16VjLn— オゼキカナコ / かかみがはら暮らし委員会 (@nagatsuki_life) 2013年9月12日
蕎麦(そば)粉を主原料として、小麦粉、砂糖、バターを使用して練り上げて焼き上げた菓子。クッキー感覚で、ほろほろとした口どけと蕎麦の香りを楽しめる菓子です。
長野県の戸隠(とがくし)産の蕎麦粉を戸隠の製粉会社が作り上げ、小麦粉も長野県産のみ複数品種をブレンド。高級砂糖の和三盆を使用し、幻とも言われるカルピスバターを使用。
練り、型取り、焼き上げ、包装まで手作りで、ギフトにも対応。クッキー菓子ですが蕎麦の味わいがあり、日本茶やコーヒーなど和洋どちらにも合う味わいが売り。
個包装1個の中にまん丸焼き菓子が2つ入った形で、5個入り、10個入り、15個入りなどが用意されています。楽天市場では送料無料で、10個入りがお値打ちです。
C.新潟県の銘菓
04.柿の種(浪花屋、他)
子供の頃は頂き物でしか食べられなかった浪花屋の「元祖 柿の種」。
大人になり近所のイトーヨーカドーで買える様になってからは見つけると2~3袋まとめ買いしてました。
所が数か月前から置かなくなり(何故だ)復活の兆しも無いから通販でお取り寄せ。
135g×12袋入りなのでしばらくは楽しめます。 pic.twitter.com/xlgE5M72HW— Summy Kaz (@SummyKaz) 2021年8月20日
柿の種といえば全国的に販売されている亀田製菓の製品が有名ですが、新潟市の企業である亀田製菓に加えて浪花屋製菓などが柿の種を作っている新潟銘菓です。
細長い小粒の柿の種ですが、新潟県内では少し粒の大きめな柿の種も流通しています。特に、浪花屋製菓の柿の種が新潟県内を中心に流通しています。
通常から辛口まで辛さのバリエーションもあり、唐辛子を使用した辛さがしっかり染みた味など新潟県内ならではの味を楽しむことができます。
まとめ
以上、甲信越地方の銘菓の紹介でした。