道南ご当地グルメ17選!北海道B級名物 郷土料理

函館塩ラーメン

新選組の歴史を持つ函館をはじめとして、港町が多くて海の幸が豊富な道南エリア。

イカ漁の船の灯りが海に点々と輝く「いさり火」が夏から秋にかけての名物で、イカ料理の文化が色濃い土地柄。

今回は道南の旅行者に向けて、道南エリアの飲食店で楽しめるご当地グルメを紹介します。

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旅行先の昼食や夕食で立ち寄るお店をすぐに見つけられるよう、各グルメの提供店一覧と筆者おすすめ店も掲載しました!

道南のグルメ分布図

道南のグルメはこんなに豊富!番号順に紹介していきます。

道南グルメ分布図(左半分)道南グルメ分布図(右半分)
この地図画像はクリックすると左右半分ずつ拡大表示します。

A.東部(函館)地域のグルメ

01.函館塩ラーメン(函館市)

函館塩ラーメン写真 函館駅近くの老舗「星龍軒」で昔ながらの塩ラーメン

北海道三大ラーメンのひとつで、あまり煮立てず透明度の高さが特徴の塩ラーメン。

江戸末期に国際貿易港として開港し、中国南部から塩スープが伝わったのが由来。海鮮ダシを加えるなど独自の進化を経て現在の味として定着。

ストレート細麺にシンプルな具材のお店が多く、老舗だけでなく新たな個性派のお店も人気。

02.イカ料理(函館市)

イカ料理写真 金森赤レンガ倉庫内「みなとの森」でイカの入ったチャウダー

函館朝市など漁港としてにぎわう函館にて、特に名物なのがイカ。1~5月はヤリイカ、6~12月は真イカ(スルメイカ)の時期です。

成熟した真イカが6月頃に函館沖を通ることから美味しいとされ、船内に生け簀を持つなど流通体制が整っていることが新鮮さの秘訣です。

03.はこだてチャウダー(函館市)

はこだてチャウダー写真 金森赤レンガ倉庫内「みなとの森」の函館赤レンガチャウダー

函館近海のシーフードを活用した煮込み料理として、2017年に誕生した新ご当地グルメ。

西洋料理のクラムチャウダーを函館流にアレンジしたもので、函館産の昆布をダシに使用。

具材もできるかぎり道南産が使用されており、提供店舗により具材が異なります。

04.函館ハンバーガー(函館市)

函館ハンバーガー写真 函館市北部「ラッキーピエロ峠下総本店」のチキンバーガー

函館といえばハンバーガーのチェーン店「ラッキーピエロ」が有名。函館にしかないお店で市内ではマクドナルドより多い店舗数を誇ります。

函館ならではの特徴は無いですが、道南の素材を使用した商品もいくつかあります。

最近では地元牧場の牛肉使用が売りの「ホットボックス」や、地元不動産ビルに入った「シートールドミー」など、高級路線のお店も登場。

05.やきとり弁当(函館市)

やきとり弁当写真 五稜郭近く「ハセガワストア昭和店」のやきとり弁当ミニ

函館市を中心に店舗展開するコンビニ兼弁当チェーン「ハセガワストア」の名物。

1978年にお客さんがお弁当を求めた際に、とっさに店にあるご飯、海苔、焼き鳥を組み合わせて作ったのが由来です。

豚精肉の文化が強い道南では焼き鳥に豚肉がよく使用され、豚バラ串がメインです。

06.大沼だんご(七飯町)

大沼だんご写真 大沼公園駅前「沼の家」で餡&みたらしの大沼だんご

函館よりも北にある国定公園「大沼公園」の名物といえば、大沼だんご。

うるち米で作られた一口サイズの小さい団子に小豆餡、醤油、ゴマ餡などが塗られています。

もともと駅売りから始まった銘菓ゆえ、今でも駅弁風の紙包みで売られているのも特徴。

07.アップルパイ(七飯町)

アップルパイ写真 七飯町のケーキ屋「ピーターパン」で紅玉のアップルパイ

日本で最初に西洋りんごが栽培された七飯町。現在もリンゴが名産のひとつで、町の花や道の駅のロゴにもリンゴが使用されています。

北海道開拓使が明治時代にりんご苗木を輸入して七重で栽培を始め、それが青森県に広まった歴史があります。

りんごジュースなど加工品も色々ありますが、アップルパイもひとつの名物。七飯町のケーキ屋さんや道の駅で楽しむことができます。

08.はこだて大沼牛(七飯町)

大沼牛写真 大沼公園の居酒屋「こぶし」の大沼牛ビーフシチュー

国定公園「大沼公園」の大沼周辺では洋食のお店が多く、その中でよく利用される食材が大沼エリアで育てられた大沼牛です。

豊富な地下水、とうもろこし等の専用飼料、自然豊かな大沼で育てられた牛。味わい深い赤身に甘みある脂が特徴です。

09.たらこ天丼、たらこ料理(鹿部町)

たらこ天丼、たらこ料理写真 鹿部町「太田食堂」でボリュームたっぷりのたらこ天丼

噴火湾に面した鹿部町の名物は「たらこ」。冬の噴火湾で産卵のために来遊するスケソウダラの卵を使用したたらこ料理が豊富です。

昭和43年に鹿部町で創業した道場水産が扱うたらこを近隣飲食店が活用し、たらこ天丼をはじめとして様々なたらこ料理を楽しむことができます。

10.いかめし(森町)

いかめし写真 長万部の「ラルズマート」で売られていたいかめし弁当

もち米、うるち米などのご飯をイカの胴内に詰めて炊き上げた、北海道渡島地方の郷土料理。森町の名物として有名です。

ご飯だけを入れるシンプルなものから、ゲソ、タケノコ、人参などを入れた商品もあります。

森駅の駅弁として「いかめし阿部商店」が昭和16年に考案したのが発祥で、戦時中に米を節約しても満足感を得られる料理として作られました。

B.南部(松前)地域のグルメ

11.松前マグロ、マグロ三色丼(松前町)

松前マグロ写真 旅館のレストラン「矢野」のマグロ山わさび漬け丼

松前城を持つ城下町の松前(まつまえ)町。青森県の大間マグロと同じ津軽海峡に面した松前でも、マグロが名物で松前マグロと呼ばれます。

マグロの体温で身焼けをするのを防ぐため、船の上で活〆にする処理を迅速に行うことを売りにしてブランド化。

最近では活〆技術も向上しており市場で高く評価されてきています。また、ご当地グルメとしてマグロ三色丼を提供するお店もあります。

12.松前漬け(松前町)

松前漬け写真 レストラン「矢野」にて小鉢の松前漬けを堪能

海産物と昆布を醤油で漬けこんだ保存食で、松前藩の郷土料理として発祥したもの。

数の子、スルメがよく使用されますが、タコやホッキ貝など様々な海産物で作られたものも。

人参、生姜、唐辛子が入ることもあります。海産物の販売店だけでなく、松前や北海道の食事処で小鉢として付随することもあります。

13.知内牡蠣(知内町)

知内牡蠣写真 木古内町「石川屋」の名物カキフライは知内産のときもある

青函トンネルから北海道新幹線が出てくる海沿いの知内(しりうち)町。知内産の牡蠣(カキ)は国内で唯一、外海で育つと言われています。

津軽海峡の冷たく澄んだ海水と知内川から流れ込む山からの養分によって、臭みが少なくてプリっとした食感と旨みを持つのが特徴です。

知内番屋やお祭りで提供される他、周辺の町の飲食店で提供されることもあります。

C.北部(八雲)地域のグルメ

14.二海カレー(八雲町)

二海カレー写真 八雲駅前「まるみ食堂」でホタテフライが乗る二海カレー

道南の酪農王国と呼ばれる八雲(やくも)町の新ご当地グルメとして、八雲の牛乳を使用したホワイトカレー。牛乳を使用したシチュー的な見た目ながら、味はカレー。

二海郡八雲町は全国で唯一、太平洋と日本海の双方に面した市町村として二海(ふたみ)と名付けられた土地。その名前を活かして二海カレーという名前のグルメに。

太平洋側の八雲のホタテ、日本海側の熊石のタコをメインに使用した、二つの海の素材が合わさった具材。旬の野菜も使用されます。

15.塩キャラメルプリン(八雲町)

塩キャラメルプリン写真 八雲駅近く「八雲くら屋」の塩キャラメルプリン

八雲のご当地グルメコンテスト2012でグランプリを獲得したスイーツ。地元菓子舗で商品化したのが、塩キャラメルプリン。

八雲産の牛乳、ミネラルウォーター、熊石の海洋深層水から採った塩などを使用した豊かな味わいのプリンです。

16.かにめし(長万部町)

かにめし写真 長万部の噴火湾沿い「濱乃家」で持ち帰りのかにめし弁当

酢飯などのご飯の上に茹でた蟹の身を乗せたもので、蟹の身をほぐした状態で散らしたお弁当として売られているのが一般的。

今では北陸や山陰でも販売されていますが、もとは長万部駅の駅弁として昭和25年に「かにめし本舗かなや」が考案したものが始まりです。

17.ウニ丼(奥尻町)

道南の日本海側に浮かぶ離島「奥尻島」は海の幸が豊富で、とりわけウニが採れる道南屈指の名所。

ウニ漁は7月中旬から8月中旬にかけてと短い期間で、夏が旬となるグルメ。キタムラサキウニという種類で、白みがかった身の明るい見た目と上品な味わいが特徴。

食べ方の定番はウニ丼で、どんぶりのご飯を覆うたっぷりのウニが乗ります。お店によってはウニの刺身やウニ鍋として提供するところもあります。

まとめ

魚介類が豊富な道南エリアですが、こうして見てみると市町村それぞれに漁獲できる魚介の種類が異なることで土地それぞれのグルメが存在します。

牛、豚などの酪農畜産も加味されたグルメの数々。函館本線の駅弁「かにめし」「いかめし」も駅以外で広く売られており、道南のあらゆるエリアで味覚を楽しめます。

以上、北海道の道南エリアのご当地グルメ特集でした。

(初回投稿日:2018年4月24日 更新日:2021年1月14日)