旅先でSNSや文書作成など文字入力をサクサク行いたい場面ってありますよね。でも、ノートPCを持ち運ぶのは値段、重さ、安全面などで不便なもの。
タブレット端末くらいだと利便性が高いですが、タッチタイピングできる人にとってタブレット内のソフトウェアキーボードは動きが遅くてイライラすることも。
ということで、今回はスマホやタブレットの文字入力で便利な「持ち運び用Bluetoothキーボード」を紹介。製品を選ぶ際のポイントをまとめてみました。
目次
まず冒頭に、私の使用している製品
実際に私が使用しているBluetoothキーボードは、
「3E Bluetooth Keyboard 3つ折りタイプ 3E-HB066」。
実際に実機を色々触ってみて「コレだ!」と思えたものです。税込み6,450円でちょっと高いのですが、直感的なタイピングでストレスを感じないように良い製品を選びました。
この製品の使用経験をもとに「こういうポイントを押さえて商品を選ぶと良い」という点を記載してみました。
Bluetoothキーボードを選ぶ10つのポイント
(1)本体サイズ
携帯性を考えると小さいほうが良いのですが、後述のキーピッチにも左右される部分。
旅館やカフェでの利用想定であれば大きめサイズでも良く、自動車や電車の中での利用も考えているのであれば小さいサイズを選んだほうがいいでしょう。
(2)重さ
特に旅行での持ち運びなどを考えると、軽さは武器になります。
大体200g前後であれば「スマホよりわずかに重いくらいかな」という感覚で利用しやすいです。
(3)折り畳みの形式と感覚
コンパクトサイズで持ち歩ける折り畳み式はオススメ。
私が買った製品は珍しく3つ折の観音開き式ですが、大抵は2つ折の長財布タイプが多い印象。
補足として折り畳み式がネックになるのは「構造上の問題で折り目部分のキータイプ判定が甘い場合があるのと、膝上使用だと折り目が稼働してしまう場合がある」という点。
(4)キーピッチとストローク感
キーピッチ(隣り合うキーの中心同士を結んだ距離)は使用感に左右される重要な要素なので意識したいところ。
個人的には17mm以上だと違和感なく使用できますが、指の太さなど個人差の大きい部分ではあります。
また、キータッチのストローク感(打ったときの感触と音)も大事。心地よいか、という感覚で捉えると良いです。
(5)キー配列
実機で確認したほうがいいのは、キー配列。
これも個人差があるのですが「CtrlとAltの位置」「EscやDeleteの有無」「Enterの打ちやすさ」「ファンクションキーの有無」「矢印キーの上下左右の使いやすさ」「数字キーの位置」あたり。
特に、スマホでネックになる入力カーソルの移動を矢印キーでできるのは結構便利な点です。
また、数字キーはファンクションキーと併用になっているものは不便である一方、本体サイズが小さくなる利点があります。
(6)接続方法
Bluetoothの無線接続というのは、毎回接続設定を行うのが面倒。
キーボード側で簡単に接続モードをON、OFFできるかはチェックしておきましょう。
(7)充電タイプ
基本は薄型なのでMicroUSB端子による充電タイプが多いと推測します。
MicroUSBの場合はUSBやACアダプター(基本は別売り)での充電もできるので、充電環境を想定して準備しておくとおいでしょう。
さすがに乾電池タイプは無いとは思いますが、乾電池はやめておいたほうが良いです。
(8)充電時間と使用時間
電源オフのまま放置する「連続待受時間」は100日レベルで、使用している正味の「連続使用時間」は数十時間くらいある製品が多いと思います。
これも自分の使用環境と合っているか考えて製品を選ぶと良いです。
(9)本体を収納するケース
大抵の製品には付属していないように思いますが、収納ケースは別売りでもあったほうが何かと便利。
私が買った製品は収納ケースが「タブレット端末やスマホを置ける台」として使えるもので、こういった工夫のある製品は便利。
(10)見た目
でもやっぱり、最後は見た目のカッコ良さ。特に「自宅ではなく外で使用するもの」は人に見られるものですから、オシャレさを演出するアイテムとして持ちたいものです。
補足:Bluetoothバージョンと対応OS
どんなに便利そうでも接続できなければ意味が無いわけですが、Bluetoothはバージョンが幾つかあって完全に互換性が保証されていないのです。
自己責任的なイメージがいまだに残っており、Bluetoothがなかなか普及しない一因とも言われています。
私個人の環境としては
・スマホはSHARP AquosPhone SHL23(Bluetooth4.0)
・Bluetoothキーボードは3E-HB066(Bluetooth3.0)
で接続OKでした。
また、キーボードはOS(Windows、iOS、Android等)によって一部のキーの割り当てが異なるようで、使用OSに対応していないキーボード製品を選ぶと誤認識するキーが出てきてしまうことがある様子です。この点も気を付けておくと良いです。