地域おこし協力隊運営の古民家宿27選!旅館や民泊

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地域おこし協力隊の宿(写真はイメージ)

全国各地のこだわり宿として、過疎地域へ移住して地域おこし活動を行う「地域おこし協力隊」が手掛ける古民家宿があります。

協力隊が空き家をDIYで改装した旅館や民泊の宿が多く、築年数の多い古風さの中に清潔感のあるリノベートの美しさがあります。

今回は、全国各地にある「地域おこし協力隊が運営する宿」をまとめてみましたので、旅行の宿泊先としてぜひご活用ください。

セシモ コイ

田舎暮らし体験プログラムや談話室での談笑を楽しめる宿もあり、形式は様々。素敵な宿を運営し続けている方たちで、これからの移住予定者も参考となる部分が多いと思います。

はじめに~協力隊宿の特徴

旅館業法や民泊新法の影響で、古民家の宿は以下のような特徴があります。

  1. ドミトリー(相部屋)の宿や、個室の旅館営業など形式は宿によります。
  2. 簡易宿所扱いだと食事提供に制約があり、宿主フォローでの共同調理の宿も。
  3. 参考として大人料金の目安を記載。子ども料金を安く設定する宿もあります。

なお、予約サイトは可能なかぎり調べました。楽天とBooking.comで予約可能な宿は予約ページへのリンクボタンを掲載しました。協力隊の宿は予約サイトに登録されていないところも多く、宿サイトの電話や予約フォームのメールのみで応対する宿も多いです。

北海道エリアの宿

01.旅人宿 昭栄(道東 弟子屈町)

北海道の弟子屈町にある、素泊まりのゲストハウス。もとは北海道バイク旅行者向けのライダーハウスとして出発し、宿の施設も少し改良して今は1泊2,000円のゲストハウス。

宿主(管理人)は若い頃からバイクで全国を旅しており、2015年に弟子屈町の地域おこし協力隊として就任。ライダーハウスの新規運営を手掛けて今に至ります。

宿は男女別相部屋で、布団ありの素泊まりのみ。食事施設は無いですが自炊設備があり、別料金ですがシャワー、洗濯機、乾燥機も利用可です。

なお、最寄り駅の南弟子屈駅が2020年3月で廃駅になるため、2020年度以降は宿も「冬は営業しない」予定とのことです。

摩周湖や屈斜路湖のある弟子屈町の宿。小さめですがテラス席も用意されています。
宿情報(外部サイト)

[宿サイト] 旅人宿 昭栄(予約は楽天トラベルから)
[料金目安] 1泊 1人2,000円+シャワー200円
[食事有無] 夕食なし、朝食なし
[場所] 釧網本線・南弟子屈駅から徒歩4分(GoogleMap

02.くりとまる(道央 栗山町)

北海道夕張郡の栗山町にあるゲストハウス。最初は地場産品を使用した飲食店「cafe&barくりとくら」がオープンし、同建物内に追加で2019年10月1日に誕生した宿泊施設です。「栗山町に住むように泊まる」がキャッチコピー。

この一軒家は「ふるさと応援寄附オフィス」「地域おこし協力隊シェアハウス」も入っている家として、栗山町の地域おこしの拠点とも言えます。

2020年1月時点で、2年目の現役の地域おこし協力隊2名が中心となって立ち上げた宿。現役2人とも北海道出身で、U・Jターンで栗山町の協力隊として活躍中。協力隊OBもオフィススタッフとして運営に携わっている様子です。

協力隊員たちがDIYでリノベーションした部屋は、すべてベッドにフローリングのモダンな洋室タイプ。1階に2名用「Kuri Room」と2階に4名用「Maru Room」の2部屋があり、一軒家の一部なのでトイレ、お風呂、洗面所はお客様やスタッフと共同。

栗山駅から徒歩4分ほどの宿で、学校や各種施設が集う都市型の駅前なので飲食店やスーパーも徒歩圏内にあります。

栗山町も夕張エリアとしてメロンを作っている町。もともと時計店だった建物を利用したオシャレな外観も良くて、カフェバーの町内産野菜ピザに北海道最古の酒蔵のお酒も!
宿情報(外部サイト)

[宿サイト] くりとまる(予約フォームあり)
[料金目安] 1泊 1人5,400~7,400円(人数が多いと安め、お祭り等シーズンは+1,000円)
[食事有無] 夕食なし(別料金カフェバー併設)、朝食あり(セルフ式の軽食)
[場所] 室蘭本線・栗山駅から徒歩4分(GoogleMap

東北エリアの宿

03.ヘイタハウス(岩手県 釜石市)

岩手県釜石市の平田地区にある一戸建てで、なんと釜石市の地域おこし協力隊とのルームシェアという変わった宿。家主同居型の民泊施設という扱いで、協力隊がルームシェアをしながらおもてなしをするという特徴があります。

千葉県出身の協力隊2名が10年間ほど空き家だった住宅に移り住み、2019年4月頃に民泊の宿として開業。4LDKの間取りで2部屋を協力隊が使用し、残り2部屋が3名用と4名用の宿泊客向け。部屋内では相部屋ではなく予約者グループが利用できそうです。

リビングと台所が広めだそうで、台所で食事を作ってリビングで談笑するような使い方もしやすいとか。フローリングの洋室にソファとテーブルがあり、ベッドは2段ベッドも含みます。民家タイプのお風呂を利用できます。

三陸鉄道・平田駅から徒歩22分ほど。車での来訪時は鹿などが出ることもあるそうで、運転に注意。付近に中華料理屋さんがあるようですが、他に飲食店は少なめな印象。

楽天系列のVacationSTAYなどの予約サイトで予約できます。

協力隊と会話をしてみたい人や地元の情報を知りたいという人はピッタリかも。協力隊のうちひとりは、釜石大観音の仲見世通りでカフェも運営しています。
宿情報(外部サイト)

[宿サイト] なし
[料金目安] 1泊 1人3,500円+税
[食事有無] 夕食なし、朝食なし
[場所] 三陸鉄道・平田駅から徒歩22分(GoogleMap

04.くらしnoie蔟(山形県 白鷹町)

白鷹町の中山地区にある、かつて神主の住居だった築150年の古民家をリノベートした民泊の宿。宿の名前は「蔟(まぶし)」で、養蚕の道具が由来。緑に囲まれた2階建ての一軒家で、飯豊連峰や白鷹山を遠くにのぞむことができます。

神奈川県出身で白鷹町の地域おこし協力隊として活動していた女性2名が、卒業後にクラウドファンディングを活用して2019年4月26日にオープン。2階に元協力隊が宿主として居住し、1階が宿泊客向けエリアとなっています。

施設内のテーブルなどは町民の寄付によるものもあり、特に土間の一枚板テーブルは談笑にも使えるもの。複数客のシェアルームとして最大12名が宿泊可能で、個室は状況次第の要相談で応じてくれる場合も。

風呂は大きい釜型の「五右衛門風呂」で、薪と灯油により温めるもの。夕食と朝食は宿主と共同で作るため、料理ができなくても手伝うことで出来上がります。

2019年6月からは日中のカフェ営業も始める予定とのことで、宿泊は金土日祝のみ営業だそうです。

入口には犬1匹と猫2匹がいるそうです。食事はその日によって収穫野菜など材料が異なり、夏場などは人数などの条件によりバーベキューになることも。
宿情報(外部サイト)

[宿サイト] くらしnoie蔟(Eメールか電話の予約あり)
[料金目安] 1泊 1人6,000円
[食事有無] 夕食あり、朝食あり
[場所] 東北中央自動車道・山形中央ICから車で36分(GoogleMap

関東エリアの宿

05.街音-matinee-(栃木県 那須塩原市)

那須エリアの玄関口で、東北本線の黒磯駅から徒歩3分にある「日常を感じられる」がコンセプトのゲストハウス。フランス語で「朝」を意味する「マチネ」が宿名の由来。もともと2018年春オープン予定としていたものの、2019年となった様子。

埼玉県草加市出身で、那須塩原市の地域おこし協力隊として観光PRをつとめた女性がオープンした宿。学生時代からゲストハウス運営を目指していたとのことで、未経験だった改装にもチャレンジして作った宿です。

元は紳士服店だった3階建てのビルをDIYで改装し、上階からは黒磯の街並みが見えるもの。内装は駅近のビルとは思えないほどに美しい畳の和室で、障子に欄間(らんま)まであります。

男女別ドミトリーに加えて個室もあり、トイレとお風呂は共用。自炊できる共用キッチンと、リビングもあります。1階はコワーキングスペースとして改装予定となっています。

黒磯ダッシュで有名な黒磯駅は、直流と交流の境目となる降りやすい終点駅。22時までチェックイン可能だそうで、駅近くに飲食店もある便利な立地です。
宿情報(外部サイト)

[宿サイト] 街音-matinee-(予約フォームあり)
[料金目安] 1泊 1人 ドミトリー3,500円、個室3,800~4,800円(1名時のみ4,800円)
[食事有無] 夕食なし、朝食なし
[場所] 東北本線・黒磯駅から徒歩3分(GoogleMap

甲信越エリアの宿

06.SARUYA(山梨県 富士吉田市)

大月から河口湖へと向かう富士急行線の下吉田駅や月江寺駅から徒歩圏内で、昭和の雰囲気が残るアーケード街にあるゲストハウス。

千葉県出身で大学のまちおこしプロジェクトの一環で訪れた富士吉田市に魅力を感じ、2013年に地域おこし協力隊として就任。任期中に10軒ほどの空き家再生を手掛けたノウハウを活かし、2015年7月にオープンしたのがこのゲストハウスです。

現在は元共同代表として当宿の第一線からは離れつつも、商店街の活性化に取り組んでいるとのこと。現代表は立ち上げ時にも深くかかわり、デザイナーの経験を活かして内装にこだわった空間にしたとのこと。

築90年ほどの美容院をリノベートし、1階はサロンスペースとキッチンのある空間に。2階に男女兼用のドミトリーの形で、相部屋の宿泊が可能。2段ベッドは使わないのをこだわりとした、広くて天井の高い畳の部屋です。

昭和の居酒屋群だった「ハモニカ横丁」の懐かしさが残る路地が近くにある宿。白を基調とした明るい空間で過ごすことができます。
宿情報(外部サイト)

[宿サイト] HOSTEL SARUYA Facebookページ
[料金目安] 1泊 1人3,600円
[食事有無] 夕食なし、朝食なし
[場所] 富士急行・下吉田駅から徒歩8分(GoogleMap

07.結い庵(長野県 南木曽町)

旧中山道沿いの南木曽町(なぎそまち)にて、妻籠宿(つまごじゅく)から車で15分ほどの山間部にある古民家のゲストハウス。

宿のオーナーは東京の大手ソフトウェア企業から南木曽町の地域おこし協力隊となり、空き家の改修を手掛けて2軒の宿をオープン。現在は株式会社の代表として、3軒目以降の宿づくりと宿管理の従業員育成も並行して進めています。

その1軒目となるのがこの宿。レストラン、バー、共用ラウンジ、庭園を併設する1つ星のホステル。木材の色合いがよく出た外観、屋内中央には大きな囲炉裏。畳の部屋に本棚などを配し、ハンモックもあり窓からの光と豊かな緑。

相部屋と個室があり、貸しテントでの宿泊も可能。シャワーは無料利用可で、ヒノキの風呂は200円。自家菜園の野菜カレーが名物で、お昼のカフェとして立ち寄りで食べることもできます。

自然を心地よく感じることを重視しているそうで、ハイキングなどのアクティビティもありつつ広い古民家でただただのんびり過ごすのも良さそう!
宿情報(外部サイト)

[宿サイト] 結い庵(電話と予約フォームあり)
[料金目安] 1泊 1人相部屋3,000円、個室は4名まで1室10,000円、貸しテントは5名まで8,000円
[食事有無] 夕食なし(別料金でレストランやBarあり)、朝食は+500円
[場所] 中央西線・南木曽駅から車で12分(GoogleMap

08.柏屋(長野県 南木曽町)

先ほど紹介した「結い庵」から南木曽駅方面へ車で10分ほどで行ける、オーナー2軒目の宿。木曽川がすぐ近くにある旧中山道の三留野宿にある1棟貸しのゲストハウスです。

三留野宿に残された明治期の建物で、30年ほど空き家だった建物をDIYでリノベートして宿にした2階建ての日本家屋です。三留野宿の本陣の隣にあり、本陣を模して作った一般の民家だったものだそうです。

2017年夏にオープン。1棟貸し切りで建物を丸々利用できる宿で、10名まで宿泊できます。しっかり補修された木材の色合いがよく出た内装。素泊まりのみ対応のようです。

Booking.comでの予約ができない状態になっており、AirbnbやBooked.jpで予約できそうです。

宿場町の風情ある街並みにある宿の貸し切り。1~2人だと高めで、大人数のほうが楽しめそう。
宿情報(外部サイト)

[宿サイト] 株式会社フォークロア 柏屋(予約サイトへのリンクあり)
[料金目安] 1泊 1棟貸切13,500円+1人あたり1,500円
[食事有無] 夕食なし、朝食なし
[場所] 中央西線・南木曽駅から車で3分(GoogleMap

北陸エリアの宿

09.玉村屋(福井県 南越前町)

福井県南越前町の今庄駅から徒歩4分の宿で、コンセプトは「第二の実家」。民泊ではなく旅館の扱いのようで、宿泊部屋はシェアではなく個室タイプの1~3名利用。

京都府出身で大学時代に自転車で日本一周をした経験もある宿主。旅行会社や宿泊施設での勤務を経て、南越前町の地域おこし協力隊として活動後に開業したのがこの宿です。

2階建ての古民家は、うだつ(類焼防止壁)が付いた和の民家の見た目。1階は地域住民も利用できる畳敷きのコミュニティスペースで、2階には宿泊者専用のラウンジ部屋がありテーブル(こたつ)で談笑も楽しめて本も置かれています。

部屋は2階で、2人用2室と3人用1室の計3部屋。ベッドにフローリングの洋室ながら、和デザインのベッドカバーに障子風の窓。古民家の風情を持たせつつ、シンプルさのあるキレイな空間です。風呂は無さそうですが、シャワーは24時間利用可能。

基本料金に夕食は付いていませんが、宿泊者も交えて夕食を作ってから食べる「交流会」は参加費1,000円。デリバリーや周辺の飲食店利用も可能です。朝食は、町内産コシヒカリに、宿場内商店の味噌と梅肉の和朝食です。

宿主はワークショップのファシリテートも得意だそうで、旅行情報や写真撮影も。南越前町は、夏の蓮(はす)鑑賞や冬のスキーに加えて温泉も充実しています。
宿情報(外部サイト)

[宿サイト] 玉村屋(予約フォームあり)
[料金目安] 1泊 1人5,000~6,000円(人数が多いと安め)
[食事有無] 夕食なし(別料金の交流会で夕食作りあり)、朝食あり
[場所] 北陸本線・今庄駅から徒歩4分(GoogleMap

東海エリアの宿

10.ダジャ-Daja-(静岡県 南伊豆町)

南伊豆町の漁村集落にある「釣りガールの宿」と呼ばれるゲストハウス。空き家になっていた民宿を現在の宿主が買い取って、2018年7月にゲストハウスとして開業した宿です。

もともと釣りが好きな女性の宿主は、釣りを楽しめる伊豆に住むことを決意。2014年に南伊豆町の地域おこし協力隊となり、任期中は「釣りガール倍増計画」を掲げて活動。協力隊卒業後に空き家を買い取って今に至ります。

町の職人や友人と協力してリノベートした室内は、海をイメージさせる青色を部分的なアクセントにした内装。2段ベッドのある相部屋のドミトリータイプが2部屋あり、和室が1部屋あります。

宿の近くには釣具屋さんがあり、エサの購入や釣り竿のレンタルも可能。有料で宿主による釣りガイドや、事前予約により釣り船を出すこともできるそうです。

食事はゲストが作るスタイルとなっており、釣った魚を調理する形も可能なようです。

釣りに特化した宿として、初心者でも有料ガイド対応してくれる安心感。優しそうで活発な宿主が運営する、複数人でワイワイと談笑しながら魚料理を楽しめそう!
宿情報(外部サイト)

[宿サイト] ゲストハウスDaja Facebookページ(メッセージで予約)
[料金目安] 1泊 1人 ドミトリー3,800~4,000円、個室3,750~5,000円(個室は2名以上)
[食事有無] 夕食なし、朝食なし
[場所] 伊豆急行・伊豆急下田駅から車で36分(GoogleMap

11.森と町(静岡県 森町)

静岡県の西部となる遠州地方の森町で、古民家をゲストハウスにした宿。

宿主は実家が浜松市で、もともと勤め先も浜松市内の会社。退職して東京都を起点に農業研修を受けながら全国をまわり、森町に研修で訪れた際に住むことを決意。2016年に森町の地域おこし協力隊となった方です。

協力隊時代に自宅として使用している建物を改装して、2階を宿泊できるゲストハウスにして2017年8月にオープン。1階は居住だけでなく事務所や交流拠点としても使い、宿主のいる民泊の形となります。

古民家らしさのある和室の造りで、畳や障子などに座布団や行灯など和を徹底した雰囲気は外国人にも人気だとか。2階の客室はベッドと布団それぞれあるようで、ここも古民家ならではの雰囲気がしっかり作られています。

付近にはジェラートや菓子舗など、のどかな街並みの個人店がある場所。各種民泊系サイトで予約できます。

浜松市と森町は近いので、地元出身ならではの文化に新たな生活拠点の知識も詳しそうな宿主夫婦。森町といえばキキョウを楽しめる香勝寺があり、6月と9月の見頃時期を狙うのも手です。
宿情報(外部サイト)

[宿サイト] なし
[料金目安] 1泊 1室7,500~12,500円(人数により可変)
[食事有無] 夕食なし、朝食なし
[場所] 天竜浜名湖鉄道・遠州森駅から徒歩18分(GoogleMap

12.タカハウス(愛知県 新城市)

愛知県で岐阜県寄りの新城市で、素泊まりの宿泊や合宿貸し切りのできる民家の宿。宿主が住む民家に、完成途中のアースバックハウス(土嚢の家)が庭にあります。

宿主は自転車世界一周の経験のある若者で、地域おこし協力隊を経て宿を始めた方。ボードゲーム好きとして、ボードゲームを楽しめる宿として愛知県内のゲーム好きが集まる場所として用いられることもあるそうです。

基本は素泊まり。宿泊部屋はベッドではなく布団で、男女別室として部屋を分けることも可能。宿主との共同ですが、キッチン、風呂、トイレ、冷蔵庫を使用できます。

予約は3日前までとのこと。ネコ1匹がいて、冬はソファ囲いのこたつが魅力。春には梅や桃の花が咲く庭にて、状況によりバーベキューもできて燻製用の一斗缶もあります。他にも手作り体験などもあるそうです。

アウトドアとインドアの双方とも得意そうな、さわやかな好青年の宿主。田舎暮らしをしっかり楽しめそうな宿です。
宿情報(外部サイト)

[宿サイト] タカハウス(予約フォームあり)
[料金目安] 1泊 1人4,000円
[食事有無] 夕食なし、朝食はなし
[場所] 新城市の作手地区 正確な場所は予約後に調整(GoogleMap

13.雨宿り(三重県 熊野市)

三重県熊野市の育生町(いくせいちょう)にある、農家民泊の宿。熊野本宮大社や丸山千枚田へ車で行きやすい立地の山間部で、宿泊施設が少ない立地を活かしたゲストハウス型民宿です。

もともと関東で仕事と生活をしていた宿主の夫婦。農業を行いたい夢を果たすため三重県の移住窓口へ相談し、熊野市の地域おこし協力隊をしながら農業を始めることに。野菜作りや加工品販売を行うとともに、現役時代に民泊も開業。

客室は和室1部屋と洋室2部屋。ベッドと布団を組み合わせて、最大8名が宿泊可能なようです。浴室もあります。

素泊まりを基本として、別料金で参加型お食事会のオプションがあります。宿主のフォローで調理する形で、鮎やジビエなど季節の食材に加えて地元野菜など熊野の食材で作る食事を楽しめます。(時間帯は宿サイトに掲載)

宿のサイトには育生町の手書き観光マップが載っていて、若い夫婦による宿は過ごしやすそう。
宿情報(外部サイト)

[宿サイト] 雨宿り(予約フォームあり)
[料金目安] 1泊 1人3,800円
[食事有無] 夕食なし(+1,000円で参加型お食事会あり)、朝食なし
[場所] 紀勢自動車道・尾鷲北ICから車で63分(GoogleMap

関西エリアの宿

14.うめたんFUJI(兵庫県 丹波篠山市)

兵庫県で丹波篠山市(旧篠山市)の大芋地区にある、1日1組限定で宿泊できる農家民宿。京都府との県境近くにあります。

宿主は丹波篠山市の地域おこし協力隊として、国内外の観光客を案内するモニターツアーを実施。さらに活動を広げるための拠点として、民泊も可能な築90年の古民家を見つけて一部改装して宿を開業して今に至ります。

8畳1室の部屋は5人まで宿泊可能。素泊まりを基本として、夕食に丹波篠山ジビエバーベキューセットを付けることもできます。丹波篠山のクラフトビールや、日本酒とワインもあり。

季節によって農作物の収穫体験などもあるそうです。

特産の山芋とろろにくぐらせて食べる新感覚のぼたん鍋が売りだとか。宿主女性の人柄の良さにも定評があるようで、自然豊かな宿を楽しめそうです。
宿情報(外部サイト)

[宿サイト] うめたんFUJI(電話と予約フォームあり)
[料金目安] 1泊 1人3,500円
[食事有無] 夕食なし(追加のバーベキューセット2,800円~)、朝食なし
[場所] 京都縦貫自動車道・丹波ICから車で17分(GoogleMap

15.草地家(兵庫県 あわじ市)

淡路島のあわじ市にある、日本みつばちのいる森の中にたたずむ古民家の宿。かつて山師の家だった築60年の古民家を手直しした建物で、素泊まりで宿泊できます。

2016年に岡山から淡路島へ移り住んだ、宿主の夫婦。地域おこし協力隊として地域活動をするとともに、2018年1月に引っ越した住居を改装してゲストハウスを開業。

最初は相部屋タイプの予約も受け付けていたそうですが、2020年1月からすべて個室タイプとしての予約に切り替え。洋室は1人での宿泊が可能で、和室は3名まで泊まれるそうです。

家の床や天井などに使われている松の木材は、自家製の蜜蝋ワックスで磨いたものだとか。ハチミツも作っており「草地家のはちみつ」として購入も可能です。

猫が1匹いて、みつばちを見せてもらうこともできるそうです。明るい色使いの内装も魅力。
宿情報(外部サイト)

[宿サイト] 草地家(電話と予約フォームあり)
[料金目安] 1泊 1人4,500~6,500円(人数により変動あり)
[食事有無] 夕食なし、朝食なし
[場所] 神戸淡路鳴門自動車道・洲本ICから車で10分(GoogleMap

16.暮らす宿 HANARE(奈良県 川上村)

奈良県の県南、大台ケ原のふもとにある川上村の宿。山脈に囲まれた川沿いで、かつて吉野林業が盛んだった場所として自然と水にめぐまれた場所にあります。

地域おこし協力隊をつとめて今も川上村に住み続けている夫婦が、在任中に作り上げた宿です。今は運営者ではなさそうですが、村で管理されている様子です。

1日1組限定で楽しめる自然の中の古民家で、広い和室の畳に布団敷で泊まれます。縁側から緑が見えるだけでなく、川を眺めながら入れる杉の桶のお風呂が売り。

台所には「おくどさん」と呼ばれる竈(かまど)があり、火をくべて煮炊きができる釜での自炊も可能です。食材付きも可能で、かまどのご飯作りはスタッフのサポート付き。有料体験としてピザづくり体験やバーベキューのプランもあります。

最寄りのコンビニまで車で40分あるとのことなので、必要なものは来訪前にそろえておいたほうが良いです。公式サイトの予約フォームのみで予約可能なようです。

緑の山並みに囲まれた、風情ある古民家での田舎暮らしを体験できる宿。星もキレイに見えそう!
宿情報(外部サイト)

[宿サイト] 暮らす宿 HANARE(予約フォームあり)
[料金目安] 1泊 1人8,500~11,000円(平日は安め)、灯油など別料金
[食事有無] 夕食なし、朝食なし(夕食朝食の自炊用食材付きは+1,000円)
[場所] 国道169号・白川渡バス停から徒歩31分(GoogleMap

17.NIPPONIA HOTEL 串本熊野海道(和歌山県 串本町)

和歌山県の南端で夏場のレジャーも充実の串本町で、コンセプト「まち全体をホテルに」をかかげて古民家宿にレストランやカフェが組み合わさったホテル。全国に数軒ある「NIPPONIA HOTEL」のひとつです。

宿のオーナーは串本町の地域おこし協力隊として活動し、卒業後に株式会社の社長として宿の運営に携わっています。構想から2年かけてオープンした宿は、さらに拡充する予定も。

古民家2棟の計3室で2019年7月に営業開始となり、移住者を中心に運営。築145年「稲村亭(とうそんてい)」はレストラン併設、築100年「園部邸」にはカフェが併設されています。

定員2名、2~4名、2~6名の部屋が1つずつあり、枝垂れ桜や梅の木を眺める客室や土間のある部屋などラグジュアリー感たっぷり。部屋により内風呂、外風呂、ジャグジー風呂があります。

高級ホテルの特別感がある、デザイナーのセンスが光る和の空間。これはかなり勝負をかけた事業で、夏場のリゾート感ある串本ならではの宿です。
宿情報(外部サイト)

[宿サイト] NIPPONIA HOTEL 串本熊野海道(電話と予約フォームあり)
[料金目安] 1泊 1室20,000~80,000円+1人3,000~10,000円
[食事有無] 夕食有無選択可、朝食有無選択可
[場所] 紀勢本線・串本駅から徒歩12分(GoogleMap

中国エリアの宿

18.旅人の宿NOTE(鳥取県 岩美町)

岩美町で日本海に面した浦富(うらどめ)海岸には旅館やペンションが10軒以上あり、その中で夕食のパエリアが人気の民宿。

女性宿主は、2013年7月に岩美町の地域おこし協力隊1期生として赴任。廃業した空き民宿の再生を現役時代に担って民宿をオープンし、協力隊卒業後も定住して民宿の経営を継続しています。

外観こそ普通の民家ですが、内装はしっかり整ったキレイさのある部屋。1階に洋室8畳と和室20畳、2階に和室6畳が2つ。相部屋は無く、個室で予約できます。

夕食のスペイン料理がひとつの売りで、鳥取県の日本海で採れる魚介類を使用したパエリアが目玉です。苦手な場合は刺身や煮魚の和食もあるとのこと。朝食は和定食です。

ここは料理が評判で、オリーブオイルやハーブを使用するスペイン料理をクセなく楽しめるよう調理したもの。温かい対応に和室など宿としても不足なし。
宿情報(外部サイト)

[宿サイト] 旅人の宿NOTE(予約フォームあり)
[料金目安] 1泊 1人3,500~8,500円(素泊まり3,500円、1泊2食8,500円など)
[食事有無] 夕食有無選択可、朝食有無選択可
[場所] 山陰本線・岩美駅から徒歩25分(GoogleMap

19.昭和民宿 龍神荘(鳥取県 岩美町)

兵庫県との県境も近い鳥取県の羽尾海水浴場にある、縁側から手の届くほどの距離に砂浜と海が広がる民宿。夏場は海水浴などのレジャー、冬は日本海の松葉ガニなどが魅力。

岩美町の地域おこし協力隊の第2期生として就任した男性宿主は、就任早々に空き民宿となっていた「昭和民宿 龍神荘」を再オープン。協力隊卒業後も経営を続け、ワカメの養殖や漁業権も取得するなど積極的。

昭和民宿という名前はそのまま残した、どこか懐かしい民宿。最低限の設備と言いながらもフリーwi-fi付きで、昔ながらの洗面台や畳の部屋はのんびり空間。

お風呂は共用ですが大と小があり、子連れなどファミリーなら大を利用するのが良さそう。料理は山陰の海の幸が売りで、時期によりモサエビや松葉ガニなど。

ワイワイと宴会するのではなく、のんびり談笑するのがピッタリな海岸の宿。漁業やダイビングなど海が好きな宿主による、魚介の料理もひとつの売りです。
宿情報(外部サイト)

[宿サイト] 昭和民宿 龍神荘(予約フォームあり)
[料金目安] 1泊 1人3,000円~(素泊まり3,000円、1泊2食8,500円~など)+税
[食事有無] 夕食・朝食有無選択可(素泊まりか2食付き)
[場所] 山陰本線・東浜駅から徒歩25分(GoogleMap

20.つちのと舎(島根県 雲南市)

島根県雲南市の木次町にて、しまね田舎ツーリズム登録の田舎暮らし体験メニューのある民泊の宿「つちのと舎(や)」。

東京で育った夫婦が、2011年の震災を機に雲南市へ移住。地域おこし協力隊を経て定住し、自宅を改装する形で民泊を開業。カフェや整体など曜日ごとの仕事に自然農の農業も組み合わせながら、民泊も営んでいる多彩な夫婦です。

食事は宿主夫婦がサポートする共同調理の形。部屋は畳の和室のようです。畑の作業体験に加えて、有料の体験メニューとしてコーヒー豆の焙煎や散歩ウォーキングも楽しめます。

お風呂は近隣の温泉がオススメとのことで、徒歩15分で「おろち湯ったり館」。車だと他にも温泉を楽しめる箇所が3つほどあります。2019年末には薪風呂の改装も果たしたそうです。

ここはランチカフェやイベント場所としてSNSでそこそこ話題のようで、グリーンカレーやプレートなど野菜を使用したランチが人気みたい。宿としても、のんびりできそう。
宿情報(外部サイト)

[宿サイト] つちのと舎(予約フォームあり)
[料金目安] 1泊 1人8,000円(1名様の場合は+2,000円)
[食事有無] 夕食あり、朝食あり
[場所] 木次線・日登駅から徒歩14分(GoogleMap

四国エリアの宿

21.moja house(徳島県 神山町)

徳島県の山間部にある神山町にある「神山くらしの宿 moja house」。mojaとはベンガル語(バングラデシュ)で美味しいという意味で「美味しくて楽しい神山の日常を旅人と地域の人が分かり合える場所」を目指すゲストハウスです。

千葉で生まれ育ち、青年海外協力隊としてバングラデシュで2年間活動したというアクティブな女性宿主。2016年春に神山町の地域おこし協力隊となり、農業と食に関する活動を経てゲストハウスの宿を開業。

山並みに囲まれた、山の上の宿。部屋のドミトリー(相部屋)は女性専用と男女混合に分かれており、個室もあって部屋単位の値段設定。談話室、キッチンがあり、お風呂は共同。

宿泊だけでなく季節ごとの暮らし体験もあり、食事は宿主のフォローで一緒に作って食べる「もじゃ飯体験」がオススメとのこと。田植え合宿やカレー教室など、単発のイベントを開催する日もあるそうです。

食事は、バングラデシュ風のカレー作りがひとつの魅力。宿主お気に入りの神山町の風土や人々の話も聞いてみたい。
宿情報(外部サイト)

[宿サイト] moja house(予約フォームあり)
[料金目安] 1泊 ドミトリー1人4,500円、個室1部屋12,000円
[食事有無] 夕食あり(体験で共同調理)、朝食不明
[場所] 徳島駅から車で40分(GoogleMap

22.とのわ(香川県 土庄町豊島)

瀬戸内海に浮かぶ島々の中で、離島アートで有名な豊島(てしま)。香川県に属しており、島の東側にある唐櫃港(からとこう)近くにあるのがこのゲストハウス。1日1組限定の宿です。

豊島の地域おこし協力隊として活動してきた女性宿主。卒業後もオーガニックカフェ、整体、そして食事付きの宿を営んでいます。(2018年夏から半年ほど休業期間もあったのですが、再開して宿主によるカフェも宿も元気にオープン)

築110年の古民家で外観は瓦屋根の一般的な民家ですが、屋内はリノベートでキレイに改装した畳みの和室。一部の部屋には韓国でよく採用されている床暖房「オンドル」をDIYで組み、電力自給「オフグリッド」でエコな自給自足に取り組んでいます。

花や着物など和を大事にする宿主のセンスも活き、食事も麹や野菜を使用したオーガニックなもの。薪で焚く五右衛門風呂、布団の和室でのんびりとした島の夜。

2018年夏から半年ほど休業期間もあったのですが、再開して宿主によるカフェも宿も元気にオープン。1組限定の宿にして料金も手頃で、島暮らしの良さを体感できそうです。
宿情報(外部サイト)

[宿サイト] とのわ 宿泊情報 豊島観光ナビ(予約メールアドレスあり)
[料金目安] 1泊 1人 素泊まり5,500円、1泊2食付き8,500円
[食事有無] 夕食・朝食の有無選択可
[場所] 豊島・唐櫃港から徒歩3分(GoogleMap

23.さかりば(愛媛県 今治市)

愛媛県今治市に属する、瀬戸内海に浮かぶしまなみ海道の大三島。観光ルートから少しはずれた島の北部にある「農村ゲストハウスさかりば」。

大阪府で生まれ育ち、大学院で農村地域の研究を行っていた宿主。研究から実生活へのあこがれを持ち、2012年春に今治市の地域おこし協力隊として大三島に移住。地域行事などに関わるとともに、定住としてゲストハウスをオープン。

築70年以上の倉庫を改装した建物だそうで、梁の通った屋根の2階に2部屋と1階にも1部屋あります。畳とフローリングを組み合わせた部屋で、各部屋に洗面台があります。

食事無しの素泊まりのみで、キッチン使用可能で周辺飲食店や仕出しでの用意は可能。風呂もあり、内装やトイレなど全般的にキレイな改装が施されています。

元倉庫ならではの2階がログハウスっぽさを持ちつつ、畳とフローリングの新しい空間。開業直後に豪雨で苦労したそうですが、地域のために尽くす宿主の宿です。
宿情報(外部サイト)

[宿サイト] さかりば(予約メールと電話あり)
[料金目安] 1泊 1人4,000~4,200円
[食事有無] 夕食なし、朝食なし
[場所] しまなみ海道・大三島ICから車で9分(GoogleMap

24.内子晴れ(愛媛県 内子町)

愛媛県で歌舞伎座「内子座」などを有する町並み保存地区「内子の街並み」で、築170年ほどの古民家を改装したゲストハウスとバーが一体となった宿。

横浜市出身で会社員だった宿主は、四国のお遍路巡りでの体験を経て内子町の地域おこし協力隊に。そして協力隊卒業後に仲間と会社を起こしてゲストハウスを開業。

2階建ての木造民家で、1階はバーカウンターと約100㎡の部屋にテーブルや和の民芸品を配した客席。2階は相部屋と個室があり、計3部屋に最大14人が泊まれます。

内子の和を感じさせる古民家のバーと宿。旅人とのつながりを大事にする宿主とバーで語り合ってみたい。
宿情報(外部サイト)

[宿サイト] 内子晴れ(予約メールと電話あり)
[料金目安] 1泊 1人 ドミトリー3,000円~、個室5,000円~(人数により変動)
[食事有無] 夕食有無選択可、朝食なし
[場所] 予讃線・内子駅から徒歩13分(GoogleMap

九州エリアの宿

25.みなとや(長崎県 壱岐市)

長崎県に属する離島の壱岐(いき)。麦焼酎の地として有名な壱岐にて、芦辺港近くの築100年ほどの建物を利用した「釣り師と海女が営むゲストハウス」。

女将として宿を営む女性宿主は、岩手県の陸前高田市出身。震災を機に家族で長崎県へ移住し、地域おこし協力隊として活動。海女として今も仕事をする一方で、地元漁師の男性と結婚をして今は夫婦で宿を切り盛りしています。

海の仕事をする夫婦のゲストハウスとして、海の料理がひとつの魅力。壱岐の海で採れた季節の魚介類を使用して調理にもこだわった夕食に、壱岐焼酎を添えて楽しめます。

部屋は2名を目安とした洋室1部屋と、3名まで布団を敷ける和室1部屋。そして相部屋8名定員の男女混合ドミトリーもあり、2弾ベッドのカーテン仕切りがありプライベートに配慮。要予約の別料金で、カヤックなどのアクティビティも楽しめます。

2階建ての宿は木材の色合いを感じる廊下に、雑貨屋さんのような雰囲気を持つラウンジとサンルーム。本もたくさん並び、洗面台もモダンに作られています。お風呂は無く小さいシャワールームがあり、共同利用のキッチンもあります。

元気そうな若夫婦のセンスが活きた、明るい屋内が魅力的な宿。かわいい器の料理がひとつひとつ美味しそう!博多からの直行便で行けるのも便利。
宿情報(外部サイト)

[宿サイト] みなとやゲストハウス(予約フォームと電話あり)
[料金目安] 1泊 1人 ドミトリー3,800円、個室4,500~5,500円(人数により変動)
[食事有無] 夕食・朝食は別料金であり(+3,300円)
[場所] 壱岐島・芦辺港から徒歩27分(GoogleMap

26.Drop inn Linkwell(鹿児島県 志布志市)

鹿児島県の南東で宮崎県との県境に位置する、志布志(しぶし)市。麓地区の武家屋敷群から近い、洋風一軒家タイプの宿。「ボタニカルな自然派ゲストハウス」を称する民泊の宿です。

ヨガと格闘技のインストラクターでもあるオーナーは、関西から志布志市へと移住。市の地域おこし協力隊として活動しながら、地域の魅力を旅行者などにも知って欲しいと宿を営業。

明るい2名用の洋室2部屋と、落ち着きある3名用の和室1部屋。ハンモックやバランスボールにテーブルのある共同スペースは、明るさを演出した観葉植物がひとつの見どころ。共同利用のバスルームもあります。

Booking.comの予約では「Room1 Shibushi cozy room」と「Room2 Shibushi resort & relax」の名前で公開されています。

鹿児島県の大隅半島や宮崎県の都井岬など観光にも利用しやすい志布志の宿。スポーツマンで地域への愛もある宿主との交流も楽しそう。
宿情報(外部サイト)

[宿サイト] Drop inn Linkwell 志布志市サイト(予約リンク先掲載あり)
[料金目安] 1泊 1人4,000~4,500円。1棟22,500円での貸し切りも。
[食事有無] 夕食なし、朝食不明
[場所] 日南線・志布志駅から徒歩27分(GoogleMap

27.こしきの宿(鹿児島県 薩摩川内市)

薩摩川内市に属する離島の上甑島(かみこしきしま)にある、里港から徒歩10分の武家屋敷群にある宿。1棟貸し切りで

地域おこし協力隊をつとめた女性隊員が、古民家を改装して2017年4月にオープンした宿。予約手続きなどは上甑島観光案内所が対応しているようです。

居間に加えて和室の6畳1部屋と8畳1部屋の両方を使用でき、浴室もあります。調味料のそろったキッチンを利用可能で、1人につきお米1合がサービスで付きます。近隣飲食店の食事をオプションで付けることもできて、宿まで届けてくれる店も。

1棟貸しなので1~2名だと値段が高いのがネックですが、7名まで宿泊できます。公式サイトの予約フォームのみで予約可能なようです。

ご飯だけ自分で炊いて、刺身盛りなどを届けてもらうのが良さそう。囲炉裏を囲んで食事できるみたいで、のんびりした離島の雰囲気とともに楽しんでみたい!
宿情報(外部サイト)

[宿サイト] こしきの宿(予約フォームあり)
[料金目安] 1泊 1人5,000~18,000円(3名までは固定1棟料金18,000円)
[食事有無] 夕食なし(夕食付きプランあり)、朝食なし
[場所] 上甑島・里港から徒歩10分(GoogleMap

まとめ

地域おこし協力隊は卒業後に定住しない方も多い一方で、こうして地元で宿を開業して継続的に運営できている実力者たちは素敵なもの。宿泊してみれば、きっと地域おこしや地元話で盛り上がると思います。

以上、地域おこし協力隊が運営する宿(古民家、旅館、民泊)の特集でした。

記事を書いた人&運営者
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セシモ コイ(瀬下 恋衣)
趣味の国内旅行ライター

国内旅行が大好き。NIKON一眼レフで主に花や絶景を撮影し、写真を活かして当旅行サイトを運営。
旅行系Vチューバーとしても活動予定で、国内情報を解説するため勉強中。