山形県インスタ映え絶景スポット12選!自然景勝地写真

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山形県の絶景スポット

松尾芭蕉ゆかりの山寺や山岳地帯の蔵王に加えて温泉地も豊富で、内陸に景色の良いスポットがいくつもある山形県。

日本海沿いの酒田や鶴岡にも風情のある建築物が多く、霊峰の月山(がっさん)をはじめとする出羽三山など山並みも美しいです。

今回は、インスタ映えするフォトジェニックな山形県の絶景を紹介していきます。

セシモ コイ

海と山の自然景観に加えて、橋や歴史的建造物など見どころ盛りだくさん。地図リンク付きで、地域別に解説します。

A.県央(村山)地域の絶景

山寺・蔵王温泉・銀山温泉のある県央地域(山形・寒河江・上山・村山・天童・東根・尾花沢・山辺・中山・河北・西川・朝日・大江・大石田)の絶景スポットを紹介。

01.山寺、立石寺五大堂(山形市)

山寺:立石寺五大堂写真 市街地を展望できる風情ある山の階段と五大堂

松尾芭蕉の俳句「閑さや岩にしみ入る蝉の声」で知られる「山寺(やまでら)」は、山形県を代表する名刹。正式名称は「宝珠山立石寺」で、西暦860年に開かれた天台宗のお寺です。

階段が続く山のお寺で、登山口階段から最初に見える「根本中堂」は国指定重要文化財。

特に素晴らしい風景として市街地を背景にたたずむ「五大堂」があり、観光雑誌にもよく掲載される構図。山寺随一の展望台と言われます。

階段が続くお寺として寺院の建物が多く、ひととおりまわると半日ほどじっくり見れます。
アクセス情報

[住所] 山形県山形市大字山寺4456-4(地図

02.西沼田遺跡(天童市)

6世紀頃の古墳時代後期に存在した農村集落遺跡で、当時の建物や農具などを保存している公園。昭和60年に田んぼの整備時に発見され、昭和62年に国史跡として指定を受けた施設です。

平地式住居10棟以上を筆頭に、高床倉庫、河川跡、水田の畦、堰などの遺構が確認されており、藁で作られた屋根や木の柵など当時の姿が再現されています。

2007年からは稲作も行われて、古墳時代の水田を再現する実験も行われています。遠くの山並みに抱かれた広々とした里山で、山に残雪がある時期が特に美しいです。

古墳時代の住居が広く配置されており、山並みを背景として昔の姿を見るのが楽しいスポットです。
アクセス情報

[住所] 山形県天童市矢野目(地図

B.県南(置賜)地域の絶景

上杉神社・高畠ワイナリー・白川ダムのある県南地域(米沢・南陽・長井・高畠・川西・小国・白鷹・飯豊)の絶景スポットを紹介。

03.旧米沢高等工業学校本館(米沢市)

旧米沢高等工業学校本館写真 冬には雪が積もる敷地にて広がる洋館の学校

米沢市の市街地にて「米沢城跡」の南にある「旧米沢高等工業学校本館」は、明治43年に全国で7番目の高等工業高校として開設された学校。

木造の2階建ての建物はルネサンス様式を基調としたもので、昭和48年に重要文化財に指定された建物。中央玄関には車寄せ(雨除け)があり、1階と2階が各種展示室になっています。

建物の外側は自由見学可能で、館内の見学は事前申し込みが必要です。

予約しておらず中には入れませんでしたが、米沢市街の自転車散策で通りかかっていい雰囲気でした。
アクセス情報

[住所] 山形県米沢市城南4-3-16(地図

04.トトロの森(米沢市)

映画「となりのトトロ」に出てくるトトロに形が似ていることで有名になり、最上川が近くに流れる里山に展望台と駐車場も作られたフォトスポット。

李山(すももやま)集落に自生する樹木群。18本の杉の木とケヤキの木に3本の桜の木も合わさって、展望台からは一体化されてトトロの形に見えます。

ちなみに県北の鮭川村にも「トトロの木」があり、こちらもトトロに似た巨木を鑑賞できます。

ちょっと不格好な感じもしますが、トトロのかわいい見た目。手前の畑が緑色に染まる時期の来訪がよさそうです。
アクセス情報

[住所] 山形県米沢市李山(地図

05.滑川大橋 亀滝と鶴岩(米沢市)

磐梯吾妻の裏側にあたる米沢市の滑川温泉。車で温泉旅館へと入る手前に架かる橋「滑川大橋」は、川が滝として流れ落ちる自然豊かなポイントです。

橋の右手から五色温泉方面の林道へ入ると、前川から流れ落ちる「亀滝」を間近で見ることができます。滝の右岸は「鶴岩」と呼ばれる絶壁もあり、橋とともに見ることができます。

川の渓谷に山がそびえる背景に、滑川大橋が馴染んだ風景。豪快に流れ落ちる滝と河原の岩々もなかなかいいものです。
アクセス情報

[住所] 山形県米沢市大沢(地図

06.滑川大滝(米沢市)

山形県には日本の滝百選に選ばれた滝が3つあり、その中で県南にあるのが「滑川大滝」。磐梯吾妻の裏側に位置する滑川温泉にて、ハイキングルートを歩いた先にある名瀑です。

滑川温泉の旅館から登りの遊歩道を20分ほど歩くと「大滝展望台」があり、滝を遠くから見ることができます。山の崖に滝が流れる雄大な景色で、紅葉時期は特に美しいとのこと。

展望台からさらに急な下りを20分ほど歩くと川に出て、そこから川沿いを20分ほど歩くと「滑川大滝」を間近に見ることができます。巨大な岩をすべり落ちる滝は圧巻。

旅館では日帰り温泉も対応しているそうで、滝を見た後に温泉で疲れをいやすのが定番だとか。
アクセス情報

[住所] 山形県米沢市大沢(地図

07.熊野神社(南陽市)

熊野神社写真 冬には雪が積もる敷地にて広がる洋館の学校

南陽市にある熊野神社(熊野大社)は茅葺きの本殿がどっしり構える、落ち着いた森の中にある神社。神社入口付近にはカフェがあり、石段も特徴ある風景のひとつです。

フラワー長井線の宮内駅から徒歩で行けて、途中には大鳥居があり門前通りの散策や赤湯ラーメンを楽しめる飲食店も。神社のすぐ近くには高さ日本一の滝や、バラが咲く双松公園も。

本殿の存在感と周囲の木々の高さで、尊厳な雰囲気を出す神社です。
アクセス情報

[住所] 山形県南陽市宮内3476-1(地図

C.県北(最上)地域の絶景

新庄城跡・最上峡・肘折温泉のある県北地域(新庄・金山・最上・舟形・真室川・大蔵・鮭川・戸沢)の絶景スポットを紹介。

08.肘折温泉の街並み(大蔵村)

肘折温泉の街並み写真 細道に温泉宿が並ぶレトロ感ただよう肘折温泉の路地

県北の新庄駅から村営バスで55分、山間いで肘折カルデラ一帯にある大蔵村「肘折温泉」は、月山の麓を流れる銅山川沿いに旅館が並ぶ県を代表する温泉地のひとつです。

古くは長期滞在で自炊しながら宿泊して体を整える湯治場(とうじば)だった歴史を持ち、木造建築の宿が多いひなびた温泉地の雰囲気を持ちます。

懐かしさをうまく活用した風情ある雰囲気で、キレイな宿もあります。肘折温泉郷の黄金温泉に泊まったら、古さがありつつ露天風呂が良かった!
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[住所] 山形県最上郡大蔵村大字南山肘折(地図

09.世界一の雪だるま(大蔵村)冬季限定

世界一の雪だるま写真 巨大な雪だるまは滑り台にもなり花火イベントで一層美しい

県北の温泉地「肘折温泉」は、全国屈指の豪雪地帯として有名。2013年に積雪4.14メートル、2018年には過去最大となる積雪量4.25メートルを記録した雪の温泉地です。

冬の温泉街の広場にて「世界一の雪だるま」が毎年作られて、大蔵村から名前を取った「おおくら君」として子どもが遊べるすべり台にもなる冬の名スポットです。

温泉街から徒歩圏内に3メートルを超える雪壁に挟まれた散策路「肘折幻想雪回廊」も作られて、日付限定ですが冬の土曜日などに暖かい色合いの灯りがつきます。

3月中旬に開催される「おおくら雪ものがたり」に行ったら、雪だるまの後ろに打ち上げられる花火がキレイで大賑わいの広場で楽しめました!
アクセス情報

[住所] 山形県最上郡大蔵村大南山451-2(地図

10.小杉の大杉、トトロの木(鮭川村)

映画「となりのトトロ」に出てくるトトロに形が似ていることで話題となり、米沢市の「トトロの森」とは異なる趣きがあるトトロに見えるパワースポットです。

幹が三又状に分かれていることで、てっぺんが2つできて耳のように見える特徴的な外観。木の根元には山神様が祀られており、神聖な雰囲気を持ちます。

樹齢は約1000年と言われる老木で、根回り6.3m、樹高20mほどある巨大な杉です。小杉地区にある大杉なため「小杉の大杉」という呼び方で古くから親しまれてきたシンボルです。

かわいい見た目ながら、巨木の葉っぱが緑色になる夏の時期に見てみたい!
アクセス情報

[住所] 山形県最上郡鮭川村曲川(地図

11.道の駅とざわ(戸沢村)

最上川が流れる自然豊かな国道47号沿いにて、少し不穏ながらも特定アジアの異国的な派手さを感じる道の駅「とざわ」があります。

色々な経緯で韓国文化に染まった道の駅で、高麗(高句麗)を由来としたと思われる「高麗館」など塗り物が派手な建物が並びます。

館内には韓国物産や韓流スターグッズなどが売られており、キムチや韓国冷麺などのグルメを楽しめるスポットとなっています。

農家の花嫁募集をしたら韓国人嫁が来て、村ごと乗っ取られてしまったとか……。色々な事情はありそうですが、眺河の丘がある斜面の高台から建物と最上川を見る構図は美しい感じです。
アクセス情報

[住所] 山形県最上郡戸沢村蔵岡3704-12(地図

D.沿岸(庄内)地域の絶景

致道館・山居倉庫・加茂水族館のある沿岸地域(酒田・鶴岡・三川・庄内・遊佐)の絶景スポットを紹介。

12.丸池様(遊佐町)

秋田県との県境に位置する遊佐町にある「丸池(丸池様)」は、池が青く見えることから「青い池」とも呼ばれるスポット。全国にいくつかある青池のひとつです。

池はにごりのあるブルーで、晴れた日や緑が豊かな日に空や葉の色が反映されて青や緑に見えます。沈んでいる倒木は、幹や根が腐らずに美しい状態である点も見どころ。

夏場には、すぐ近くを流れる「牛渡川」の水面下に梅花藻(ばいかも)の花を見ることができます。

3月中旬に開催される「おおくら雪ものがたり」に行ったら、雪だるまの後ろに打ち上げられる花火がキレイで大賑わいの広場で楽しめました!
アクセス情報

[住所] 山形県飽海郡遊佐町直世荒川57(地図

まとめ

以上、山形県のフォトジェニックな観光スポットでした。

記事を書いた人&運営者
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セシモ コイ(瀬下 恋衣)
趣味の国内旅行ライター

国内旅行が大好き。NIKON一眼レフで主に花や絶景を撮影し、写真を活かして当旅行サイトを運営。
旅行系Vチューバーとしても活動予定で、国内情報を解説するため勉強中。