肉類と魚類それぞれが豊富にそろう、関西地方の郷土料理。東京都内でも関西地方の味を楽しめる飲食店がいくつかあります。
滋賀県の近江牛、京都府のおばんざい、大阪府のお好み焼き、兵庫県の淡路島鮮魚、奈良県のやまと鴨、和歌山県の岩清水豚など。
今回は、東京都内で楽しめる関西郷土料理の飲食店と居酒屋を紹介していきます。
セシモ コイ
目次
A.滋賀県の郷土料理店
滋賀県の料理は「東京都 近江牛」で検索すると色々見つかるため、リーズナブルで上質な店を中心に選びました。
01.焼肉 近江牛肉店 本店(新橋)
新橋駅から徒歩5分。滋賀県の牧場から直送される選び抜かれた「認定近江牛」のみをリーズナブルに提供する、近江牛専門精肉店の直営となる焼肉店。
近江牛は、きめ細かな肉質と甘みのある上質な脂が特徴。このお店では珍しい部位も用意されており、赤身の赤皿と霜降りの白皿という2種類の盛り合わせにホルモン系も充実。
お酒は特に滋賀県というわけではなく、ある程度の種類が用意されています。ランチは近江牛ハンバーグや近江牛すじカレーもあり、ランチ焼肉も近江牛の入ったセットがあります。
B.京都府の郷土料理店
京都府の料理は「東京都 京料理」で検索すると色々見つかるため、リーズナブルで上質な店を中心に選びました。
02.京都石塀小路豆ちゃ 有楽町(有楽町)
有楽町駅や新橋駅から徒歩5分。ルミネ有楽町店ルミネ1の8階にある、京都のおばんざい(おかず)と京都老舗「藤井茶園」の宇治茶を楽しめるレストラン。
京都食材を中心として旬の素材を用いた御膳や、春夏秋冬それぞれ設定されるコース料理。小鉢のおかずや皿に盛られた肉魚や野菜など、見た目と栄養の充実した料理を楽しめます。
宇治抹茶を使用した甘味としてパフェやわらびもちなどがあり、抹茶のアイスやかき氷も。御膳に付く水出し宇治茶や、ミニデザートも魅力的。
ソフトドリンクや抹茶の飲み物を中心としつつ、アルコールとして京都麦酒や抹茶ビールがあり、お茶ハイや煎茶ジントニックといったものまで。
C.大阪府の郷土料理店
03.お好みたまちゃん 青山店(表参道)
表参道駅から徒歩3分。大阪市西区の堀江で創業した「お好みたまちゃん」本店を皮切りに大阪府に数店舗、そして東京都にも青山店と渋谷店の2店舗を展開するお好み焼き屋さん。
シンプルな豚玉から具材たっぷりのミックス(ゴージャス焼き)まで幅があり、モダン焼きや油かす玉など。ネギ焼き、ふわふわ焼き、焼きそば、オムそば、鉄板ホルモン焼きも。
キムチもひとつの売りで、白菜、大根、きゅうりのキムチ盛り合わせ。ナムルやチャプチェに明太子まであり、お好み焼きに添える前菜としてピッタリ。
お酒はベーシックなラインナップですが、焼酎15種類にマッコリもある内容。コース料理と飲み放題もあり、居酒屋としても利用しやすいです。
D.兵庫県の郷土料理店
04.淡路島と喰らえ 銀座コリドー店(新橋)
銀座駅から徒歩4分、新橋駅からは徒歩3分。淡路島の食材をコース料理などで楽しめて、飲み放題付きにもできる居酒屋さん。110席ほどの規模を持ち、大小個室もあります。
海に囲まれた淡路島の天然真鯛や鱧(はも)などの魚は、刺身、塩焼き、煮付けなどで楽しめるほか、魚を選んでしゃぶしゃぶで食べることもできるのが特徴。
淡路牛ミスジのしゃぶしゃぶ、淡路産タマネギの溶岩焼き、淡路タコのお造りや唐揚げといったものもあります。
淡路島の日本酒も色々な銘柄があり、タマネギ焼酎なるものも。あわぢ麦酒は6種類の味があり、淡路の酎ハイ、サワー、梅酒も。
05.淡路島の恵み だしや 渋谷宮益坂(渋谷)
渋谷駅から徒歩1分。海鮮出汁居酒屋としてダシにこだわる「ブリのしゃぶしゃぶ」を売りとした、淡路島の食材などを楽しめる居酒屋さん。45席で個室もあり。
市場直送の鮮魚は刺身盛り合わせがオススメとのことで、マグロ、クエ、真鯛、シマアジなど届いた魚の中から選べます。炊き立ての土釜めしも名物で、鯛めしなどのスタイルで。
しゃぶしゃぶはカツオ系のダシで香りを維持させるために追いダシも用意されるこだわり。締めのきしめんや雑炊もオーダーできます。
お酒は色々あり、日本酒は淡路島や他地域などこだわりの内容のようです。
06.四季和食 百菜(水天宮前)
水天宮前駅から徒歩3分。淡路島から直送された魚介類を中心として、旬の食材を使用した料理を楽しめる居酒屋さん。夜は値段高めのコースがメインのようで、ランチが人気の様子。
コースは鳴門、淡路、明石などが用意されています。刺身や西京焼きに魚と野菜の炊き合わせなどがあり、淡路牛ステーキなどが付くコースも。
ランチも淡路島の食材を用いた豚肉タマネギ炙り、アジフライ、刺身と焼き魚などいくつかの定食。釜炊きご飯と味噌汁はおかわり自由とのこと。
E.奈良県の郷土料理店
07.あをによし(三越前)
三越前駅から徒歩1分。倭鴨(やまとがも)のすき焼きをはじめとして、奈良県のお酒と食材にこだわる居酒屋さん。和食の腕前のある料理長による料理を楽しめます。
古民家をリノベーションした店内は、半個室の掘りごたつ座敷席や宴会向きのテーブル席など。カウンター席もあります。
倭鴨はロースとモモを用いたすき焼きを筆頭に、倭鴨のたたき、黒焼き、メンチカツ、鴨わさ、生ハム、奈良漬などバリエーション豊かな食べ方で提供してくれます。
しめ鯖奈良造り、大和猪肉の肉豆腐、大和ポークの網焼き、吉野玉子のダシ巻き、奈良県産野菜サラダ、奈良山椒クリームチーズなど多彩な料理の数々。柿の葉寿司も。
日本酒も奈良県の銘柄が20種類以上用意されており、梅酒、果実酒、焼酎、ビールも奈良県のものが色々あります。
08.TOKi(新橋)
新橋駅から徒歩2分。バル併設のモダンレストランとして高級価格帯寄りではありますが、大和牛をメインとしたコースなど奈良の風土を感じさせる料理構成のお店。
内装もラグジュアリー感を持たせたレストランに、カウンター席タイプのバルスペース。レストランでのコースは魚料理と肉料理に前菜やデザートが付くものなど。
単品では大和肉鶏の手羽先、奈良ジャガイモのトルティージャ、倭鴨(やまとがも)のアサード、大和牛のプランチャ、他にも奈良の野菜を使用した料理があります。
平日限定のランチは比較的手頃な値段で奈良野菜や肉をプレートで楽しめます。
F.和歌山県の郷土料理店
09.近畿大学水産研究所 銀座店(銀座)
銀座、日比谷、有楽町、新橋の駅それぞれから徒歩5分。世界初の完全養殖に成功した近畿大学のクロマグロ「近大マグロ」と、紀州和歌山のグルメを楽しめる居酒屋。
和歌山県串本町の近畿大学大島事業場で育った近大マグロは、刺身、握り寿司、コチュジャン和え、醤油炒め、レアカツ、そして血合い(レバー系)の竜田揚げなど多彩な食べ方。
近大マダイ、近大ブリ、近大クエ、しらすなどの魚、龍神しいたけやあんぽ柿などの素材を利用したサラダ、ほねく(かまぼこ)、高野山ごま豆腐、イブ美豚など紀州の味覚たっぷり。
お酒は紀州南高梅を使用した梅酒が9種類ほどあり、和歌山の日本酒と焼酎も色々。木材を活用しつつ黒色を取り入れたスタイリッシュな雰囲気のテーブル席がたくさん。
10.酒蔵 紀州屋(新宿)
新宿駅の南口から徒歩圏内。和歌山県と三重県の食材に加えて名物のしゃぶしゃぶ「つゆしゃぶ」を楽しめる居酒屋。コースや飲み放題があり、114席と大きめで個室もあります。
岩清水豚しゃぶコースが特に人気のようで、だしつゆを使用したしゃぶしゃぶ。紀州和華牛を使用したしゃぶしゃぶとすき焼きもコースで楽しめます。
串本漁港から直送の鮮魚を中心とした刺身盛り合わせ、みかんの皮で育てられた紀州みかん鶏の唐揚げ、紀州しらすなどのサラダ、締めは紀州南高梅のお茶漬けも。
和歌山の日本酒として黒牛などいくつかの銘柄が置いてあり、紀州の梅酒もいくつかあり紀州じゃばら梅酒も。
11.紀州山海料理 愚庵 丸の内店(新宿)
東京駅の西口から徒歩3分で、二重橋前駅からも近い丸の内ビル内。海鮮和食店として海の幸を中心として、あらゆる食材に和歌山の魅力を詰め込んだ居酒屋さん。
米やダシにもこだわった自慢の「鯛めし」を名物料理として、クエやマグロなど紀州の魚介類がたっぷり。太刀魚やウツボなどの魚もあり、紀州備長炭で干したアジや金目鯛なども。
調味料にもこだわり、紀州醤油、南高梅、金山寺味噌を活用した味付け。紀州みかん鶏、いのぶた、熊野牛といった肉類に、野菜類も特徴ある一品で提供。
日本酒やリキュールなども和歌山の味覚で。ランチも紀州の味覚を様々な御膳で。
まとめ
以上、関西地方の郷土料理を楽しめる飲食店の紹介でした。