関西の面白い宿12軒!大阪京都の変わったホテル旅館

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関西の特徴的な宿

京都や奈良だけでなく和歌山の高野山など宿坊が多く存在し、古い街並みに馴染む町家の宿もたくさんある関西地方。

レジャー施設の近くにあるリゾートホテルもコンセプトがしっかりしており、和歌山にはお城の宿という変わったものまで。

今回は、関西地方の特徴的な宿を紹介します。

セシモ コイ

せっかく泊まる宿であれば、過ごしやすいだけでなく思い出に残るところがオススメ。特徴ある宿をまとめてみました。

A.滋賀県の特徴的な宿

01.城下町彦根の町家 本町宿(彦根市)

彦根の城下町にある町家の宿で、登録有形文化財に登録された築180年の建物をリノベーション。瓦屋根と白壁の外観で入口の暖簾が街並みに馴染んでおり、全5室の小さな宿です。

彦根城から徒歩3分で、夢京橋キャッスルロードからも徒歩3分の好立地。灯籠や緑の配置された庭を持ち、各部屋ごとに趣きが異なる掛け軸の架かる純和室の部屋に泊まれます。

共有の居間もあり、朝食は近江米を土鍋炊きにしたご飯に和食のおかずが付くもの。お風呂は共用で、バスタブタイプとシャワータイプが1つずつあります。

町家の中でも古くて素朴な感じもありつつ、特に問題なく利用できそうな和室です。

02.大津町家の宿 粋世(大津市)

昭和8年に建築された米穀商の町家を改修した宿「粋世(いなせ)」。浜大津駅や三井寺駅から徒歩圏内にあり、飲食店や和菓子屋などがある街中の宿です。

元から木材や自然素材で作られた建物で、リノベートでも当時と同じ材料を使用して雰囲気を維持。2017年に登録有形文化財に指定されています。

和の趣とレトロモダンが融合した粋な空間、里山のような自然を感じさせる裏庭、読書やティータイムにゆっくりつくろげるテラスなど、伝統と文化を感じさせます。

部屋は5室それぞれ内装が異なり、布団の和室やベッドの洋室フローリングなど。お風呂は共用バスルームのみで、朝食はオプションとして+500円で楽しめます。

1人でも宿泊可の部屋が2つあります。昼は完全予約制のかき氷屋さんでもあり、特別感のあるかき氷が美味しそう!

03.石山二の房(大津市)

町家風の一軒家を一棟丸々貸切で利用できるゲストハウス「石山二の房」。石山駅(JRと京阪)から徒歩4分の宿で、飲食店やコンビニもあり瀬田川沿いも徒歩圏内。

玄関がダイヤル式オートロックとなっており、建物内は禁煙ルーム。和を感じさせる外観に対し、内装はタイルカーペットにベッドの洋室で風呂やトイレも一軒家そのもの。

最低1名から最大5名まで泊まれて、1名宿泊でも5,000円とリーズナブル。電子レンジや冷蔵庫の付いたミニキッチンスペースもあります。

他のお客さんと接触することのない一棟貸切でニーズも高そうで、この宿以外にも石山一の房と石山三の房もあり。じゃらんでも予約できて、利用しやすそうです。

B.京都府の特徴的な宿

04.お宿 梅夜(京都市)

北野天満宮から近く、細い路地に町家が軒を連ねる紋屋町にあるお宿「梅夜」。和のゲストハウスと記載されていますが、各部屋それぞれ相部屋ではなく個室利用の和室のようです。

プライベートお庭付きの部屋「尋」や、広い庭を見渡せる縁側付きの部屋「聴」が風情たっぷり。1人用のシンプルな和室など簡易的な部屋もあり、好みで選ぶのが良さそうです。

シャワーとトイレは共用部分にあるなど全体的には簡易的ですが、朝食付きで比較的お値打ちに京都らしさのある宿を楽しめます。

部屋指定しない特別プランが安いですが、当たりハズレはありそう。中庭や縁側の雰囲気バッチリ。町家としても改装しすぎず、昔ながらの建物の素材をしっかり残しているとか。

05.THE MACHIYA SHINSEN-EN(京都市)

二条駅から近い堀川御池エリアにて、和の要素がつまった「町家棟」とモダンな「庭園棟」からなるデザイナーズ町家ホテル。相部屋ではなく単独の部屋のようです。

スタンダードツインからデラックスツインやスイートまで、リーズナブルで幅広い21室。和の空間でありつつ洋室を中心としており、モダンな色使いの部屋で過ごせます。

共同の風呂はシンプルで小さめ。朝食プランは町家の趣きあるラウンジで食べることができます。フロント24時間対応も嬉しいところ。

海外の方が好みそうな和の空間に洋室ベッド。市街地観光としても立地はそこそこ良いです。

C.大阪府の特徴的な宿

06.リーベルホテル アット USJ(大阪市)

大阪市にある「ユニバーサルスタジオ・ジャパン」から徒歩13分という立地にあり、桜島駅から近いリゾートホテル。3階の広大なテラスから見るベイエリアの風景がひとつの人気です。

部屋は大半が洋室を占める760室という大きい規模。白を基調とした明るい部屋が多いですが、特別な部屋としてスヌーピーやセサミなどは子連れの家族向けにピッタリ。

大浴場は天然温泉スパとして白い湯舟が洋風らしさを演出。男性露天風呂からは観覧車も見えて、阪神高速5号線の橋が安治川に架かる姿はベイエリアならでは。

2021年3月からは1階のカフェバーがステーキハウスにリニューアルされるとともに、ホテル特製テイクアウトディナーでお弁当形式の部屋食にも対応。素泊まりもあります。

3階テラス席にはソファが置かれており、寝そべる用のソファもある様子。ステーキハウスの雰囲気もなかなか良さそうです。

07.ザ・ベース 堺東アパートメントホテル(堺市)

全54室のうち51室が畳付きのツインベッド和洋室という、ファミリーやグループにピッタリのビジネスホテル。南海高野線の堺東駅から徒歩5分で、商店街も近い立地です。

宿予約サイトに賃貸ルームのような間取りが掲載されており、バスルーム、トイレ、洗面所は別々でミニキッチン付き。ベランダは高層階だと都市の眺めも楽しめます。

靴を脱いで使い捨てスリッパで過ごす、カーペット床の部屋。ビジネスホテル風のワークスペーステーブルもあり、畳は座椅子で過ごすだけでなく子どもの遊び場としても。

日中はフロントもあるホテルで、全体的に茶系の色使いで清潔感あり。1人でも宿泊できて、5,000円前後という値段もいい部分です。

家族で使いやすそうな一方で、仕事や旅行で使うのもよさそうな内装。

D.兵庫県の特徴的な宿

08.神戸ホテル フルーツ・フラワー(神戸市)

神戸ホテル フルーツ・フラワー写真 洋風の宮殿を思わせる建物が広く存在する異国の雰囲気

神戸北ICの近くにある「神戸フルーツ・フラワーパーク」は、神戸モンキーズ劇場や遊園地のある複合レジャー施設。一時期は債務超過で衰退しつつも、2017年の道の駅化で再生。

園内には洋風の建物が大きく広場や回廊を作り、お土産屋やカフェなど施設あり。奥には日帰り温泉施設「茜の湯」とともに「神戸ホテル フルーツ・フラワー」での宿泊も可能。

神戸ホテル フルーツ・フラワー写真 パン屋などが入る周辺の通路は散策も楽しい

広々とした洋風ツインや10畳和室の部屋で、全室バストイレ付き。有馬温泉と同じ泉質とされる大沢温泉「金仙花の湯」を利用でき、露天風呂もあって夜と朝それぞれ入浴できます。

夕食と朝食はバイキング形式で、洋風のバイキングレストランにて。プランによって夕食バイキングはアルコール飲み放題付き。なお、三田駅から予約制の無料送迎バスがあります。

2015年の閑散とした時期に施設を見たことがありますが、そこから見事に再生して2019年には人気の道の駅として話題に。

09.TOTOシーウインド淡路(淡路市)

世界的な建築家の安藤忠雄氏が設計した「人と自然が調和できる空間」の宿で、自然との一体感を目指した隠れ家リゾート。淡路島の中腹部にあり、大阪湾を眺められる宿です。

外観こそ設計建築らしさを感じさせるコンクリート系の組み合わせですが、内装は感染症対策の評価も高くて広くしっかりしています。海を眺められるテラス席も特徴的。

露天風呂は無いですが、外から光がしっかり入るガラス窓の内湯大浴場がありサウナ付き。部屋は和室8畳か洋室20㎡を基本としつつ、80㎡のメゾネットルームは広々。

特別感のあるリゾート宿ながら、朝食付きで1名1万円を下回るプランもあります。夕食付きだとハイクラス価格ですが、淡路牛や伊勢海老などの味覚も楽しめます。

バス無し部屋おまかせプランだとリーズナブルで、豪華な夕食プランは部屋食で楽しめるみたいです。メゾネットルームはTOTO製のバストイレだとか。

E.奈良県の特徴的な宿

10.信貴山玉蔵院(平群町)

奈良県の西部で大阪府との県境近くにある国定公園「信貴山」には、大きな虎の像がある「朝護孫子寺」をはじめとして「玉蔵院」や「成福院」などのお寺が集う山間部の修験場。

その中で「玉蔵院」が宿坊となっており、和室40室のある宿として一般人でも宿泊できます。写経・法話・観法も体験できて、お寺の文化を味わいつつ静かに過ごせます。

温泉ではありませんが、内湯大浴場は適度な広さで一般的なビジネスホテルの大浴場と遜色ない内容。食事は肉魚を使用しない精進料理や、魚・刺身・卵などを用いる会席料理のプランも。

冬場は部屋にこたつも用意されて、参拝とあわせてお寺の雰囲気を静かに楽しめる宿坊は思い出に残りやすいです。

F.和歌山県の特徴的な宿

11.湯浅温泉 湯浅城(湯浅町)

湯浅温泉 湯浅城写真 館内通路から見る日本庭園もお城らしさを感じさせる

お城の形をした珍しい宿として話題になる、湯浅温泉「湯浅城」。県央にある湯浅駅や醤油蔵の街並みからは離れた、車で行く静かな宿です。

白壁の城がそびえる外観に加えて館内にも吹き抜けの日本庭園が1階にあり、館内通路からも城らしさを感じる開放感。天守閣からは湯浅の街並みを一望できます。

加水加温循環ろ過の内湯のみではありますが、天然温泉の大浴場は男女を毎晩入れ替えるため双方楽しめます。有料のレジャーもいくつかあり、旅行として滞在するのにもピッタリ。

夕食はスタンダードな会席をベースとして、伊勢海老会席やクエ鍋などのプランがあります。

日帰り温泉施設としても対応しているエントランスと周囲は清潔感があり、和室の部屋からの展望も良さそうです。

12.南紀勝浦温泉 ホテル浦島(那智勝浦町)

南紀勝浦温泉 ホテル浦島写真 亀の形をした無料送迎の船も楽しめる演出たっぷりの宿

那智勝浦の港にて半島ひとつを丸ごと利用した、超巨大なリゾートホテル「ホテル浦島」。ホテルへは亀の形をした送迎船に乗って行くという、浦島太郎を思わせる特徴です。

ホテル内には日本一長いとも言われる154メートルのエスカレーターがあり、半島の上部となる「狼煙山遊園」へ行くことができて展望台から熊野の山々や太平洋などを一望できます。

南紀勝浦温泉 ホテル浦島写真 館内の洞窟風呂は自然に湧きだした天然の源泉を整備

和室213室を中心としつつ洋室も91室と豊富。4つの源泉からなる温泉が館内6箇所に点在しており、有名な洞窟風呂「忘帰洞」を筆頭にしてガラス張りの内湯など多彩に楽しめます。

夕食バイキングがひとつの売りで、那智勝浦のマグロなど地元の味覚も。一方で、個室の夕食として楽しめる熊野牛や伊勢海老などの会席プランもあります。

確か那智勝浦町における税収の3割ほどを占めると言われる巨大ホテル。館内のお土産コーナーでの試食も豊富で、館内の温泉めぐりスタンプラリーをしたら1時間以上かかって迷子になりかけました。

まとめ

以上、関西6県(滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山)の特徴的な宿の紹介でした。

記事を書いた人&運営者
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セシモ コイ(瀬下 恋衣)
趣味の国内旅行ライター

国内旅行が大好き。NIKON一眼レフで主に花や絶景を撮影し、写真を活かして当旅行サイトを運営。
旅行系Vチューバーとしても活動予定で、国内情報を解説するため勉強中。