岩手県のご当地グルメ18選!B級名物・郷土料理一覧

盛岡じゃじゃ麺

三陸の海を持つ岩手県には、どのようなグルメがあるかご存知でしょうか?

海の幸がある一方で、盛岡や花巻など内陸の都市が多い岩手県。盛岡三大麺と言われる冷麺、じゃじゃ麺、わんこそばが有名です。

今回は、岩手県のご当地グルメを紹介していきます。

岩手県のグルメ分布図

岩手県のグルメはこんなに豊富!番号順に紹介していきます。

岩手県グルメ分布図


岩手県全域のグルメ

01.わんこそば

わんこそば写真 盛岡の料理店「あずまや」でわんこそば100杯超えを達成

熱いそばつゆの入った一口サイズの蕎麦が入ったお椀を、数十杯も楽しむ「椀子」そば。

主に和食店で提供されるメニューのひとつで、食べ放題で杯数を競うお店が一般的。刺身や薬味なども漆器類で用意してくれます。

自分用のお椀をひとつ持ち、1杯食べると近くに寄り添った給仕が次の1杯分の蕎麦をお椀に入れてくる形式。お腹一杯になったときには、お椀に蓋をして合図すると終了。

盛岡の祭事にて蕎麦がのびないよう小分けにして振舞ったのが由来と言われ、花巻が起源という説も。近年では平泉でも提供店が登場し、県で広く名物になっています。

100杯以上食べると記念札をくれるお店もあって、私も持ってます!お腹が一杯になっても給仕が蕎麦をねじ込んでくる、食のスポーツです。

02.サンマ

浄土ヶ浜のサンマ写真 浄土ヶ浜で開催されるさんま祭りの網焼きサンマ

三陸沖で昭和初期から多く採れるようになったサンマ。秋の産卵期に三陸を南下していき、秋にはサンマ祭りも開催されて賑わいます。

特にイワシではなくサンマで作るすり身を味噌や醤油の汁で楽しむ「サンマのすり身汁」もご当地の味です。

盛岡市のグルメ

03.盛岡冷麺

盛岡冷麺写真 盛岡の有名焼肉チェーン「ぴょんぴょん舎」の盛岡冷麺

盛岡の焼肉店の定番メニューとなる、大根のキムチなどで辛さを出した冷麺。

小麦粉や片栗粉など2種類以上を用いた生地の麺で、押し出し器で圧力をかけて製麺することで独特の弾力と透明感ある麺が出来上がります。

朝鮮半島北部出身者が盛岡でお店を構えて提供した冷麺が由来となっています。

お店ごとに麺の特徴があり、辛さを選べて冷ややかに!温かいスープで楽しめる温麺を扱うお店もあり、冬場にピッタリ。

04.盛岡じゃじゃ麺

盛岡じゃじゃ麺写真 盛岡で夜遅くまで営業している「香醤」のじゃじゃ麺

平打ちの柔らかいうどんに肉味噌、キュウリ、ネギが乗った、汁の無いうどん。肉味噌がうどんに絡むように混ぜて食べるものです。

卓上には調味料としてラー油、おろしショウガ、ニンニク、酢がそろっており、好みで調味料を加えて混ぜるのが一般的。

食べ終わった後に「チータンタン」をオーダーすると、店員さんが食べ終わった皿を活用して卵、肉味噌、ゆで汁で作る独特な卵スープを出してくれます。

戦前に満州へ移住していた高階貫勝氏が現地で習った炸醤麺をもとに、戦後に戻った盛岡にて日本の食材で再現したのが由来です。

調味料の配合を色々試すのが楽しくて、加えるほど複雑濃厚な味に!肉味噌は刻み椎茸が入るなど旨みたっぷり。
提供店一覧 提供店10選まとめ(大日本観光新聞)
提供店分布 盛岡市に10店舗以上、他
筆者おすすめ店 香醤 – 繁華街で夜遅くに楽しめる塩気と香りが良いじゃじゃ麺

奥州市のグルメ

05.前沢牛

前沢牛写真 前沢サービスエリア下りのレストランで前沢牛丼を堪能

日本三大和牛のひとつとして紹介されることもある、奥州市前沢で肥育された黒毛和種の和牛。

飼育地だけでなく飼育期間など一定の規格を満たし、肉質4等級以上の肉が前沢牛を名乗ることができます。

岩手県では古くから農業用で家畜を飼う文化が強かった歴史があり、1970年代から肉牛への転換が活発になったことが始まりとされています。

サシがよく入った鮮やかな霜降り肉が特徴。ステーキなど焼いて美味しく、私が食べた牛丼も結構美味しかったです。

西和賀町のグルメ

06.ビスケットの天ぷら

ビスケットを揚げて天ぷらにする、西和賀町の郷土食。ビス天とも呼ばれます。西和賀町を中心として家庭のおやつやパック販売されており、居酒屋でも提供されるメニューです。

ビスケットはイトウ製菓の「かーさんケット」という商品を使い、衣には米粉を使用するのが一般的です。

食糧不足の時代に貴重だったビスケットを用いて、米粉の衣を付けて揚げることでボリュームを増やすという工夫から生まれたと言われています。

揚げパンのような見た目、芋天のような味という意見も。ビスケットがふんわりと膨らんで、外側はモチモチ、中はしっとりふわふわになるとか。
提供店一覧 情報なし → Google検索結果
提供店分布 町内の道の駅、農産物直売所、飲食店、居酒屋など
筆者きになる店 母ちゃんの店 わがや – カタクリの名所近くの和食処

雫石町のグルメ

07.雫石スープカレー

雫石(しずくいし)盆地では豊富な農産物に加えて畜産も行われており、その雫石の食材をふんだんに使用したスープカレーが名物。

雫石特産の地鶏「南部かしわ」からとれるダシや鶏ガラが売りで、和風のスープで提供するお店もあれば雫石トマトを使用したトマトベースのお店もあります。

しずくいし料理研究会が開発した新ご当地グルメとして、特に冬はスープカレーフェアとして力を入れて提供しています。

ご飯とカレーを1つの皿に盛り付けるお店もありますが、ご飯とカレーは別皿で用意するのが一般的です。

素揚げの野菜類がたっぷり乗ったトマトスープのカレーが美味しそう!
提供店一覧 提供11店マップPDF(しずくいし料理研究会)
提供店分布 市内加盟店11店舗+α
筆者きになる店 山ぶどう農園 野の香 – 素揚げ野菜が豊富に入ったスープカレー

久慈市のグルメ

08.久慈まめぶ汁

クルミを包んだ団子をメインとして、具材をダシで煮込んだ汁物料理。野菜、焼き豆腐、油揚げ、かんぴょうなどを具材として、昆布や煮干しでダシを取ったものです。

クルミや黒砂糖を小麦粉生地で包んだ団子のことを「まめぶ、豆ぶ」と呼びます。まり麩に似た形であることから訛って「まめぶ」になったと言われます。(諸説あり)

もともと久慈市の山形町(旧山形村)のみで作られていた冠婚葬祭用の郷土料理で、凶作が多かった土地で麺類は贅沢品として倹約令が出た際の代替食とされたそうです。

2011年の東日本大震災後の炊き出しで提供されるなどで久慈市名物として認知され、2013年「あまちゃん」で紹介されてB級グルメの実績もあって知名度が高いです。

クルミ入りの団子が美味しそう!海鮮料理に添えて楽しみたい一品です。
提供店一覧 提供17店マップPDF(やませ土風館)
提供店分布 久慈市内に17店舗
筆者きになる店 山海里 – まめぶ汁と海鮮丼が名物の食事処

岩手町のグルメ

09.いわてまち焼きうどん

県内でも野菜類の収穫が多い岩手町(いわてまち)で、新たなご当地グルメとして開発した「塩キャベツうどん」スタイルの焼きうどん。

ブラックペッパーのかかったピリ辛の塩タレで味付け。麺も町内製造で白麺だけでなく醤油使用の黒麺(少し灰色)があり、お店により使い分けられています。

お店によってテイストが大きく異なるのが特徴で、かつお節乗せの通常タイプ、ベーコン乗せのパスタ風、じゃじゃ麺風、冷やし中華風など様々です。

具材はキャベツをメインとしつつ、ニンジン、かいわれ、青ネギ、キュウリ、ナス、目玉焼き、などなどお店のスタイルで色々使われます。

創作っぽさが強く出ている焼きうどん。個人的には長いもに目玉焼きトッピングのうどんが気になる!
提供店一覧 提供8店一覧(いわてまち焼きうどん連合歓隊)
提供店分布 町内8店舗
筆者きになる店 蔵御膳 らく丸 – 目玉焼乗せやキムチ風など焼きうどんが3種類

一関市のグルメ

10.いちのせきハラミ焼

鶏の横隔膜(ハラミ)をニンニクの芽や玉ねぎと一緒に甘辛い味噌ダレで炒めた料理。

一関市の室根町の町おこしとして、地元の若者が開発してグルメイベントなどで提供。2011年からは地元の飲食店やスーパーでも販売開始。

牛や豚のハラミと異なりコリコリとした食感で、鶏1羽からわずかしか取れない希少部位。

養鶏が盛んな土地柄の一関市では独自の飼料で臭みが少ない鶏を育て、ブランド鶏「いわいどり」をはじめとして地元で育った鶏を使用したハラミ焼きを提供するお店が多いです。

甘辛い味噌タレにニンニクの芽で食べ応えがありそう!以前は提供店一覧があったのですが、今は見つからない……。
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提供店分布 一関市室根町内に7店舗
筆者きになる店 居酒屋 杏庵 – 料理とお酒にハラミ焼もある居酒屋さん

11.もち膳、餅料理

一関(いちのせき)は俗に「もちのせき」とも言われるほど餅料理が盛んな土地柄で、全国ご当地もちサミットが毎年開催されるほど餅と深くかかわる市です。

江戸時代に治めていた伊達藩による餅文化が根付いており、今もなお冠婚葬祭などで振舞われる料理でもあり、300種類以上の餅料理が存在するとも言われます。

観光地の厳美渓などで団子串で食べられるところもありますが、和の漆器などで色々な餅をいただける餅膳(餅の御膳)が一関ならではのグルメです。

あんこ餅も種類豊富。ずんだや小豆餡などのお馴染みだけでなく、川エビ、生姜、ネギなどのアンがかかった餅が彩り豊かに盛られます。

豆餅などの和菓子、グラタンやチーズフォンデュなどでいただくスタイルなど、その発展の広さは日本一と言えます。

厳美渓の「空とぶ団子」も話題性のある名物で、結構美味しかったです!こんどは御膳で色々な味を楽しんでみたいです。
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提供店分布 不明、一関市に数店舗
筆者きになる店 三彩館ふじせい – 9つに仕切られた御膳に種類豊富な餅が乗る

住田町のグルメ

12.住田鶏ハラミ

住田町で育った鶏の横隔膜(ハラミ)を使用したご当地グルメ。いちのせきハラミ焼と異なりニンニクの芽は用いず、炒め物以外での提供もされています。

味噌タレで炒めたハラミ焼を筆頭に、味噌ラーメン、うどん、醤油タレ丼、親子丼、釜めし、煮込みなど濃厚な味付けで楽しむメニューが各店舗オリジナルで用意されています。

住田町の農家で育てた鶏を使用し、町内の住田フーズで加工処理した鶏ハラミを各店舗で使用。5種類の味付けで冷凍販売もされています。

タレにこだわったハラミ丼や焼肉など多彩な食べ方が魅力!
提供店一覧 提供9店マップPDF(やませ土風館)
提供店分布 町内に9店舗
筆者きになる店 黄金屋 – 鶏ハラミ味噌ラーメンと鶏ハラミ丼のある食事処

遠野市のグルメ

13.遠野ジンギスカン

遠野(とおの)では焼肉といえばジンギスカンを指し、羊肉と野菜類をジンギスカン専用の鍋で食べることが昔から定着しています。

南部鉄器が使われることもある遠野のジンギスカン鍋。盛り上がった中央に肉を並べて、もやし、キャベツ、ニンジンなどの野菜を周囲に盛り付けて焼きます。

また、コンロや七輪ではなくブリキのバケツに固形燃料を入れる「バケツジンギスカン」と呼ばれるスタイルも遠野ならでは。壊れにくいことからお祭りの屋外焼肉で重宝します。

タレにこだわったハラミ丼や焼肉など多彩な食べ方が魅力!
提供店一覧 提供3店一覧(Travel Book)
提供店分布 市内3店舗
筆者きになる店 あんべ – 遠野ジンギスカン、バケツスタイル発祥と言われる名店

北上市のグルメ

14.北上コロッケ

粘りが強くてコクのある里芋「二子さといも」を使用し、生産量が県内一の「アスパラガス」など地産地消の食材を用いているのが売りのご当地コロッケ。

北上の自然豊かな土地で育った黒毛和牛と、ミネラル豊富な白ゆりポークの合い挽きミンチを使用。

これらの4素材が北上コロッケを名乗る必須条件で、あとは各店舗で自由に材料を使用できてサンドイッチや巻き寿司などスタイルも自由です。

岩手県初のB-1グランプリ参加グルメとして、2010年に参加したことで知名度が上がったローカルフードです。

タレにこだわったハラミ丼や焼肉など多彩な食べ方が魅力!
提供店一覧 提供30店一覧(北上市サイト)
提供店分布 市内28店舗、花巻市1店舗、秋田県1店舗
筆者きになる店 時代屋 – 北上コロッケにうなぎも扱うラーメン食堂

花巻市のグルメ

15.花巻バーガー

もとはパン屋「ミッシェル」のオリジナルとして2008年に販売していたもので、街の活性化として市内6店舗が2010年7月30日に販売を始めたご当地バーガー。

肉に見えるパティは、おからこんにゃくを用いた「コン肉」という地元ならではの食品。地産地消にこだわったヘルシーなバーガーを特徴としています。

花巻市内のパン屋さんのパン生地を使用し、地元野菜をたっぷり挟んだバーガーです。

コン肉のパティはどんな味なのかな?塩パンで食べるバーガーなどフレッシュさを感じさせます。
提供店一覧 提供6店の店名とバーガー写真(松葉商店サイト)
提供店分布 市内7店舗
筆者きになる店 石窯パン工房ミッシェル 花巻本店 – 発祥店のおしゃれパン屋

岩手県全域のグルメ2

16.納豆汁

納豆を用いた味噌仕立ての汁に、油揚げ、豆腐、山菜などが入った味噌汁の一種。

岩手県、秋田県、山形県を中心とした郷土料理で、岩手県では汁の味付けだけでなく具材としても納豆粒を入れるのが特徴のひとつです。

岩手県で広く食べられている料理として、飲食店の定食の味噌汁として付く場合も。インスタントで作れる納豆汁が売店で売られていることもあります。

ちょっと抵抗感が出そうですが、お店によってはクセが無い味付けだとか。
提供店一覧 情報なし → Google検索結果
提供店分布 岩手県内全域の飲食店など
筆者きになる店 湯夢プラザ – 蕎麦が売りの食事処で定食に付く納豆汁

17.ひっつみ

ひっつみ写真 遠野の食事喫茶「やおちゅう」の田舎定食に付くひっつみ

小麦粉を練り固めて平たい団子状にして汁に入れた料理。とってなげ、つめり、とも呼ばれており団子を汁に投げ入れるのが名称の由来。

団子以外の具材は特に決まりは無く、飲食店や各家庭によって色々な具材が用いられています。

18.けいらん

けいらん写真 遠野の食事喫茶「やおちゅう」の田舎定食に付くひっつみ

鶏の卵の形を模しているため鶏卵と呼ばれている、餡を包んだ餅。南部地域を中心に北東北で広く分布している郷土料理です。

古くは汁物に入れて食べるものですが、饅頭菓子として汁に入れずに食べることもあります。

まとめ

盛岡三大麺の冷麺、じゃじゃ麺、わんこそばを筆頭に、内陸の郷土料理を盛岡などで楽しめる岩手県。
さらに三陸沖で採れるサンマなど海の幸もあります。

以上、岩手県全般のご当地グルメ特集でした。

(初回投稿日:2018年5月24日 更新日:2019年5月18日)