県東の鳥取砂丘から県西の大山(だいせん)まで、自然景観が素晴らしい鳥取県。
日本海に面した砂丘風景や港町の風景に加えて、山間部にも風情あるスポットや夜の星が綺麗な天文台などがあります。
今回は、インスタ映えするフォトジェニックな鳥取県の絶景を紹介していきます。
セシモ コイ
目次
A.県東(因幡)地域の絶景
鳥取砂丘・智頭町の町並み・白兎海岸のある県東地域(鳥取市・岩美・若桜・智頭・八頭)の絶景スポットを紹介。
01.鳥取砂丘(鳥取市)
鳥取県を代表する名所「鳥取砂丘」は、日本海沿いに約2kmほど伸びる日本一の大きさを誇る砂丘です。
売店が集う「砂丘会館」を観光拠点とし、砂地から高さ最大約45mの砂丘が目線一杯にひろがります。砂丘の上からは日本海が見えて、夕方には船の漁火が光ります。
簡易的なリフトで砂丘エリアに入ることもでき、らくだに乗って砂丘を散策できる「らくだライド」や砂丘をボードですべる「サンドボード」などの体験もあります。
屋内で感動的なのが「砂の彫刻美術館」で、砂の塊を削って作る砂像のアート作品を見ることができます。
[住所] 鳥取県鳥取市福部町湯山2164-661(地図)
02.舂米の棚田(若桜町)
R482 棚田百選 舂米の棚田
昔はもっと水田があったのかな… pic.twitter.com/JShyYHT7wL— Yoyo_orz (@44_ha36s) 2017年5月31日
鳥取県の東端にある「氷ノ山高原」にある「舂米(つくよね)の棚田」は、兵庫県との県境でハチ高原にそびえる氷ノ山の西側中腹にある棚田。(名称の漢字は「春」ではなく「舂」)
細い農道を走って来訪する棚田が多い中、舂米の棚田は国道482号の交差点脇から見ることができるもの。軽く曲線の畔を持つ段々の棚田は規模こそ小さめですが、自然たっぷり。
付近一帯は「氷ノ山高原」としてスキー場、キャンプ場、氷ノ山登山口があり、山荘タイプの宿もいくつか集っています。
[住所] 鳥取県八頭郡若桜町舂米(地図)
03.若桜宿 蔵通り・仮屋通り(若桜町)
若桜宿の蔵通り pic.twitter.com/X2EGrP6JRJ
— 🍓🍍🍊まんご〜🍒🍑🥝🍇 (@vorschrein401) 2020年9月6日
若桜(わかさ)鉄道の終点駅「若桜駅」付近は、昔ながらの通りと八東川が流れる国道沿いなどかつての宿場町を色濃く残した町です。
駅近くのメイン通りは道幅の狭い「蔵通り」と道幅の広い「仮屋通り(カリヤ通り)」の2本が並行しており、一帯の散策を楽しめるスポットです。
蔵通りは旧家の白壁土蔵群が約300メートルほど連なっており、白壁に赤瓦など統一感のある建物を見ることができます。4つの寺院もあり、古い街並みを形成しています。
仮屋通りは軒にひさしが付いた建物が約800メートルほど続く昭和からのアーケード。若桜迎賓館、昭和おもちゃ館、若桜橋など見どころあり。一部が崩れた石垣の美しい鬼ヶ城跡も。
[住所] 鳥取県八頭郡若桜町若桜(地図)
04.不動院岩屋堂(若桜町)
若桜といえば、#重要文化財 不動院岩屋堂。
すっぽりと包まれた感じが素晴らしかった…(こちらも2012撮影) pic.twitter.com/eaxtEpOWf4— さ☆→町並み・建物応援★ (@Yqn7tAhh93cQfEr) 2021年5月27日
鳥取県は崖に作られた「三徳山投入堂」が有名ですが、同じく鳥取県には日本三大投入堂のひとつとして「不動院岩屋堂」も修験道寺院の建築として国の重要文化財です。
知名度こそ低いようですが、県東の名所。修険道をのぼっていく道のりの長い「三徳山投入堂」とは異なり、駐車場から朱塗りの橋を渡ってすぐの場所に岩屋堂があります。
高さのある崖のくぼんだ場所に岩屋堂がすっぽりと収まっており、日本三大不動明王のひとつとも言われるご本尊の黒皮不動明王は空海の作品と伝えられています。
岩屋堂へと続く石段は立入禁止になっているようですが、石段の手前から比較的近い距離で岩屋堂を見ることができます。
[住所] 鳥取県八頭郡若桜町岩屋堂(地図)
05.大鹿滝(若桜町)
鳥取若桜町広留野にある大鹿滝に行ってきました。
滝は高さが約22mあり大迫力のパノラマを感じることが出来ました。
滝周辺はブナやトチの自然林が広がっており秋色に変化した様子を見ることが出来ましたよ。
ぜひお出かけになってみてください! pic.twitter.com/LgX0EyZ7b6— さんいんキラリ (@sanin_kirari) 2018年11月22日
若桜町の代表的な絶景のひとつとして、高さ22メートルで轟音を響かせる滝「大鹿滝(おおがだき)」があります。
八頭町から山道を進んだ先に広い駐車場があり、そこから急な下り坂の山道を約500メートルくだっていくと大鹿滝が目の前に現れます。
諸鹿渓谷にいくつかある滝の中で代表的な滝とされ、広い滝つぼへ勢いよく落下する滝の迫力が魅力。また、滝の手前にある岩に立って滝を真後ろにして記念撮影できます。
[住所] 鳥取県八頭郡若桜町岩屋堂(地図)
06.智頭町の街並み(智頭町)
県東にある智頭町は、因幡街道を東西に歩く智頭往来と備前街道を南北に歩く作州往来の2つが交差する宿場町として栄えた町です。
江戸時代の参勤交代道として重要な役割を担った古い街並みには、昔の家屋が残っていて日本酒の酒蔵「諏訪酒造」など見どころがあります。
メインとも言える「旧石谷家住宅」は屋内を見学できて庭もあり、その近くにある「西河克己映画記念館」は和の敷地内に小さな洋館がたたずみ内部見学可です。
[住所] 鳥取県八頭郡智頭町大字智頭396(地図)
07.恋山形駅(智頭町)
日本国内には「恋」の字が使われている駅が4つあり、そのひとつ「恋山形駅」は恋にあやかってハートたっぷりの駅ホームに。
鉄道むすめ「宮本えりお」が描かれており、ホームの屋根やベンチだけでなく柵までピンクに塗られています。
駅名看板はハートマーク型で、ピンク色のポストも設置されているこだわりよう。ホームにはハート型の絵馬を飾ることができるようになっています。
普通列車で下車可能な駅ですが本数は少なめ。便によっては停車時間が少し設けられており、ホームに降りることのできる配慮がなされています。
[住所] 鳥取県八頭郡智頭町大字大内(地図)
08.隼駅(八頭町)
手続き終わったので近場を走る
そんなわけで隼乗りの聖地
隼駅にやってきたのだ pic.twitter.com/daxxN05Meq— ゆま@腋教徒(原理主義) (@yuma_extra) 2021年8月6日
若桜(わかさ)鉄道の中でもとりわけ有名な「隼(はやぶさ)駅」は、昔ながらの木造駅舎に赤いポストやツツジの植え込みなどがある風情たっぷりの駅です。
スズキの大型バイク「スズキGSX1300Rハヤブサ」オーナーから「隼ライダー聖地」として親しまれており、SUZUKIの協賛により毎年8月に「隼駅を守る会」のイベントも開催されます。
バイクとともに駅舎を撮影するのが定番ですが、駅舎自体も美しいため普通の記念撮影としても楽しめるスポットです。駅舎内部も木材ならではの昔ながらの雰囲気。
駅舎の隣にはかつて運行していた列車を宿泊施設に改造した「ムーンライトはやぶさ」があり、ライダーが宿泊する場所として重宝されているそうです。
[住所] 鳥取県八頭郡八頭町福井(地図)
B.県央(東伯)地域の絶景
倉吉白壁土蔵群・三朝温泉・三徳山投入堂のある県央地域(倉吉・三朝・湯梨浜・琴浦・北栄)の絶景スポットを紹介。
09.燕趙園(湯梨浜町)
鳥取県と中国河北省の友好のシンボルとして建設された、国内最大級の本格的な中国庭園。歴代皇帝ゆかりの皇家園林方式を採用し、中国人技術者の指導で完成。
中国皇帝ならではの黄色い瑠璃瓦が使用された宮殿風建物の内部には、中国人彩画師による彩画が描かれており異国情緒たっぷりの庭園です。
中央に池が配置された園内は高台から見下ろすこともでき、夏に咲くハスの花を代表として花を見ることもできます。
チャイナドレスのレンタル、中国雑技団による演技ショーなども楽しめます。JR松崎駅から徒歩圏内で、東郷温泉やあやめ池公園もセットで楽しめます。
[住所] 鳥取県東伯郡湯梨浜町大字引地565-1(地図)
10.倉吉白壁土蔵群(倉吉市)
鳥取県の中央部に位置する倉吉。駅からバスで来訪する距離に倉吉の商店街があり、その裏路地には白壁土蔵群がたたずむ風情ある街並みが広がります。
蔵に沿って水路が流れており、小さな橋が渡してある光景が特徴的。蔵の中にはショップやレストランが入っており、カフェなどでゆったりできます。
徒歩圏内に「倉吉パークスクエア」と「鳥取二十世紀梨記念館」があり、鳥取観光の代表的な街のひとつです。
[住所] 鳥取県倉吉市魚町(地図)
C.県西(伯耆)地域の絶景
鬼太郎ロード・とっとり花回廊・伯耆大山のある県西地域(米子・境港・日吉津・大山・南部・伯耆・日南・日野・江府)の絶景スポットを紹介。
11.大野池(大山町)
緑に囲まれた池に大山(だいせん)が映るポイントはいくつかあり、その中で大山の北西側から撮影する場所として「大野池」があります。
温泉ホテル「大山レークホテル」の庭にある池。宿泊者以外は庭に入るのは一応禁止になっているため、ホテル敷地外となる池の北端から撮影するのが安全なようです。
朝は日の出で逆光になるため、夕方あたりに訪れるのがいいスポットです。
[住所] 鳥取県西伯郡大山町鈑戸1432-27(地図)
12.とっとり花回廊(南部町)
鳥取県の西部を代表する花スポット「とっとり花回廊」。四季折々の花を楽しめる日本最大級のフラワーパークで、特に花の丘に整備された一面の花と伯耆大山の構図が有名です。
特徴的なのは、園内を1周する形で屋根付きウッドデッキの通路が作られている「展望回廊」。高い位置から園内を見渡すことができます。
特に、入口ゲート近くから展望回廊へ上がった場所からは、伯耆大山と温室ドームを一望できます。
[住所] 鳥取県西伯郡南部町鶴田110(地図)
13.南大山観峰展望駐車場(江府町)
大山(だいせん)の南麓を通る国道482号にて、橋と大山という構図で撮影できるポイント。車の休憩パーキングとして、県道315号とのT字路に位置する駐車場です。
美用谷川に架かる橋「南大山大橋」と、屏風のように岩肌が広がる大山の南壁がそびえる絶景。大山よりも右にそびえるのは、大山と稜線続きの「烏ヶ山(からすがせん)」です。
[住所] 鳥取県日野郡江府町宮市(地図)
14.貝田の棚田(江府町)
大山(だいせん)の南西、江府インター近くにある「貝田集落」には、ゆるやかな傾斜に美しく区画された「貝田の棚田」があります。
軽めの斜面に段々の田んぼが奥まで続いており、その向こうに大山の岩肌が横に広がる雄大な姿を見ることができます。
丸太の椅子や石碑があり、遠くの緑に囲まれた広々とした田んぼで静かに見ることができます。
[住所] 鳥取県日野郡江府町貝田(地図)
まとめ
以上、鳥取県のフォトジェニックな観光スポットでした。