秋田県のご当地グルメ38選!B級名物 郷土料理 食べ物

きりたんぽ鍋

米を竹輪状にした「きりたんぽ」を味噌や鍋で楽しめる秋田県は、ブランド米に日本酒も旨い米どころ。

日本三大うどん「稲庭うどん」や日本三大地鶏「比内地鶏」など素材にも定評があり、冬のしょっつる鍋やハタハタ鍋も魅力。

塩辛い味付け、甘い味付けなど偏りがあるとも言われる秋田県の味覚は、観光で一度味わうとクセになるものです。

今回は秋田県の旅行者に向けて、秋田県の飲食店で楽しめるご当地グルメを紹介します。

セシモ コイ

旅行先の昼食や夕食で立ち寄るお店をすぐに見つけられるよう、各グルメの提供店一覧と筆者おすすめ店も掲載しました!

この記事の目次

秋田県のグルメ分布図

秋田県のグルメはこんなに豊富!番号順に紹介していきます。

秋田県グルメ分布図(左半分)秋田県グルメ分布図(右半分)
この地図画像はクリックすると左右半分ずつ拡大表示します。

A.秋田県全域のグルメ

まずは秋田県全域で楽しめるご当地グルメを紹介していきます。

01.きりたんぽ(県全域、県北)

きりたんぽ写真 居酒屋「無限堂」で竹の器に肉巻きのきりたんぽ

うるち米を潰して杉の棒に巻き付けて焼いたもの。正確には棒から外した「たんぽ」を半分以上に切り分けた状態で「きりたんぽ」と呼ばれ、ちくわ状となるご飯です。

そのまま食べることもできますが、味噌を付けて再度焼いて食べる「みそたんぽ」も。そして、有名なのは鍋の具材としてきりたんぽを入れる「きりたんぽ鍋」が有名。

もともとは大館市周辺の郷土料理として、山間部で狩猟を行うマタギの携行食だったなど諸説あり。今は秋田県全域で提供されている、県を代表する郷土料理のひとつです。

もっちりとしつつ食べやすい食感に、米どころならではのご飯の甘み。味噌や肉など塩気のあるものと合わせると美味しいです。
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[おすすめ店] 無限堂 大町本店 – 秋田の郷土料理が豊富な居酒屋

02.きりたんぽ鍋(県全域、県北)

きりたんぽ鍋写真 秋田市の繁華街の有名店「津ねや」のきりたんぽ鍋

うるち米を竹輪状にした「きりたんぽ」の定番の食べ方といえば、やはり鍋の具材にした「きりたんぽ鍋」が定番です。

濃口醤油を合わせた鶏ガラのダシに、きりたんぽと鶏肉に各種具材を入れるのが一般的。鶏はかつては比内鶏が用いられ、現在は比内地鶏やブロイラーなどが使用されます。

具材はゴボウ、マイタケ、ネギ、セリなど。食べた後は卵とご飯で締めのおじやをいただくのも一般的な食べ方です。

県北地域のマタギによる料理が起源など諸説あり、発祥は鹿角市で本場が大館市などルーツが曖昧ではあります。

鍋にご飯を添えるのではなく、焼きの香りともっちり感あるきりたんぽと具材の交互食べで美味しさ倍増。比内地鶏のダシはグッとくる旨みで、冬に心から温まります。
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[おすすめ店] 津ねや – うなぎにボリューム沢山のきりたんぽ鍋

03.比内地鶏(県全域、県北)

比内地鶏写真 能代市「肴の市場 満月」で比内地鶏の焼き鳥3種類盛り

県北の比内地方(現在の大館市、北秋田市、上小阿仁村に相当)の名産で、日本三大地鶏に位置づけられる「比内地鶏(ひないじどり)」。

江戸時代に比内地方で飼われていた「比内鶏」は美味しくも硬い食感で、体が小さく成長が遅いことに加えて病気になりがちで生産に不向きな鶏とされてきました。

それらの欠点をおぎなうために、昭和期にロードアイランドレッドとの交配で味を維持しつつ柔らかい肉質を実現したのが「比内地鶏」です。

澄んだ空気とキレイな水で育つ、太陽の光を浴びた地鶏。自然に近い平飼いで放し飼いにすることでストレスなく運動量も多いことから、赤身が多くて歯ごたえの良い肉質に。

焼き鳥など鶏料理で広く使用されて、煮込んでも硬くなりにくく秋田名物のきりたんぽの具としても定番。鶏からとるダシも定評があり、卵も活用した親子丼の提供店もあります。

色々な食べ方で美味しくて、焼き鳥もまた絶品でふっくら肉厚の柔らかい肉質。脂も適量で、程よい甘さまろやかさで食べやすいです。
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[おすすめ店] 肴の市場 満月 – 比内地鶏や郷土料理が旨い能代の居酒屋

04.比内地鶏親子丼(県全域)

県北名産の比内地鶏は、鶏肉だけでなく比内地鶏の卵も使用した「親子丼」の食べ方も魅力。県内で提供する店舗が多いです。

比内地鶏は熱を通しても柔らかいままの食感を楽しめるのが売りのひとつで、親子丼もまた熱をしっかり通した肉の食感の良さにとろける卵の食感がマッチ。

焼き鳥やきりたんぽ鍋は夕食でお酒を添えて複数人で食べる傾向があるのに対して、旅行で昼食など食事として食べやすい地鶏グルメです。
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[おすすめ店] くらみせ – 比内地鶏の親子丼が名物の食事処

05.比内地鶏ラーメン(県全域)

比内地鶏ラーメン写真 能代市「肴の市場 満月」で〆の比内地鶏醤油ラーメン

比内地鶏は肉や卵の美味しさだけでなく、鶏からとれるダシにも定評があります。そのダシを使用した醤油ラーメンも、秋田の味覚のひとつです。

秋田県では醤油ラーメンが主流となっており、中でも名産の比内地鶏でとったダシの醤油ラーメンが県内で広く扱われています。

ググッと舌にくるスープの旨みがたまらなく、あっさり醤油がオススメ。居酒屋の締めにも最高で、冬場も温まる至福のラーメンです。
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06.稲庭うどん(県全域、湯沢市)

稲庭うどん写真 角館で大正時代の蔵を改装した食事処「西宮家」の稲庭うどん

手延べ製法の干しうどん「稲庭(いなにわ)うどん」は、日本三大うどんのひとつとして県南の湯沢市を筆頭に秋田県で広く食べられているうどんです。

良質な小麦の産地だった稲庭村(現在の湯沢市稲庭町)にて、1600年代に藩主への上納品として作ったのが始まりとされています。

でん粉を打ち粉として使用して、乾燥前に潰して平ら状にするのが特徴のひとつ。冷や麦より少し太くて黄色がかった乾麺ですが、茹でると半透明のツヤがある上品な麺に。

滑らかな食感は冷やしで涼しくいただくのに向いており、温かくして食べることも。創業150年以上で県内外に10店舗以上を持つ「佐藤養助商店」や、個人店もあります。

秋田県の名物として秋田市街地や角館など県全域で定着しており、夏の観光での昼食にピッタリ。氷を乗せたざるうどんで、スルスルと上品に食べるのがオススメ!
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[おすすめ店] 佐藤養助 総本店 – 発祥の湯沢市で歴史ある店の総本店

07.いぶりがっこ(県全域、湯沢市)

いぶりがっこ写真 秋田駅前「唐橋茶屋」で郷土料理セットのいぶりがっこ

大根を囲炉裏の上に吊るして煙でいぶして乾燥させた、たくあんの燻製(くんせい)。燻製の香りが強い漬物で、表面の茶色がかった色合いも特徴です。

秋田弁で燻した(いぶり)漬物(がっこ)の意味で、元は湯沢市の漬物屋「雄勝野きむらや」が販売したいぶり漬けの商標名として名付けられたものです。

一般的には「いぶりがっこ」というと大根の沢庵を用いたものを指します。大根以外が用いられたものも「いぶりがっこ」と呼ぶ場合もあり、大根以外では「いぶりにんじん」も。

主に県南の内陸部に古くから伝わり、現在は県内で広く食べることができます。

いぶりがっことクリームチーズが相性抜群と聞いたことがあります。スモーキーな香りはお酒を添えて楽しむのも良く、秋田県の飲食店や居酒屋でも定番のメニューです。
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[おすすめ店] 我楽 – 秋田駅近くでクリームチーズ和えのいぶりがっこ

08.ハタハタ(県全域)

ハタハタ写真 寒風山の売店で購入したハタハタ生姜煮

スズキ目に属するウロコを持たない深海魚で、カミナリウオ、シロハタとも呼ばれる魚。秋田県の県魚として指定されており、秋田を代表する味覚のひとつです。

秋田を中心として主に日本海側で食べられており、煮魚、焼き魚、干物など色々な食べ方で楽しまれています。

秋田県で定番の「しょっつる」と呼ばれる魚醤(魚から作る醤油)にも加工されて、秋田名物「しょっつる鍋」の味付けにも用いられます。

白身の味わいは軽めで、しょっつるなど醤油系の味付けで美味しくいただける魚。秋田の定番として食べておきたいです。
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09.ハタハタ寿司(県全域)

ハタハタ寿司写真 居酒屋「無限堂」で酸が軽めなハタハタ切り寿司

秋田名物の魚「ハタハタ」を寿司にしたもの。握り寿司や押し寿司ではなく、発酵させた「なれ寿司」の一種です。

塩漬けのハタハタを水で塩出しし、麹を混ぜたご飯、カブ、ニンジン、昆布などを入れて桶に詰めて3~4週間くらい漬けて出来上がり。

旧来の作り方ではお酢やお酒を使用しないため、酸っぱさが弱く食べやすいとも言われています。

酸っぱさや臭みが無くて食べやすく工夫されており、日本酒とピッタリくる美味しさ。張った皮付きで肉厚な食感を楽しめる白身の魚の発酵料理です。
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10.しょっつる鍋(県全域)

魚から作る醤油として、ハタハタを主として日本海近海で獲れる魚で作る「しょっつる(塩魚汁)」。日本三大魚醤のひとつで、魚のタンパク質の分解による旨みを持つ調味料です。

しょっつるを使用した代表的な郷土料理「しょっつる鍋」は、ダシにしょっつるを合わせた汁でハタハタ、白菜などの野菜、豆腐などを煮込んだ鍋として秋田の冬の味覚です。

秋田県の男鹿(おが)を発祥とすると言われていますが、県内で広く食べられており秋田市など飲食店でも提供されています。

ハタハタを鍋で食べるなら、しょっつる鍋が定番。白菜、豆腐に白身のハタハタと明るい色合いの鍋です。
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[おすすめ店] 秋田きりたんぽ屋 – 小鍋、中鍋、大鍋を選べるしょっつる鍋

11.だまこもち、だまこ鍋(県全域)

うるち米を団子状に丸めた「だまこもち」。きりたんぽとよく似ていますが、だまこもちは焼かないのが一般的。もちろん形はきりたんぽと異なり、きりたんぽの原型という説も。

きりたんぽ鍋と同じ調理法で「だまこ鍋」として食べるのが定番。濃口醤油を合わせた鶏ガラのダシに、だまこもち、ゴボウ、マイタケ、ネギ、セリ、そして鶏肉。

八郎潟周辺が発祥と言われており、以前は八郎潟で獲れたフナ、ワカサギ、シラウオなどの魚の出汁で野菜やだまこもちを煮たと言われます。(マタギ料理説もあり)

玉を秋田弁で「だまこ」「だまっこ」と呼ぶのが名前の由来です。

これもきりたんぽ鍋と同じくダシの醤油が染みて、普通にご飯を添えるよりも美味しい食べ方。きりたんぽ鍋より少しマイナーですが、県内各地で楽しめます。
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[おすすめ店] 酒季亭 比内や 秋田店 – 1人前から楽しめるだまこ鍋

12.じゅんさい(県全域、三種町)

じゅんさい写真 秋田駅前「唐橋茶屋」で郷土料理セットのじゅんさい

三種町(みたねちょう)の森岳エリアが主要産地となる海藻「じゅんさい」は、葉を水面に浮かべる多年生の水生植物。若芽の部分が食用となります。

淡水の湖や沼に小船を出して手で採取するもの。世界的に自生する植物ですが、国内では食用の栽培も盛んな食材。日本の流通はで、国産の約9割は秋田県三種町です。

秋田県内で広く食べられる定番食材であるとともに、全国的には日本料理店で主流の食材。船で採取する女性の姿は秋田県の観光パンフレットにも用いられ、収穫体験のできる施設も。

若芽はゼリー状の膜で覆われており、ツルンとした口当たりとプルンと滑らかでぬめりのある食感が特徴。お吸い物や酢の物で楽しめるほか、天ぷらや鍋もあります。

日本国内に流通するじゅんさいは8割方が中国産なので、国産で食べたいなら秋田県内がオススメ。無味無臭に近くて、抵抗感なく涼しげに食べられる食材です。
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[おすすめ店] たかいし野 – 三種町の道の駅で食べる産地のじゅんさい

13.じゅんさい鍋(県全域、三種町)

三種町(みたねちょう)名産の海藻「じゅんさい」は色々な食べ方がありますが、定番のひとつとして「じゅんさい鍋」があります。

具材の定番としては前述の「だまこもち」をご飯的な位置づけで入れて、じゅんさい、キノコ、ネギ、しらたき、セリ、ニンジンなど。

比内地鶏をミンチにしてじゅんさいも入れて丸めた「比内地鶏つみれ」を入れるのも定番。鍋のダシは比内地鶏の鶏ガラに醤油味で調えることが多いです。

山菜が苦手であっても、旨みあるダシと美味しい具材とともに鍋にすると食べやすそう。前述のだまこ鍋の発展形として冬場に楽しみたいグルメ。
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[おすすめ店] 酒どこ べらぼう – 県北の能代市で楽しめるじゅんさい鍋

14.くじら貝焼き、塩鯨鍋(県全域)

秋田県では鯨(クジラ)の赤身ではなく白い脂身を塩漬けした「塩クジラ」が好まれており、夏に収穫できるナスとミズ(山菜のウワバミソウ)とともに煮込む「塩鯨鍋」が夏の料理。

沸騰した鍋にナス、ミズ、細切りの塩クジラを投入。味噌で味をととのえる場合もあれば、秋田の魚醤「しょっつる」を使用する場合も。

甘さを出すために長ネギやタマネギも定番具材で、地域によってはクロモ(ナガマツモ科の海藻)やジュンサイを入れるなど土地の色が出ます。

出来上がりは鍋スタイルで食べることもあれば、出来たものをホタテの貝殻に乗せて「くじら貝焼き(かやき)」「秋田貝焼き」として食べるのも一般的です。

2019年に商業捕鯨が再開されたことから、クジラも手に入りやすくなり下処理で味も良くなったとか。夏の鍋として汗をかきながら食べる文化だそうです。
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[おすすめ店] 秋田きりたんぽ屋 – くじら貝焼きに秋田郷土食が豊富

15.とんぶりとろろ(県全域)

とんぶりとろろ写真 秋田駅前「唐橋茶屋」でマグロ刺身入りのとんぶりとろろ

畑のキャビアとも呼ばれる、ほうき草の種子「とんぶり」。9月下旬頃に収穫されます。

秋田県の名産でかつては地元のみで食べられていましたが、パックや瓶詰め加工により県外にも流通するようになりました。

色々な食材に添えられますが、特にとろろ芋のとろろを用いた「とんぶりとろろ」や長芋に添えた「長いもとんぶり」は居酒屋などでもよく見かける地元名物です。

無味に近い感じの味わいと、軽いプチプチの食感。あくまで添え物のような気がしますが、とろろなど料理を引き立てる食材です。
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[おすすめ店] かまくら家 – かまくら風の個室席がある居酒屋

16.ギバサ、ギバサ酢(県全域)

ギバサ、ギバサ酢写真 能代市「酒食彩宴 粋」で涼しくネバネバのギバサ酢

全国的には「アカモク」と呼ばれる海藻「ギバサ」は秋田県で定番の食材で、お酢とダシで和えてネバネバの食感で楽しむ「ギバサ酢」や味噌汁の具として食べます。

野菜の収穫が困難だった冬場に多く採れる海藻として重宝した歴史があり、他県では海にただようジャマな海藻という扱いだったものを秋田県では積極的に回収して食材に。

緑色の葉と茎でツルツルネバネバの食感。「ギバサ酢」磯の豊かな香りとダシっぽい味わいがしっかり乗り、居酒屋での一品としても定番です。

冬場に多く出回る食材ですが、5月下旬~6月上旬が一番美味しいという情報も。そして、宮城県では擬人化キャラになっているそうです。

秋田といえばギバちゃん!ネバネバが苦手な方には向かないですが、もずく酢よりもキツさが無くて食べやすいです。
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[おすすめ店] 秋田杉 – 秋田の郷土料理が多くギバサ酢や焼き鳥を

17.ババヘラアイス(県全域)

主に秋田県の路上で露店販売されている氷菓で、シャーベットタイプのアイスクリームをコーンに盛り付けたもの。

路上の比較的安全な場所にパラソルを立てて、販売員の高齢女性(ババ)が金属製のヘラを用いてコーンへ盛り付けることから「ババヘラ」と呼ばれます。

最近では道の駅やサービスエリアの移動式販売が行われることもあり、販売員も男性や若い女性などが務めるケースも増えてきたものです。

味はバナナやイチゴなどがあり、薄黄色とピンク色を盛り付け時にうまく合わせてバラのような形に盛り付けることが多いです。

1948年に児玉冷菓の創業者がアイスキャンデー屋を開業して、傷みやすい魚を売り切るのが得意な魚屋に委託して行商スタイルで販売を始めたのが始まり。(諸説あり)

1970年代に車が移動手段の主流になったモータリゼーションにあわせて、国道7号沿いをはじめとして八郎潟に多い業者が県内で広く展開。

秋田県内を夏にドライブするとよく見かける路上のパラソル。食べてみたくて気になる、秋田の風物詩!
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[店分布] 秋田県内に数十店舗(場所不定の移動式が多い)
[おすすめ店] 進藤冷菓 – ババヘラの商標を持つ定番メーカーのひとつ

B.県西地域のグルメ

秋田県庁・男鹿半島・寒風山などのある、県西地域(秋田・男鹿・潟上・八郎潟・五城目・井川・大潟)のご当地グルメを紹介していきます。

18.男鹿しょっつる焼きそば(男鹿市)

男鹿しょっつる焼きそば写真 男鹿の漁港食堂「海鮮屋」の男鹿しょっつる焼きそば

ハタハタを加工して作った醤油「しょっつる」の味を気軽に楽しめるよう「焼きそば」として開発された、男鹿市のご当地B級グルメ。

しょっつるベースの塩味としょうゆ味があり、麺には粉末ワカメと昆布ダシが練り込まれた若草色で磯香る特製麺が用いられています。

具材に肉を使わないシーフード焼きそばで、タレと麺以外は各店のオリジナルとして色々な具材を楽しめます。

塩気に海鮮具材がピッタリと合い、しょっつる由来と思われる香りもほのかで食べやすい一品。
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[店分布] 男鹿市に18店舗ほど
[おすすめ店] 海鮮屋 – 男鹿の港エリアの食堂で海鮮のしょっつる焼きそば

19.石焼き鍋(男鹿市)

近海で獲れた魚介類と味噌で味付けした汁を器に入れて、高温に熱した石を投入することで沸騰させて熱を通してから食べる男鹿の鍋料理。

名称は「石焼料理」「石焼き鍋」などと呼ばれますが、器は木の桶樽を使用することから「石焼き桶鍋」という名称も。香りの良い秋田杉を使用した桶がよく用いられます。

石は地元で波にもまれて丸くなった「金石」と呼ばれる火山岩(溶結凝灰岩)を使用することが多く、石は熱すると金属のように赤くなり高温でも割れにくいものです。

古くは漁師メシとして浜辺で焚火をしながら食べられていた郷土料理。入れる魚は特に決まりは無いですが、男鹿の近海で獲れたタイやソイに海藻や旬の野菜を入れます。

こういう豪快な料理は、高級魚でなくても美味しく仕上がりそう!具材の旨みが出た味噌仕立ての鍋料理、食べてみたい。
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[店分布] 男鹿市に十数店舗
[おすすめ店] 美野幸 – 石焼き鍋に刺身なども楽しめる地元の食堂

C.県南地域のグルメ

小安峡・横手城・赤田の大仏などのある、県南地域(湯沢・羽後・東成瀬・横手・由利本荘・にかほ)のご当地グルメを紹介していきます。
なお、湯沢市発祥の「稲庭うどん」「いぶりがっこ」は県全域のグルメにて解説しました。

20.西馬音内そば(羽後町)

うどん文化が根強い秋田県にて、県北の鹿角市とともに蕎麦(そば)を名物とするのが県南の羽後町(うごまち)。羽後町では「西馬音内そば」が古くから親しまれています。

元祖となるのが、創業200年以上となる「弥助そばや」。大阪で修行したときに冷たい汁で蕎麦を食べる「冷やがけ」を学び、羽後町に戻った後に店を構えたのが始まり。

現在も西馬音内そばといえば「冷やがけ」が売りで、温かい蕎麦もあれど冬でも冷たい汁で食べるかけそばが特徴です。

田舎より更科の感じが強そうな上品さに、汁の冷たさでしっかり締まった蕎麦が美味しそうです。
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[店分布] 羽後町に7店舗ほど
[おすすめ店] 百姓そば屋 彦三 – かき揚げで丼を覆う蕎麦が人気のお店

21.横手やきそば(横手市)

横手やきそば写真 発祥店「神谷焼きそば屋」で汁少なめの横手焼きそば

ダシ入りのウスターソースで味付けされるソース焼きそばに、片面焼きの目玉焼きがトッピングされる焼きそば。B-1グランプリ優勝の経歴を持つ横手市のB級グルメです。

一般的な縮れのある蒸し麺ではなく、ストレート角麺を茹でるのが麺の特徴。具材はキャベツや豚の挽肉が定番として使用されます。

各店で素材の異なるダシをあわせたウスターソースで甘めに味付けされて、お店によってはダシ多めによるスープ焼きそばの形で提供されるところも。

目玉焼きは黄身を崩して麺に絡めて食べることができ、紅しょうがではなく福神漬けが付くのも特徴のひとつです。

柔らかい酸味のソースに黄身を絡めて、甘くまったりと。食べ応えのある太麺の店がオススメです。
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[店分布] 横手市に加盟店38店舗ほど
[おすすめ店] 神谷焼きそば屋 – 元祖の発祥店で標準的な横手焼きそば

22.ホルモン焼きそば(横手市)

豚ホルモンを具材として使用した、ソース焼きそば。横手焼きそば提供店でホルモン焼きそばも提供するケースが多いです。

先述の横手焼きそばと似ていますが、福神漬けではなく紅しょうがを添えるお店が多いことと豚ひき肉を使用せず豚ホルモンを具材のメインとするのが特徴。

鉄板焼きのお店でホルモン焼きの残りを締めとして焼きそばに投入したのが由来とされ、元祖の発祥店は横手市内「まいど食堂」と言われています。

兵庫県小野市や鳥取県の県北などにもあるホルモン焼きそばですが、豚ホルモンが横手ならでは。
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[店分布] 横手市に10店舗以上
[おすすめ店] まいど – 鉄板焼きや串焼きの居酒屋で発祥のホルモン焼きそば

23.十文字ラーメン(横手市)

十文字ラーメン写真 横手市街に支店のある「三角そばや」で中サイズの醤油ラーメン

横手市の十文字(じゅうもんじ)地区で古くから提供されている、醤油ラーメン。魚介系ダシの澄んだ醤油スープに、お麩のトッピングが特徴となる昔ながらの中華そばです。

細めの縮れ麺を使用しており、手打ちで提供するお店も多々あり。各店それぞれの魚介系ダシは煮干しなどが使用された、優しい醤油スープ。

具材は中華そば定番のチャーシュー、海苔、メンマ、刻んだ白ネギ。かまぼこが乗ることもあり、スープを吸って浮いたお麩が1個。

最近では醤油ラーメン以外の提供店も多くなった横手市のラーメン事情ですが、古くから丸竹食堂、三角そばや、マルタマの3店が「御三家」として古くからの味を守っています。

山形県の米沢ラーメンに近い内容で、昔ながらの中華そばに手作り感が残る素朴ながら旨い味。私が行ったお店はボリュームたっぷりで頼めて、土建系の体力派なお客さんも多く見かけました。
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[店分布] 横手市に十数店舗
[おすすめ店] 三角そばや 横手店 – 手もみ縮れ麺にたっぷりスープの醤油ラーメン

24.本荘ハムフライ(由利本荘市)

輪切りにしたハムにパン粉などを付けて油で揚げた、ハムフライ。豚肉100%のチョップドハムを使用し、小麦粉や卵とともにパン粉を付けて揚げます。

昭和30~40年代に子どもたちのおやつや学校給食として親しまれてきたもので、一時期は姿を消してしまったものをB級グルメ「本荘ハムフライ」として復刻。

飲食店での提供時には半分に切ってから皿に盛るのが一般的で、B級グルメイベントや精肉店では紙袋で1枚まるごと食べ歩きを楽しめるメニューです。

食事やグルメイベントなど精肉店ならではの味を楽しむだけでなく、居酒屋やラーメン店で添える一品としてもピッタリ。
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[店分布] 由利本荘市に31店舗、他
[おすすめ店] 石橋食堂 – カレーやラーメンにも合うハムフライ

25.天然岩ガキ(にかほ市)

太平洋側で冬が旬のマガキに対して、日本海側で夏が旬となる牡蠣「岩ガキ」。マガキよりも大粒であることも多く、養殖ではなく天然で獲れる秋田の海の幸のひとつです。

秋田県の沿岸で広く獲れる岩ガキ。山形県との県境にある鳥海山から日本海へと流れ込む伏流水に豊富な養分があることから、県南のにかほ市の岩ガキが特に有名。

にかほ市象潟町の小砂川漁港などで、地元漁師が素潜りで深さ5メートルほどの岩場にもぐって採ります。6月から岩ガキ漁が開始され、漁港に岩ガキが山積みになります。

大粒で濃厚さが売りとなる、にかほ市の岩ガキ。漁港の海の幸バーベキューとして楽しみたい、夏のグルメです。
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[店分布] にかほ市に10店舗ほど
[おすすめ店] 新よし – 海鮮料理が豊富な食事処

D.県東地域のグルメ

田沢湖・角館武家屋敷などのある、県東地域(仙北・大仙・美郷)のご当地グルメを紹介していきます。

26.御狩場焼(仙北市)

山椒味噌を肉類に塗って調理して楽しむ、角館(かくのだて)の新名物「御狩場焼(おかりばやき)」。

山椒に秋田の米や糀で作った味噌を合わせた山椒味噌を使用し、山椒の香りと相性の良い肉をメインに楽しむもの。鍋、鉄板焼き、串焼きなどで楽しめます。

仙北市で武家屋敷通りの街並みが残る角館では、古くから屋敷で山椒を育てて香りを楽しんでいた歴史があります。

風情ある角館にある古い家屋の食事処で、和の器や陶器で楽しむ味噌と肉類が美味しそう!地元野菜もあわせて楽しんで。
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[店分布] 仙北市に11店舗ほど
[おすすめ店] ルルメット – サラダといぶりがっこ付き神代カレー

27.あいがけ神代カレー(仙北市)

昔風カレールーと現代風カレールーをひとつの皿に盛り付けた「神代(じんだい)カレー」。魚肉ソーセージ使用、卵トッピング、薬味のいぶりがっこ(燻製たくあん)も特徴。

神代地区では1950年代に牛肉や豚肉が手に入りにくく鯖や鮭の缶詰や魚肉ソーセージを代用し、不足していたカレー粉に和風ダシや小麦粉もルーに加えた味が昔からの馴染み。

この昔ながらの味を活かして、2008年3月から仙北市の神代地区の街おこしとして展開。

昔風ルーの具材にはにんじん、じゃがいも、タマネギなど定番モノに加えて、魚肉ソーセージや地元産エリンギを使用し、昔ながらのレシピでルーを作ったもの。

現代風ルーはデミグラスソースをベースにタマネギと八幡平ポークなどの豚肉を使用。目玉焼きや半熟卵をトッピングするのも神代カレーの特徴です。

昔ながらの薄味カレーはウスターソースをかけて食べる文化もあり、昭和期のなつかしい味を楽しめます。
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[店分布] 仙北市に9店舗ほど
[おすすめ店] ルルメット – サラダといぶりがっこ付き神代カレー

28.大曲納豆汁(大仙市)

大仙市(だいせんし)の大曲(おおまがり)地区で古くから家庭料理として親しまれてきた、味噌仕立ての汁に納豆や山菜類の入った汁料理。

内陸で古くから親しまれてきた発酵食品として納豆と味噌が用いられ、昔は塩蔵で長く保存したとされる山菜やキノコが定番具材。刻みネギや豆腐も用いられます。

諸説ありますが、大仙市(だいせんし)のある地域は「糸引き納豆発祥の地」と言われており、平安時代末期に登場したと言い伝えられています。

花火大会で有名な大曲にて、濃厚で具材豊富な味噌汁として楽しめる郷土料理です。
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[店分布] 大仙市に15店舗ほど(要予約の店もあり)
[おすすめ店] ルルメット – サラダといぶりがっこ付き神代カレー

E.県北地域のグルメ

尾去沢鉱山・演芸施設康楽館・白神山地などのある、県北地域(鹿角・小坂・大館・北秋田・上小阿仁・能代・藤里・三種・八峰)のご当地グルメを紹介していきます。
なお、県北発祥「きりたんぽ」「きりたんぽ鍋」「比内地鶏」や三種町名産「じゅんさい」「じゅんさい鍋」は県全域のグルメにて解説しました。

29.鹿角ホルモン(鹿角市)

鹿角ホルモン写真 鹿角花輪に本店を持つ「ホルモン幸楽」ホルモン鍋1人前

鹿角市の花輪地区発祥の「鹿角ホルモン」は、ジンギスカン鍋でホルモンを焼くスタイル。中央が盛り上がった鍋なので、最初は焼いて次第に汁が出て煮込みになるのが特徴。

各店秘伝のタレが染み込んだホルモンをメインとして、キャベツや豆腐などを一緒にジンギスカン鍋に乗せて焼いていきます。

ホルモンは白モツ、ハツ、タン、ミノなど豚のホルモンを中心として、牛センマイなどもあわせた豊富な部位。

昭和62年創業で現存する「幸楽」が発祥と言われ、他にも「花千鳥」など提供店があります。岩手県の北上でも「鹿角ホルモン亭」があります。

私の食べたお店ではホルモンの臭みが強めに出て焼くときは抵抗感がありつつ、実際食べてみるとタレがキャベツに馴染みホルモンも硬めながら良い味でご飯が進む!
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[店分布] 鹿角市に数店舗、他にも秋田県内に数店舗
[おすすめ店] ホルモン幸楽 – 発祥店で畳の座敷席もあるホルモン鍋の名店

30.鹿角そば(鹿角市)

蕎麦(そば)の名産地となる鹿角八幡平エリアでは、そば専門店も多い土地柄。秋には鹿角産そば粉を使用した限定メニューが出る「鹿角そばっこまつり」が開催されます。

うどん文化が根強い秋田県において、県北のそば文化を広げるために「鹿角そばの里づくり推進協議会」を結成してイベントなど進めています。

鹿角で老舗となる「切田屋」をはじめとして、そば屋さんがいくつかあります。

八幡平ドライブで立ち寄りたい、蕎麦のお店。地元産の蕎麦粉で打つ蕎麦が美味しそうです。
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[店分布] 鹿角市に10店舗以上、小坂町にも店舗あり
[おすすめ店] 切田屋 – 鹿角花輪の老舗で楽しむ二八そばと天ぷら

31.けいらん(鹿角市)

あんこ(小豆餡)とクルミを白玉粉の生地で包み、すまし汁を注いだお吸い物。鶏の卵に形が似ていることから「鶏卵(けいらん)」と呼ばれています。

南部地方の郷土料理として主に岩手県の名物ですが、岩手県との県境に位置する鹿角市も南部藩の地域として室町時代から郷土料理として伝えられています。

白玉粉は自家製にすることでデンプン粉を含まず柔らかい生地となり、すまし汁は店にもよりますがシイタケや昆布などでダシをとります。

岩手県だと遠野、青森県だと十和田などにも提供店があります。食事のようでいて、甘味のおやつ感覚でいただけます。提供店は少ない印象。
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[店分布] 鹿角市に数店舗
[おすすめ店] けいらん田中屋 – マイタケのダシに自家製白玉粉のけいらん

32.かつラーメン(小坂町)

かつラーメン写真 小坂町の居酒屋兼食堂「奈良岡屋」のかつラーメン

ラーメンにトンカツを乗せた、小坂町のご当地ラーメン。小坂町の特産となる桃豚を使用するお店が多く、醤油ラーメンが基本ですが味噌ラーメンで提供するお店も。

明治時代から1990年まで存在した小坂鉱山で働いていた若い労働者が、夜食として食べていたメニューがやがて正式なメニューとして飲食店で提供されるように。

単純にトンカツを使用するお店がある一方で、卵とじのトンカツをラーメンに乗せるタイプが小坂町ならでは。「奈良岡屋」が卵とじスタイルの発祥店と言われています。

小坂鉱山で採れた鉱物を青森県野辺地町まで運んだ歴史から、小坂町に加えて青森県の五戸町、十和田市、野辺地町にも提供店があり「かつラーメン街道」と呼ばれます。

私が食べたお店ではスープに浸っていても衣が剥がれずサクサク感の残るトンカツが美味しくて、煮干し系と思われるダシによる米沢や十文字を思わせる中華そば自体もいい味わい。
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[店分布] 小坂町に7店舗
[おすすめ店] 奈良岡屋 – 卵とじの醤油ラーメン発祥店

33.豚なんこつ(能代市)

豚なんこつ写真 能代市「酒食彩宴 粋」で塩コショウ味付けの豚なんこつ

本来は硬くて食べられない部位とされた「豚のバラ軟骨(なんこつ)」を、赤身付きの状態で包丁で丹念に叩いてから衣揚げや素揚げをした能代市の名物料理。

1970年代に能代の精肉店にて、本来は不要で捨てる豚なんこつを活用するために包丁で叩いて出したのが発祥。食べられるように叩くのには経験が必要なものです。

今でも一般的には圧力鍋などで処理しないと食べられない部位とされていますが、能代市内の飲食店では「軟骨といえば鶏ではなく豚」として当たり前に出てくるメニュー。

塩コショウで味付けして焼き、そのままかタレを付けて食べるもの。焼肉として鉄板で焼いて食べるのもアリで、焼き鳥として串で出すお店もあります。

鶏の軟骨よりも硬いですが、食べるのに特別疲れるほどでもない硬さとコリコリ感が良好。軟骨とジューシーな肉部分を楽しめてお酒にピッタリで、塩コショウの味付けのままで美味しいオススメの一品。
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[店分布] 能代市に20店舗以上
[おすすめ店] 酒食彩宴 粋 – 能代や秋田県の郷土料理が豊富な居酒屋

34.馬肉料理(能代市)

能代市の東に位置する二ツ井駅エリアを中心として、能代市周辺では馬肉を食べる文化が根強く残っています。

馬刺し、馬肉煮込み、馬肉ホルモン、馬肉ステーキなど、お店によって馬肉料理を楽しむことができます。

脂肪分少なめのヘルシーな馬肉。能代市や二ツ井町の精肉店から飲食店へと流通しているようです。

赤身、馬すじ、ホルモンなど色々な部位を活かし、馬刺しよりも煮込みなど熱を通した食べ方が主流のようです。
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[店分布] 能代市に十数店舗ほど
[おすすめ店] さくら亭 – 馬肉の贅沢丼や馬刺しを楽しめる食事処

35.馬肉ラーメン(能代市)

馬肉ラーメン写真 駅から少し離れた旧「道の駅ふたつい」で馬肉ラーメン

能代市の二ツ井駅周辺は、馬肉料理の中でも「馬肉ラーメン」が有名なエリア。

スープは店舗によって異なりますが、馬からとるダシを活かした濃いめの醤油ラーメンが基本。チャーシューはもちろん馬肉です。

遠方から食べにくる人もいるという「曙食堂」が有名で、他にも提供店があります。

そこまでクセがなくて美味しい肉で、濃いめの醤油スープがうまくマッチ。ラーメン自体も食堂系中華そば寄りですが、いい味です。
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[店分布] 能代市二ツ井町に4店舗ほど(曙食堂、前田屋、道の駅ふたつい、koikoi食堂)
[おすすめ店] 道の駅ふたつい – リニューアル後も馬肉ラーメンがある様子

36.じゅんさい丼(三種町)

三種町(みたねちょう)が主要産地となる海藻「じゅんさい」を産地で楽しめるよう、オリジナルのご当地グルメとして登場した「じゅんさい丼」。

プルッとしたじゅんさいをご飯の上に乗せた丼で、公認3店舗にてじゅんさい丼ののぼり旗が掲げられています。

ただ、公認店以外でも「じゅんさい丼」の名前で提供しているお店は、一応県内にいくつか存在します。

前菜の小鉢としてお酒に添えて楽しむことが多いじゅんさいを、主食として楽しめる丼スタイル。ご飯に添えて美味しいかは未知数で、山菜好きな人向けな気がします。
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[店分布] 公認は三種町2店舗、能代市1店舗、他にも非公認店あり
[おすすめ店] 砂丘温泉ゆめろん – 温泉施設のレストランで公認のじゅんさい丼

F.秋田県全域のマイナーなグルメ

秋田県全域で楽しめる知名度などが低いご当地グルメを紹介します。

37.だだみ(県全域)

だだみ写真 男鹿の漁港食堂「海鮮屋」で一品料理のだだみ天ぷら

主に秋田県、山形県の庄内、新潟県など日本海沿いで食べられている、鱈(たら)の白子。秋田県では「だだみ」という呼び方が一般的です。

マダラのメスは産卵期となる冬に味が良くなり、一方でマダラのオスも白子を楽しめる冬の味覚とされています。刺身、天ぷらなど色々な食べ方があります。

とろりとしたクリーミーな食感に、ふわりと優しく淡白な味わい。天ぷらでいい具合に熱を持って、美味しかった!
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[店分布] 秋田県内に数十店舗
[おすすめ店] 海鮮屋 – 男鹿しょっつる焼きそばにだだみを添えて

38.エゴ刺し(県全域)

エゴ刺し写真 秋田駅前「唐橋茶屋」で秋田珍味セットのエゴ刺し

秋田県や山形県の海沿いで食べられる、海藻「エゴ(エゴノリ)」。寒天のように固めたエゴを短冊状に切って並べ、酢味噌やゆず味噌でいただく珍味「エゴ刺し」。

刺身こんにゃくのような見た目ですが、寒天のような淡白な味わい。ほのかな磯の香りを持ちます。

無味無臭に近くて、酢味噌で食べるとあっさり。お酒に軽く添える一品として、食べてみるのもアリです。
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[店分布] 秋田県内に十数店舗
[おすすめ店] 和食酒どこ おがた – 秋田市でスッポンを楽しめる郷土料理居酒屋

その他のグルメ補足

肉類ブランド

笑子豚写真 株式会社菅与の牧場のブランド豚、笑子豚(エコブー)

秋田県の定番ブランド牛としては、
・横手エリアで県外にはほとんど流通しない「三梨牛」
・由利本荘エリアで霜降りブランド牛の「秋田由利牛」
・県北の大館能代で短角種の和牛「かづの牛」

豚肉ブランドとしては「八幡平ポーク」や、横手エリアで稲庭うどんなどをエサにした「笑子豚(エコブー)」など。鶏肉は比内地鶏を筆頭としています。

その他

ぼだっこ写真 コンビニで購入した塩辛い鮭おにぎり「ぼたっこ」

・秋田県では塩辛い鮭を「ぼだっこ」と呼び、コンビニなどでは鮭おにぎりと区別して用意されているほど。
・大館市では廃校となった山田小学校を利用して製造と熟成が行われている「白神生ハム」があり、県内や東京都に流通。大館市の飲食店では「割烹 美さわ」「寿司なにわ」で提供されているという情報あり。
・秋田市など秋田県で「みたらしプリン」がありますが、お土産用で「四季菜」というメーカーによるものです。
・秋田市では「生グソ」という呼び方をされる生グレープフルーツソフトクリームがありますが、夏限定で「広栄堂」というお店独自の名物です。
・北秋田市では「バター餅」が名物ですが、基本はお土産の販売店で購入するものです。

まとめ

観光では地味と言われがちで人口100万人を割ってしまった秋田県ですが、ことグルメに関しては宝庫と呼べる県。
塩気の強いものから、あっさりしたものまで。お酒に添える一品が豊富なので、秋田の銘酒とあわせて堪能したいものです。

以上、秋田県全般のご当地グルメ特集でした。

(初回投稿日:2017年5月13日 更新日:2020年7月14日)