寒ブリなど日本海の魚に定評のある北陸地方の郷土料理。東京都内でも北陸の味を楽しめる飲食店がいくつかあります。
富山県のホタルイカ、石川県のゴリ、福井県のへしこ(鯖)など県それぞれの名物があり、揚げ物や肉類も健在。
今回は、東京都内で楽しめる北陸郷土料理の飲食店と居酒屋を紹介していきます。
セシモ コイ
目次
富山県の郷土料理を扱う飲食店
01.富山 はま作(日本橋)
東京で富山のお刺身とかカマボコとか地酒が1500円で楽しめるとは思わなかった……。
地酒は付かないけど刺身定食も1800円……。しかも東京・日本橋でこのお値段……。日本橋三越の向かいにある日本橋とやま館内、富山はま作。 pic.twitter.com/k0BHXbghvD— po⑨z (@poez) 2019年7月13日
三越前駅から近い、富山県の郷土料理を扱うワンランク上質な居酒屋さん。
以前は銀座3丁目で「新湊はま作」という10席の小さなお店を営業していましたが、2016年6月にオープンした「日本橋とやま館」の1階へ移転して45席と大きいお店に。
木材が織り成す美の空間は、カフェのような雰囲気も出す明るいダイニング居酒屋。コック帽をかぶる料理人が粋なカウンター席に、色々なテーブル席があります。
3日前までの要予約となるディナーコースは1万円超えとなり、刺身盛り合わせ、白えび刺身、ばい貝刺身など単品オーダーも可能なようです。
お昼はランチメニューなのですが、こちらも2,000円前後のメニューが中心。刺身定食、海鮮丼、白えびカニ紅白丼など、富山の味を楽しめる本格派となっています。
02.ヨイチャベ(渋谷)
渋谷にある【富山×居酒屋 ヨイチャベ】
富山の日本酒が豊富で海鮮系がメイン!19時まではドリンクが300円で飲めて、日替わり日本酒まで飲める🍶
関東にはなかなか置いていない<ゲンゲ>があってテンアゲ🤟🏻
牡蠣は小さめだけど、ゲンゲがある事によって補われました🙆♀️笑
ゲンゲの良さ伝わるのはこの店! pic.twitter.com/qihSF0tjU2— 一人呑み🍺 (@sake_saikooooo) 2022年8月21日
渋谷駅から徒歩2分。産地直送の旬の食材を使用し、特に旬魚が自慢。富山を知り尽くした料理人が匠の技で調理し、お手頃価格も売りとなる居酒屋です。
のどぐろ、ホタルイカ、氷見牛、黒部名水ポーク、げんげ、生ガキなど、富山県の味覚たっぷり。刺身は5種盛り合わせや、昆布締め刺身4種盛り合わせも。
日本酒は北陸にある20箇所の酒蔵から仕入れたラインナップで、特に「勝駒」の銘柄をひととおり揃えているのが
ビル2階に店舗があり、分煙で加熱式たばこ限定で喫煙可能。2人や4人の半個室もあります。
03.昆布とり(中目黒)
中目黒の昆布とりさんで在京富山マニア会でした pic.twitter.com/r2dKQOMgYY
— つるぎP (@522858Y) 2019年10月27日
中目黒駅と祐天寺駅の中間地点にあり、どちらからも徒歩7分ほど。富山県の郷土料理と日本酒がそろう居酒屋さん「昆布とり(こぶとり)」。
昆布締めの刺身がひとつの売りで、刺身盛り合わせは3種類ほどにホタルイカも乗る和の盛り付け。黒づくり(イカスミのイカ塩辛)など小鉢系も色々とあります。
焼き魚、一人用鍋、肉類、昆布巻きかまぼこなども。日本酒は10種類ほどあるようで、純米大吟醸や冬季限定しぼりたて日本酒などこだわりのものも。
25席あるようですが雰囲気や営業時間など情報不足気味。公式サイトも閉じてしまっているため、下調べの上で来訪を。
04.サカナヤ オアジ 新橋店(新橋)
サカナヤ オアジ 新橋店@新橋
二軒目でふらりとガード下のこちらにお邪魔してみる!
うん、さすがに海鮮系うまうま!値段と量を考えるとコスパはそんなに良くはない、、、
ガード下も野毛同様若干「観光地化」しちゃってるのかな⁉︎
まぁもちろん地代(家賃)もありますが(^_^;) pic.twitter.com/Fg5ishbMbK— 麺酔王子 (@mensui02) 2018年7月31日
新橋駅近くのガード下にある、明るくにぎわいを見せる大衆居酒屋。都内ではおそらく唯一の「新橋店」と記載があり、富山県に本店をはじめとして数店舗あるようです。
富山湾直送の新鮮な魚介が売りで、お造り盛り合わせや白えびのかき揚げなど様々。春のホタルイカ、冬の寒ブリやズワイガニなど季節の魚介に加えて干物もあります。
名物として濃口醬油にブラックペッパーで味付けした焼きそば「富山ブラック焼きそば」も。富山の日本酒は県全域から常時10銘柄以上を入荷しているそうです。
05.みなと屋(日本橋)
神田みなと屋さん pic.twitter.com/vFM1CQDaTq
— yasuhiroimagawa (@y_imagawa) 2017年2月6日
三越前駅、新日本橋駅、神田駅から徒歩で近い、富山県の越中郷土料理が売りの居酒屋さん。
ランチは富山の白エビラーメンや揚げ物系のランチもある様子。夜の居酒屋営業では、店主の出身となる富山県魚津から直送される魚がひとつの売り。鮮魚に加えて干物も富山から仕入れたネタがあります。(築地仕入れの魚もあり)
魚は刺身だけでなく富山定番の昆布締めもあり、色々な魚を5点盛りなどで。ホタルイカの丸干しや黒造りもあり、黒げんげの丸干しや昆布かまぼこなど富山らしい味覚。
富山県民にとって縁日屋台の定番「あんばやしルーレット」もあり、ルーレットで出た数だけ味噌田楽(あんばやし)が出てくる遊び心も。
富山の日本酒として勝駒などの銘柄があり、富山以外の日本酒もあります。(最新で営業していない可能性があるため、下調べを)
石川県の郷土料理を扱う飲食店
06.能登輪島(銀座)
銀座や新橋から徒歩5分ほど。線路近くの裏路地ビル内に店を構える、石川県の能登半島を中心とした郷土料理を楽しめる居酒屋さん。
立地、内容、値段は一般の居酒屋よりワンランク上。黒を基調とした店内には畳に座布団の個室があり、入口近くにはカウンター席もあります。
日本海に突き出した能登半島の海の幸、その中でも海鮮しゃぶしゃぶが売りです。ブリしゃぶ、金目鯛しゃぶなど時期による魚を楽しめて、能登の海藻と野菜も付きます。
百万石しいたけ、加賀れんこん万頭など加賀野菜も魅力。イカ黒造り、フグ卵巣、ゴリ(小魚)など珍味も豊富で、石川県の日本酒もあります。
能登牛、能登豚、鶏モモ、合鴨ロースなど肉類もあり、炭火焼きで楽しめる一品。合鴨の治部煮、能登牛スジ煮込みなどの調理法も。
07.能登の夜市(目黒)
にじいろジーンで遣都くんがぐっさんと訪れていた目黒駅にある「能登の夜市」に、先日ついについに!行ってきました(๑>◡<๑)もちろん、香箱蟹と寒ブリのしゃぶしゃぶを注文♪かっぺ美味しかったよー😆味噌の部分が食感を初め、他の蟹にはない味わいで日本酒が進むわ進む(笑) pic.twitter.com/yM1n3uV9uv
— 潮 (@h_kentolove) 2018年12月11日
目黒駅西口から徒歩1分で、サンフェリスタ目黒の地下1階にある能登料理専門店。能登を中心として、北陸の海産物と日本酒を楽しめる居酒屋です。
特に冬の寒ブリがひとつの売りで、冬期限定で登場するブリのしゃぶしゃぶも。ノドグロも石川県の味覚で、香箱ガニは電話での事前予約要で楽しめるようです。
小木漁港直送のイカをイカスミと能登魚醤のいしるを混ぜ合わせて味付けした「黒づくり」や、加賀太きゅうりなどの野菜など色々あります。
6人用と8人用の半個室があり、カウンター席もある計32席。日本酒は主要銘柄をきっちり揃えているとのことで、季節の限定品などの仕入れもあるとのこと。
08.小料理 kokoro(新宿)
4周年、おめでとうございます。小料理kokoro。by西新宿。
久し振りな人にも会えた。 pic.twitter.com/7ItitDUPtw
— @優@ (@maaachan77) 2023年2月16日
都営の新宿西口駅から徒歩2分。加賀野菜を用いた料理を筆頭にして石川県の郷土料理を色々と扱う、計15席の小さな居酒屋さんです。
加賀野菜は金沢春菊のサラダ、金時草と長芋の酢の物、五郎島金時のさつまいもスティックなど。石川県直送の鮮魚刺身は、ブリ、ガスエビ、のどぐろ、香箱ガニなどがあります。
志賀町の郷土料理「能登のあいまぜ」は、人参、ごほう、大根を炒め煮にしたもの。大山鶏と車麩の治部煮も石川県ならではの味覚です。
石川県の日本酒も各種あり、加賀鳶、黒帯など色々な銘柄があります。
09.能登美(水道橋)
本丸はこれ🐟✨能登から今朝直送された氷見寒ブリの鰤しゃぶでした😋水道橋と新橋に店舗がある能登美というお店。また行きたい!おさかな天国でした〜🐟✨ pic.twitter.com/y83u7EFLzY
— 美ら海☆みどり♪ (@churaumi_midori) 2020年1月25日
都営三田線の水道橋駅から徒歩5分。店長の出身地、石川県能登七尾漁港から空輸する新鮮な魚介を扱う居酒屋「能登美(のとみ)」。
夏は海鮮浜焼きを卓上で楽しめて、冬の天然ブリしゃぶは東京ぶりしゃぶランキング1位だとか。この2つがお店の代表的なメニューで、他にも白子やタコなど色々なしゃぶしゃぶも。
魚は能登産天然のがんど、ふぐ、アオリイカ。他にも色々な魚介類を楽しめて、珍味やお酒にピッタリな魚も色々とあります。にぎり寿司の盛り合わせや海鮮ちらしも。
10.能登美 新橋店(新橋)
📍ぶりしゃぶで有名な「能登美」さん。今回は新橋店へ。
ぶりしゃぶを目当てに行きましたが、どの料理を頼んでもハズレ無し!特に里芋の旨揚げは絶品🤤今が旬のぶりしゃぶは日本酒をお供に美味しくいただきました。#能登美 #ぶりしゃぶ pic.twitter.com/efeVUn3J2M— さや@グルメ備忘録 (@newhiro7) 2023年2月13日
先述の「能登美」は水道橋に4店ほどありますが、新橋駅付近にもあります。都営三田線の内幸町駅から徒歩2分で、新橋駅からも徒歩6分。
こちらでも能登の天然ブリしゃぶが名物で、冬限定で予約が取りにくい人気だとか。夏の海鮮浜焼きもあります。
全般的に水道橋店と同じ構成のメニューを扱っているようで、魚メニューを中心としてサラダ、地鶏や魚の雑炊やご飯モノもあります。
新橋駅付近にはこの「能登美 新橋店」に加えて「能登美 新橋2号店」もあります。
福井県の郷土料理を扱う飲食店
11.いっちょらい(鶯谷)
JR山手線の鶯谷(うぐいすだに)駅の裏改札を出てすぐ。洒落た居酒屋が無さそうな立地にて、ビル内に福井県の郷土料理を扱うオシャレな居酒屋があります。
畳の敷かれた席に和のふすまや間接照明など、和の雰囲気を感じさせる店内。掘りごたつ式のカウンター席や個室席などがあり、宴会席もあります。
店名は福井弁で一張羅(いっちょうら)、つまり「一番いいもの」を表しています。特に店の自慢となるのが、福井直送の天然鮮魚を用いた刺身、煮つけ、焼き魚。
季節にもよる野菜や山菜は天ぷらなどで。へしこ、越前ウニ、ふぐ卵巣などの珍味もあり、富山県のいか黒づくりやホタルイカ沖漬もあります。
れんこんコロッケなどの揚げ物もあり、メニューも幅広いもの。福井県の日本酒もそろっており、〆は福井名物ソースかつと越前おろしそばが定番です。
12.赤坂 若狭(赤坂)
今日のランチは、赤坂2丁目・若狭であこう鯛焼き定食。久しぶりの和食ランチ。魚の美味しさだけではなく、ご飯🍚が美味しいと満足度は指数関数的にアップ↑ pic.twitter.com/ydOMEkEDH3
— leoport (@lakeoswego1111) 2021年9月7日
溜池山王駅から徒歩4分、六本木一丁目や赤坂駅からは徒歩6分。特にランチが人気で、肴を用いた定食や丼を色々と扱うお店。
ランチでは若狭牛メンチカツ、ネギトロ若狭丼など、福井県の中でも県西となる若狭エリアの魚介や肉類が売り。サバ、あこう鯛などもあります。
夜の料理については情報不足気味ではありますが、日本酒と合う肴が色々とある居酒屋として利用できるようです。
13.九頭龍蕎麦(飯田橋)
休日ランチ
ウォーキングして汗かいて、シャワー浴びて、神楽坂 九頭龍蕎麦で冷たいビールと冷たいおろし蕎麦♡
ソースカツ丼も味がしっかりで美味しい〜♡ pic.twitter.com/ncVAY1QprR— omaoma323 (@omaoma323) 2020年8月28日
飯田橋駅から徒歩3分。越前そばを筆頭として福井県の郷土料理を扱い、ランチの食事とディナーの日本酒と郷土料理を楽しめる料理店。
入口は和の雰囲気で作られており、店内はスタイリッシュさもあるテーブル席とカウンター席。
昼は蕎麦とソースかつ丼があり、贅沢な昼のみコースでゆったり楽しむことも。夜のコースは福井県の食材を使用した小鉢、焼き鯖寿司、へしこ、越前汐ウニ、若狭ぐじ、締めのおろし蕎麦。
福井の地酒は常時30種類以上そろっており、日本酒を楽しむのにもピッタリ。
14.ふくい、望洋楼 青山店(表参道)
【ふくい、望洋楼 青山店】
福井県カニ料理の望洋楼(ぼうようろう)さんが青山に出店されているお店。
皇室献上蟹が生簀に!日本酒が止まらん!うまーい#もう一生酒飲まん pic.twitter.com/EXiF2uhEFt
— 金沢グルメあすかりん🍣年間600軒食べ歩き北陸 (@aska0623) 2021年4月4日
表参道駅から徒歩7分。高級感のある日本料理店としてランチとディナーを扱う、福井料理の店です。福井県に本店の老舗旅館があり、支店はこの青山店のみのようです。
ランチでは越前おろし蕎麦、ソースかつ丼、若狭牛の焼きしゃぶ重、三国湊の甘エビてんこ盛り丼など福井県の味覚が色々。2,000円前後の価格帯ですが、このエリアだと違和感ないもの。
ディナーは高級な越前ガニのフルコースを筆頭として、本格的な価格帯。酒の肴となる料理もいくつかあります。
まとめ
日本海に面した北陸として魚介をメインとした郷土料理店が多く、冬の寒ブリを狙うなど季節ごとに味覚を楽しめる北陸郷土料理店。
以上、北陸の郷土料理を楽しめる飲食店の紹介でした。