石川県銘菓が能登の塩で進化した「能登塩きんつば」が旨い

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石川県の銘菓といえば「きんつば」。銘菓は色々あれど、やはり定番は「きんつば」でしょう。

主に金沢の銘菓として幾つかの老舗が作っていて、特に「中田屋のきんつば」は有名です。手作りで小豆に欠けを発生させないこだわりって話を聞きますね。

しかし、今回は金沢ではなく能登のきんつばを紹介してみます。その名も「能登塩きんつば」。塩づくりで有名な能登産の塩を使用した、能登の素材を感じるきんつばです。

最近だと地元産材料の含有量をしっかり明記するんですね。使用している塩のうち10.1%が奥能登産で、小豆のうち7.8%が能登大納言小豆とのこと。まぁ、国内の少量生産材料はふんだんに使えないのが実情でしょう。構わないと思います。

奥能登ってどこだろう?揚げ浜式の観光塩田で有名な輪島産ではなさそうですが。
肝心の味はというと、塩からすぎずジワリとくるくらいの軽く心地よい塩加減。加糖小豆のため小豆内部から甘さが程よく出ていて、味わいがしっかりとしています。

この甘さと塩気のハーモニー、バランス感が絶妙ですね。糖分と塩分により「ちょっと飲み物が欲しいな」と思うくらいの味付けで、クドさがあまり無いのが嬉しいところ。

しっとりといただけますし、飲み物を添えてもピッタリくる味わいだと思います。

外側の皮は形を整えるのと水気を外に出さない利点があり、寒天、白玉粉、卵白あたりで作るみたいですね。気持ち程度で、やはり小豆の味わいが主体のお菓子です。

この商品、きんつばの中では比較的コストパフォーマンスが高いと思います。9個1080円だったかな。

だからといって安っぽいかといえばむしろ逆で、外パッケージのデザインと内箱の紙質がなかなか良くて上質さを感じさせるものなので軽めの贈り物としてもピッタリ。

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セシモ コイ (瀬下 恋衣)
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