東海地方の観光列車12種類!JRとローカルの豪華電車旅

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ながら

海沿いの静岡と三重に山間の岐阜を有する東海エリアでは、風景を楽しめる観光列車が沢山。

特急系の外観に美しいデザインを施したリゾート系の観光列車が豊富なのが嬉しいところです。

今回は東海エリアの観光列車を紹介していきます。

セシモ コイ

各列車の運行情報を掲載しましたので、乗る方も撮影する方も下調べにぜひご活用ください!最新情報のある公式サイトリンクも付けました。

岐阜県の観光列車

01.ながら(長良川鉄道)

ながら写真 長良川沿いを走るロイヤルレッド色の観光列車ながら

日本三大清流のひとつで、鵜飼が有名な長良川に沿って走る観光列車。

景色の緑や青と対比して目立つよう上品な赤色に仕上がった、水戸岡デザインの列車。内装は地元素材を使用した「もり号」「あゆ号」それぞれテーブル席が綺麗。

乗車のみプランだけでなく、ランチやスイーツを楽しめるプランもあります。

運行情報(外部サイト)

ながら 長良川鉄道公式サイト
[区間] 美濃太田-北濃 片道72.1km
[時間] 片道 約2時間15分~2時間37分
[料金] 大人 乗車券1,690円+乗車整理券500円(食事プランもあり)
[日付] 通年 金土日祝を中心に年間150日程 1日1往復

02.ねおがわ(樽見鉄道)

根尾谷の淡墨桜(うすずみざくら)で有名なうすずみ温泉を持つ樽見駅と、岐阜県の主要駅となる大垣駅を結ぶローカルの樽見鉄道。

根尾川を眺める車窓が魅力で、2017年秋から運行を開始した観光列車「ねおがわ」。樽見鉄道本社のある途中の本巣駅から終点の樽見駅を結びます。

車両こそ普通列車のままですが、本巣市内の中学校生徒から公募したデザインをエンブレムとして車両に取り付けられています。

普通列車として予約不要で、土日祝を中心に運行。根尾川橋梁など10か所ほどある絶景スポットでは徐行運転でゆっくり景色を楽しめます。

運転士の沿線案内、地域ボランティアの案内ガイドによるアナウンスもあります。

運行情報(外部サイト)

ねおがわ 樽見鉄道公式サイト
[区間] 本巣-樽見 片道18.3km
[時間] 片道 約30分
[料金] 大人 乗車券最大590円
[日付] 通年 土日祝 1日1往復

03.薬草列車(樽見鉄道)

大垣と樽見をむすぶ樽見鉄道にて、一部の木曜日と金曜日に走る予約制の列車「薬草列車」。

沿線で採れるフキやヨモギの天ぷら、菜めしなどのやまの幸を味わえる薬草弁当。栄養士が手掛ける健康的な弁当を車内で楽しみながら、車窓を眺めることができます。

樽見駅到着後は片道の無料シャトルバスでうすずみ温泉へ行くことができ、うすずみ温泉入湯券が付いているほか断層観察館入場割引券も付いています。

1車両25名のローカル列車。春秋は薬草列車ですが、冬はしし鍋列車、2~3月はたにぐみ盆梅展列車として運行されます。

運行情報(外部サイト)

薬草列車 樽見鉄道公式サイト
[区間] 大垣-樽見 片道34.5km
[時間] 片道 約1時間6分
[料金] 大人 5,000円(薬草弁当、大垣~樽見1日乗車券、うすずみ温泉入湯券など付き)
[日付] 5,6,7,9,10,11月 木金の一部 1日片道1本
[その他] 10日前までの予約要

04.食堂車(明知鉄道)

食堂車写真 普通列車を利用して1日1本走る食堂車が山岡駅から発車

恵那駅から明智光秀の生誕地(諸説あり)と言われる明智駅へと行ける、明知(あけち)鉄道。気動車体験や貸切なども対応する鉄道にて、食事を楽しめる列車があります。

食堂車と総称しつつ季節などで名称が変わり、秋には地元で採れたきのこをメインにした料理を楽しめる「きのこ列車」が9~11月限定で登場。

他にも、地元名産の寒天懐石料理「寒天列車」、地元日本酒を楽しめる「枡酒列車」、冬の食材である自生の山芋「じねんじょ列車」、春の「おばあちゃんのお弁当列車」も。

普通列車1両をランダムに使用して食堂車にするため、外観のラッピングは日により異なるもの。明智光秀デザインの列車や地元スーパー「バロー」のデザイン列車など。

運行情報(外部サイト)

食堂車 明知鉄道公式サイト
[区間] 恵那-明智 片道25.1km
[時間] 片道 約54分
[料金] 大人 2,500~5,500円(食事と乗車)
[日付] 火水木金土日 1日片道1本
[その他] 予約要

静岡県の観光列車

05.伊豆クレイル(JR東海道本線+JR伊東線+伊豆急行線)

伊豆クレイル写真 海の見える根府川駅ホームで停車中の伊豆クレイル

東伊豆の海沿いの景色を眺めながら、窓向きカップルシートや半個室テーブル席の優雅さに会話もはずむリゾート列車。

651系特急車両に女性向けの華やかなデザインが施され、エレガントながら飾りすぎない車内も綺麗なもの。2号車にはバーカウンターのラウンジも。

旅行会社申込のツアーで楽しむ1号車と3号車では伊豆食材のオリジナル料理とお酒を楽しめますし、手軽に楽しめる乗車のみの4号車もあります。

運行情報(外部サイト)

伊豆クレイル JR東日本サイト
[区間] 小田原-伊豆急下田 片道83.3km
[時間] 片道 約1時間52分~2時間28分
[料金] 大人 乗車券最大2,290円+4号車指定席最大1,280円
[日付] 通年 土日祝 1日1往復
[その他] 1号車、3号車は旅行会社申込で食事等付き

06.THE ROYAL EXPRESS(JR東海道本線+JR伊東線+伊豆急行線)

THE ROYAL EXPRESS写真 伊東駅近くの伊豆急行線の裏路地を走るロイヤル列車

横浜出発で東伊豆の風光明媚な景色を楽しめる、水戸岡デザインの深い青色の外観に心惹かれる観光列車。

8両編成の車内はゴールドクラスとプラチナクラスに分かれており、ゴールドクラスには木のプールや絵本図書館など親子で楽しめる仕掛けが沢山。

木材を主体としつつ彩り豊かなデザインが施されたゴージャスな内装で、食事や生演奏を楽しむことができます。

運行情報(外部サイト)

THE ROYAL EXPRESS 公式特設サイト
[区間] 横浜-伊豆急下田 片道138.4km
[時間] 片道 約2時間45分~3時間10分 +途中下車あり
[料金] 大人 食事付き片道乗車プラン25,000円から
[日付] 通年 月に数日 2日で1往復

07.リゾート21 黒船電車(JR伊東線+伊豆急行線)

リゾート21 黒船電車写真 漆黒の色合いがカッコイイ黒船電車が伊東駅に停車中

熱海と伊豆急下田をむすぶ普通列車「リゾート21」のひとつとして、かつて下田に来航したペリーの黒船をモチーフに黒い外観を特徴とした黒船電車。

海向きのパノラマシートや展望車両を楽しめるのがひとつの魅力で、東伊豆の海を車窓で楽しむことができます。

また、2019年2月にリニューアルし、全7車両それぞれテーマを設けた車内デザインを採用。歴史、散歩、海、おさかな図鑑など大人から子どもまで楽しめます。

アプリを入れることで下田にちなんだAR(拡張現実)映像を見ることができるサービスもあり、電源を有する席も用意されています。

運行情報(外部サイト)

リゾート21運行情報 伊豆急公式サイト
[区間] 熱海-伊豆急下田 片道62.6km
[時間] 片道 約1時間26分~1時間46分
[料金] 大人 乗車券最大1,940円(特急券や指定券は不要)
[日付] 通年 週6日ほど 1日3往復

08.リゾート21 キンメ電車(JR伊東線+伊豆急行線)

リゾート21 キンメ電車写真 赤色が目立つキンメ電車を伊東駅で撮影

こちらも熱海と伊豆急下田をむすぶ普通列車「リゾート21」のひとつとして、赤色のキンメダイをモチーフにしたキンメ列車。赤いプラレール号とも言われます。

伊豆半島を代表とする深海魚「金目鯛」を筆頭に、名産の魚が豊富な東伊豆。全体を覆う赤色に、シルバーグレーのラインをグラデーションで配した外観です。

全7車両それぞれを沿線の7市町に割り当てており、市町ごとの特産品をPRする車両として車内デザインが施されています。

3号車はキンメダイ博物館となっており、キンメダイの歴史や生態が紹介されています。

運行情報(外部サイト)

リゾート21運行情報 伊豆急公式サイト
[区間] 熱海-伊豆急下田 片道62.6km
[時間] 片道 約1時間26分~1時間46分
[料金] 大人 乗車券最大1,940円(特急券や指定券は不要)
[日付] 3~6月 週6日ほど 1日3往復

愛知県の観光列車

09.おでんしゃ(豊橋市内線)

豊橋鉄道の路面電車にて冬の時期限定で運行される、おでんを楽しめるノスタルジック列車「おでんしゃ」。

豊橋駅と運動公園駅を1往復するルートで、運動公園駅でトイレ休憩あり。豊橋のにぎわう市街の車窓とともに宴会でにぎわいます。

豊橋を代表するヤマサの特製おでんにおつまみ弁当も付き、アサヒスーパードライの生ビール飲み放題として車内で宴会を楽しめます。

別売りでヤマサの揚物詰合せ、ビール以外のお酒類、ピザ(事前注文要)をオーダーすることもでき、自身での持ち込みも可となっています。

お土産として、おでんしゃ特製の桝(ます)とカップ酒が付いてきます。

運行情報(外部サイト)

おでんしゃ 豊橋鉄道公式サイト
[区間] 豊橋駅前-運動公園前 片道4.7km(おでんしゃは往復)
[時間] 往復 約1時間20分
[料金] 大人 3,900円(ビール飲み放題・おでん・弁当付)
[日付] 11~2月 週3日前後 1日2往復(昼便1本と夜便1本)

10.納涼ビール電車(豊橋市内線)

豊橋鉄道の定番は「おでんしゃ」ですが、夏場は清涼感ある青の外観が特徴の「納涼ビール電車」が走ります。

こちらも豊橋駅と運動公園駅を1往復し、車両内にトイレはありませんが運動公園駅でトイレ休憩時間が用意されています。

キリン一番搾り生ビール飲み放題に加えて、車内で楽しむ用としてキリン一番搾り「黒生」と豊橋の銘菓ブラックサンダーも付きます。

別売りでヤマサの揚物詰合せ、ビール以外のお酒類も頼むことができ、持ち込みも可。納涼うちわも付いていてお土産として持ち帰ることができます。

運行情報(外部サイト)

納涼ビール電車 豊橋鉄道公式サイト
[区間] 豊橋駅前-運動公園前 片道4.7km(納涼ビール電車は往復)
[時間] 往復 約1時間20分
[料金] 大人 3,300円(ビール飲み放題・おつまみ弁当付)
[日付] 6~9月 週3日前後 1日3往復(昼便1本と夜便2本)

三重県の観光列車

11.特急しまかぜ(近鉄線など)

特急しまかぜ写真 国宝の高田本山のある一身田を走る特急しまかぜ

都心から伊勢志摩の賢島へと向かう、晴れやかな空をイメージした近未来的な青色の外観が特徴の特急列車。

3列シートや窓向きカフェ席、そして和風個室と洋風個室を有します。

乗車のみの利用をベースとして、カフェ席で食事やスイーツをオーダーすることもできます。おつまみやお酒もあり、お土産の赤福の購入も可能です。

運行情報(外部サイト)

特急しまかぜ 近鉄公式サイト
[区間] 近鉄名古屋-賢島 片道144.8km(他にも大阪難波-賢島ルート、京都-賢島ルートあり)
[時間] 片道 約2時間1分~2時間4分
[料金] 大人 一例:乗車券1,970円+指定席1,610円+しまかぜ特別1,030円
[日付] 通年 ほぼ毎日 1日1往復×3ルート

12.つどい(近鉄線)

名古屋から三重県の名温泉地「湯の山温泉」へと向かう観光列車。外観がリニューアルされており、最新はブラウンとクリーム色のレトロ感ある見た目です。

最大の特徴は車内に足湯があること。明るい木材のベンチで作られた足湯車両には暖簾の飾りもあり、菰野(こもの)温泉の源泉を使用した湯を楽しめます。(足湯は別途100円)

足湯の2号車にはバーカウンターが併設されており、三重県の日本酒として鈴鹿山脈の伏流水で仕込んだ地酒飲み比べセットなど楽しむことができる和の空間です。

足湯利用者にはタオル、地酒セットにはお猪口、そしてロープウェイなどが割引になる手形やコースター型記念乗車券などプレゼントの豊富さも魅力のひとつです。

カラフルな床マットや座席の車内には窓向きでテーブル付きの席も。近鉄名古屋線と近鉄湯の山線の直通運転で、近鉄四日市の乗り換え不要なのも嬉しいところです。

運行情報(外部サイト)

つどい 近鉄公式サイト
[区間] 近鉄名古屋駅-湯の山温泉駅 片道52.3km
[時間] 片道 約1時間16分~1時間18分
[料金] 大人 乗車券最大850円+乗車整理券500円
[日付] 10~2月 土日祝 1日1往復

まとめ

デザインセンスあふれる外観に魅入られる観光列車が多い東海エリア。食事を楽しむプランなど優雅にゆったりとした鉄道の旅を楽しめます。

以上、東海エリアの観光列車特集でした。

記事を書いた人&運営者
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セシモ コイ (瀬下 恋衣)
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