古くから小麦の生産と食文化が根強い埼玉県。関東屈指のご当地うどんが多く存在し、太い麺を豪快に楽しめます。
熊谷市で夏限定のかき氷「雪くま」、岩槻区で冬中心の「ねぎ塩焼きそば」など、時期限定でご当地素材使用のグルメも魅力。
今回は埼玉県の旅行者に向けて、埼玉県の飲食店で楽しめるご当地グルメを紹介します。
セシモ コイ
埼玉県のグルメ分布図
埼玉県のグルメはこんなに豊富!番号順に紹介していきます。
A.県央地域のグルメ
大宮鉄道博物館・岩槻人形・埼玉スタジアムのある県央地域(さいたま市・川口・蕨・戸田・上尾・桶川・北本・鴻巣・伊奈)のご当地グルメを紹介。
01.岩槻豆腐ラーメン(さいたま市)
人形の街、さいたま市岩槻区(旧・岩槻市)で1970年頃に登場した豆腐ラーメン。2008年の第2回埼玉B級ご当地グルメ王決定戦で優勝したことで知名度が上がったグルメです。
醤油ラーメンに豆腐と挽肉のあんかけが乗ったラーメンで、麻婆豆腐が乗った醤油ラーメンとして白ネギなどの具材が各店それぞれの趣向で盛られます。
さいたま市民会館おおみやの1階にある「大手門」という食堂が発祥とされ、その食堂で勤務していた考案者が独立して「幸楊」というお店を構えたようです。
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[店分布] 市内3店(岩槻区3店)
[推奨店] 蘭蘭 – とうふらあめんを筆頭に醤油ラーメンや餃子のある店
02.岩槻ねぎの塩焼きそば(さいたま市)
岩槻は江戸時代から作られてきたネギの産地として「岩槻ねぎ」が有名で、甘くて柔らかいのが特徴。
その岩槻ねぎを主役としたご当地B級グルメとして、岩槻ねぎを塩焼きそばの上にゴロッと乗せた料理を楽しむことができます。
岩槻ねぎは収穫シーズンが11月~4月頃とされているため、岩槻ねぎの塩焼きそばも11月~4月頃の限定メニューとされています。
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[店分布] 市内3店(岩槻区4店)
[推奨店] たつのこ – 家庭的な中華料理店で楽しむネギ塩焼きそば
03.スタミナラーメン(さいたま市)
さいたま市の大宮から浦和にかけて存在する、柔らかい中華麺の醤油ラーメンに辛いあんかけ具材をかけたご当地ラーメン。
ニラ、もやし、ネギ、豚肉、挽肉などの具材に豆板醤を入れてピリ辛に味付けした、とろみのある餡かけ。冬でも汗が出る辛さで、夏にスタミナをつける具材です。
厳密にはチェーン店ではないですが「娘々」と「漫々亭」の2系統10店舗ほどで提供されており、各店舗で味が異なるスタミナラーメンを楽しむことができます。
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[店分布] 市内5店(浦和区2店、中央区2店、西区1店)、上尾市2店
[推奨店] 娘々(にゃんにゃん)北浦和店 – カウンターのみで賑わう店
04.浦和のうなぎ(さいたま市)
江戸時代にうなぎが生息する沼地が多かった浦和エリアでは、中山道を往来する人たちにうなぎを振舞った歴史から今もうなぎ屋の老舗があります。
大正時代の都市開発で地元産のうなぎは無くなってしまったものの、当時の伝統と技術を受け継ぐ店でかば焼きなどを楽しむことができます。
毎年5月には「さいたま市浦和うなぎまつり」が開催されます。浦和レッズの本拠地となる埼玉スタジアムでは、サッカーの試合がある日にはうなぎの屋台が出ることも。
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[店分布] 市内12店(浦和区2店、南区2店、岩槻区6店、大宮区2店)
[推奨店] 山崎屋 – 江戸時代創業でかば焼き発祥と言われるうなぎ屋さん
05.うらわぐりる(さいたま市)
うなぎの街として有名な浦和にて、うなぎのタレを使用した肉・魚料理の新ご当地グルメ。浦和区ではなく南区に位置する、南浦和駅の東側に提供店が集中しています。
白ネギと黒こしょうを使用し、うなぎのタレを用いた肉料理もしくは魚料理であることが条件。レトロでオシャレな料理としてうらわぐりる研究会が認定したグルメです。
網や鉄板で軽く焦げ目がつく程度に焼くことから「ぐりる」と称されています。
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[店分布] 市内10店(南区10店)
[推奨店] 酒菜家 – 洋風の盛り付けで出てくるうらわぐりる
06.桶川いなかうどん(桶川市)
手打ちで武骨な麺を楽しめる、桶川のうどん。
明確な定義は無いですが、太めのうどんを提供するお店が多く「極太なうどん」「ごわごわ食感のうどん」などの豪快さと強い小麦の香りが特徴。
食べ方もお店によって異なり、具材も「肉汁うどん」や「きのこ汁うどん」など各店のオススメを楽しめます。
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[店分布] 市内16店舗
[推奨店] 手打うどん松屋 – 素朴な田舎食堂でつけ汁のいなかうどん
07.北本トマトカレー(北本市)
北本市(きたもとし)の名産となるトマトを使用したカレーライスで、ライス、ルー、トッピングすべてにトマトを使用した「北本トマトカレー」。
大正14年に輸出用の種子を取るために試験的な栽培が始まった、石戸(現在の北本市)のトマト。昭和期には「石戸トマト」として加工品の「トマトクリーム」が全国に広まりました。
その歴史ある名産のトマトをB級グルメとして楽しめるよう開発し、2011年には埼玉B級ご当地グルメ王にも輝いた「北本トマトカレー」が名物に。
ライスをトマトで赤くすること、ルーにトマトを使用すること、トッピングにトマトを使用することという3条件を満たした認定店13店ほどが「北本トマトカレー」を提供。
他にも北本トマトカレーパンなどコラボ商品があり、公式サイトではB級グルメ王に輝いたカレーのレシピが公開されています。
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[店分布] 市内13店舗ほど
[推奨店] 水織うどん – うどん屋さんで楽しめるトマトカレー
08.川幅うどん(鴻巣市)
埼玉県内に流れる荒川の川幅が日本一広い地点が鴻巣市にあることにちなんで、平成21年に誕生したご当地グルメ。
きしめんの倍以上の広さを持つ平打ちのうどん麺が特徴で、うどん店では普通の麺と川幅の麺を双方用意して選べるお店が多いです。
つけ汁やかけうどんなど食べ方はお店により様々で、最近ではうどん以外も幅広にする動きも出てきているなど発展しています。
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[店分布] 市内25店舗ほど
[推奨店] 水織うどん – うどん屋さんで楽しめるトマトカレー
B.県東地域のグルメ
草加松原・忍城・権現堂公園のある県東地域(春日部・草加・越谷・八潮・三郷・吉川・松伏・行田・加須・羽生・久喜・蓮田・幸手・白岡・宮代・杉戸)のご当地グルメを紹介。
09.草加せんべい(草加市)
うるち米を原料として、硬めでパリッとした食感を持つ煎餅(せんべい)。千葉県の野田と並んで醤油の醸造地として名高い草加市ならではの名物です。
江戸時代に団子状の米を草加宿で販売したのが始まりと言われ、平坦にして焼くようになって今に至ります。
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[店分布] 市内36店舗ほど
[推奨店] 山香煎餅本舗 – 店内でせんべいとソフトを楽しめる
10.フライ(行田市)
鉄板で水溶き小麦粉を焼いた、具の無いお好み焼きとも言えるスローフード。
1925年に足袋工場で働く女性工員のおやつとして出されたのが始まりで、フライパンで焼いたことが名前の由来。(諸説あり)
最近は肉や海鮮の具材やキャベツを入れるお店や卵入りにするお店も多く、お好み焼きに近づいている傾向。シンプルなフライに別皿の焼きそばをセットにするお店など多彩です。
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[店分布] 市内10店舗以上、秩父鉄道沿線にも店舗多数
[推奨店] たじま – 昔ながらの店でシンプルなフライ
11.ゼリーフライ(行田市)
行田市の名物グルメとして「フライ」とは異なるグルメ「ゼリーフライ」。おからとジャガイモをベースに、ニンジンやネギなどを混ぜ合わせて揚げたものです。
茹でて潰したジャガイモにたくさんのおからを混ぜて、小判型に整えるお店が大半。小判のような形に丸めることから「銭フライ」と呼ばれていたのが訛ったというのが由来。(諸説あり)
揚げた後はウスターソースに軽くくぐらせるのが定番。お店によっては変わり種としてパンに挟んでの提供や、カレー味などにするお店もあります。
色々なお店で楽しめて、先述の「フライ」とこの「ゼリーフライ」を両方扱うお店も多いです。豆腐の副産物として出る「おから」を使用するため、豆腐屋さんでも提供されます。
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[店分布] 市内10店舗以上、秩父鉄道沿線にも店舗多数
[推奨店] かどや豆腐店 – 豆腐屋で持ち帰り提供のゼリーフライ
12.加須うどん(加須市)
栽培が盛んな地元の小麦粉を使用したうどん。加須市の不動ヶ岡不動尊總願寺の門前で参拝客に振る舞われたのが始まりとされ、300年以上前の元禄時代から提供されていたとか。
ピカピカの光沢とみずみずしさ、手打ちによる強いコシとのど越しの良さが特徴。手捏ね、足踏み、寝かせを多く行う製法で、加水率を高くして打つうどんです
もりうどんで提供するお店が多く、温、冷ともに用意されている傾向。大葉(青じそ)とごまみそ風味の「冷汁うどん」が加須ならではの食べ方。「なす南蛮」や「ねぎ南蛮」も魅力。
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[店分布] 市内20店舗以上
[推奨店] つるや – 冷汁うどんもある手打ちうどん店
C.県西地域のグルメ
川越蔵造り街並・所沢航空公園・吉見百穴のある県西地域(朝霞・新座・志木・和光・富士見・ふじみ野・三芳・所沢・飯能・狭山・入間・日高・川越・坂戸・鶴ヶ島・東松山・毛呂山・越生・滑川・嵐山・小川・川島・吉見・鳩山・ときがわ)のご当地グルメを紹介。
13.さつまいも料理(川越市)
江戸時代からさつまいもの栽培が盛んに行われており、現在は規模縮小していますが昭和30年代までは一大生産地だった「川越イモ」。
安く手に入る甘い食べ物で、江戸まで通じた川で船の運搬にも向いていたことから発展した歴史があります。
現在では直売所での販売に加えて、街並みにて芋料理や芋スイーツを楽しめるお店があり観光として賑わいます。
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[店分布] 川越市に数十店舗ほど
[推奨店] 陶路子 – 芋をミニ懐石やスイーツで
14.焼きだんご(所沢市)
所沢市内では焼き団子のお店が多く、所沢の名物として老舗が街中にあります。
お店にもよりますが、うるち米の粉を使用。水で練って団子状にしてから蒸して竹串に刺し、醤油を塗って炭火などで焼きあげるもの。1串4個が定番です。
歴史的には5寸5分の長さの串、消し炭を使用して焼く、経木で包んで提供するなど細かくルールが決まっていたようですが、現在は各店舗ごとの方針で作られています。
台地で水田を作りにくい土地柄の所沢では、水をあまり使わず畑でも作れる陸稲(おかぼ)の栽培が盛んだったもの。陸稲は米のように炊くよりも団子として焼いたほうが美味しいことから、焼き団子が文化として根付いたと言われています。
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[店分布] 所沢市に数十店舗ほど
[推奨店] 武蔵屋 – 古くからの伝統を受け継ぐ所沢だんごの店
15.狭山茶スイーツ(狭山市、入間市)
静岡茶、宇治茶と並ぶ日本三大茶のひとつ、狭山茶(さやまちゃ)。鎌倉時代から狭山丘陵で栽培が始まり、江戸時代には川越藩の領土の名産として「河越茶」とも呼ばれたとか。
厚みある茶葉から得られるしっかりした味わいとコクが特徴で、昔から続く火入れ「狭山火入」により濃厚な甘みが得られます。
お茶として楽しめるだけでなく、スイーツで提供するお店も色々あります。
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[店分布] 狭山市、入間市に十数店舗
[推奨店] 武蔵利休パフェ – 抹茶アイス乗せパフェのカフェ
16.高麗鍋(日高市)
600年代に唐と新羅に敗れた高句麗から多くの高句麗人が日本へ渡り、716年に高麗郡ができた歴史から中国朝鮮に関わりの深い高麗。
高麗郡建郡1300年にあたり、高麗神社イベント用に高麗神社や市内事業者が考案したのが高麗鍋で、日高市の新名物として定着しました。
キムチ、高麗人参、地場産野菜の使用が高麗鍋の条件となっており、居酒屋や日本料理の鍋モノとしてだけでなくうどんメニューも登場。
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[店分布] 日高市17店舗、飯能市1店舗
[推奨店] 手打ちうどん はら – 昔ながらのうどん店で高麗鍋も
17.飯能すいーとん(飯能市)
古くから地産の米粉や小麦粉を使用して「すいとん」が食べられていた飯能。かつて養蚕が盛んで繭玉を模した団子を飾る風習にもちなんで、新しく考案されたご当地グルメ。
飯能産の旬野菜を団子に詰めることと、飯能産のマカを練りこむのが条件。マカはペルー原産の植物で国内でも栽培は珍しい生薬です。
あんかけや鍋など店によってスタイルは異なりますが、げんこつ大の団子状で出すお店が多いものです。
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[店分布] 市内6店舗
[推奨店] せいたろう – 蕎麦屋で楽しむ1個大の飯能すいーとん
18.東松山やきとり(東松山市)
東松山では焼き鳥に豚肉を主として用いており、特に豚カシラを使用した焼き鳥を名物として焼き鳥屋さんが多い街となっています。
昭和30年代に加工肉食品として用いた豚肉の余った部位「豚カシラ」の活用法として、屋台で焼いて出したのが由来とされています。
餡タイプの味噌ダレを皿の端に盛って、焼き鳥に付けて食べるのも東松山流。かつてホルモン焼きに使用した辛味噌の名残とも言われます。
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[店分布] 市内40店舗以上
[推奨店] やきとり や平 – おでん焼き鳥の居酒屋
19.嵐山辛モツ焼きそば(嵐山市)
古くから町民に親しまれてきた豚の腸「豚モツ」を使用し、嵐山(らんざん)の町おこしとして考案された焼きそばのご当地グルメ。
ソース焼きそばを基本として、17種類のスパイスを使用したピリ辛な味付けの焼きそば。辛さが染みて油のまろやかさを含んだ豚モツが乗ります。
ニンジンやキャベツなどの具材が入り、モチモチの太麺を使用。埼玉県のB級グルメイベントの入賞実績もあります。
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[店分布] 市内5店舗ほど
[推奨店] らーめん五月 – 中華料理と麺類の食堂
D.県北地域のグルメ
星渓園・深谷ホフマン輪窯・花園フォレストのある県北地域(熊谷・深谷・本庄・寄居・美里・神川・上里)のご当地グルメを紹介。
20.雪くま(熊谷市)
真夏の暑さを乗り切れるようにブランド化した、夏の季節限定のご当地かき氷。
熊谷のおいしい水から作った貫目氷を昔ながらの削り方で削るため、ジャリジャリとせず雪のようにふわふわ優しい食感になるのが特徴。
各店でオリジナルのシロップを使用するのも加盟店の条件のひとつで、独自のトッピングをするお店もあります。
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[店分布] 市内32店舗(提供店増加傾向)
[推奨店] 小山食堂 – 喫茶店として楽しめる夏限定の雪くま
21.熊谷うどん(熊谷市)
うどん文化が根強い埼玉県では北部を中心に小麦生産量が多く、熊谷市も代表格のひとつ。
地産地消と町おこしとして熊谷独自ブランドとしたのが熊谷うどんで、ブランド化自体は最近ですが古くからうどん食の多い土地柄です。
熊谷産小麦を主力として使用するのが特徴ですが、食べ方、汁の味、うどんの太さなどは各店舗で異なります。
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[店分布] 市内18店舗以上
[推奨店] 熊たまや – 駅前カウンター席のうどん店
22.妻沼茶豆スイーツ(熊谷市)
熊谷市の妻沼(めぬま)地区でしか生産されていない在来大豆品種となる、妻沼茶豆(めぬまちゃまめ)。
茶豆独特の風味に自然な甘み、そして熱の入れ方によって味が変化しやすいのが特徴です。
熊谷市内では色々な食べ方で楽しむことができ、甘納豆、茶豆プリン、カレー、パウンドケーキなど。きな粉としてパンやスイーツに用いた名物もあります。
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[店分布] 市内12店舗
[推奨店] まっち珈琲 – 妻沼でキーマメカレーの喫茶店
23.五家宝(熊谷市)
水飴で固めた棒状のおこし(干菓子)の周囲をきな粉でまぶし固めた、埼玉県三大銘菓のひとつ。
1820年頃に熊谷で売り出されたのが発祥とされており、熊谷市での取り扱いが多い一方で加須市の銘菓にもなっています。
現在では「五穀は家の宝」が名称の由来となっていますが、かつては「五嘉棒」といった漢字が用いられていたとか。
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[店分布] 熊谷市内18店舗ほど、市外にも販売店舗あり
[推奨店] 高坂SA上り線 – 売店で五家宝乗せソフト
E.秩父地域のグルメ
長瀞ライン下り・三峯神社・武甲山のある秩父地域(秩父市・横瀬・皆野・長瀞・小鹿野・東秩父村)のご当地グルメを紹介。
24.わらじカツ丼(秩父全域)
わらじ(稲藁の履物)のような形と大きさのトンカツが豪快に乗り、丼からはみ出るほどのインパクトを持つ秩父ならではのカツ丼。秩父市と小鹿野町で広く提供されています。
一般的には甘辛いタレにくぐらせたカツを使用し、卵とじをせずに千切りキャベツを敷いたご飯の上にカツを乗せます。タレも店ごとの味で、めんつゆ寄りの味付けの店も。
トンカツ2枚でご飯を覆うように乗せる店が多い傾向で、トンカツ1枚を大きく乗せる店もあります。キャベツを敷かない店もあり、ロースとヒレのどちらを使用するのかも店次第。
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[店分布] 秩父エリアに数十店舗
[推奨店] 秩父わらじかつ亭 – わらじカツ丼と郷土食
25.みそポテト(秩父全域)
ホクホクにふかしたジャガイモに衣を付けて揚げた「じゃがいもの天ぷら」に、甘くて透明感のある味噌ダレをたっぷり絡ませた「みそポテト」。
秩父地方にて古くから定番のおやつとして親しまれてきた郷土料理で、各家庭や各店舗それぞれで味付けが異なる味噌ダレを持つほどの根強い文化となる郷土食です。
秩父エリアで広く提供されており、特に西武秩父駅(秩父市)から長瀞駅(長瀞町)までの地域に多い傾向。持ち帰り提供の店が多いですが、店内飲食で楽しめる店も探すとあります。
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[店分布] 秩父エリアに14店舗ほど、スーパー「ベルク」19店舗や他スーパーにもあり
[推奨店] はなゆう – 御花畑駅前でみそポテトと蕎麦
26.くるみそば(秩父市)
めんつゆに秩父産のクルミを擦って入れた「くるみ汁」をつけ汁にして、冷たい蕎麦として食べる秩父ならではの蕎麦「くるみそば」。
くるみを擦ると香りが良くなるメリットがある一方、実が大きくて手作業で擦るのに手間がかかることから提供店も限られています。
綺麗な水で打つ蕎麦も秩父の味覚のひとつで、名産となる蕎麦を特徴的なつけ汁で冷たく食べることができる秩父ならではのグルメです。
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[店分布] 秩父市を中心に10店舗以上
[推奨店] やなぎや – 秩父の蕎麦店で食べるくるみそば
まとめ
ご紹介したとおり、各市町村でうどんの食文化が色濃い埼玉県。武蔵野系の極太なうどんから、夏場向きの細身なうどんまで多彩に楽しめます。
今回紹介した以外にもB級グルメが豊富で、埼玉県だけのグルメでイベント開催ができるなどご当地グルメ開発にも積極的です。
以上、埼玉県全般のご当地グルメ特集でした。