福井県インスタ映え絶景スポット30選!自然景勝地写真

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福井県の絶景スポット

福井県は代表景勝地「東尋坊」を筆頭に、越前海岸など日本海の景色が魅力的。

歴史の深い寺院の「永平寺」や県南の寺社仏閣がたくさん。養浩館や一乗谷遺跡など歴史を感じさせる名所も景色が良いです。

今回は、インスタ映えするフォトジェニックな福井県の絶景を紹介していきます。

セシモ コイ

海と山の自然景観に加えて、橋や歴史的建造物など見どころ盛りだくさん。地図リンク付きで、地域別に解説します。

A.県北(福井)地域の絶景

東尋坊・永平寺・芦原温泉のある県北地域(福井市・あわら・坂井・永平寺)の絶景スポットを紹介。

01.養浩館庭園(福井市)

養浩館庭園写真 養浩館にて別邸の松平家の畳座敷から見る日本庭園の池

福井駅の市街地における県庁(城跡)より北東の方角へと歩いていくと、回遊式庭園「養浩館庭園」があります。

日本庭園として松の木をはじめとして緑がしっかり整備されており、自然石で作られた石橋などで池のまわりを散策できます。

庭園内には、池に沿って数寄屋造りの建物「松平家別邸」があります。畳の座敷にはぼんぼりの照明が置かれているときもあり、和の雰囲気を楽しめます。

観光雑誌に一応は載りつつも地味な扱いをされていますが、個人的に好きなスポット。特に、雨の日の別邸内から見る池の庭園は風情たっぷり!
アクセス情報

[住所] 福井県福井市宝永3丁目11-36(地図

02.一乗谷朝倉氏遺跡(福井市)

一乗谷朝倉氏遺跡写真 一乗谷朝倉氏遺跡の定番となる門を遠くから撮影

福井市の南東にある「一乗谷(いちじょうだに)」エリアは、戦国時代に朝倉氏が5世代にわたり103年間ほど越前の国を支配した15世紀の城下町の跡地が残ります。

発掘により武家屋敷や寺院などが再現されている「復元町並」があり、付近は自然豊かで川の流れる光景が広がっています。

のんびりした雰囲気の里山は、木々に囲まれた広い一帯に川が流れてゆったり散策できます。遺跡の入口の門が撮影の定番です。
アクセス情報

[住所] 福井県福井市城戸ノ内町(地図

03.足羽川頭首工(福井市)

足羽川頭首工写真 一乗谷朝倉氏遺跡の定番となる門を遠くから撮影

一乗谷エリアにある道の駅「一乗谷あさくら」の脇を流れる、足羽川(あすわがわ)。その川にある堰(せき)の一種となる頭首工(とうしゅこう)。

田んぼへ水を送るための取水塔が5つ並んでおり、足羽川をせき止めて一部を下流へ流しながら取水しているもの。橋にもなっており、徒歩で渡ることができます。

たまたま見つけた施設で、見た目の造形美に木々と川の自然がしっかり映えます。道の駅のドライブ休憩も兼ねての来訪がオススメ。
アクセス情報

[住所] 福井県福井市安波賀町1-1-1(地図

04.鉾島(福井市)

越前海岸にある景勝地のひとつとして、福井市の海岸線にある「鉾島」。日本海の荒波に浸食された、高さ約50メートルの柱状節理を持つ岩場があります。

遊歩道が整備されており、ひとつの小さな島に松が生えて地蔵が安置されています。2つの頭を持つ柱状の岩場が海にそびえる姿は、その全景を写真におさめると美しいもの。

鉾島神社の鳥居があり、付近にキャンプ場もあり。日中は海水浴や磯釣りでにぎわうスポットですが、夕方の美しい夕陽が日本海に沈む姿も見どころです。

規模的には東尋坊が有名ですが、越前海岸にはこういった景勝がいくつか見られます。
アクセス情報

[住所] 福井県福井市鮎川町(地図

05.弁慶の洗濯岩(福井市)

先ほどの「鉾島」から海沿いの国道305号を4.5kmほど南下していくと、海岸の景勝地として「弁慶の洗濯岩」があります。こちらも、日本海の荒波に浸食された奇岩のひとつ。

一部が海水に浸かった平坦な岩場がある姿は、洗濯板のような見た目。かつて源義経が兄の頼朝の追い討ちから逃れる途中、この地で旅衣を洗ったという伝説が残っています。

こちらも夕陽が沈む姿が美しいスポット。付近には「神の足跡」と呼ばれる陸側の崖もあり「春日神社」も灯籠の参道に風情を感じさせるたたずまいです。

越前海岸の国道305号をドライブすると色々な景勝地に出会えるので、鉾島などとあわせて来訪したいです。
アクセス情報

[住所] 福井県福井市小丹生町(地図

06.永平寺(永平寺町)

永平寺写真 大本山永平寺本堂の縁側から見る雪景色の寺内風景

福井県を代表する二大名所といえば「東尋坊」と「永平寺(えいへいじ)」で、福井駅からこの2つをめぐるバスも予約不要で利用できます。

曹洞宗の中でも有名なお寺として、福井市の東の山奥に建つ仏教寺院。13世紀から続く禅宗の寺で、僧院や古い大木など広い敷地内に見どころがいくつかあります。

特に見どころとなるのが、屋内の「傘松閣(さんしょうかく)」という名前の部屋にある「天井画」。花や鳥などが描かれた230枚もの絵が天井を埋め尽くします。

長くて奥行のある階段廊下も印象深いもの。屋外にある杉の木に囲まれた「勅使門(ちょくしもん)」もフォトジェニックな場所と言われています。

木々に囲まれた風情ある参道を歩いていき、屋内の伽藍などの風格を楽しめるお寺。雪の時期にピンと張りつめた空気がとっても良い!
アクセス情報

[住所] 福井県吉田郡永平寺町志比5-15(地図

07.東尋坊(坂井市)

東尋坊写真 東尋坊の屏風岩に日本海の荒波が打ち付ける絶景

福井県を代表する景勝地の「東尋坊(とうじんぼう)」。古くからの景勝地として、日本海を見下ろす形で荒々しく波に浸食された崖を見ることができます。

火山岩が日本海の波による侵食を受けて地上に現れたもので、柱状節理(ちゅうじょうせつり)と呼ばれる五角形や六角形の柱状の割れ目がいくつも連なります。

最大で25メートルの垂直落差があり、自殺の名所などと言われることも。名前の由来は、かつて恨みを買ってこの地から突き落とされた平泉寺の僧の名前だとされています。

三段岩、ロウソク岩、屏風岩などそれぞれに名前が付いた崖が並び、有料の遊覧船で海側から見ることもできます。

火曜サスペンス劇場の定番撮影地!波の荒いときに見るとさらなる圧巻の景勝地で、行く途中には昭和の観光地にありがちな観光商店街やタワーもあります。
アクセス情報

[住所] 福井県坂井市三国町安島(地図

08.雄島(坂井市)

福井県で東尋坊から車で近い島「雄島」は、橋でつながっており徒歩で島を散策できるスポット。赤い橋が島まで架かる姿は撮影構図の定番です。

島には散策路があり、荒々しい岩々が奥まで続く日本海の景色を見ることができます。白亜の灯台もあり、小さい島ではありますが散策を楽しむことができます。

心霊スポットだそうで、夜には行けない……。日中の天気が良い日には灯台や海岸線の美しい景色を楽しめそうです。
アクセス情報

[住所] 福井県坂井市三国町安島(地図

09.越前松島(坂井市)

福井県で柱状節理の海岸といえば東尋坊(とうじんぼう)が代表的ですが、車で少し離れた「越前松島」もまた異なる柱状節理の海の景色を楽しめます。

荒々しい岩が日本海に浮かぶ姿を「宮城県の松島に負けるとも劣らない」として、越前松島と呼ばれている景勝地。海岸沿いに鳥居や散策路が設けられています。

石橋で岩山にのぼるコースや海食洞遺跡探訪コースなどがあり、洞窟や奇岩を見ながら散策や軽いハイキングを楽しめます

徒歩圏内の付近には「越前松島水族館」があり、食事処や寺社仏閣もあります。

車であれば東尋坊だけでなく併せて来訪したい、海岸の荒々しい絶景。鳥居と日本海という構図が定番なので、天気のいい日に撮影したい!
アクセス情報

[住所] 福井県坂井市三国町梶(地図

10.旧森田銀行本店(坂井市)

坂井市の三国港では街並み散策を楽しめて、裏路地で古民家などを見ながら歩く中で「旧森田銀行本店」が見どころのひとつです。

北前船の廻船業者だった森田三郎右衛門によって、1894年(明治27年)設立された銀行。最初は個人経営の形で始まり、1903年に株式会社化。

森田銀行自体は昭和の金融恐慌の影響で福井銀行に吸収合併され、当建物は県内最古の鉄筋コンクリート建築物として登録有形文化財に指定されて観光として公開されています。

外観は茶色タイル貼りの西洋らしさがあり、隣には元町山車蔵が建てられています。内部には営業室が中央に構えられており、吹き抜けの2階通路もある白壁の内装です。

洋館建築の美しさって見ていて惚れてしまう!応接室には入れないらしいですが、営業室は明治期の姿を思わせます。
アクセス情報

[住所] 福井県坂井市三国町南本町3丁目3-26(地図

11.みくに龍翔館(坂井市)

三国港街並み散策で「旧森田銀行本店」とともに見ておきたい洋館が「みくに龍翔館」。坂井市の歴史博物館として使用されている建物です。

もともとは1879年(明治12年)に竣工した「龍翔小学校」で、当時の建物の傷みなどで1914年(大正3年)に取り壊し。現在の建物は、当時の外観を復元したものです。

高台に建てられた白い洋館で、4階の展望室からは三国港や遠く白山まで見渡すことができます。坂井市三国町や北前船の歴史資料が展示されています。

バルコニーや展望塔となる望楼のデザインが素晴らしい!
アクセス情報

[住所] 福井県坂井市三国町緑ケ丘4丁目2-1(地図

B.県央(南越)地域の絶景

越前海岸・武生の町並み・今庄宿のある県央地域(鯖江・越前市・池田・南越前町・越前町)の絶景スポットを紹介。

12.枇杷橋(鯖江市)

枇杷橋写真 高速道路を背景に眼鏡モニュメントがある橋

眼鏡(めがね)の生産地として全国的にも有名でトップシェアをにぎる、鯖江市。市街地にある「めがねミュージアム」では、眼鏡の歴史展示や眼鏡の販売ショップもあります。

ミュージアムのすぐ近くで穴田川に架かる橋「枇杷橋」は、普通の車通行用の橋ではありますが眼鏡を模したモニュメントがあります。

めがねミュージアム来訪時のついでに見てみるといいと思います。雪景色のときに来訪して、のんびりした雰囲気が良かったです。
アクセス情報

[住所] 福井県鯖江市新横江2丁目(地図

13.御誕生寺 ねこ寺(越前市)

福井の「ねこ寺」として境内にネコが沢山過ごしている、曹洞宗の禅寺「御誕生寺」。御本尊に釈迦如来像を祀り、曹洞宗公認の修行場として全国からお坊さんが修行に集まっています。

2002年に小堂、2009年に本堂が建立された新しいお寺。お寺の建設中に住み着いたネコを保護したのをきっかけに、迷いネコや捨てネコの面倒を見るようになったそうです。

2017年時点で約30匹ほどが境内で過ごしています。ネコの里親を随時募集しており、今まで300匹以上のネコが飼い主と結ばれています。

1,000円以上の寄付でお守りやストラップなどネコのグッズもあり、ネコのデザインが施されたオリジナル御朱印帳もあります。2020年にはネコが乗る大仏も建立されました。

かわいいネコちゃんが境内のベンチなどにいて、1日2回の食事タイムで一列に並んで食事するネコちゃんも見ることができます。
アクセス情報

[住所] 福井県越前市庄田町32-1-1(地図

14.池田町のかずら橋(池田町)

シラクチカズラのツタを編んで作る「かずら橋」。全国的に有名なのは徳島県三好市の祖谷にある「かずら橋」が有名ですが、福井県池田町にある「かずら橋」も名所です。

過疎対策を目的として祖谷の職人の協力を得て架けられた橋で、最初は1989年にできたもので定期的に作り替えが発生します。池田町のものは足場は木材ですがスリリングです。

長さ44メートル、幅は1.8メートルの橋が足羽川に架かり、渓谷の緑とともに楽しめます。付近には茶屋があり、橋を渡るだけでなく橋を周囲から撮影することもできます。

冬は積雪のため通行止めとなりますが、春、夏、秋それぞれの季節で楽しめます。

橋の足場となる踏板は隙間が広くて、しかも揺れるので怖いのだとか。
アクセス情報

[住所] 福井県今立郡池田町土合皿尾14-5(地図

15.部子山 能楽の里牧場(池田町)

自然豊かな池田町にある部子山(へこさん)は、山頂近くまで車で行くことができるスポット。山並みの展望が美しく、天気が良ければ遠く日本海が見えます。

特に「能楽の里牧場」にある展望台は、赤い骨組みの特徴的な形で斜面にせり出したもの。最新では展望台の中に入れない様子ですが、展望台の外観と遠くの展望は楽しめます。

県道175号から細い林道をかなり走ることにはなるため、運転には注意。落石、倒木、冬期は雪も気を付ける道です。

運転して行くのは多少気を使いそうですが、そのぶん展望はかなり良さそう。山頂付近の道には花も咲くようです。
アクセス情報

[住所] 福井県今立郡池田町水海(地図

16.龍双ヶ滝(池田町)

越前大野の中心街から南西にある山間部には、福井県で唯一指定された日本の滝百選に選ばれた「龍双ヶ滝」があります。

高さ60メートルほどの岩肌を流れ落ちていく、勢いのいい滝。県道34号沿いに「滝見台」があり、さらに階段を降りて滝のすぐそばまで行くことができます。

かつてこの近くに龍双坊という修行僧が住んでいたのが名前の由来。この滝が足羽川や九頭竜川を経て日本海へと流れていくものです。

少し下流に行った場所に群をなす「甌穴」も、川の流れが勢いを持つポイント。なお、冬(12~翌3月)は通行止めになります。

県道沿いでアクセスしやすい滝として、水の豊かな越前大野を象徴する滝です。
アクセス情報

[住所] 福井県今立郡池田町東青(地図

17.梨子ヶ平園地 千枚田~展望台(越前町)

越前海岸の一大景勝地となる「梨子ヶ平」は、初春の水仙が一面に咲くスポットとして福井県を代表する景色として有名。

水仙以外の時期でもいくつか景勝ポイントがあり、ドライブで訪れるだけでなくハイキングコースも設定されており散策を楽しめるスポットです。

山側には段々の田んぼが続く「梨子ヶ平千枚田」があり、海岸を遠くに見ながら田んぼの姿を鑑賞できます。

他にも海岸の展望を楽しめる「越前岬展望台」が2箇所あり、山側には「貧谷の滝(ひんだんのたき)」もあります。

水仙の時期に来訪したいですが、一年を通して色々な景色を楽しめる名所です。
アクセス情報

[住所] 福井県丹生郡越前町梨子ヶ平(地図

18.梨子ヶ平園地 呼鳥門~顔面岩(越前町)

先ほど紹介した「梨子ヶ平」には、山側の道路だけでなく海沿いの国道305号沿いにも岩場の景勝地がいくつかあります。

代表的なのが自然の岩が織り成す「呼鳥門」で、礫岩(れきがん)自然の風と波の浸食作用を受けて出来た洞穴。高さ約15m、幅約30mの門は遊歩道としてくぐることができます。

呼鳥門から海岸沿いを約3.3km南下するルート中には、海の絶壁「鳥糞岩」、洞窟の中に社がある「玉川洞窟観音」、海岸の岩場に波が打ち付ける「顔面岩」があります。

左右漁港と玉川漁港があり海水浴場もあるエリアで、山側とともに景勝地の宝庫。旅館もあるため、ゆったり滞在したいです。
アクセス情報

[住所] 福井県丹生郡越前町梨子ヶ平(地図

C.県東(奥越)地域の絶景

九頭竜湖・越前大野城・恐竜博物館のある県東地域(大野・勝山)の絶景スポットを紹介。

19.九頭竜湖 箱ケ瀬橋(大野市)

九頭竜湖 箱ケ瀬橋写真 紅葉し始めの山並みと涼しげな湖に架かる箱ケ瀬橋

岐阜県飛騨地方との県境で国道158号沿いにある、山間部のダム湖「九頭竜湖(くずりゅうこ)」は大野市の自然豊かな景勝地でもあります。

湖の東側にある「夢のかけ橋」とも呼ばれる「箱ケ瀬橋」が見どころ。奥行きのある山々が連なる湖に架かる橋があり、ひっそりとした雰囲気の中で湖畔の光景を楽しめます。

紅葉の名所として見頃時期には山並みが赤く色づきます。観光施設系はあまり充実していないですが「九頭竜ダム」やキャンプ場などもあります。

自然をメインとした、のんびりとした湖。飛騨地方から越前へと入るドライブルートとして立ち寄るのがオススメです。
アクセス情報

[住所] 福井県大野市下半原(地図

20.上打波地区 打波川から見る白山(大野市)

上打波地区写真 刈込池へと向かう県道173号沿いでも屈指の絶景ポイント

紅葉の名所となる「刈込池」へと向かう県道173号は、センターラインの無い山道ではありますが車通りが少なく山並みの景色を楽しめる道。

打波川沿いを通る県道には随所で素晴らしい景色があり、特に白山神社近くで絶景ポイントがあります。特に看板や名前が付いているわけではないですが、白山が見えます。

山並みの稜線が織り成す美しさに遠く冠雪の白山が顔を出す中で、打波川が曲線を描く構図が見事。紅葉時期でもそこまで赤く色づきにくい場所ではあります。

刈込池の紅葉を見に行く際に見つけた場所。道路幅のある場所なので一時的な停車であれば妨げにならず、風が心地よくて日当たりも良好。
アクセス情報

[住所] 福井県大野市上打波(地図

21.刈込池(大野市)

刈込池写真 紅葉の木々に囲まれた刈込池で遠くの山並みも反射する絶景

九頭竜湖から県道173号で行く「小池公園」から山道をハイキングして行く必要のある「刈込池」は、木々に囲まれた池として紅葉の名所となっています。

打波川の上流にある願教寺山を背景として、ブナやミズナラなどの原生林に囲まれた周囲400メートル、最大水深4.5メートルの池。

白山に棲んでいた大蛇をこの池に閉じ込めた(刈り込めた)という伝説があり、池の名前の由来となっています。

風のない日は鏡のように山並みを映す池で、特に紅葉時期が一番美しい紅葉スポット。行きは45分、帰りは35分の山岳道で階段や土の起伏があるため登山の格好で来訪を。

ハイキングコースなのを知らずに、準備不足で来訪して苦労しました。行くのが大変なぶん、到着したときの達成感とともに絶景の感動!
アクセス情報

[住所] 福井県大野市上打波(地図

22.越前大野城 天空の城展望台(大野市)

雲海により空に浮かんだような城として見える天空の城は全国にいくつかあり、そのひとつが越前大野の街中にある「越前大野城」です。

城自体は、JR越前大野駅から武家屋敷通りを経て城郭に入ることができます。一方で、少し離れた国道158号脇の山道などから行ける「天空の城展望台」から城を遠く一望できます。

運良く城の周辺に雲海がかかると、市街地が隠れて雲の上に城が浮かぶように見えます。遠く経ヶ岳の山並みを背景として、天守と周辺の木々だけが見える絶景を楽しめます。

毎年10月~翌4月あたりでうまく気象条件が合うと見れますが、年に10回程度しか見れないとも言われるレアな景色です。

私が行ったときは全部雲に隠れて城も見えなかったので、運の良さや何度も訪れる粘りも必要。展望台までは山道なので汚れてもいい運動靴で、明るくなってから出発を。
アクセス情報

[住所] 福井県大野市鍬掛13-1-甲(地図

23.猫島 ねこ林(大野市)

大野市に広がる田園風景にある木々の名所として、蕨生地区にある「猫島」がフォトスポットとして話題になります。「ねこ林」や「トトロ」とも呼ばれます。

水田の一区画にネコの顔のような形をした林がたたずんでおり、田んぼや山並みを背景にしてポツンとたたずむ姿がかわいらしいです。

林の中には経ヶ岳が噴火した時に飛んで来たと伝えられる巨大な岩「山伏石」があり、岩を覆う形で林が出来たとされています。

のどかな風景も魅力で、平地に単独でたたずむネコちゃんの顔みたいな林がかわいい!
アクセス情報

[住所] 福井県大野市蕨生(地図

24.清大寺 越前大仏(勝山市)

地元の実業家によって1987年に完成した観光寺院で、2002年から臨済宗の寺院となったお寺。大師山のふもとにあり、山並みを背景に五重塔がそびえる姿は遠目でも目立ちます。

毘盧遮那仏(びるしゃなぶつ)の大仏が有名で、像の高さ17メートルの巨大なもの。越前大仏、勝山大仏と呼ばれますが、出世大仏とも言われています。

国内でも最大規模の五重塔、東大寺大仏殿を模して造られた金堂、東大寺南大門を模して造られた南大門、回遊式の和風庭園があります。

歴史的には浅いですが、大仏や五重塔など巨大さに感心する観光客の声が目立ちます。
アクセス情報

[住所] 福井県勝山市片瀬50-1-1(地図

D.県南(嶺南)地域の絶景

氣比神宮・三丁町の街並み・三方五湖のある県南地域(敦賀・美浜・小浜・高浜・おおい・若狭)の絶景スポットを紹介。

25.氣比神宮(敦賀市)

氣比神宮写真 鳥居や本殿の風格がある県南を代表する神社

県南西部を代表する神社「氣比神宮(けひじんぐう)」は、敦賀(つるが)の観光名所でもあります。敦賀駅からアーケード街を抜けた先にあります。

国道8号近くの大鳥居をくぐり、敷地内の鳥居をくぐり本殿へ。「北陸道の総鎮守」と言われる神社です。

後から知ったのですが、上写真の鳥居ではなく入口近くの鳥居は「日本三大木造大鳥居のひとつ」なのだとか。敦賀駅から港へと向かう途中に立ち寄るスポットです。
アクセス情報

[住所] 福井県小浜市小浜大原8(地図

26.三丁町(小浜市)

三丁町写真 裏路地にて風情ある茶屋町の三丁町を散策

古くから「海のある奈良」と呼ばれる小浜市にて、古い街並みが残る茶屋町「三丁町」。寺社仏閣が多く集う地区でもあり、真福寺の阿弥陀如来像など見どころがあります。

狭い路地にて、紅殻格子や出格子の民家などが軒を連ねる光景。明治期の料亭の建物も残っており、カフェなどもオープン。

お寺をめぐりながら茶屋町をゆったり散策。「ちりとてちん」のロケ地もあり、駅からレンタサイクルでめぐるのもひとつの手です。
アクセス情報

[住所] 福井県小浜市小浜大原8(地図

27.青戸の大橋(おおい町)

大飯(おおい)エリアで若狭本郷駅の近くから赤礁崎へと向かうために作られた、小浜湾に架かる「青戸の大橋」。大飯発電所建設にともなう原電道路として作られたものです。

片側1車線で自動車と歩行者が利用できる橋として、ブルーの美しい小浜湾に1kmほどの直線で架かる赤い橋です。

観光船ターミナルのある「和田港成海緑地」などから見ることができ、観光船で間近まで行ってくぐることもできるそうです。

直線道路の橋が続いて、その先に半島の山並みがある姿が魅力です。
アクセス情報

[住所] 福井県小浜市小浜大原8(地図

28.レインボーライン山頂公園(若狭町)

敦賀の西にある三方五湖は、日本海沿いに5つの湖がある景勝地。中でも湖と日本海を一望できる絶景を楽しめるのが「レインボーライン山頂公園」です。

三方五湖有料道路の途中にあるレストハウスでは足湯やレストランがあり、そこからリフトかケーブルカーを利用してさらに高台へ向かうと山頂公園に着きます。

湖ながら多島美のような景色が広がり、ベンチやハンモックなども用意されています。山頂公園にも新たに「天空のテラス」ができて、展望を楽しめるカフェタイムも魅力です。

有料道路自体も景色がよさそうで、ドライブが楽しそう。
アクセス情報

[住所] 福井県三方上中郡若狭町海山(地図

29.瓜割の滝(若狭町)

JR小浜線の上中駅から徒歩圏内にある「若狭瓜割名水公園」の奥にある「瓜割(うりわり)の滝」は、全国名水百選に選ばれているスポット。

瓜(うり)も割れるほどに冷たいことが名前の由来。木漏れ日が差し込む木々に覆われて、苔が群生する岩が美しい緑の景色を織りなす幻想的な姿。

段々に流れてくる水は、シャッタースピードを遅くして撮影するのも魅力。初夏には1万株のあじさいが咲く名所でもあります。

若狭エリアの滝としてそこそこ知名度が高いようで、緑の深い姿を見てみたい。
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[住所] 福井県三方上中郡若狭町天徳寺(地図

30.若狭鯖街道 熊川宿(若狭町)

若狭から京都を結ぶ街道にある宿場町「熊川宿」は、1589年(天正17年)から発展を続けており奉行所、番所、お蔵屋敷の跡が今も残る風情ある街並みです。

かつて日本海で獲れた鯖(さば)を京都に運ぶルートは「鯖街道」と呼ばれ、この熊川宿も鯖街道の途中にあり近江へと向かう峠の宿泊地としてにぎわった歴史を持ちます。

2階建ての古い建物が並び、瓦の屋根が目立つ平入りの屋根が続く街道。道幅が広く、昔ながらの用水路が脇に流れています。

豊臣時代から藩政末期にかけての文書などを保存展示する資料館、古い建物を活用した美術館など見どころが点在。カフェもあり、散策を楽しめます。

山並みを背景にして瓦屋根の建物群を見る光景が見事。歴史を感じさせる商店のある、散策が楽しそうなエリアです。車で瓜割の滝まで近いのも魅力。
アクセス情報

[住所] 福井県三方上中郡若狭町熊川(地図

まとめ

以上、福井県のフォトジェニックな観光スポットでした。

記事を書いた人&運営者
運営者顔画像
セシモ コイ(瀬下 恋衣)
趣味の国内旅行ライター

国内旅行が大好き。NIKON一眼レフで主に花や絶景を撮影し、写真を活かして当旅行サイトを運営。
旅行系Vチューバーとしても活動予定で、国内情報を解説するため勉強中。