山口県の鉄道撮影地11選!岩徳/宇部/錦川の列車

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山口県の鉄道撮影地

にぎわいを見せる都市の多い山陽本線、透明感のあるブルーの海が美しい山陰本線。それぞれに海と山の撮影地がある山口県。

SLが走る山口線もあり、豪華寝台列車の瑞風の撮影ポイントも。JRの多い県ですが、私鉄は錦川清流線が魅力的です。

今回は山口県の鉄道路線一覧と鉄道撮影地を紹介していきます。

セシモ コイ

鉄道路線はGoogleマップの地図と区間を記載し、景色重視の鉄道撮影地を紹介してみました。マナーを守って撮影や乗車を楽しみましょう。

山口県の鉄道路線一覧

山口県の鉄道路線は以下のとおりです。

鉄道会社 路線名 区間と主要駅(灰色は県外区間) 地図
JR西日本 山陽新幹線 博多-新下関-厚狭-新山口-徳山-新岩国-新大阪 地図
山陽本線 小倉-下関-厚狭-小野田-宇部-新山口-徳山-岩国-和木-姫路 地図
山陰本線 下関-長門市-江崎-米子 地図
岩徳線 岩国-川西-徳山 地図
山口線 新山口-船平山-津和野-益田 地図
宇部線 新山口-宇部新川-宇部 地図
小野田線 宇部新川-雀田(長門本山)-小野田 地図
美祢線 厚狭-長門市-仙崎 地図
錦川清流線 本線 川西-新岩国-錦町 地図

注:JR鹿児島本線は下関駅のみ山口県のため省略。

A.山陽新幹線

東海道新幹線と路線がつながった山陽新幹線は、大阪から博多へと東西に移動する要となる新幹線。500系新幹線は過去にエヴァンゲリオン仕様、現在はハローキティ仕様で1往復しています。

01.新下関←新山口(山口市)

新下関←新山口写真 新山口駅より西側にある高い位置から新幹線を見下ろす

新山口駅(小郡)の西側でジョイフル付近から線路に沿って上り坂があり、のぼりきった付近から新幹線を見ることができます。

西側を向いて上り線を撮影する場合はトンネルを出てくる新幹線、東側を向いて下り線を撮影するときは新山口の市街地と遠くの山並みを一望する構図で新幹線を撮影できます。

私が来訪したときには過去の撮影者が開けた穴から一眼レフのレンズを通して撮影できましたが、今はもしかしたら塞がれていて脚立がないと撮影できないスポットかもしれません。

アクセス情報

[住所] 山口県山口市小郡下郷(地図

B.JR山陽本線

瀬戸内海沿いの各都市をつなぐ山陽本線。広島県から山口県の岩国に入り、徳山、新山口、そして下関へ。

02.幡生→長府(下関市)

幡生→長府写真 下関田倉にて西から急に来てうまく撮影できなかった瑞風

下関駅より北で分岐した後の山陽本線で、地味で特徴が薄いながら撮影しやすい場所が「セブン-イレブン下関田倉店」がある地点。

線路がゆるいカーブを描く地点は、ある程度長い編成でもうまく構図をとれば撮影できます。

アクセス情報

[住所] 山口県下関市勝谷(地図

C.JR山陰本線

日本海側を走るJR山陰本線。島根県の益田から山口県へと入り、須佐、萩、長門を経て下関まで続く路線。本線でも区間によっては本数が少ないため、撮影や乗車時は時刻の下調べを。

03.長門三隅←飯井(長門市)

長門三隅←飯井写真 飯井駅の入江近くを走る観光列車「○○のはなし」を一望

日本海が入り江を作る飯井駅を発着して駅西側を走る列車を撮影できるポイント。林道のように木々が覆う県道64号で高い位置から日本海と列車を遠く俯瞰できます。

年月が経って手前の木々が育ってきたようで、海を見渡すのが少し難しくなってきていますがブルーの海と山陰本線の列車を広く一望できます。

アクセス情報

[住所] 山口県長門市三隅中(地図

04.萩→東萩(萩市)

萩→東萩写真 阿武川橋梁を渡る観光列車「○○のはなし」に山並みが映える

山間部にある紅葉の名所「長門峡」から日本海へと流れていく「阿武川(あぶがわ)」では、日本海に近い萩市の「阿武川橋梁」が架かりJR山陰本線を撮影できます。

幅200メートルほどの広い川の地点で、川の氾濫への対策が立てられた堤防と高さのある鉄道橋梁。遠くに山並みも見えて、列車と橋梁を見上げる形で撮影できます。

アクセス情報

[住所] 山口県萩市椿東553-12(地図

05.宇田郷←須佐(阿武町)

宇田郷←須佐写真 惣郷川橋梁の南西側からブルーの海を広く見る撮影構図

萩市に囲まれつつ市町村合併を拒んで孤立した阿武町にて、透明感のある日本海に橋梁が架かる「惣郷(そうごう)川橋梁」は海と鉄道を撮影できる定番撮影スポット。

白須川が日本海に流れ込む浜辺を覆う形で橋梁が架かっており、南北それぞれ県道343号にて様々な構図で鉄道を撮影できます。

アクセス情報

[住所] 山口県阿武郡阿武町惣郷(地図
[駐車] 橋梁の南東側に路肩あり

D.JR岩徳線

岩国と徳山を結ぶJRの路線は2つあり、海側を走るJR山陽本線に対して陸側を走る岩徳(がんとく)線があり玖珂や周東のエリアを走ります。

06.勝間←高水(周南市)

勝間←高水写真 朝早くに岩国側からやってくる普通列車を撮影

国道2号沿いからすぐの距離で高い位置から岩徳線を撮影できる手軽なポイント。岩国側からやってくる列車を呼坂陸橋から撮影できます。

付近に踏切があるため列車来訪に気づきやすく、午前は列車側面に光が当たりつつ昼あたりが順光の狙い目。

アクセス情報

[住所] 山口県周南市呼坂(地図

E.JR山口線

新幹線駅でもある新山口駅から市街地の山口駅を経て、津和野方面まで続くJR山口線。SLやまぐち号が観光列車として人気で、撮影地も色々あります。

07.船平山←津和野(島根県津和野町)

船平山←津和野写真 白井の里でカーブを描いて煙を吐く限定のSLクリスマス号

ギリギリ島根県の撮影地ですが、山口県との県境に位置する「白井の里防災公園」からカーブを描くSLやまぐち号を撮影できる撮影スポット。

エグサ山の北側にあり、津和野駅からやってくる列車を撮影。当地を通過後はエグサ山のトンネルを経て南側の船平山駅へ。

アクセス情報

[住所] 島根県鹿足郡津和野町名賀(地図

F.JR宇部線

山口宇部空港の最寄り駅となる草江駅など、空港近くを走るJR宇部線。工場地帯としてJR小野田線とJR山陽本線との接続もあり、宇部新川駅など都市の拠点もあります。

08.草江→常盤(宇部市)

草江→常盤写真 常盤駅を発着する列車をホーム近くの西側スロープから撮影

宇部エリアで池の周囲が広く公園化された名所「ときわ公園」があり、公園から最寄り駅となる「常盤駅」。常盤海岸がすぐそばにある海沿いの駅です。

特に鉄道撮影地として知名度があるわけではないですが、ホームの通路となるスロープから西側を撮影。小さい規模ながら手前の木など整備された無人駅で、列車に色を添えます。

アクセス情報

[住所] 山口県宇部市西岐波(地図

G.JR小野田線

JR宇部線とJR小野田線はU字を描くような路線でJR山陽本線とつながっており、小野田港を通る路線に支線として長門本山駅への路線もあるJR小野田線。

09.妻崎-居能(宇部市)

川幅が400メートルほどある厚東川を渡る鉄道を撮影できるスポット。

川の東と西それぞれ撮影を楽しめますが、厚東川大橋を渡るのに時間がかかる点は注意。

アクセス情報

[住所] 山口県宇部市西平原4-6(地図

H.JR美祢線

山口県を縦断する形で、日本海の長門市から秋吉台エリアを経て山陽小野田市へとつながるJR美祢線。他の路線より地味で観光列車もなく、廃線の話が出る路線ではあります。

10.渋木←於福(美祢市)

渋木←於福写真 国道の桜並木が美しい於福駅でホームを彩る桜と列車

国道316号沿いにある「於福(おふく)駅」には、すぐ近くに「道の駅おふく」や「於福温泉」があり農産物販売所もある一帯。春には桜並木が国道沿いを彩ります。

桜並木と列車という構図で撮影できそうですが、撮影ポイントを探すのは結構苦労するので下見は重要。駅舎近くの歩道橋から駅ホームを見下ろす形で列車を撮影するのも手です。

アクセス情報

[住所] 山口県美祢市於福町上(地図

I.錦川清流線

山口県で唯一JR以外の路線として、岩国から山間部へと路線を伸ばす錦川清流線。新幹線駅となる新岩国駅や、名所「錦帯橋」へ徒歩圏内となる川西駅などがあります。

11.南河内←守内かさ神(岩国市)

南河内←守内かさ神写真 元旦に専用ヘッドマークを掲げて走る桜ラッピング列車

錦川清流線の南河内駅のホームにて、北東側の端から撮影する構図。鉄道来訪で即時にカメラを構えれば、自身が乗車する便の発着を撮影できます。

駅舎は川沿いよりも少し高い位置にあり、雄大な山並みと畑を走る列車を撮影できます。

アクセス情報

[住所] 山口県岩国市角(地図

まとめ

山陽と山陰のそれぞれに海を一望できる撮影スポットがあり、錦川清流線など川沿いの撮影地がある路線も魅力的な山口県。SLやまぐち号が人気のため山口線の撮影地情報が豊富で、他にも山陽新幹線の撮影地など特徴的な撮影ポイントがあります。

以上、山口県の鉄道路線と撮影地の紹介でした。

記事を書いた人&運営者
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セシモ コイ(瀬下 恋衣)
趣味の国内旅行ライター

国内旅行が大好き。NIKON一眼レフで主に花や絶景を撮影し、写真を活かして当旅行サイトを運営。
旅行系Vチューバーとしても活動予定で、国内情報を解説するため勉強中。