3000m級の山並みと日本海沿いの富山湾を有する、大自然の豊かさが魅力的な富山県。
寒ブリ、シロエビ、ます寿司、ホタルイカ、など豊富な海の幸に恵まれています。
今回は富山県の旅行者に向けて、富山県の飲食店で楽しめるご当地グルメを紹介します。
セシモ コイ
目次
富山県のグルメ分布図
富山県のグルメはこんなに豊富!番号順に紹介していきます。
A.富山県全域のグルメ
まずは県全域で楽しめるグルメを紹介します。
01.ます寿司(県全域)
サケ科の鱒(ます)を使用した押し寿司。
富山藩主や徳川吉宗への献上品の鮎寿司が起源とされており、1912年に駅弁として販売されたことで広く流通されたと言われています。
木製の曲物(わっぱ)の底に笹を敷いて酢飯を乗せ、塩漬けと酢の味付けを施した鱒の切り身を並べる形で覆ったものが一般的です。
かつては岐阜県から富山湾へと流れる神通川で獲れた一番鱒を使用した神通川流域の料理でしたが、現在では捕獲量が少なく北海道産のサクラマスが多く使用されています。
02.昆布締め(県全域)
魚の刺身などの食材を昆布で挟み、1日前後置いてじっくり熟成させたもの。昆布は付けたまま食べられますが、硬いこともあるため剥がすと食べやすくなります。
昆布の旨みが食材へと染み込んで刺身よりも深い味わいになり、刺身の水分が昆布に吸われることで身が締まります。
富山県ではカジキマグロ(サスとも呼ばれる)を使用するのが定番。他にもブリなどの赤身魚が使用されて、イカや甘エビを使用することもあります。
最近では富山県以外にも広がり、タイ、ヒラメ、スズキ、フグなどの白身魚を使用したものが関西でよく利用されます。
江戸時代から北前船で富山県へと大量に運ばれた北海道産昆布を活用した料理のひとつで、痛みが早い刺身を数日保存できる方法として古くから親しまれています。
03.黒づくり(県全域)
イカの塩辛にイカ墨を混ぜた富山県の郷土料理。居酒屋メニューの定番で、黒作り、黒造りとも表記されます。
保存食として北前船の船員が塩辛にイカ墨を入れたのが由来(諸説あり)で、江戸時代に加賀藩主が徳川家への献上品として送ったとか。
一般的な塩辛(赤作り)は保存を効かすために塩を多く用いるのに対し、イカ墨で代替した黒づくりは塩分控えめな傾向があります。
04.とろろ昆布おにぎり(県全域)
2012年まで53年間も昆布購入額1位だった富山県では、とろろ昆布で巻かれたおにぎりが定番。
かつて海苔が高級品だった頃の代用品として巻いたとも言われ、現在ではコンビニなどでも普通に売られています。
あっさりとした白昆布の「白とろろ」と、風味が強い黒昆布の「黒とろろ」の2種類。中の具材は梅、昆布、鮭など様々です。
05.昆布巻(県全域)
魚を昆布で巻いてかんぴょうで結んで醤油や味醂で煮た、おせち料理にも使われる日本料理。
全国的にはニシンを用いるのが定番ですが、富山の名物として鱒やブリなどが用いられます。
大きく1本で売られているものや輪切りサイズもある代表的なお土産のひとつで、居酒屋で扱われることもあります。
06.昆布巻きかまぼこ(県全域)
古くから北前船で運ばれた北海道の昆布で魚のすり身を巻いていた、富山の昆布巻きかまぼこ。
昆布を使用しない場合でも、すり身に赤や青の色を付けて昆布を模したうず巻き柄のかまぼこが富山県では主流となっています。
07.あんばやし(県全域)
薄い三角形の白こんにゃくを竹串に刺し、熱湯で茹でた味噌田楽の一種。砂糖や味醂をベースに柚子や生姜を用いた甘辛いタレで食べます。
餡をかけたこんにゃくを林のように並べる姿が名前の由来になっています。(諸説あり)
富山県のお祭り縁日の定番で、ルーレットを回して出た数字の本数を皿に盛ってくれるギャンブル屋台に慣れ親しんだ富山県民懐かしの味です。
08.富山おでん(県全域)
富山名産のとろろ昆布をおでんに乗せて、昆布や鰹節で取ったダシを主流とした富山おでん。
ご当地の具材として、シロエビ、シロエビ入りつくね、あんばやし、すす竹(細いタケノコ)が入り、定番の焼きちくわや玉子も健在。
昔からとろろ昆布を乗せる習慣をもとに、2009年に富山おでん会を結成してPRが行われています。
09.べっこう、ゆべし(県全域)
醤油、みりん、砂糖を寒天に入れて煮て、最後に溶き卵を入れて固めたもの。
薄茶色の寒天に溶き卵が混じる姿が鼈甲(べっこう)に似ているのが名前の由来です。
県東部では「べっこう」と呼ばれてデザートやおやつとして親しまれる一方で、県西部では「ゆべし」と呼ばれておかずとして食べるのが主流。
10.バイ貝(県全域)
富山県の広域で漁獲されるバイ貝。特にツバイと呼ばれる品種は煮付けなどに向き、幸せが倍になると富山県のハレの日の定番食材。
深海の泥底に生息するバイ貝を、かご網漁で捕獲します。一年中獲れて、旬は冬。コリコリとした歯ごたえと磯香る肝が特徴。
漁場と漁港が近い富山では新鮮ゆえ刺身で楽しめる他、旨煮やバター焼きも楽しめます。
B.県央(富山)地域のグルメ
環水公園・越中八尾・黒部ダムのある県央地域(富山市・滑川・上市・立山・舟橋)のご当地グルメを紹介。
11.富山ブラックラーメン(富山市)
1950年代に富山市中心部で労働者向けに作られた、濃い醤油のスープが特徴のラーメン。
肉体労働後の塩分補給と、ご飯を添えて沢山食べることを意識したもの。粗挽き胡椒と白ネギ多めで提供するお店が多いです。
もともと富山県内では少数派のラーメンでしたが、2000年頃から「富山ブラック」と呼ばれるようになってから知名度が高くなりました。
12.ほたるいか(滑川市)
日本海の北陸エリア、とりわけ富山県の滑川市で多く水揚げされている親指サイズのイカ。
2月~5月に定置網漁で捕獲され、触手の先の発光器を光らせながら夜間に浮上してくるホタルイカの漁を観光船で見学することもできます。
佃煮、酢味噌和え、沖漬け、など富山県で古くから食用されているもの。足だけを刺身にした「竜宮そうめん」というものもあります。
13.山いちごソフト(立山町)
黒部ダムの名物ソフトクリームといえばコレ。レストハウスで販売されている、山いちごのソフトクリームです。
甘酸っぱさが特徴で、甘ったるくなくサッパリとした味わい。
C.県東(新川)地域のグルメ
宇奈月温泉・埋没林博物館・黒部峡谷のある県東地域(魚津・黒部・朝日・入善)のご当地グルメを紹介。
14.魚津バイ飯(魚津市)
古くから漁業者がまかない料理として作っていた漁師飯で、バイ貝を使って炊き込んだご飯。
漁業が盛んな魚津港では色々な種類のバイ貝がよく獲れて、その中でツバイ(ダゴバイ)という種類のバイ貝を使用。
殻ごと煮込んだバイ貝の旨みが効いた煮汁で炊き込み、バイ貝をはじめとしてニンジン、シイタケなどを用います。
15.黒部名水ポーク(黒部市)
黒部市内の養豚農家4軒で飼育される、黒部川扇状地の伏流水と竹酢(ちくさく)を混ぜた独自の飼料で育つブランド豚。
黒部市養豚組合と全農富山県本部の共同研究で登場し、富山県産豚の優良品種を掛け合わせた県内でも有名な豚です。
保水性が高くてジューシーさのある脂肪ときめ細かい肉質が特徴です。
16.くろべ水餃子(黒部市)
黒部市のブランド豚「名水ポーク」を使用した餃子餡を、黒部米の米粉の皮で包んだ水餃子。
黒部の名水で茹でるのも特徴で、中華料理店や釜飯店などで提供されています。くろべ水餃子まつりというグルメイベントも2月に行われます。
飲食店だけでなく市内のスーパーでも家庭用水餃子の購入が可能です。
17.釜飯(黒部市)
規模は小さいですが、地元食材を使用した釜飯を扱うお店が黒部と宇奈月に1軒ずつ存在します。
黒部のお店では黒部ブランド認定の釜飯があり、黒部の名水で炊き上げた黒部産コシヒカリのご飯が魅力。
魚津産ベニズワイガニのカニ釜飯や、名水ポーク豚釜などがあり、ゴボウ、うすあげ、しめじ、コンニャクなどの具材が用いられます。
18.宇奈月ビール(黒部市)
1997年創業で宇奈月の下立エリアに醸造所とレストランを持つ、宇奈月麦酒館。
立山連邦から流れる黒部川の湧水、黒部扇状地で育てられた二条大麦による地ビール。缶ビールとして県内に広く流通し、生ビールとして提供するお店もあります。
爽快なケルシュ、軽い甘みのアルト、芳醇な黒ビールのボック、という3タイプのビールを醸造。それぞれ「十字峡」「トロッコ」「カモシカ」という黒部に由来した名前が付いています。
19.入善ブラウンラーメン(入善町)
地元産大豆と米麹の味噌に、濃厚な海老のエキスを加えた茶色スープが特徴の味噌ラーメン。
入善町の沖合で取水した海洋深層水を練り込んだ麺、そして海洋深層水から精製した塩を用いるなど地元らしさが満載。
2010年に入善町商工会青年部が地域おこしのために考案したラーメンで、お土産品を中心としつつ飲食店提供もあります。
20.入善レッドラーメン(入善町)
ブラウンラーメンに続き開発された、唐辛子麺のご当地塩ラーメン。
入善産唐辛子を練り込んだ、赤みがかったピリッとした辛さの麺が特徴。
海洋深層水は麺だけでなくスープにも用いられています。
21.たら汁(朝日町)
日本海側で漁獲の多い鱈(たら)を煮込んだ、味噌汁の一種。主にスケトウダラの全身をぶつ切りにして、ネギやゴボウを具材とします。
特に朝日町ではヒスイ海岸に沿って通る国道8号沿いが「たら汁街道」と呼ばれ、たら汁を扱う飲食店が立ち並ぶことで有名です。
漁から戻ってきた男の漁師を、女房たちが暖かく迎えるために作った歴史ある料理だとか。
D.県西(高岡)地域のグルメ
高岡大仏・新湊海王丸パーク・雨晴海岸のある県西地域(高岡・射水・氷見)のご当地グルメを紹介。
22.シロエビ刺身(射水市)
富山県、とりわけ新湊沖での漁獲量が多いシロエビ。透明で美しい姿から「富山湾の宝石」と呼ばれている名物です。
神通川や庄川が流れ込んだ先の海底谷にシロエビが集中生息し、新湊で大量捕獲されます。
新鮮なシロエビの刺身はほのかな甘みがあり、流通網や冷凍技術の発達から生での流通も増えており刺身で楽しめる店も多いです。
23.シロエビ料理(射水市)
シロエビは生だけでなく様々な調理法で楽しめるのが魅力のひとつ。
定番は殻付きの唐揚げ。寿司、天ぷら、かき揚げ、お吸い物、海老団子、昆布締めなど色々と楽しめます。
ダシとして用いられることもあり、素麺のダシと具材を兼ねて使われることもあります。
ちなみに、オキエビ科のシラエビを富山県で「シロエビ」と呼んでおり、西日本に分布するクルマエビ科のシロエビは別種類となります。
24.シロエビ丼(射水市)
新湊の万葉線沿線には老舗の寿司屋が多く、寿司屋が数店舗で協力して「シロエビ丼」を名物として扱っています。
大体50~70グラムのシロエビがトップに乗り、各店舗でイクラや錦糸卵などトッピングが異なるのも楽しみのひとつ。
ちなみに、オキエビ科のシラエビを富山県で「シロエビ」と呼んでおり、西日本に分布するクルマエビ科のシロエビは別種類となります。
25.白えび塩ラーメン(射水市)
県外の秋葉原や海老名にも出店する富山県定番ラーメンチェーン店「麺屋いろは」は、実は射水に本店を持ちます。
射水本店だけでなく県内の支店ではシロエビを使用した塩ラーメンが扱われており、麺屋いろは製のお土産用ラーメンも県内中心に購入可。
他にも県内サービスエリアなどで白えびラーメンを扱うお店が幾つかあります。
26.新湊紅白丼(射水市)
名物の白えびだけでなく紅ズワイガニが乗った、紅白の色合いで楽しめる名物丼。
9月から解禁となる紅ズワイガニが乗るため、9月から翌5月頃までの時期限定メニューとして楽しめます。
北陸新幹線開業を見据えた食のPRとして登場した、新湊地区の新名物です。
27.カレーうどん(高岡市)
由来はわかりませんが、高岡グルメとして観光雑誌などに掲載されるカレーうどん。
代表格となるうどん屋さん「吉宗」の名物として、知名度が高いです。
他にもチェーン店「東条うどん」、蕎麦屋「角丁」、ファミレスタイプ「万さく」などで扱われているようです。
28.高岡コロッケ(高岡市)
コロッケ消費量が多い高岡にてB級グルメとして展開する高岡コロッケ。
具材に規定は無くお店によって様々で、シンプルなじゃがいもコロッケから白エビを使用したものまであります。
市内の精肉店が扱う食べ歩き向きの持ち帰りタイプ、ラーメン屋やうどん屋のサイドメニュー、居酒屋や食堂でも扱われています。
29.高岡グリーンラーメン(高岡市)
高岡産のほうれん草を使用した緑色のスープが特徴のご当地ラーメン。
すりつぶしたほうれん草を含んだとんこつスープに、ゆず胡椒で和えた細切れチャーシューのトッピングが特徴。
高岡の銅器を熱した色合いを模した辛味噌がトッピングされて、溶かして味の変化を楽しむことができるのも魅力です。
30.氷見うどん(氷見市)
氷見市周辺で昔から作られており、日本三大手延べうどんのひとつとも言われる氷見うどん。
1751年に老舗の高岡屋が、石川県輪島のそうめんの技法を取り入れて作り始めたのが発祥だとか。
手打ちによる強いコシと粘りにモチモチの弾力性、さらに手延べによるツルッとしたのど越しと歯ごたえが特徴です。
31.氷見牛(氷見市)
氷見市は富山県最大の肉牛の産地。かつては富山県産牛として扱っていたものを1995年に「氷見牛」としてブランド化した黒毛和牛です。
A4ランク以上の肉が多くを占める質の良さが売りで、サシの入り具合が良いのが特徴。
現在は約1,300頭ほどが育てられているとのことです。
32.ブリの刺身(氷見市)
富山県で定番の魚、ブリ。寒い冬に水揚げされるブリを寒ブリ(かんぶり)と呼びます。
富山湾に面した漁港を持つ氷見は脂が乗ったブリが採れる場所として「氷見の寒ブリ」と言われる全国的に名高い名物。
大きく出っ張る能登半島が壁となって、氷見の付近で回遊するブリが多いことが漁獲量が多い理由のひとつ。
氷見は定置網の発祥の地。定置網で捕獲し、活き締めによって水揚げ。刺身など色々な食べ方で楽しめます。
33.ブリの胃袋(氷見市)
氷見ではブリを提供する和食処が多く、ブリの色々な食べ方を楽しむことができます。
特徴的なのが「ブリの胃袋」で、下処理に手間がかかりつつも美味しい珍味。写真は「ブリの胃袋とわかめの酢味噌和え」です。
特に氷見や富山県に限った食材ではないですが、漁獲量が多い土地柄で調理する人や提供するお店が多いです。
34.ブリのしゃぶしゃぶ(氷見市)
白菜などを煮た鍋にブリを通して楽しむ「ブリしゃぶ」は、氷見の冬の定番。
生の刺身状態で皿に盛られたブリが鍋に添えられて、そのまま食べたくなりますが鍋の湯にくぐらせていただきます。
ぶり大根など火を通すとまた違った美味しさになるブリで、軽快であっさりしつつ熱が通って色付くブリしゃぶも魅力ある食べ方です。
E.県南(砺波)地域のグルメ
五箇山・庄川峡・となみ散居村のある県南地域(砺波・小矢部・南砺)のご当地グルメを紹介。
35.おやべホワイトラーメン(小矢部市)
白い豚骨スープに肉味噌トッピング、小矢部産の食材が1つ以上使われるとんこつラーメン。
2012年に小矢部市商工会青年部が開発したご当地ラーメンで、飲食店に加えて市内スーパーでも販売されています。
富山ブラックに対抗するため県内各地で登場したカラーラーメンのひとつです。
36.おやべミルクセーキ(小矢部市)
富山県内で約8割の生産量を誇る小矢部の卵に牛乳などを加えて、ミキサーして作る飲み物「ミルクセーキ」が新名物になっています。
懐かしさの残る「メルヘンの街」を名乗る小矢部らしさのある昭和の名物。
主に喫茶店で提供されており、各店で独自の作り方や味付けでバリエーションが豊富なのも特徴のひとつです。
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[店分布] 市内13店舗ほど
[推奨店] 鳥梅 西堀店 – 国産鶏やにいがた地鶏のある居酒屋
37.大門素麺(砺波市)
細く長い麺をくるくる巻いてブロック状にした、手延べ素麺。3~4人前で、半分に折るための割れ目がある独特の形です。
江戸後期に加賀藩の御用素麺の生産者から製法が伝わった歴史があり、最盛期には60軒以上の農家で作られたもので現在は13軒ほど。
10月から3月までの寒い時期に作られ、強いコシとなめらかな喉越しが特徴です。
38.五箇山ぼべらコロッケ(南砺市)
五箇山の名産となる、ラグビーボール型のかぼちゃ「五箇山ぼべら」。
古くから種を受け継いで育てられ、合掌造りの屋根の茅を再利用した循環農法で栽培されます。
ポルトガル語でかぼちゃのことを「ボーボラ」と言うことが「ぼべら」の名前の由来だそうですが、どのように伝わったのかは不明だとか。
観光地や居酒屋ではコロッケとして「ぼべらコロッケ」を提供するお店もあります。
39.五箇山豆腐、かた豆腐(南砺市)
縄で縛っても崩れない、木綿豆腐よりもさらに硬くて重いどっしりとした五箇山の硬豆腐。
遣唐使により中国から伝来した日本の豆腐のルーツとも言われ、都市部の豆腐屋とは異なる古くからの作り方が今でも残っています。
普通の豆腐よりにがりを多く使用し、重石を乗せてから絞ることで硬い豆腐に。煮崩れしにくいので炒め物や煮物にも適しています。
F.富山県と長野県の双方にあるグルメ
富山県の名物でもありつつ長野県の名物としての知名度が高いグルメもあります。
40.五平餅
長野、山梨、静岡、愛知、岐阜、富山と広範囲で食べられている東海北陸エリアの名物。
一般的にうるち米を潰して木の棒(割り箸や竹串)に練りつけて、素焼きをしたした後で醤油や味噌のタレを塗って出来上がり。
ぞうり型、小判型のものが多いですが、地域によって形や作り方が様々です。
41.おやき
長野県全般の名物で観光地でもよく見かけるもので、安曇野が発祥(諸説あり)と言われる名物。
富山県でも製造、販売している餅屋さんが県内に点在しています。
特によもぎを使用した「よもぎおやき」や草もちタイプのよもぎが大きく扱われている印象があります。
また、立山では地元の主婦が作って数ヶ所で販売される、山菜を活用した「立山おやき」もあります。
まとめ
昆布の名物が多い富山県。昆布締め、昆布おにぎり、昆布巻など消費量日本一ならではの豊富さで楽しめます。
富山カラーラーメンとも言われる多彩な色のラーメンが全域に広がり、そしてカレーうどん、氷見うどん、大門素麺といった麺類で充実。
氷見の寒ブリなど定番の海の幸もしっかり楽しめます。
ということで、富山県全般のご当地グルメ特集でした。