福島県インスタ映え絶景スポット17選!自然景勝地写真

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福島県の絶景スポット

猪苗代湖や磐梯山などをはじめとして、奇岩や断崖の「塔のへつり」など自然の景勝地が随所にある福島県。

喜多方など街並みを楽しめるスポットがある一方、JR常磐線の運行が再開された区間を持つ浜通りエリアの海沿い風景も魅力。

今回は、インスタ映えするフォトジェニックな福島県の絶景を紹介していきます。

セシモ コイ

海と山の自然景観に加えて、橋や歴史的建造物など見どころ盛りだくさん。地図リンク付きで、地域別に解説します。

A.県北(福島)地域の絶景

飯坂温泉・浄土平・岳温泉のある県北地域(福島市・伊達・二本松・本宮・桑折・国見・川俣・大玉)の絶景スポットを紹介。

01.滑滝(福島市)

福島市の飯坂温泉よりも北にある景勝地で「摺上川」の川が急流となっている部分があり、滝が流れ込む「滑滝」が名所。

飯坂の茂庭エリアで地元の方がバーベキューを楽しむスポットで、奥行のある岩場と川という構図が特徴的な場所です。

冬には雪に染まった岩場の景色を楽しめます。

地元の方は川に飛び込んで楽しむスポットという認識ですが、橋からの飛び降りは禁止で滝つぼ付近の飛び降りは頻繁に死亡事故が発生しているとのこと。岩場も足を滑らせないように。
アクセス情報

[住所] 福島県福島市飯坂町茂庭 蝉狩野山25(地図

02.稚児舞台展望台(二本松市)

稚児舞台展望台写真 洞窟のメインとなる滝根御殿は様々な鍾乳石が広がる

阿武隈川を一望できる特徴的な風景を持つ、稚児舞台展望台。対岸にある島山地区(島山公園)をぐるりと迂回して「ひ」の字を描く川を一望できます。

駐車場から展望地まで徒歩2分程度で、少し坂道。地面の見通しはありますが、マムシ注意とのことなので立ち止まらず足元をしっかり見て移動を。

夏場は手前の草木が伸びすぎて「ひ」の字に見えないのが残念ですが、山並みと阿武隈川の景色が素晴らしいです。
アクセス情報

[住所] 福島県二本松市上川崎滝畑57(地図

03.初森天狗塚公園(二本松市)

天狗塚と呼ばれる岩の上に天狗の石像があり、その奥に安達太良山を見ることができる展望の公園。あづま屋があり、駐車場もある公園です。

安達太郎山に住む力自慢の天狗達が東へ向かって大きな岩を投げ比べしたときの岩が、この公園にある岩であるという昔話が言い伝えられています。

アクセス情報

[住所] 福島県二本松市初森(地図

B.県央(郡山)地域の絶景

布引高原・あぶくま洞・福島空港のある県央地域(郡山・須賀川・田村・三春・小野・鏡石・天栄・石川・玉川・平田・浅川・古殿)の絶景スポットを紹介。

04.鬼沼景勝地(郡山市)

鬼沼景勝地写真 猪苗代湖の特徴ある景勝ポイントは静かで緑豊か

猪苗代湖の南端に位置する鬼沼景勝地。坂道の路側帯に車1~2台程度を停められるくらいで、知名度低めなポイントではあります。

湖が広がる景色だけでなく、湿地帯の緑と沼地化した青が混ざりあう複雑な地形が特徴。遠く対岸もうっすら見えます。

猪苗代湖は北側が主に観光地となっていますが、南側でゆったり過ごすのもいいと思わせてくれるエリアです。
アクセス情報

[住所] 福島県郡山市湖南町舟津舟附(地図

05.浄土松公園 きのこ岩(郡山市)

郡山市にある「浄土松公園」には、奇岩が天に向かってキノコが生えているように見える「きのこ岩」があります。

大きくもキノコのように先端が笠の形になっており、奇岩が並ぶ姿はトルコの名勝「カッパドキア」に似ているとして「福島のカッパドキア」と呼ばれて親しまれています。

公園にはアスレチック遊具などがあり、バーベキューも楽しめる公園として地元の方の馴染みとなる公園です。

東日本大震災によって以前とは少し風景も異なるとのことですが、市街地エリアでこのような景勝を楽しめるのは珍しいと思います。
アクセス情報

[住所] 福島県郡山市逢瀬町多田野(地図

06.乙字ヶ滝(須賀川市-玉川村)

日本の滝百選に選ばれている滝「乙字ヶ滝(おつじがたき)」は、須賀川市と玉川村の境にあり阿武隈川が勢いよく流れ落ちる滝スポットです。

上から見ると大きく屈曲した「乙」の字を描くように見えることが名前の由来で、阿武隈川の幅全体に広がる滝は「小ナイアガラ」とも呼ばれます。

落差6メートル、幅100メートルほどある豪快さ。川に架かる橋から見ることもでき、付近には「みちのくサイクリングロード」も整備されています。

夏に行われる夜のライトアップも名物で「乙字ヶ滝公園」にランタンが吊るされる光景も魅力のひとつです。

2019年10月の台風19号で滝近くの滝見不動堂が全壊してしまったのですが、修復は進んでいるのか気になるところ。風情ある滝見不動堂から見る滝が見事です。
アクセス情報

[住所] 福島県玉川村竜崎滝山(地図

07.馬尾の滝(須賀川市)

馬尾の滝写真 洞窟のメインとなる滝根御殿は様々な鍾乳石が広がる

馬尾(まお)の滝は勢至堂渓谷にある滝のひとつで、高さ12メートルで巨大な岩をすべり落ちる滝です。渓谷の川と一体化した滝つぼも特徴のひとつです。

国道294号から旧道に入ってすぐの場所で、広めな道路幅と駐車スペースがあります。小田原から会津までを通る道として、かつて江戸時代に勢至堂集落の宿場があったとされます。

駐車スペースから渓谷へ降りる道があり、徒歩1分かからずに滝を見ることができます。また、付近には姫子の滝、銚子ヶ滝もあります。

市街地からは遠めですが車でアクセスしやすい滝で、猪苗代湖からも近いです。朝に木々の影ができる渓谷の滝が珍しい!
アクセス情報

[住所] 福島県須賀川市勢至堂(地図

08.あぶくま洞(田村市)

あぶくま洞写真 洞窟のメインとなる滝根御殿は様々な鍾乳石が広がる

石灰岩採掘中に偶然発見された鍾乳洞として、1973年に一般見学可能としてオープンした観光鍾乳洞。

天井高約30mの大空洞「滝根御殿」が一番の見どころとされており、ビッグフローストンや洞穴サンゴなど様々な形の鍾乳石を見ることのできるホールです。

仙台平カルストの洞窟として施設入口付近から見る屋外の岩山風景も魅力で、展望も楽しめて初夏は小さなラベンダー畑も脇にあります。

追加料金で探検コースも用意されており、奥へと延びるだけでなく高低差も楽しめます。
アクセス情報

[住所] 福島県田村市滝根町菅谷東釜山1(地図

09.鏡石町田んぼアート(鏡石町)夏季限定

鏡石町田んぼアート写真 牛や赤ベコをデザインした2023年夏の田んぼアート

全国の数十箇所で作られている夏の名物、田んぼアート。鏡石町では「鏡石町図書館」の館内から見下ろす形で田んぼアートを楽しめる珍しいスポットです。入場無料。

デザインは毎年異なり、かぐや姫、浦島太郎、うさぎとかめ、そして牛など色々な絵柄が年ごとに作られてきました。田植え風景などのパネル展示もあります。

屋内なので撮影時はガラス反射がないよう気を付けて。4階に相当するフロアから見下ろせます。
アクセス情報

[住所] 福島県岩瀬郡鏡石町旭町440-6(地図

C.県南(白河)地域の絶景

白河関跡・滝川渓谷・鹿角平天文台のある県南地域(白河・西郷・泉崎・中島・矢吹・棚倉・矢祭・塙・鮫川)の絶景スポットを紹介。

10.白河小峰城(白河市)

白河小峰城写真 芝生の本丸跡から再建の三重櫓がそびえる姿を眺める

白河駅の北側にある「小峰城」は日本100名城のひとつで、松平定信も藩主として居住したお城。東北三名城のひとつにも位置づけられています。

城跡として本丸自体は芝生化されていますが、本丸の一角に位置する三重櫓が再建されて内部鑑賞も可能。急な階段をのぼると、狭めではありますが展望窓もあります。

城周辺は公園化されており、二ノ丸茶屋や小峰城歴史館があります。城壁や堀も残っており、石垣も見どころのひとつです。本丸跡から市街地を見渡す展望も魅力。

三重櫓の中は木造による木材の感じがしっかり出ていて、銃弾跡のある木も使用されています。
アクセス情報

[住所] 福島県白河市郭内1-73(地図

11.雪割橋展望台(西郷村)

栃木県の那須からも近い県境に位置する白河エリアにて、阿武隈川に架かる「雪割橋」を一望できる「雪割橋展望台」がある「雪割渓谷」が絶景スポット。

雪景色を渓谷の流れが割ったように見えることが名前の由来。柱状節理の断崖が約4kmも続く峡谷で、散策路が整備されています。

紅葉時期は特に美しい山並みの見える展望台から、オレンジ色の「雪割橋」が架かる峡谷と山岳の風景を楽しめるスポット。

付近には滝が岩をすべり落ちるように流れる景勝地「熊のすべり台」があります。

那須高原から車で近いので、那須観光とセットで来訪するのも良さそう。
アクセス情報

[住所] 福島県西白河郡西郷村大字鶴生由井ケ原(地図

D.県東(浜通)地域の絶景

ハワイアンズ・湯ノ岳平和観音・廃炉資料館のある県東地域(いわき・相馬・南相馬・新地・飯舘・広野・楢葉・富岡・川内・大熊・双葉・浪江・葛尾)の絶景スポットを紹介。

12.潮見台(いわき市)

いわき市の小名浜エリアにある「三崎公園」は、太平洋を一望できるスポットでローラーすべり台や野外音楽堂のある広い公園。

特に絶景を楽しめる公園内のポイントとして、海上に突き出した展望台「潮見台」があります。筒型の柵で囲まれた歩道が海にせり出している、特徴的な場所です。

手前には岩礁があり遠く水平線が続く日本海を一望でき、展望台右手は小名浜漁港や水族館など観光でにぎわうスポットがあります。

公園内には「いわきマリンタワー」もあり、日本海と市街地を見渡すことができます。

いわき市の観光メインエリアの一部として、遊覧船からタワーのそびえる公園を見ることもできます。
アクセス情報

[住所] 福島県いわき市小名浜下神白小三崎(地図

13.百尺観音(相馬市)

地元の仏師が岩山を切り開いて建立した「百尺観音」は、砂岩の崖を削って作られた観音像が見どころ。崖を残して観音像と一体化したままの磨崖仏(まがいぶつ)に相当します。

宗教法人や行政ではなく民間の管理。初代の仏師は未完成のまま他界したものの、二代目から四代目まで引き継いで制作を続行したことで像の加工や修理に加えて参道も整備。

名前の「百尺」は長さの単位で、約30メートルほどの高さを持つ像に由来。2018年にはテレビ番組「ナニコレ珍百景」にも取り上げられて、話題のスポットとなっています。

親子4代で手掛けてきた観音像は真顔ながらコミカルな顔立ちで、崖を背中に構えた幅広い肩のどっしりとした姿です。
アクセス情報

[住所] 福島県相馬市日下石高根沢686(地図

14.天神岬展望台(楢葉町)

双葉エリアの楢葉町にある太平洋沿いの公園「天神岬スポーツ公園」は、小さい公園ながら神社、城跡、遺跡、ドッグランなど色々なものがあります。

特に「天神岬展望台」からの展望が魅力的。東の水平線には洋上の水力発電プロペラが遠く見えて、設置された双眼望遠鏡で見ることができます。

北には崖が続く海岸線、南には火力発電所の白い煙突、西は阿武隈山地も遠く見渡すことができる展望の素晴らしいスポットです。

公園に隣接して旅館、アイスクリームショップ、あやめ池もあります。

2020年にJR常磐線の富岡-浪江間が開通したことでアクセスしやすくなったエリアで、常磐線沿線を見てまわる際に立ち寄ると良さそうです。
アクセス情報

[住所] 福島県双葉郡楢葉町大字北田(地図

E.県西(会津)地域の絶景

猪苗代湖・塔のへつり・大内宿のある県西地域(喜多方・会津若松・北塩原・西会津・磐梯・猪苗代・会津坂下・湯川・柳津・三島・金山・昭和・会津美里・下郷・檜枝岐・只見・南会津)の絶景スポットを紹介。

15.恋人坂(喜多方市)

喜多方の東に広がる田園地帯にて、見渡すかぎりの田んぼが広がる直線のゆるやかな坂「恋人坂」。雄国山の裾野に位置する広大な丘陵地で楽しめる、雄大な自然景観です。

西方面を見渡すと下り坂の直線道路が長く続き、左右に田んぼが広がります。特に夕陽を正面に見ることのできる夕暮れの景色が美しいとして評判のスポット。

湿原の植物と沼を楽しめる「雄国沼湿原」へと向かう途中に立ち寄りやすいです。秋には蕎麦(そば)畑に白い花が咲いて一面美しくなる風景も魅力。

地蔵尊や墓所などがあり遺跡など歴史的な史跡も点在するエリアで、アスパラガスの直売所があるなどゆったり過ごしたい場所です。
アクセス情報

[住所] 福島県喜多方市熊倉町雄国字村中(地図

16.第一只見川橋梁展望台(三島町)

奥会津エリアにて只見川の峡谷に架かる「第一只見川橋梁」「只見川歲時記橋」を遠くから見渡せる展望台は、奥会津屈指の絶景スポット。

展望台の右手方面にはJR只見線の鉄道用橋梁「第一只見川橋梁」、展望台の左手方面には車道用「只見川歲時記橋」を遠景で見ることができます。

道の駅「尾瀬街道みしま宿」から約200メートルほど歩いた場所に展望台があり、酷道252号線のトンネル近くに位置する展望台から景色を眺めることができます。

鉄道撮影者に人気の撮影地でもあり、SLばんえつ号の走る日がねらい目。緑豊かな峡谷の崖部分に架かる橋で、霧が発生するとより趣きがあります。
アクセス情報

[住所] 福島県大沼郡三島町大字川井(地図

17.塔のへつり(下郷町)

南会津地域の東部を流れる大川に沿って広がる渓谷で、長年の侵食と風化によって柱状の断崖と河食地形を形成した景勝地です。

大川には吊り橋が架かっており、橋を渡った先にある断崖のくぼみを歩くことができます。もとは全長200mにわたって色々な岩を見ることができましたが、現在は立ち入り禁止。

1943年に国の天然記念物に指定された、南会津屈指の絶景スポット。「へつり」とは会津の方言で、川に迫った険しい断崖のことを言います。

人工物ではなく自然が作った絶壁の遊歩道。青緑色に染まることもある川、そして紅葉時期は一層美しくなる奇岩。レストランの大エビ丼が美味しかった!
アクセス情報

[住所] 福島県南会津郡下郷町大字弥五島下タ林5316(地図

まとめ

以上、福島県のフォトジェニックな観光スポットでした。

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セシモ コイ (瀬下 恋衣)
趣味の国内旅行ライター

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