温かい気候の沖縄県では、1月末頃から咲く桜を皮切りに2月のひまわりや3月のツツジなど冬から春にかけて花のピーク。
美ら海水族館のある「海洋博公園」では、2月の「沖縄国際洋蘭博覧会」や春に開催される「美ら海花まつり」が魅力です。
夏の花は少なく、秋も沖縄は一般的な紅葉が無いなど特殊条件の気候と言えます。今回は、沖縄県の花を紹介します。
セシモ コイ
目次
まずはココ!代表的な花スポット
沖縄県を代表する花の名所は以下のとおりです。
- 石垣市「玉取崎展望台」のハイビスカス(通年)
- 本部町「八重岳展望台」の桜(1月中旬~2月上旬)
- 北中城村「荻道ひまわり畑」(1月下旬~2月中旬)
- 東村「村民の森」のツツジ(3月上旬~3月中旬)
- 石垣市「御神埼灯台」のユリ(3月下旬~5月下旬)
- 那覇市「那覇市役所」のホウオウボク(6月~10月)
これ以外にも魅力の花スポットがたくさんあります。
通年見頃の花
01.フヨウ:ハイビスカス(通年)
沖縄県で色々な場所に咲いている、通年楽しめるハイビスカス。アオイ目アオイ科フヨウ属の花なので、本土(本州など)で一般的に咲くフヨウ、ムクゲ、ハマボウと似た花。ハマボウも沖縄県でも見ることができるそうです。
いつでもどこでも見れる花とされていますが、見ごたえのある定番のハイビスカススポットとしては石垣島「玉取崎展望台」。小高い丘の頂上付近に赤いハイビスカスが咲き、沖縄ならではの赤瓦屋根の展望小屋を背景にハイビスカスの群生を撮影できます。
屋内の温室で通年楽しめる無料施設の植物園として、離島の伊江島の東側にある「ハイビスカス園」があります。1,000種類以上のハイビスカスが栽培されており、日本ハイビスカス協会の本拠地として品種交配による新品種も誕生しているとのことです。
なお、ハイビスカスが特に育つのは5~10月。もともと30度を超える暑さには弱いもので本土の高温多湿は生育に向いておらず、沖縄は暑くても亜熱帯気候のため育ちやすいそうです。
場所 | 名称 | 時期 | 本数 | 地図 |
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石垣市 | 石垣島 玉取崎展望台 | 通年 | - | 地図 |
伊江村 | 伊江島 ハイビスカス園 | 通年(温室) | - | 地図 |
1月が見頃の花
沖縄県では1月から桜をはじめとした花を楽しめるほか、秋から年を越して春まで途切れずに楽しめるバラやコスモスの名所もあります。
02.水仙(1月上旬~1月下旬)
沖縄県では離島の伊江島で水仙(すいせん)を見ることができ、沖縄本島の本部港からフェリーで来訪できます。
伊江島「湧出(わじぃー)」という北部の海岸にて、展望台の入口近くにある個人所有の畑で水仙が咲いて鑑賞できるとのこと。伊江島「伊江島空港東側」も同じ方が所有する畑に水仙が咲いているそうですが、正確な場所はわからず。有料で花摘みも対応しているそうです。
場所 | 名称 | 時期 | 本数 | 地図 |
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伊江村 | 伊江島 湧出入口近く | 1月上旬~1月下旬 | 地図 | |
伊江村 | 伊江島 伊江島空港東側 | 1月上旬~1月下旬 | 地図 |
03.梅(1月上旬~1月下旬)
沖縄県では梅の名所が3地域に存在し、基本は白梅のみで本数や規模は小さめです。
那覇市「識名園」は琉球王国最大の別邸として知られており、回遊式庭園にて梅の花を見ることができます。
名護市「大湿帯(おおしったい)梅の並木道」は県内を代表する梅の名所。道が狭く迷いやすい上に知名度が高く渋滞で車のすれ違いが困難という話もありますが、道路の両端に白い梅の花を見ることができます。
本部町「伊豆味」地区には道路沿いの梅スポットがいくつかあり、中でもベゴニア農園駐車場から自然石庭の間にある数本の梅の木が見どころ。少し離れてマザキナバス停にも数本あるようで、いずみマンゴー園近くの三叉路には八重咲の梅もあります。
本部町「八重岳 桜の森公園駐車場」は伊豆味からも近く、ゆったり車を停めて駐車場付近で20本ほどの梅の木を鑑賞できます。
場所 | 名称 | 時期 | 本数 | 地図 |
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那覇市 | 識名園 | 1月上旬~1月下旬 | - | 地図 |
名護市 | 大湿帯 梅の並木道 | 1月中旬~1月下旬 | - | 地図 |
本部町 | 伊豆味 ベゴニア農園~自然石庭 | 1月中旬~1月下旬 | 数本 | 地図 |
本部町 | 伊豆味 三叉路の八重梅 | 1月中旬~1月下旬 | 数本 | 地図 |
本部町 | 八重岳 桜の森公園駐車場 | 1月中旬~1月下旬 | 20本 | 地図 |
04.桜(1月中旬~2月中旬)
気候の温暖な沖縄県では、1月末から2月上旬あたりが桜の見頃。寒緋桜(かんひざくら)という品種の桜が代表的で、薄めや濃いめの鮮やかなピンク色の小さな花びらが特徴です。
桜の名所100選に選ばれているのは、名護市にある「名護城(なんぐすく)公園」。「名護中央公園」とも呼ばれる城跡の公園で、鮮やかなピンクの寒緋桜が約2kmの散策路を彩ります。日本一早い桜祭り「名護さくら祭り」でにぎわいます。
ドライブルートとして楽しめる桜スポットとして、本部町「八重岳」へと向かう沿道に寒緋桜が植えられています。中腹の「桜の森公園」や、さらに山方向へと向かう途中にある「八重岳展望台」で桜を楽しめます。
夜のライトアップイベントで定評がある、今帰仁村「今帰仁城跡」。沖縄独特の石垣を持つ城跡にて、光のライトアップに加えてロウソクで道を照らす幻想的な夜桜を楽しめます。
那覇市と豊見城市にまたがる干潟「漫湖公園」では「那覇美らさくらまつり」が開催されて、エイサーや演舞などが行われます。こちらもピンクの寒緋桜が公園内に咲き、遊歩道沿いの桜並木散策を楽しめます。
場所 | 名称 | 時期 | 本数 | 地図 |
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名護市 | 名護城公園 [桜100選] | 1月下旬~2月上旬 | 園内に2km | 地図 |
本部町 | 八重岳展望台~桜の森公園 | 1月中旬~2月上旬 | 7,000本 | 地図 |
八重瀬町 | 八重瀬公園 | 1月下旬~2月上旬 | - | 地図 |
今帰仁村 | 今帰仁城跡 | 1月下旬~2月中旬 | - | 地図 |
うるま市 | ヌーリ川~天願川 | 2月上旬~2月中旬 | - | 地図 |
那覇市 | 漫湖公園(古波蔵側) | 2月中旬~2月下旬 | - | 地図 |
那覇市 | 与儀公園 | 2月中旬~2月下旬 | 400本 | 地図 |
リンク:ウォーカープラス 沖縄県の桜の名所4か所一覧 |
05.アイスチューリップ(1月下旬~2月上旬)
亜熱帯の沖縄県ではチューリップが咲かないとも言われますが、人工的な寒さを経験させた球根を用いたアイスチューリップを「海洋博公園」で鑑賞できます。
本部町「海洋博公園」の有料施設「熱帯ドリームセンター」では、年にもよりますが1月末頃の日付限定でチューリップ特別展示が行われます。温暖な気候に適した品種を用いており、28品種7万本のチューリップが屋外に咲く姿や屋内の寄せ植え鉢のチューリップを楽しめます。
また、毎年開催かはわかりませんが、2023年には沖縄市「沖縄こどもの国」でも3月に「沖縄こどもの国花まつり2023」が開催されてチューリップを見ることができたそうです。
場所 | 名称 | 時期 | 本数 | 地図 |
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本部町 | 海洋博公園 | 1月下旬~2月上旬 | 7万本 | 地図 |
2月が見頃の花
06.コスモス(1月上旬~2月下旬)
沖縄県では1~2月にかけてコスモスの名所がいくつかあります。
名護市「羽地(はねじ)コスモス畑」では、5万坪ほどの土地に推定500万本のコスモスが咲くスポット。12月に開花はあるそうですが、本格的には1月から咲いて1月末あたりに秋桜フェスティバルが開催されます。
西原町にある国指定史跡「内間御殿(うちまうどぅん)」前の畑では、1月末を見頃としたコスモスが咲きほこります。地元住民が11月に種を植えて育てたもので、ピンクや白のコスモスを楽しめます。
読谷村座喜味地区「読谷コスモス畑」は、2018年からコスモスを育てており白やピンクのコスモスが100万輪ほど広がる名所。種まき時期をずらして長い期間楽しめるような配慮も。
場所 | 名称 | 時期 | 本数 | 地図 |
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名護市 | 羽地(はねじ)コスモス畑 | 1月上旬~2月上旬 | 500万本 | 地図 |
西原町 | 内間御殿 | 1月下旬~2月上旬 | - | 地図 |
読谷村 | 座喜味 読谷コスモス畑 | 2月上旬~2月下旬 | 100万輪 | 地図 |
名護市 | 天仁屋公民館 コスモス畑 | 不明 | - | 地図 |
07.椿(1月下旬~2月中旬)
沖縄県では椿を普通に見ることができるそうですが、名所の情報が不足気味。
本部町「海洋博公園」が名所のようですが、1月末あたりに屋内の椿展が開催されるという情報ばかり。屋外で椿が咲く情報が見当たりません。
沖縄市「越来(ごえく)の白椿」は、琉球王国ゆかりの大椿を挿木で増やして今も残るもの。2月頃に白い花を咲かせるほか、付近の民家でも椿が植えられており外から見ることができます。
また、ツバキ科となるルチエンシス(ヒメサザンカ)もあるそうですが、こちらも名所は見当たらず。
場所 | 名称 | 時期 | 本数 | 地図 |
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沖縄市 | 越来の白椿 | 1月下旬~2月中旬 | - | 地図 |
本部町 | 海洋博公園 | 不明 | - | 地図 |
08.ひまわり(1月下旬~4月上旬)
沖縄県では北中城村でひまわりを楽しむことができて、2箇所で開花時期が異なります。
北中城村でも内陸側にある「荻道(おぎどぅ)」の村道には、大きめな花と約170センチメートルの高さをほこるひまわりが1月末ピークで咲きます。
22,000㎡の畑に約20万本のひまわりが咲き、イベントが開催される「ひまわり in 北中城」。海近くの埋め立て地で開催される、日本一早いひまわりまつりと言われるイベントでにぎわいます。宝探しイベントがあり、飲食コーナーや特産品販売も行われます。
糸満市「平和祈念公園」では、福島県と沖縄県の絆プロジェクトとして福島県で育ったひまわりの種を使用したひまわり畑が登場。北側駐車場付近にあります。
場所 | 名称 | 時期 | 本数 | 地図 |
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北中城村 | 荻道ひまわり畑 | 1月下旬~2月中旬 | 10万本 | 地図 |
北中城村 | ひまわり in 北中城 | 2月中旬~3月上旬 | 20万本 | 地図 |
糸満市 | 平和祈念公園 | 3月中旬~4月上旬 | - | 地図 |
09.桃、月桃(2月上旬~2月下旬、5月~6月)
沖縄県では桃の花情報が不足気味で、桃とは少し異なりますが月桃(げっとう)という花が街中に咲く定番の花とのこと。
名護市「名護城公園」では、管理事務所の横に1本だけ桃の木があり2月に花が咲くとか。沖縄県の桜品種は花自体がポトリと落ちるそうで、花びらが1枚ずつ散るのが桃という独特な違いがあります。
南風原町「黄金森公園」の公園内各所に月桃の花が咲き、特に「沖縄陸軍病院南風原壕群20号」付近が密集して咲いている場所とのことです。
場所 | 名称 | 時期 | 本数 | 地図 |
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名護市 | 名護城公園:桃 | 2月上旬~2月下旬 | 1本 | 地図 |
南風原町 | 黄金森公園 南風原壕跡:月桃 | 5月~6月 | 地図 |
3月が見頃の花
10.ツツジ、シャクナゲ(3月上旬~3月中旬)
沖縄県では3月にツツジを楽しめる、南国ならではのスポットがあります。
東村(ひがしそん)の平良(たいら)地区にある「東村村民の森つつじエコパーク」では、カーブした山の峠道を歩いて丘にこんもりと植えられたツツジを鑑賞できます。1983年から毎年開催されている「東村つつじ祭り」でにぎわい、ピンクや白などのツツジに加えて展望を楽しむことができます。
場所 | 名称 | 時期 | 本数 | 地図 |
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東村 | 東村村民の森つつじエコパーク | 3月上旬~3月中旬 | 5万本 | 地図 |
11.菜の花(1月上旬~4月上旬)
沖縄県で菜の花の名所はいくつかあり、名所となるスポットだけでなく個人畑や道端などでも菜の花を見ることができるそうです。
沖縄本島の本部港からフェリーで行ける「伊江島」では、島内の至るところで菜の花を見ることができるとのこと。島を象徴する山「城山」を背景にして菜の花畑を撮影できます。
豊見城市「翁長 菜の花畑」は、翁長北交差点の近くにある菜の花畑。Y字路に挟まれる形で一面を黄色く染める菜の花を見ることができます。
場所 | 名称 | 時期 | 本数 | 地図 |
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伊江村 | 伊江島 | 1月上旬~3月下旬 | - | 地図 |
豊見城市 | 翁長 菜の花畑 | 3月下旬~4月上旬 | - | 地図 |
4月が見頃の花
12.花しょうぶ:オクラレルカ(4月上旬~4月下旬)
沖縄県では花しょうぶの一種となるアヤメ科の花「オクラレルカ」が4月の名物。梅雨の前で「うりずん」と呼ばれる快適な気候の中で楽しめる花で、3月下旬から咲き始めて4月が見頃。
沖縄本島の北部、大宜味村にある「喜如嘉ターブク」という地区に「オクラレルカ畑」の水田があります。1メートルほどの背丈を持つ紫色の花が水田に咲く姿は、まさに花しょうぶ。朝早い時間帯の鑑賞がオススメだそうです。
場所 | 名称 | 時期 | 本数 | 地図 |
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大宜味村 | 喜如嘉ターブク オクラレルカ畑 | 4月上旬~4月下旬 | - | 地図 |
5月が見頃の花
13.ユリ:テッポウユリ(3月下旬~5月下旬)
沖縄県でゴールデンウィークに楽しめる花として、ユリの一種となるテッポウユリの名所があります。ユリの中でも九州南部から沖縄にかけて分布する品種です。
離島の伊江島にある「リリーフィールド公園」では、100万輪ほどのテッポウユリが咲く一大名所。海沿いで海を背景に一面咲く白いテッポウユリは圧巻。離島ですが、沖縄本島の北部にある本部港から船で直行できます。
沖縄本島で楽しむのであれば、沖縄市でスポーツ施設が集う「沖縄県総合運動公園」。展望台近くに一面の白いテッポウユリが咲きます。斜面に歩きやすい散策路が整備されており、展望台側からは遠く団地の建物を背景にした構図で撮影もできます。
他にも石垣島の「御神埼灯台」にもテッポウユリが咲きます。地元団体が自生の球根を植えなおして花の数が少しずつ増えており、白亜の灯台とともにユリが咲く姿を楽しめます。
場所 | 名称 | 時期 | 本数 | 地図 |
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石垣市 | 石垣島 御神埼灯台 | 3月下旬~5月下旬 | - | 地図 |
伊江村 | 伊江島 リリーフィールド公園 | 4月下旬~5月上旬 | 100万輪 | 地図 |
沖縄市 | 沖縄県総合運動公園 | 4月下旬~5月上旬 | 9万輪 | 地図 |
6月が見頃の花
14.あじさい(5月中旬~6月下旬)
沖縄県でもあじさいを見ることができ、沖縄本島に名所が主に2箇所あります。
本部町にある「饒平名(よへな)あじさい園」では、あじさいの開花時期にあわせて開園するスポット。8,000株30万輪のあじさいが咲き、特に一面をブルーに染める青いあじさいが主力。30年以上運営されており、ミルクぜんざいなどの甘味を楽しめるカフェも併設。
名護市「大川あじさい園」は、個人が趣味で植えたあじさいが約1,000坪の段々畑に広がります。青、赤紫、白などのあじさいは40種類5,000本ほど。(最新で開園しているかどうか不明なので、下調べを)
場所 | 名称 | 時期 | 本数 | 地図 |
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本部町 | よへなあじさい園 | 5月中旬~6月下旬 | 8,000株 | 地図 |
名護市 | 大川あじさい園(大川公園) | 5月下旬~6月下旬 | 5,000本 | 地図 |
7月が見頃の花
15.スイレン(6月中旬~8月下旬)
沖縄県で睡蓮(すいれん)の名所は「東南植物楽園」が代表的です。
沖縄市「東南植物楽園」は、約1,300種類の植物や動物たちと触れ合える施設。6月中旬頃から蓮「蓮・睡蓮まつり」が開催されて、特に青色などの熱帯スイレンを屋外で見れるのは沖縄ならでは。ハスもスイレンも午前に花が開くため、期間内は施設が早朝オープンされます。
那覇市で首里城の近くにある「円覚寺跡」では、沖縄らしさのある総門が残るお寺の跡。総門と石垣で囲まれた放生池に大賀ハスやスイレンが植えられています。開花時期は不明ですが、4月に咲いていたという情報もあり梅雨時期が狙い目とのこと。
場所 | 名称 | 時期 | 本数 | 地図 |
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沖縄市 | 東南植物楽園 | 6月中旬~8月下旬 | - | 地図 |
那覇市 | 円覚寺跡 | 不明(4月~6月) | - | 地図 |
16.ハス(6月中旬~8月下旬)
沖縄県で蓮(はす)の名所は「東南植物楽園」が代表的です。
沖縄市「東南植物楽園」はスイレンでも紹介したとおり、蓮「蓮・睡蓮まつり」が6月中旬頃から開始。ハスは、この施設の4大植物のひとつ。ヤシの木などがある南国ならではの園内で、思いやりの湖にて沖縄ならではのハスの品種が一面に咲きます。
那覇市「円覚寺跡」では、スイレンとともに大賀ハスが放生池で咲くとのこと。開花時期は不明ですが、スイレンとともに梅雨時期に咲くようではあります。
場所 | 名称 | 時期 | 本数 | 地図 |
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沖縄市 | 東南植物楽園 | 6月中旬~8月下旬 | - | 地図 |
那覇市 | 円覚寺跡 | 不明(4月~6月) | - | 地図 |
17.サガリバナ(6月~8月)
沖縄県で夏の名物となる「サワフジ」とも言われる「サガリバナ」は、湿地帯に生息して白や桃色の花を付けます。夕方から明け方にかけて咲いて朝方には散る1日花だそうで、沖縄県では6月下旬から7月中旬にかけてがピーク。
県のあちこちで見ることができるそうですが、名所としては沖縄本島の西原町にある「内間御殿」。2012年に町の天然記念物に指定されたもので、樹齢約400年と言われる老木に白い花が垂れ下がるように咲きます。
場所 | 名称 | 時期 | 本数 | 地図 |
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西原町 | 内間御殿 | 6月~8月 | - | 地図 |
8月が見頃の花
18.サルスベリ(8月)
沖縄県でも8月を中心として樹木に花が付くサルスベリがあり、沖縄ならではの花が大きい「オオバナサルスベリ」もあります。
街中に咲いているという情報がある一方で、観光として見ることのできるサルスベリのスポット情報が不足しています。沖縄本島の本部町にある「海洋博公園」でサルスベリが咲くという情報を見かけました。
場所 | 名称 | 時期 | 本数 | 地図 |
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本部町 | 海洋博公園 | 不明(8月頃) | - | 地図 |
9月が見頃の花
19.ホウオウボク(6月~10月)
沖縄県で夏をピークとして楽しめる、鳳凰木(ホウオウボク)。樹木の葉の部分にたくさんの赤い花を咲かせるもので、6~10月が見頃となりますが冬でも咲いているとか。
この木も街中の街路樹として県内各地で見ることができるそうですが、特に見ごたえがあるのは那覇市の久茂地(くもじ)にある「那覇市役所」と「パレットくもじ」の間。街中に赤い花の街路樹を見ることができます。
場所 | 名称 | 時期 | 本数 | 地図 |
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那覇市 | 那覇市役所~パレットくもじ | 6月~10月 | - | 地図 |
10月が見頃の花
20.紅葉(10月~12月)
沖縄県は木々の葉が色づく気候条件を満たしていないことから、本州のようなモミジやカエデなどの紅葉はなくモミジも通年緑色の葉だと言われます。葉が赤く色づく植物としては、リュウキュウハゼとモモタマナの2つだという情報がネット上にありました。
離島の座間味島でリュウキュウハゼがあるとのことで、写真を見るかぎり「高月山展望台」から渡嘉敷島方向を見渡す構図で赤く色づくリュウキュウハゼを撮影できるようです。
モモタマナは沖縄本島で沖縄自動車道の終点から山原(やんばる)方面へと向かう途中にあるという情報だけありました。海岸沿いで比較的多く見かけるとのことです。
場所 | 名称 | 時期 | 本数 | 地図 |
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座間味村 | 座間味島 高月山展望台 | 不明(10~12月頃) | - | 地図 |
11月が見頃の花
21.オオゴチョウ(5月~11月)
沖縄三大名花のひとつで、赤い花を咲かせる「オオゴチョウ」。見頃は5~11月と
沖縄本島の本部町にある「海洋博公園」内にある「熱帯ドリームセンター」近くの中庭で、オオゴチョウの花を見ることができます。見頃時期は不明ですが、8月末に咲いているという情報はありました。
場所 | 名称 | 時期 | 本数 | 地図 |
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本部町 | 海洋博公園 | 不明(5~11月頃) | - | 地図 |
12月が見頃の花
22.ツワブキ(11月下旬~1月中旬)
沖縄県でも全国的に咲くツワブキの黄色い花を見ることができます。
沖縄本島の北中城村にある「中城(なかぐすく)城跡」では、沖縄ならではの城跡の石垣に囲まれたツワブキの花を見ることができます。遺跡や廃墟のような石垣を背景にして黄色い花が一面咲く姿を楽しめる、沖縄独特の景色です。
場所 | 名称 | 時期 | 本数 | 地図 |
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北中城村 | 中城城跡 | 11月下旬~1月中旬 | - | 地図 |
その他
・バラの名所は無いようです。東村「沖縄かぐや姫」は「又吉コーヒー園」に代わって農薬不使用の観点からバラをやめてコーヒーに1本化したとのことで、2017年の案内看板時点ですでにバラの表記が消えています。
・他にはノボタン、ボタンボウフウ、デイゴ、糸芭蕉など、様々な花があります。
まとめ
以上、沖縄県を彩る花の名所の紹介でした。