中国地方の観光列車18種類!JRとローカルの豪華電車旅

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瀬戸内海の山陽、日本海の山陰。風光明美な海の風景を楽しめる観光列車が多いのが特徴の中国地方エリア。

岡山を基点とした列車も多い一方で、山陰には新たな観光列車が続々と登場しています。

今回は中国地方5県(岡山県、広島県、山口県、鳥取県、島根県)の観光列車を紹介していきます。

岡山県の観光列車

まずは山陽本線の岡山駅を筆頭に、瀬戸内海や津山へと向かう列車たちを紹介します。

01.ラ・マル・ド・ボァ(岡山県 JR宇野線など)

ラ・マル・ド・ボァ写真 白色の明るい洋風の列車がJR山陽本線を疾走する

旅のトランクを意味する「La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボァ)」を名前に冠した、瀬戸内の山と海を走る白の外観が特徴の観光列車。

岡山駅を出発点として、土曜日は宇野駅1往復「ラ・マルせとうち」、日曜日は尾道駅1往復「ラ・マルしまなみ」、祝日は香川県の琴平駅まで1往復「ラ・マルことひら」が走ります。

現代アート作家による車内はトランクを模した席や、アーティストの書籍が並ぶ本棚など美を意識した造り。

持ち込みの自転車を乗せることもできるため、岡山駅から宇野、福山、尾道、琴平などへ行きサイクリングの日帰り旅行をあわせて楽しむこともできます。

運行情報(外部サイト)

JRおでかけネット ラ・マル・ド・ボァ
[区間] 土曜 岡山-宇野 片道32.8km、日曜 岡山-尾道 片道78.4km、祝日 岡山-琴平 片道73.2km
[時間] 土曜 片道約60分、日曜 片道約1時間30分、祝日 片道約2時間
[料金] 大人 土曜1,350円、日曜2,300円、月曜2,310円など(指定席グリーン券含む)
[日付] 通年 土日祝 1日1往復

02.漫遊ノスタルジー(岡山県 JR津山線)

漫遊ノスタルジー写真 縁起の良い亀甲駅近くの畑を走るノスタルジー列車

昭和30~40年代の気動車を再現した色合いに郷愁を感じさせる、観光列車「ノスタルジー」。

毎年少しずつリニューアルされており「みまさかノスタルジー」や「岡山漫遊ノスタルジー」など名前も変化。走行区間も見直されていますが、運転日が減少傾向。

景色を楽しめるよう車内に工夫がある上に、青色シートと瓶ジュースの栓抜きもできる昭和らしさが溢れています。

運行情報(外部サイト)

JR西日本 岡山漫遊ノスタルジー
[区間] 岡山-津山 片道58.7km など
[時間] 片道 約1時間6分 など
[料金] 大人 乗車券のみ 最大1,140円 など
[日付] 現在は特定の日付のみ運行

03.桃太郎ラッピング列車(岡山県 JR吉備線)

桃太郎線と呼ばれるJR吉備線の観光PRとして2016年3月に登場した、桃太郎ラッピングの列車。

キハ40系車両を使用。片側におとぎ話風の絵柄、もう片側には漫画家の出口竜正氏による作画が施された、1両で2つデザインを楽しめるデザインです。

車内には沿線の観光地として吉備津神社や鬼ノ城などの広告や観光マップで飾られており、観光地の案内放送も行われます。

運行情報(外部サイト)

JR西日本 桃太郎ラッピング列車
[区間] 岡山-総社 片道20.4km
[時間] 片道 約39分
[料金] 大人 乗車券のみ 最大410円
[日付] 不明

04.ふるさとおこし号(岡山県-広島県 JR山陽本線など)

JR岡山支社が展開する旅のおたすけナビゲーター「吉備之国くまなく旅し隊」のゆるキャラ「くまなくたびにゃん」がラッピングされた列車。

車内には岡山の名所や名産の広告があり、美味しい食べ物の中づり広告など多彩。

初代のふるさとおこし1号から6号までは終了し、現在は平成31年末まで7~9号が順次運行されており色々な路線を走ります。

運行情報(外部サイト)

くまなく旅し隊 運行情報
[区間] 岡山-福山 片道58.3km、他
[時間] 片道 約58分
[料金] 大人 乗車券のみ 最大970円
[日付] 不明

広島県の観光列車

こちらも瀬戸内海に沿って走る列車が人気の広島県の観光列車。

05.etSETOra(広島県 JR呉線+JR山陽本線)

etSETOra写真 白と青のカラーが海に合うetSETOraを定番撮影地で

主にJR呉線を走る海の景色が売りの列車。広島駅や宮島口駅を出発点として護衛艦で有名な呉駅や街並み保存地区の竹原駅などに停車し、三原や尾道までを結びます。

2019年まで「瀬戸内マリンビュー」の名前で親しまれて、2020年からは「etSETOra」としてリニューアル。広島弁で沢山を意味する「えっと(et)」に瀬戸を加えた列車名。

かつての瀬戸内マリンビューを象徴する外観ヘッドのオールは無くなりましたが、客船を思わせる丸窓は一部に残されています。

外観は瀬戸内の海の青と海岸線の波の白をイメージし、1号車のオレンジ配色と2号車のグリーン配色の内装で窓向き席もある席配置です。

ご当地ならではの味覚を楽しめるバーカウンター。尾道へと向かう往路は事前予約で小箱のスイーツ、復路はバーカウンターでカクテルを楽しめます。

運行情報(外部サイト)

JRおでかけネット etSETOra
[区間] 往路 広島→尾道、復路 尾道→宮島口 片道71.4km
[時間] 片道 約2時間16分~3時間00分
[料金] 大人 往路最大2,520円、復路最大3,680円
[日付] 通年 月金土日祝 1日1往復

山口県の観光列車

山口駅や宇部などの山陽側、萩や長門などの山陰側、それぞれ海と山の景色を楽しめます。

06.○○のはなし(山口県 JR山陰本線など)

○○のはなし写真 阿武川橋梁を走る3色グラデーションが美しい○○のはなし

オーシャンブルーの海沿いを走る山陰本線に新登場の観光列車。

洋(太平洋)と和(日本海)をむすんだ海をイメージして、1号車を和風、2号車を洋風に彩った外観と内装が特徴。

萩(は)、長門(な)、下関(し)をむすんだルートを走り、幕末の長州藩など歴史と文化とともに予約制で特注のお弁当なども楽しめます。

運行情報(外部サイト)

JRおでかけネット ○○のはなし
[区間] 新下関-東萩 片道104.6km
[時間] 片道 約2時間58分~3時間26分
[料金] 大人 乗車券最大1,940円+座席指定券520円
[日付] 通年 土日祝 1日1往復

07.SLやまぐち号(山口県-島根県 JR山口線)

SL地福ナイトフェスティバル号写真 クリスマス時期に山口線で限定走行されたC56のSL地福号

山陽の新山口駅と山陰の津和野駅を結ぶ、山間部の景色を楽しめる蒸気機関車。

通常は貴婦人の愛称で親しまれるC57が牽引するレトロ客車5両で、時期限定でC56のSL津和野稲成号が走ることもあります。

展望、欧風、明治、大正、昭和と5つのテーマで、各車両の内装を楽しむことができます。

運行情報(外部サイト)

SLやまぐち号
[区間] 新山口-津和野 片道62.9km
[時間] 約2時間10分
[料金] 大人 乗車1,140円+指定席520円
[日付] 3~11月の土日祝など 1日1往復

08.清流ラッピング列車(山口県 錦川清流線+JR岩徳線)

錦川清流ラッピング列車 ひだまり号写真 南河内駅に入線する正月ヘッドマークのひだまり号

岩国駅から岩徳線を経て緑豊かな地方鉄道「錦川清流線」を走る、ラッピング列車。

車両は4種類あり、桜のピンク、森林のグリーン、蛍光のイエロー、清流のブルーの4色。清流と奏でる自然の風景をテーマとして、各色に沿ったデザインが施されています。

運行情報(外部サイト)

錦川清流線 公式サイトTOP
[区間] 岩国-錦町 片道38.3km
[時間] 約1時間4分~1時間6分
[料金] 大人 乗車券のみ 最大1,150円
[日付] 通年 毎日 運行時間非公開

鳥取県の観光列車

09.あめつち(鳥取県-島根県 JR山陰本線)

あめつち写真 出雲エリアで青色の美しさと上質さを持ったあめつち

2018年7月に登場した、山陰地方に多く伝わる神話をテーマにした観光列車。古事記の書き出しの文章とされる「天地」(あめつち)が列車名として採用されました。

山陰の空と海の紺碧(こんぺき)色をメインにして、たたら製鉄の日本刀の刃文と美しい山並みを表現した銀色の波模様がデザインされた外観。

事前予約で山陰の食材が豊富に詰まったお弁当や、地元牧場や老舗が手掛けるスイーツを食べることができます。

1号車と2号車には2人用と4人用のボックス席に加えて窓向きのカウンター席があり、3列の幅で余裕ある席配置となっています。

運行情報(外部サイト)

JRおでかけネット あめつち
[区間] 鳥取-出雲市 片道154.3km
[時間] 片道 約3時間47分~3時間55分
[料金] 大人 乗車券+グリーン券 全区間で4,540円
[日付] 通年 土日月 1日1往復

10.昭和・八頭号(鳥取県 若桜鉄道)

昭和・八頭号写真 川が滝のように見える徳丸どんど撮影地を走る八頭号

鳥取県東部の鳥取駅から伸びるJR因美線の郡家と接続する、地方鉄道「若桜鉄道」。普通列車をリニューアルした観光列車として、2018年に登場した「昭和」と「八頭号」。

地元の人も乗りたくなる列車として新しくも懐かしい鉄道をコンセプトとして、観光列車デザイナーの第一人者となる水戸岡鋭治氏がデザイン。

青色の車両「昭和」が最初に登場し、兄弟のように同じデザインでありつつ内装をリデザインした赤色の車両「八頭号」が追加で登場。

昭和レトロを感じさせる金色のラインが施されたシンプルな車両外観。内装は木材を活用しつつクッションのデザインにこだわりのある空間。

運行ダイヤは不明で、普通列車ダイヤの一部として運行されている様子です。

運行情報(外部サイト)

若桜鉄道 公式サイト情報 昭和・八頭号・隼
[区間] 郡家-若桜 片道19.2km
[時間] 片道 約30分~31分
[料金] 大人 乗車券最大430円のみ
[日付] 通年 おそらく毎日(運行情報不明)

11.隼ラッピング列車(鳥取県 若桜鉄道)

隼ラッピング列車写真 桜が咲く前の若桜駅に停車している隼ラッピング号

若桜鉄道には隼(はやぶさ)駅という駅があり、バイクの車種「隼」と同名であることからバイクのライダーの聖地とされている駅です。

そのバイク「隼」を外観にラッピングデザインした「隼ラッピング列車」が運行されています。1両編成にバイクが描かれた列車が複数存在し、不定期でリニューアルも。

この列車も運行ダイヤは不明で、普通列車の一部として運行されているようです。

運行情報(外部サイト)

若桜鉄道 公式サイト情報 昭和・八頭号・隼
[区間] 郡家-若桜 片道19.2km
[時間] 片道 約30分~31分
[料金] 大人 乗車券最大430円のみ
[日付] 通年 おそらく毎日(運行情報不明)

12.あまつぼし(鳥取県-兵庫県 智頭急行)

鳥取県東部と兵庫県を縦断する路線の一部として智頭駅と上郡駅をむすぶ智頭急行線にて、普通列車のうちの1本が観光列車「あまつぼし」として2018年から運行開始。

運行ダイヤは非公開で普通列車のダイヤの中で運行されているため運が良ければ出会えるものですが、智頭急行社への電話問い合わせで運行情報を聞くこともできます。

普通列車をリニューアルした1両編成。紫色の外観には沿線の夜空をイメージした無数の星がデザインされており、内装は地元の杉など木材を活用したものです。

途中駅でピンク色に染まったハートのデザインの「恋山形駅」も名物のひとつ。

普通列車の位置づけのため、通常運賃のみで利用可能な各駅停車として自由席のみとなります。全区間利用であれば1日フリーきっぷがおトクです。

運行情報(外部サイト)

楽鉄 個人サイトまとめ あまつぼし
[区間] 智頭-上郡 片道56.1km
[時間] 片道 約1時間7分~1時間40分
[料金] 大人 乗車券最大1,300円のみ
[日付] 通年 おそらく毎日(運行情報不明)

13.鬼太郎列車(鳥取県 JR境線)

鬼太郎列車写真 2007年のねずみ小僧デザインで米子駅に停車する鬼太郎列車

漫画家の水木しげる氏の出身地「境港」ではゲゲゲの鬼太郎(墓場の鬼太郎)をテーマにした観光施設やブロンズ像などがある県西部を代表する観光名所。

米子から境港へと向かうJR境線では、鬼太郎ラッピング列車が運行されています。

2018年1月時点では「鬼太郎」「ねずみ男」「ねこ娘」「目玉おやじ」「こなき爺」「砂かけ婆」の6種類があり、どの列車に出会えるかは運しだい。

外観だけでなく内装にも鬼太郎デザインのクロスシートや、車内天井などにもキャラが描かれています。

運行情報(外部サイト)

境港市観光ガイド 鬼太郎列車
[区間] 米子-境港 片道17.9km
[時間] 片道 約41分~45分
[料金] 大人 乗車券最大320円のみ
[日付] 通年 おそらく毎日(運行情報不明)

14.名探偵コナン列車(鳥取県 JR山陰本線)

名探偵コナン列車写真 米子ドラどらパークの近くで2023年版コナン列車

名探偵コナンの主要キャラがデザインされたラッピング列車。作者となる青山剛昌氏の記念館「青山剛昌ふるさと館」がある由良駅を通る、JR山陰本線を中心に運行。

最初に登場した黄色列車は2019年に運行終了。2015年に登場したピンク列車は2019年時点でも運行中で、さらに新デザインの列車も登場。

新デザインとなる車両は青色「コナン&怪盗キッド車両」と赤色「新一&蘭車両」の2両編成で、キャラデザインに加えて鍵マークのオリジナルエンブレムが描かれている外観。

運行ダイヤは各月単位で公開される様子です。

運行情報(外部サイト)

鳥取県サイト 名探偵コナン列車情報
[区間] 鳥取-米子 片道92.7km
[時間] 片道 約1時間32分~2時間25分
[料金] 大人 乗車券最大1,660円のみ
[日付] 通年 毎日 1日1~6往復

島根県の観光列車

15.奥出雲おろち号(島根県-広島県 JR木次線)

奥出雲おろち号写真 出雲三成駅エリアの農地をのんびり走る奥出雲おろち号

1998年に運行開始したトロッコ列車で、奥出雲エリアの山間部を通るJR木次(きすき)線を走行する観光列車。

先頭のディーゼル専用車両に客車2両(普通車両とトロッコ車両)が付いた編成で、青と白のカラーに星を散りばめた外観です。

特に紅葉時期など木々が色づく季節に人気の列車で、夏休みや紅葉時は平日も増便するなど子どもから大人まで楽しめるようになっています。

車内販売が充実しているのが売りで、奥出雲和牛や仁多牛の弁当、そば弁当、笹寿司などご当地の食事。プリン、大福、アイスクリームも地元素材で味わえます。

木次線の名物となる出雲坂根駅の3段式スイッチバックや、国道の奥出雲おろちループを車窓で楽しめて、緑豊かな車窓を存分に見ることができます。

運行情報(外部サイト)

斐伊川サミット事務局 奥出雲おろち号
[区間] 木次-備後落合 片道60.8km(延長運転ルートのみ出雲市-備後落合 片道97.6km)
[時間] 片道 約2時間19分~3時間00分(延長運転ルートのみ3時間51分)
[料金] 大人 乗車券970~1,940円+指定席520円
[日付] 通年 金土日月+α 1日1往復

中国地方横断の観光列車

16.ハローキティ新幹線(JR山陽新幹線)

ハローキティ新幹線写真 山陽の高砂駅近くに架かる加古川橋梁を走るキティ新幹線

ハローキティのデザインと色合いをふんだんに使用して「リボンで地域をつなぐ」物語を持った、2018年6月30日運行開始のハローキティ新幹線。

前身のエヴァンゲリオン新幹線「500 TYPE EVA」と同じく500系新幹線を用いており、停車駅の多い新幹線こだまの位置づけで運行されています。

1号車「HELLO! PLAZA」では展示コーナー、映像コーナー、フォトスポットがあり、飲食も可能な休憩スペースもあります。

2号車「KAWAII! ROOM」は自由席で、床や窓だけでなくシートのヘッドカバーにもキティちゃんのデザインが配されたピンク色の空間。フォトスポットもあります。

運行情報(外部サイト)

ハローキティ新幹線 公式特設サイト
[区間] 新大阪-博多 片道622.3km
[時間] 約4時間9分~4時間33分
[料金] 大人 乗車券9,610円+自由席4,870円
[日付] 通年 ほぼ毎日 1日1往復

17.トワイライトエクスプレス瑞風(JR山陽本線、JR山陰本線など)

トワイライトエクスプレス瑞風写真 阿品東の地御前跨線橋から街と海とともに見る瑞風

中国地方を1泊2日や2泊3日で走る、2017年に登場した高級寝台列車。

コンセプトは「美しい日本をホテルが走る」「上質さの中に懐かしさを」。ホテルの上質さと心休まる懐かしさを通じて、日本のすばらしさを体感できる列車です。

日によって瀬戸内海側の山陽本線ルートと日本海側の山陰本線ルートを使い分けて走り、どちらも大阪駅と下関駅の間を走るルートが2019年時点のメインです。

日本海、伯耆大山、瀬戸内海などの原風景を楽しめる大きい窓ガラスの車窓。一流シェフによる料理は車内での調理というこだわりで、テーブルクロス敷きの食堂車が魅力。

途中下車での観光もあり、京都、松江、出雲、宮島など歴史と文化に触れる旅。一般非公開箇所の特別見学スポットに入れる場合もあるとのことです。

スイートルーム、ロイヤルツイン、ロイヤルシングルの主に3種類の客室を持ち、先頭車両が展望車となる10両編成のディーゼル&バッテリーアシストの列車です。

車両の外観は寝台特急サンライズやN700系新幹線などを手掛けたデザイナーの福田哲夫氏。内装は日建を経て京都迎賓館の設計にも携わったインテリアデザイナーの浦一也氏。

運行情報(外部サイト)

トワイライトエクスプレス瑞風 公式特設サイト
[区間] 大阪-下関 山陽ルート561.2km、山陰ルート720.1km
[時間] 約2~3日間
[料金] 要問合せ
[日付] 通年 ほぼ毎日

18.WEST EXPRESS 銀河(JR山陽本線など)

2日に1本ほど、片道で12時間ほどをかけて運行する列車「WEST EXPRESS 銀河」。大阪と下関を結び、途中の17駅ほどで停車する特急列車として好きな区間で乗車できます。

山陽地方の名所を星になぞらえて、観光名所となる主要駅を中心に停車。神戸、姫路、倉敷、広島、宮島口、岩国、新山口など有名どころの駅への移動として便利です。

一部の駅では停車時間限定で地元名産の物販が行われて、下り線では福山のがす天やはっさく大福、上り線では柳井の金魚ちょうちん工芸品などがあります。

朝食、昼食、スイーツの車内販売も地元ならではのグルメが登場し、神戸パンや老舗の弁当などを楽しむことができます。

運行情報(外部サイト)

JRおでかけネット WEST EXPRESS 銀河
[区間] 大阪-下関 山陽ルート561.2km
[時間] 約11時間24分~12時間26分
[料金] 要問合せ
[日付] 2日で片道1本程

過去に走っていた観光列車(一例)

500 TYPE EVA(JR山陽新幹線)

500 TYPE EVA写真 新山口でトンネルから出てくる500系EVA新幹線

新世紀エヴァンゲリオンの初号機をイメージしたデザインが施された、500系の山陽新幹線こだま号。

エヴァンゲリオンの監督の庵野秀明氏が山口県宇部市出身という縁で山陽新幹線に採用。

1号車の実物大コックピット展示体験ルームや2号車の特別内装を楽しむことができます。

運行情報(外部サイト)

500 TYPE EVA 公式特設サイト
[区間] 新大阪-博多 片道622.3km
[時間] 約4時間10分~4時間34分
[料金] 大人 乗車券9,610円+自由席4,870円
[日付] 通年 ほぼ毎日 1日1往復

瀬戸内マリンビュー(広島県 JR呉線+JR山陽本線)

瀬戸内マリンビュー写真 2019年まで運行していた瀬戸内マリンビューに海風を感じる

主にJR呉線を走っていた「瀬戸内マリンビュー」。客船を思わせる丸窓など、海をテーマとした外観と内装の列車。

2020年から「etSETOra」としてリニューアルしましたが、その前身となる「瀬戸内マリンビュー」には外観ヘッドにオールを配した海を感じさせる外観が特徴でした。

まとめ

山陽本線、山陰本線を中心として観光列車が豊富な中国地方。普通列車を活用した車両が多いですが、ほのぼのとした見た目の列車が多いのが魅力的です。

以上、中国地方の観光列車特集でした。

記事を書いた人&運営者
運営者顔画像
セシモ コイ (瀬下 恋衣)
趣味の国内旅行ライター

観光1,000日超の国内旅行マニア。一眼レフで撮影した花や絶景の写真を活用して当旅行サイトを運営。

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