北海道南の鉄道撮影地12選!いさりび/函館の列車

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北海道・道南の鉄道撮影地

北海道にて函館などの都市を持つ道南では、自然豊かな撮影地が魅力。夏の緑豊かな風景から冬の雪景色まで、季節を感じます。

JR函館本線では駒ケ岳を背景にする構図が魅力。道南いさりび鉄道や北海道新幹線の撮影地は、一般観光客も来訪するポイントです。

今回は道南の鉄道路線一覧と鉄道撮影地を紹介していきます。

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鉄道路線はGoogleマップの地図と区間を記載し、景色重視の鉄道撮影地を紹介してみました。マナーを守って撮影や乗車を楽しみましょう。

道南の鉄道路線一覧

道南の鉄道路線は以下のとおりです。

鉄道会社 路線名 区間と主要駅(灰色は県外区間) 地図
JR北海道 東北・北海道新幹線 新函館北斗-木古内-東京 地図
函館本線 函館-五稜郭-新函館北斗-大沼-森-長万部-旭川 地図
函館本線 砂原支線 大沼-鹿部-森 地図
道南いさりび鉄道 本線 函館-五稜郭-木古内 地図
函館市電 2系統 湯の川-函館駅前-十字街-谷地頭 地図
5系統 湯の川-函館駅前-十字街-函館どつく前 地図

注:長万部駅を道南と道央の境目として扱う。

A.JR北海道新幹線

東京駅から新函館北斗駅までを約4時間で結ぶ新幹線。路線続きですが、東京駅から新青森駅までの区間を東北新幹線、新青森駅から新函館北斗駅までの区間を北海道新幹線としています。

01.木古内←青函トンネル(木古内町)

木古内←青函トンネル写真 木古内展望台のすぐ近くの路上から北海道新幹線を撮影

新幹線を見るために用意された展望台「北海道新幹線木古内ビュースポット展望台」が木古内町にあり、駐車場も3台ほどあるため余裕をもって撮影できるスポット。

里山の自然豊かな展望台で、階段で屋根付きの展望台から新幹線を見ることができます。ただ、展望台付近の路上から撮影したほうが新幹線の全景を捉えやすいです。

アクセス情報

[住所] 北海道上磯郡木古内町新道113(地図

02.木古内→青函トンネル(知内町)

木古内→青函トンネル写真 道の駅の屋上から奥行のある北海道新幹線を撮影できる

道の駅「しりうち」にある新幹線展望台は、北海道新幹線を撮影できるポイント。階段でのぼる展望台の屋上から新幹線の直線線路を見渡すことができます。

道の駅なので駐車場を利用してゆったり撮影。スマホで撮影する観光客もいるオープンな感覚の撮影地です。

青函側はトンネルが近いため、木古内方面を向いて撮影するほうがベストな撮影地。木古内の山並みも見えて、奥行のある新幹線を撮影できます。

アクセス情報

[住所] 北海道上磯郡知内町湯ノ里(地図

B.JR函館本線

道南、道央、道北と広範囲で北海道を走るJR函館本線では、函館駅から長万部駅までが道南エリアの区間。

03.仁山←大沼(七飯町)

仁山←大沼写真 小沼の奥に北海道駒ケ岳がそびえる雄大な定番撮影地

道南の国定公園「大沼公園」の南端に位置し、小沼の南側から大沼公園側を一望する角度で遠くに北海道駒ケ岳がそびえる定番撮影地。

国道5号から大沼駅へと向かう県道に入った直後の高架から撮影する形。路肩の駐車スペースがわずかにあり、徒歩であれば大沼駅から30分強です。

線路のカーブと奥行があるため、長い車両編成の列車がオススメ。夏は豊かな緑に湖と空の青が美しく、冬は冠雪の駒ケ岳と凍る小沼の雪景色がたまらないです。

アクセス情報

[住所] 北海道亀田郡七飯町大沼町(地図

04.大沼公園→赤井川(七飯町)

大沼公園→赤井川写真 直線道路から駅方面を見る構図で桜とスーパー北斗

大沼公園駅から徒歩で行ける場所として、大沼公園駅から北へと伸びる直線道路からまっすぐな線路を走る列車を撮影できます。

直線として400~500メートルほどはある区間のどこからでも撮影しやすいですが、線路寄りは危険なため車道を挟んだ歩道側から見ることになり車が入りやすいのは難点。

桜の時期には桜の木が少しあるため色づきがあり、緑と桜の豊かな風景を撮ることができます。

アクセス情報

[住所] 北海道亀田郡七飯町大沼町(地図

05.落部←野田生(八雲町)

落部←野田生写真 水平線と海を広く見渡しながら列車を見下ろす構図

国道5号沿いで海を見下ろしながら、水平線の見える海と列車を遠景で撮影できるポイント。

海側に20台以上の車を停められるパーキングスペースがあり、そこから徒歩1分程度。盛り土や木々で遮られている中で、開けた場所が少しあるのが撮影地です。

国道でも車が高速走行しがちな区間のため、歩車分離できていて撮影も車から離れて場所を確保できますが車には注意を。

アクセス情報

[住所] 北海道二海郡八雲町旭丘(地図

06.八雲→山崎(八雲町)

八雲→山崎写真 カーブを描くスーパー北斗と雪が残る江差方面の山並み

八雲駅の北側で線路をまたぐ高架の跨線橋「立岩跨線橋」から見下ろす形で列車を撮影するポイント。

江差方面の山並みを背景にして、カーブを描く列車を撮影できます。跨線橋の転落防止パネルが途切れるギリギリの位置から撮影しても、木々が邪魔しないのが嬉しい点。

アクセス情報

[住所] 北海道二海郡八雲町立岩(地図

C.JR函館本線 砂原支線

函館本線では大沼駅と森駅の間で2つの路線に分かれており、駒ケ岳をまわって海側を走る東ルート(砂原支線)があります。

07.大沼←鹿部(七飯町)

大沼←鹿部写真 木々で覆われつつも線路が奥まで見える構図で四季島を撮影

大沼駅から分岐して東へと伸びる鹿部ルートにて、木々が茂る脇道から列車を撮影できるポイント。廃駅になった池田園駅跡と流山温泉駅跡の間にあります。

レンガで作られたトンネルの脇から撮影する形となり、駐車スペースもわずかにありますが砂利道です。

鹿部方面から南下してくる列車を遠くから見ることができるため、撮影時の準備もしやすく長い編成の列車を撮影しやすいです。

桜の時期にはピンク色に色づく木も少しあり、向かいの木々に光が当たりやすい午前から昼にかけての撮影がオススメです。

アクセス情報

[住所] 北海道亀田郡七飯町軍川(地図

D.道南いさりび鉄道

かつてのJR江差線だった五稜郭駅-木古内駅の区間は、北海道新幹線開業にともない「道南いさりび鉄道」として第三セクター化。「いさ鉄」の略称で親しまれ、観光列車「ながまれ海峡号」も走ります。

08.清川口-上磯(北斗市)

清川口-上磯写真 桜と川の美しさの中で遮るものがない橋を走る四季島

戸切地川(へきりちがわ)を渡る列車を撮影できるポイントで、橋の欄干が小さくて列車の側面を撮影しやすいのが魅力となる撮影地。

特に手前の桜が色づく時期に向いている撮影スポットで、道南いさりび鉄道の観光列車「ながまれ」の撮影もしやすいです。

河原沿いの道路脇に車を停めるだけの余地は一応ありますが、列車と徒歩で来訪する方やバイクで撮影に来る方もいるタイプの場所です。

アクセス情報

[住所] 北海道北斗市飯生1-6(地図

09.札苅-木古内(木古内町)

札苅-木古内写真 桜の美しさと洋館の風情タップリな函館の景色と市電

個人宅が開放される芝桜の名所「札苅村上芝桜園」にて、芝桜やチューリップとともに列車を撮影できるという春の名スポット。

芝桜のピークは5月中旬ですが、4月末でもそこそこ色づくためゴールデンウィークに訪れるのも手。車両の側面を撮影する構図が魅力ですが、正面を捉える構図も取れます。

路上駐車はNGで警告もされるため、芝桜園が用意した専用の駐車場を必ず利用すること。駐車場から徒歩3分くらいはかかるため、狙う列車があれば早めの到着を。

アクセス情報

[住所] 北海道上磯郡木古内町札苅157-7(地図

E.函館市電2系統

10.千歳町-昭和橋(函館市)

千歳町-昭和橋写真 桜を手前に入れた構図で橋の脇から函館の市電を撮影

函館駅より少し北東にある「マックスバリュ堀川店」すぐそばの撮影地。亀田川に架かる昭和橋を走る市電を撮影できます。

ゴールデンウィーク時期は亀田川に咲く桜と市電を撮影できます。

アクセス情報

[住所] 北海道函館市堀川町4-5(地図

F.函館市電5系統

11.十字街-末広町(函館市)

十字街-末広町写真 桜の美しさと洋館の風情タップリな函館の景色と市電

金森赤レンガ倉庫など函館市街の観光地が集うエリアにて、少し裏に入った大三坂から見下ろす形で函館市電を撮影するポイント。

北方歴史資料館の隣にある和洋を組み合わせた建物が奥にあり、手前に合名会社川越電化センターの洋館があるという函館らしさのある風情ある撮影地。

特に桜の時期であれば手前の桜の木が色づき、いっそう美しい風景で函館市電を撮影できます。上り線と下り線のどちらでも撮影でき、車が遮る頻度も少ないです。

アクセス情報

[住所] 北海道函館市末広町18-30(地図

12.十字街-末広町(函館市)

十字街-末広町写真 桜の美しさと洋館の風情タップリな函館の景色と市電

金森赤レンガ倉庫から八幡坂方面を撮影する、函館ならではの市電と坂という構図で撮影できるポイント。

手前は路上駐車が常態化しているのと車の通行量が多いことから、路面電車が通過する際に手前の車が入ってしまうのがネック。(30分ほど粘っても車が入ってしまいました)

アクセス情報

[住所] 北海道函館市末広町24-10(地図

まとめ

以上、北海道の道南にある鉄道撮影地の紹介でした。

記事を書いた人&運営者
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セシモ コイ(瀬下 恋衣)
趣味の国内旅行ライター

国内旅行が大好き。NIKON一眼レフで主に花や絶景を撮影し、写真を活かして当旅行サイトを運営。
旅行系Vチューバーとしても活動予定で、国内情報を解説するため勉強中。