熊本県インスタ映え絶景スポット10選!自然景勝地写真

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ラピュタの道

自然豊かな阿蘇や天草をはじめとして、県全域に豊かな景観のある熊本県。

阿蘇山の五岳や外輪山の雄大さは緑豊かな夏やススキが色づく秋も魅力的。

人吉や球磨川沿いも素晴らしく、熊本市や日奈久温泉など列車で行ける場所にも写真向きな景色があります。

今回は、インスタ映えするフォトジェニックな熊本県の絶景を紹介していきます。

セシモ コイ

海と山の自然景観に加えて、橋や歴史的建造物など見どころ盛りだくさん。地図リンク付きで、地域別に解説します。

A.県央(益城)地域の絶景

くまモンスクエア・甲佐やな場・三角西港のある県央地域(熊本市・宇土・宇城・美里・御船・嘉島・益城町・甲佐・山都)の絶景スポットを紹介。

01.長部田海床路(宇土市)

長部田海床路写真 満潮時間帯に沈む道路は夜でも灯りが奥まで続く

有明海の熊本県側で、潮が引いたときにだけ現れる道「海床路(かいしょうろ)」。

長部田(ながべた)の海床路は1979年に建設されたもので、干潮と満潮の差が激しい有明海で海苔(のり)の養殖や採貝を営む漁業者のために作られた道路です。

約1kmの道には24本の電柱が並んでおり、満潮時には道路が海に沈んで電柱だけが立ち並ぶ海の光景を見ることができます。日中は遠くに雲仙普賢岳が見えます。

海上に街灯が続く不思議な光景はジブリの人気アニメ「千と千尋の世界」の風景とも言われ、CMにも使われるインスタ映えスポット。

夕日百選にも選ばれた美しい「おこしき海岸」が近く、隣の長浜漁港にも海床路が2つあるためセットで巡るのも手です。

満潮の前後2時間が見頃で、夕暮れ時期が特にキレイとのこと。夜はひっそりと釣りをする方もいますが、暗い公園なので明るいうちに来訪を。
アクセス情報

[住所] 熊本県宇土市住吉町3125-1(地図

B.県東(阿蘇)地域の絶景

阿蘇山・草千里ヶ浜・黒川温泉のある県東地域(阿蘇市・南小国・小国・産山・高森・西原・南阿蘇)の絶景スポットを紹介。

02.巨大狛犬(阿蘇市)

阿蘇エリアの北西にある「阿蘇ミルクロード」沿いから少し道を外れると、神社などの無い草原の沿いに大きな狛犬があります。

阿蘇外輪山から見る阿蘇五岳を背景にして、悠然とたたずむ「巨大狛犬」はB級フォトスポットとして楽しめます。

緑豊かな夏やススキが彩る秋など、季節ならではの光景に狛犬をオブジェクトにして撮影が楽しそう!
アクセス情報

[住所] 熊本県阿蘇市狩尾(地図

03.鍋ケ滝(小国町)

阿蘇エリアの北にある小国(おぐに)町にある「鍋ケ滝」は、滝の裏側から滝を見ることのできる名所として知名度の高い滝。

滝の落差は約10メートルと少なめですが、約20メートルの幅の広さで落ちる水が木漏れ日に照らされる姿はカーテンのように見える美しさ。

阿蘇のカルデラを作った約9万年前の噴火でできた滝と言われ、年月を経て今の姿に。

道路沿いに駐車場と公園があり、駐車場から徒歩で見ることができます。年に数日ライトアップされる日もあり、一層美しく見えます。

先ほど紹介した鍋ケ滝とともに来訪したい小国町の自然景勝。黒川温泉の宿泊とあわせて見に行きたいです。
アクセス情報

[住所] 熊本県阿蘇郡小国町大字黒渕(地図

04.鍋釜の滝(小国町)

阿蘇エリアの北にある小国(おぐに)町にある、ひっそりとした自然の中で幅広く落ちる滝。

岩の割れ目に入った小石が水流で回転し、岩が削られて大きな穴ができたという。その形状が、鍋や釜に見えることから、滝の名前が付いたとされる。

岩の割れ目に入った小石が水流で回転して岩が削られたていったことで、今の姿に。水が流れて落ちていく大きな穴の姿が鍋や釜のように見えることから「鍋釜の滝」と呼ばれます。

駐車場から階段を下りていくと吊り橋があり、吊り橋の上から見るのが定番です。滝の奥には「下城の大イチョウ」がそびえ、紅葉時期は特にキレイです。

夕方の散策など静かに楽しめそうなスポットで、秋のススキの時期に訪れてみたい!
アクセス情報

[住所] 熊本県阿蘇郡小国町大字下城(地図

C.県北(菊池)地域の絶景

万田坑跡・八千代座・菊池渓谷のある県北地域(荒尾・玉名・玉東・南関・長洲・和水・山鹿・菊池・合志・大津・菊陽)の絶景スポットを紹介。

05.山鹿温泉さくら湯(山鹿市)

山鹿温泉さくら湯写真 朝の始まりに温かみある灯りで迎える山鹿のさくら湯

山鹿市のシンボルとなる風格ある和の建物「さくら湯」。肥後細川藩の山鹿御茶屋の歴史を経て、明治初期に温泉施設として改装された山鹿温泉の元湯です。

朝の始まりに入る方も多いほど市民に親しまれ、1973年に惜しまれつつ取り壊し。そして当時の建物を再現する形で復元したのが、今のさくら湯です。

九州最大級の木造温泉で、取り壊し前の材料も一部使いながら伝統工法で再建された風格ある建物。朝6時から入浴可能です。

隣接した建物では有料で見学のみ可能な「殿様の湯」があり、山鹿の団扇で卓球を楽しめる施設も。観光案内所も近くにあり、山鹿の観光散策の拠点でもあります。

くまモンが実際に入った衝撃的な温泉!浴場はたしかヒノキ組立で木の香りが心地よく、ぬるめで長湯しやすい温泉です。
アクセス情報

[住所] 熊本県山鹿市山鹿1-1(地図

D.県西(天草)地域の絶景

天草キリシタン館・牛深ハイヤ大橋・崎津天主堂のある県西地域(上天草・天草市・苓北)の絶景スポットを紹介。

06.西平椿公園 ラピュタの木(天草市)

天草市の「西平(にしびら)椿公園」に自生するアコウの木は、近年「ラピュタの木」としてSNSなどで話題に。

巨大な岩石を包み込むように複雑な根を張るアコウの姿は、宮崎駿監督のアニメ映画「天空の城ラピュタ」を想わせるものです。

このアコウの木は公園展望所から椿(つばき)自生地へ向かう途中にあり、高さ約20メートルの木です。海沿いで広い海を見渡せる展望地や、晩冬には椿も見ることができます。

海沿いに静かそうな公園で、天草ドライブのスポットとして見てみたい!
アクセス情報

[住所] 熊本県天草市天草町大江西平1(地図

E.県南(球磨)地域の絶景

日奈久温泉・五家荘・人吉温泉のある県南地域(八代市・氷川・水俣・芦北・津奈木・人吉・錦・多良木・湯前・水上・相良・五木・山江・球磨村・あさぎり)の絶景スポットを紹介。

07.五家荘 樅木吊橋(八代市)

五家荘 樅木吊橋写真 朝霧に包まれて幻想的な人吉城跡の石垣と球磨川

球磨エリアの五木村からも近い、八代市に属する秘境「五家荘(ごかのしょう」。自然豊かで古民家の茶屋が少しだけある、まさに山奥の秘境と言えるエリアです。

五家荘の見どころのひとつとして、2つの橋が架かる親子橋として峡谷の名所となる「樅木(もみぎ)吊橋」があります。

紅葉の名所にもなっているスポット。高低差のある峡谷の上側と下側それぞれに木造の橋が架かっており、両方の橋を使用して1周の散策が可能です。

それほど揺れませんが、ちょっと怖い橋。紅葉と2つの橋が見事なほどに美しいです。北側駐車場は犬が吠えて邪魔するので、南側駐車場がオススメ。
アクセス情報

[住所] 熊本県八代市泉町樅木(地図

08.紅取丘公園の雲海(人吉市)

紅取丘公園の雲海写真 山並みから日の出も楽しめる一面の雲海鑑賞スポット

人吉市・球磨地域は人吉盆地と球磨川によって市街地に朝霧が立ちやすく、雲海が発生しやすい場所として遠方から撮影者が来るほど。

雲海は晩秋から冬にかけて特に発生しやすく、風が穏やかで気温の低い朝方に出現する確率が高いそうです。

人吉市の雲海展望地として代表的なのが、市の北西部にある「紅取丘公園」。市街地から車で約15分で行ける林道の奥にある高台の公園です。

GoogleMap上の「紅取丘公園」で車を停めて、徒歩で北側からまわりこむ形で「人吉市街地第一展望所」へ歩いて3分ほど。

道路から細道に入ったばかりの部分は道幅が細くて運転注意ですが、その先はそこまで危険ではない林道。木々に覆われた山の開けた部分から広がる盆地に、朝日がまぶしい絶景の雲海が美しいです。
アクセス情報

[住所] 熊本県人吉市中神町(地図

09.人吉城跡(人吉市)

人吉城跡写真 朝霧に包まれて幻想的な人吉城跡の石垣と球磨川

人吉市の中心市街地から近い、観光エリアのひとつ「人吉城」。本丸などは無い城跡ではありますが、石垣の残る公園として散策を楽しめます。

球磨川沿いにある人吉城の城跡付近は霧で包まれやすく、レトロな街灯がつく橋から城跡を見る角度がとくに幻想的と言われます。

朝にジョギングをしている人もいる長い橋の上から、球磨川とお城の石垣を撮影するのがオススメ。
アクセス情報

[住所] 熊本県人吉市麓町(地図

10.人吉ループ橋(人吉市)

人吉ループ橋写真 朝霧に包まれて幻想的な人吉城跡の石垣と球磨川

熊本県人吉市と宮崎県えびの市をむすぶ国道221号は、矢岳の県境を通ることからトンネルや高低差のあるドライブルートになっています。

鉄道で有名な大畑(おこば)スイッチバックもあるエリアにて、国道には螺旋(らせん)上に高低差をかせぐループ橋が2つあります。

熊本県側にある人吉ループ橋には、途中に一時的な駐車スペースが設けられています。ループの途中から見るカーブを描く橋に加えて、路肩の階段から下に公園もあります。

撮影角度が若干悩ましいところで全景を入れるのは難しいですが、紅葉時期の橋はなかなかキレイ。ちなみに、宮崎県側にもループ橋があります。
アクセス情報

[住所] 熊本県人吉市大畑町(地図

まとめ

以上、熊本県のフォトジェニックな観光スポットでした。

記事を書いた人&運営者
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セシモ コイ(瀬下 恋衣)
趣味の国内旅行ライター

国内旅行が大好き。NIKON一眼レフで主に花や絶景を撮影し、写真を活かして当旅行サイトを運営。
旅行系Vチューバーとしても活動予定で、国内情報を解説するため勉強中。