北陸の面白い宿10軒!富山金沢の変わったホテル旅館

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北陸の特徴的な宿

日本海に面した北陸では、富山県の宇奈月温泉、石川県の加賀温泉、福井県の芦原温泉など雪国の冬にピッタリの温泉地が沢山。

金沢駅や富山駅の近くなど徒歩圏内には、全館畳敷きホテルや古民家などの宿。車で来訪する立地にも変わった宿が多々あります。

今回は、北陸地方の特徴的な宿を紹介します。

セシモ コイ

せっかく泊まる宿であれば、過ごしやすいだけでなく思い出に残るところがオススメ。特徴ある宿をまとめてみました。

A.富山県の特徴的な宿

01.コンセプトホテル和休(富山市)

富山駅南口から徒歩3分の好立地で「靴を脱いでチェックイン、畳でくつろぎベッドで眠る」を特徴とした、大浴場のあるビジネスホテルタイプの宿。

ビジネスホテルの外観で、ウェルカムドリンクの無料コーヒーがフロントにあります。部屋は洋室扱いの部屋が畳敷きとなっており、ローベッド付きでベージュ色の明るい部屋。

宿泊者には無料朝食が付いており、体にやさしいコンセプトに沿ってご飯と味噌汁に魚などのおかずが付いた和朝食。内湯のみですが大浴場もキレイで、評価も高めの宿です。

コンセプトホテル和休

02.御宿 野乃 富山剱の湯(富山市)

富山市街地の路面電車「大手モール」駅から徒歩2分で、全館畳敷きを特徴とする和風プレミアムホテル「御宿 野乃」の富山店。朝食のイクラかけ放題の和洋バイキングも売りです。

木材と観葉植物に和の照明を組み合わせた上質なフロントには、畳敷きの休憩室がある雰囲気の良さ。ダブルやツインの洋室は畳敷きの部屋となっています。

天然温泉檜風呂が付いた客室も一部存在。内湯のみですが岩や桶で和の空間が作りこまれた大浴場もあり、にごり湯タイプで天然温泉100%の富山温泉を楽しめます。

基本は2~3万円のハイクラスとなる宿ですが、檜風呂付モデレートダブルの部屋が素泊まりで1万円台となるのが狙い目です。

03.売薬宿屋山キ(富山市)

岩瀬浜駅から徒歩10分。かつて富山の薬売りを兼ねた住居だった成田家をリノベートした、1日1組限定の貸切宿。泊まれる資料館と銘打った、北前船文化を感じる宿です。

フローリングにキングサイズベッドが置かれた部屋は、襖のある和を感じさせる部屋として暗めの色使いのオシャレな空間。畳敷きの縁側から見る庭もまた風情があります。

手洗い場には薬箱やミシンが置かれているレトロ感もまた魅力的。富山の人気ベークル店「とべーぐる」監修のベーグルプレート朝食が付いており、自分で温める形となります。

1人で宿泊した場合は2人分の値段となってしまうため、基本は2人以上で宿泊したほうがおトクです。

04.有峰ハウス(富山市・立山)

電鉄の有峰口駅付近から地鉄バスや車で有峰林道を35分ほど走った先にある、有峰湖の湖畔付近にある大自然に抱かれた宿。渓流釣りや登山者に好まれるロッジタイプの宿です。

木々が周囲を囲む広い駐車場からは立山の山並みも遠くに見えて、百名山の薬師岳や秘境の地となる雲の平へ行くための折立登山口も近くにあります。

心地よい香りある木材をふんだんに使用した内装は、山小屋より広くしっかりした造り。和室7室に加えてフローリングベッドの洋室3室もあり、薬師岳を望む景色を楽しめます。

温泉ではないですが男女別の内湯浴場あり。基本は1泊2食付き1万円前後で、肉、魚、野菜のバランスのとれた旅館で出てくるタイプの夕食。朝食は携行用のお弁当に変更可能です。

05.美知の里(南砺市)

散居村の美しい風景が広がる南砺市にて、古くから受け継がれてきた蔵をリノベーションして1日1組限定の貸切宿としたゲストハウス。

ダークブラウン調に整えたロビーにはソファとテーブルがあり、宿泊部屋は1階の畳敷き和室と2階のフローリングで複数人泊まれるようになっています。

4,000円台で1人でも宿泊でき、基本は食事無しの素泊まりプランのみとなっています。

B.石川県の特徴的な宿

06.エイトポイントイン金沢(金沢市)

金沢の繁華街と金沢21世紀美術館が近い竪町・片町エリアにある「マチナカアウトドア」をテーマにした宿。2021年夏にオープンした

部屋は入口をカーテン仕切りにする半個室キャビンタイプの部屋が安くてオシャレ。一方でツインやトリプルのベッドに白を基調とした洋室部屋もビジネスホテル的に利用できます。

オープンキッチンのロビーは料理やゲームも楽しめて、ソフトドリンクやアルコールの飲み放題プランも。ワーキングスペースもあり、屋上にはバーベキューとテントサウナを併設。

07.BENJAMIN HOTEL KANAZAWA(金沢市)

金沢の片町エリアにある築40年のビルをフルリノベーションして、2021年4月にオープンしたホテル。屋上に開放的なBARがあり、都会的なビルが並ぶ景色を見ながらソファで過ごせます。

サイトには「韓国っぽい」との記述がありますが、普通の洋室タイプの部屋で違和感なく過ごせる内装。部屋番号が付いた各部屋は、デザイナーによるリノベートがされているようです。

バスとトイレは共同で、素泊まりプランのみ。フロントでアロマを選んで部屋にて香りを楽しめるサービスや、部屋にBluetoothスピーカーとプロジェクタもあります。

ウェルカムドリンクとして石川県の地酒を振舞ってくれるそうで、さらに屋上のBARでお酒を楽しむこともできます。

08.変なホテル 金沢香林坊(金沢市)

全国展開する「変なホテル」の金沢店は片町エリアの香林坊にあり、定番の非対面チェックインとしてフロントには人間ではなく恐竜ロボットが立っており、端末操作でチェックイン。

フロントでは加賀友禅を模したプロジェクションマッピングのロビー演出があり、伝統を取り入れた空間に。部屋を明るい色使いの洋室ベッドで過ごせます。

素泊まりと朝食プランがあり、朝食も非対面として部屋食のお弁当が用意されます。1人利用でもツインルームを使用でき、ビジネスホテル価格帯で宿泊できます。

09.ホテルフォルツァ金沢(金沢市)

金沢駅から徒歩10分の立地で、金沢市街地でも評価の高いホテル。洋室のみダブルやツインの計193室と大きめなビジネスホテルです。

特徴のひとつはウェルカムドリンクとしてお酒が用意されている点で、ワイングラスで好きに選んで飲むことのできるワインと石川県の地酒を楽しむことができます。(2杯目以降有料)

素泊まり、朝食付き、朝夕2食付きプランあり。夕食は石川県を代表する老舗旅館「加賀屋」が手掛けた、旬の食材と加賀野菜を使用した会席料理9品。ラウンジレストランもオシャレです。

C.福井県の特徴的な宿

10.ルポの森(福井市)

ルポの森(旧みらくる亭)写真 旧みらくる亭の頃も一部の回廊が新しく和の照明に外の緑

一乗谷エリアにある、森に囲まれた総面積5,000坪の敷地を持つ宿。かつての宿「みらくる亭」の和室などを全面リニューアルし、屋外のドーム型グランピング宿泊棟も加わった宿です。

温泉と宿泊棟はロッジ風の回廊を歩いて行き、竹や木々を見る風情ある館内が特徴。美山温泉となる内湯の大浴場もガラス張りで、緑の豊かさを感じながら入浴できます。

ルポの森(旧みらくる亭)写真 旧みらくる亭の頃で少し年季の入った和室も静かなもの

宿泊棟には広めの和室として10畳、12畳、18畳があり、森の中にあるため静か。夕食は和牛石焼御膳や松花堂弁当スタイルで、朝食は和食。

2022年4月20日に新規オープンしたグランピング施設「GRAN FOREST 越前美山」も併設しており、白いドーム内の部屋に洋室ベッド。屋外の焚火付きベンチでお酒も楽しめます。

館内を多少歩き階段もある点を気にしないのであればコスパ最強!みらくる亭時代は安い宿でしたが、今は料理に力を入れつつリニューアルで上質な宿に。

まとめ

以上、北陸3県(富山、石川、福井)の特徴的な宿の紹介でした。

記事を書いた人&運営者
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セシモ コイ(瀬下 恋衣)
趣味の国内旅行ライター

国内旅行が大好き。NIKON一眼レフで主に花や絶景を撮影し、写真を活かして当旅行サイトを運営。
旅行系Vチューバーとしても活動予定で、国内情報を解説するため勉強中。