札幌をはじめとして道央エリアには小樽など観光地で賑わう漁港もあれば、苫小牧や室蘭など工業地帯として発展する港もあります。
魚介類が豊富でありつつ都市型で人気を博するグルメがたくさん。
今回は道央の旅行者に向けて、道央エリアの飲食店で楽しめるご当地グルメを紹介します。
セシモ コイ
道央のグルメ分布図
道央のグルメはこんなに豊富!番号順に紹介していきます。
A.中央部(石狩)地域のグルメ
大通公園・羊ヶ丘展望台・サッポロビール庭園のある中央部地域(札幌・江別・北広島・石狩・千歳・恵庭・当別・新篠津)のご当地グルメを紹介。
01.スープカレー(札幌市、道全域)
汁気の多いカレースープに鶏肉や野菜などの具材が入り、ご飯を添えて楽しむカレー。
1971年に札幌市の喫茶店アジャンタが発祥と言われ、漢方の薬膳カレーとインドカレーをヒントに考案されたもの。
もとは鶏肉のダシを使用していたため具にも鶏肉が使用されることが多く、2002年頃にブームが起きて札幌市内のお店も増えて今に至ります。
02.スパイスカレー(札幌市)
札幌市ではスパイスやハーブを多彩に使用したカレーとして、スープカレーだけでなくトロトロのカレールーで楽しめるスパイスカレーも古くから名物となっています。
お店によって味は様々。ルーに溶け込んだスパイスによる香り高い味だけでなく、盛り付け時に上からバジル等のスパイスを散らした見た目の派手さも魅力のひとつです。
ライスは白米だけでなくサフランライスやターメリックライスで出すお店もあり、ライスの上にもスパイスをかける傾向。付け合わせに水菜、赤キャベツなどを付けるなどの工夫も。
[店一覧] Google店検索
[店分布] 札幌市に100店舗以上
[推奨店] 西神カレー 札幌まちの中店 – 札幌市街地でオシャレな空間とスパイスカレー
03.札幌味噌ラーメン(札幌市)
戦前からラーメン文化が濃い札幌。札幌といえば味噌ラーメンと言われますが、醤油、味噌、塩の3種類それぞれ色々なお店で楽しめます。
1960年頃「味の三平」など味噌ラーメン店が有名になり、インスタントラーメンで全国区に。
また、1947年に「だるま軒」を開業した西山仙治氏による西山製麺は、味噌用の黄色い縮れた多加水熟成麺を開発して定評があります。
04.フルーツパフェ(札幌市)
乳製品の美味しい北海道、とりわけ札幌ではクリームや果物を使用したパフェが定番。
老舗のよつ葉乳業、雪印パーラー、六花亭を筆頭に、色々なお店でパフェを楽しめます。
また、飲んだ後や食後にパフェを食べて一日を締めくくる「札幌シメパフェ」の文化が地味に根付いており、より広めるPRも行われています。
B.西央部(後志)地域のグルメ
小樽運河・ニッカ余市蒸溜所・積丹半島のある西央部地域(小樽・島牧・寿都・黒松内・蘭越・ニセコ・真狩・留寿都・喜茂別・京極・倶知安・共和・岩内・泊・神恵内・積丹・古平・仁木・余市・赤井川)のご当地グルメを紹介。
05.ニセコ羊蹄コロッケ定食(ニセコ地域)
じゃがいもが名産の北海道にて、羊蹄(ようてい)山のふもとに広がるニセコ羊蹄地域は名産地のひとつ。地域産じゃがいもを農産品としてPRするため、新名物のコロッケを開発。
羊蹄山麓の7町村の商工会が連携して、ニセコ羊蹄コロッケ街道として広く提供店があります。市町村それぞれの特色を活かして、地元産の食材を加えたコロッケなどを楽しめます。
コロッケをメインとして海道産の米や小麦を使用した定食セットメニューで、1,000円以下での提供など統一ルールがあります。
06.小樽の寿司(小樽市)
寿司の街と呼ばれる港町、小樽。小樽駅近くには寿司屋が多く並び、市内には120軒ほど存在すると言われています。
寿司通りと呼ばれる通りもあります。夏のウニなどのネタが定評で、握り寿司だけでなく海鮮丼を提供するお店もあります。
07.小樽あんかけ焼きそば(小樽市)
小樽市内では古くあら海鮮具材の多い五目あんかけ焼きそばが親しまれており、2010年代以降に小樽市のPRとして「小樽あんかけ焼きそば」と名付けたご当地グルメ。
戦後の小樽港には人々や物資が集まり、繁栄するホテルや旅館での食事として中華料理の料理人も多く招集。その後、料理人が独立して中華料理店が広まったという歴史があります。
その中で1957年に移転オープンした中華料理店「梅月」で五目あんかけ焼きそばが登場したとされており、店主が積極的にレシピを展開したことで提供店が多くなったとか。(諸説あり)
茹でた後でカリカリに焼き固めた麺に、海鮮具材がたっぷり入った餡をかけるのが特徴。内容に決まりは無く、各店がオリジナリティを持って提供。紅ショウガ、辛子、酢をお好みで。
現在は中華料理店に限らず、ラーメン屋、定食屋、喫茶店、居酒屋など様々な形態で幅広く提供されているグルメです。
C.南央部(胆振)地域のグルメ
地球岬展望台・登別地獄谷・有珠山のある南央部地域(室蘭・登別・伊達・苫小牧・豊浦・壮瞥・洞爺湖・白老・安平・厚真・むかわ)のご当地グルメを紹介。
08.ホッキ貝(苫小牧市)
ホッキ貝の漁獲量日本一を誇る苫小牧市。北寄貝とも書き、アイヌ語が由来と言われます。
漁協の取り決めで産卵期の5~6月を禁漁とし、直径9cm以上の大型の貝だけを水揚げ。
甘みあるシコシコとした歯ごたえと、旨みあるジューシーさが魅力。刺身や釜めしなど居酒屋メニューとしても定番の貝類です。
09.苫小牧ホッキやきそば(苫小牧市)
名物のホッキ貝を使用したご当地グルメがいくつかあり、その中でも代表的なのが焼きそば。
ペペロンチーノ風にカレーをかけて食べる「苫小牧ホッキやきそば」が公式とされる一方、非公式の扱いながら塩やきそばタイプもあります。
10.ハスカップ(苫小牧市)
北海道にて自生や栽培されている、青紫の果実を付ける植物。
不老長寿の秘薬とも言われる果実は生での保存が難しく、ジャムやお菓子の加工品として使用。
特に苫小牧の名物として、菓子とパンの名チェーン店「三星」のハスカップロール「よいとまけ」に使用されるなど名産になっています。
11.白老バーガー、白老ベーグル(白老町)
白老牛のパティを北海道産小麦のバンズで挟んだ、ご当地ハンバーガー。ベーグルタイプのバンズで提供するお店もあります。
のどかな駅前の街ながら、12店舗30種類の白老バーガーが存在しています。
12.室蘭カレーラーメン(室蘭市)
カレー仕立てのスープが特徴のラーメン。
発祥店は諸説あり、北海道での発祥は1965年の苫小牧「味の大王」とされています。
室蘭では製鉄など「鉄のまち」として労働者のエネルギーとして人気となり、チェーン店から個人店まで市内のラーメン店での定番です。
2006年頃に室蘭カレーラーメンの会が発足して「室蘭カレーラーメン」と呼ばれています。
13.室蘭やきとり(室蘭市)
豚肉を主に使用しながら「焼き鳥」と呼ばれる室蘭の焼き鳥。
昭和初期に農家が豚を飼うようになり、豚肉の串焼きの屋台が流行ったのが由来とされます。
串にはタマネギ片が挟まれることと、皿に盛られる洋カラシを付けて食べるのも特徴です。
14.つぶおでん(室蘭市)
北海道のおでんは昆布ベースに魚介類の具材が入る傾向にあり、室蘭おでんの定番具材として「つぶ貝の串」が入ります。
おでんだけでなく、地球岬などの観光名所では単品の串として「つぶおでん」の名前で販売されています。
味噌ダレでの味付けが定番である一方、醤油タレによる味付けで提供するお店もあります。
15.伊達の蕎麦(伊達市)
北海道の伊達市では蕎麦のお店が多く、蕎麦がひとつの名物となっています。
特にミシュラン掲載店「翁」に人が集まりがちですが、地元客向けの蕎麦屋さんもあって手打ち蕎麦も楽しめます。
D.南東部(日高)地域のグルメ
襟裳岬・日高耶馬渓・観農台のある南東部地域(日高・平取・新冠・新ひだか・浦河・様似・えりも)のご当地グルメを紹介。
16.日高の真つぶ貝(日高全域)
北海道で多く漁獲される、つぶ貝。中でも生育が遅い「真つぶ」は、漁獲まで年数がかかり資源量が少ないことから「日高の真つぶ」として高級食材となっています。
漁場で専用のカゴを海底に沈める方法で漁獲。大きさがひとつの特徴で、大きいもので殻付き1kgを超えて味も良いと言われます。
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[店分布] 日高エリアに50店舗以上
[推奨店] えりも岬観光センター – つぶ貝、つぶそばなど食事を
E.北東部(空知)地域のグルメ
夕張炭鉱・桂沢湖・三笠鉄道記念館のある北東部地域(夕張・岩見沢・美唄・芦別・赤平・三笠・滝川・砂川・歌志内・深川・南幌・奈井江・上砂川・由仁・長沼・栗山・月形・浦臼・新十津川・妹背牛・秩父別・雨竜・北竜・沼田)のご当地グルメを紹介。
17.カレー蕎麦(夕張市)
かつて日本有数の炭坑地だった夕張では、炭鉱夫たちが利用する食堂やラーメン店が賑わった歴史があります。その中でも、特に名物として古くから愛されたのが「カレー蕎麦」です。
蕎麦(日本そば)にカレールーが丼いっぱいに注がれて、お腹も満たせるメニュー。香辛料によるカレールーは、片栗粉でとろみをつけてダシや醤油などを加えたカレーうどん系の味。
具材としては豚肉、白ネギ、タマネギなどが入ります。蕎麦はつなぎを使用した弾力ある細打ちで、わずかに緑がかった色をしている蕎麦で提供してくれる傾向があります。
発祥は蕎麦屋「藤の家」で、惜しくも2007年に閉店。その味を受け継ごうと協議会を設立して、7店舗ほどが新たにカレー蕎麦をメニューに加えて夕張全体の名物になりました。
18.夕張メロン(夕張市)
夕張市を生産地とするメロンで、赤肉のマスクメロンの一種。高級メロンに位置づけられ、北海道随一の知名度を誇ります。
商標名が「夕張メロン」で、品種名は「夕張キングメロン」です。
夕張市農業協同組合で厳格な検査に合格したものを夕張メロンと名乗ることができます。
19.ガタタン(芦別市)
炭鉱の街としてかつて賑わった芦別市にて、具材たっぷりの中華スープとなる含多湯(ガタタン)というグルメが古くから親しまれています。
戦後に中国の旧満州から芦別へ移り住んだ方が、中華料理店「幸楽」で出した満州の家庭料理をもとにしたスープが発祥とされています。昭和50年に閉店しつつも、提供店が広がり今にいたります。
少し白く濁ったトロみを持ったスープは、塩気ある卵スープ。具材はしめじ、豚肉、小海老、イカ、しいたけ、キクラゲ、白菜、ニンジン、フキなどが入り、店により多少異なります。
20.砂川ポークチャップ(砂川市)
ロースやバラなどの部位を使用した豚肉をケチャップのソースで炒めた、ポークチャップ。砂川市ではポークチャップを提供するお店が多く、ご当地グルメとなっています。
店によって様々な創作ポークチャップがあり、通常の豚肉炒め、オムライス風、ナポリタン風、ピザ、マフィンなど様々。肉も薄切りから極厚まで、店の特徴が出ています。
砂川市の食材を1つ以上使用するという条件で、砂川市に提供店が20店以上。食堂を中心として、居酒屋やスポーツバーでも提供店があります。
まとめ
魚を中心としつつ食欲のわくグルメも豊富な北海道。特に寒い冬の北海道でスープカレーや札幌味噌ラーメンなど美味しいグルメが魅力です。
以上、道央エリアのご当地グルメ特集でした。