
松尾芭蕉ゆかりの山寺や山岳地帯の蔵王に加えて温泉地も豊富で、内陸に景色の良いスポットがいくつもある山形県。
日本海沿いの酒田や鶴岡にも風情のある建築物が多く、霊峰の月山(がっさん)をはじめとする出羽三山など山並みも美しいです。
今回は、インスタ映えするフォトジェニックな山形県の絶景を紹介していきます。
セシモ コイ
この記事の目次
A.県央(村山)地方の絶景スポット
県庁・果樹園などのある、県央地方(山形・寒河江・上山・村山・天童・東根・尾花沢・山辺・中山・河北・西川・朝日・大江・大石田)の絶景スポットを紹介。
01.山寺:立石寺五大堂(山形市)

松尾芭蕉の俳句「閑さや岩にしみ入る蝉の声」で知られる「山寺(やまでら)」は、山形県を代表する名刹。正式名称は「宝珠山立石寺」で、西暦860年に開かれた天台宗のお寺です。
階段が続く山のお寺で、登山口階段から最初に見える「根本中堂」は国指定重要文化財。
特に素晴らしい風景として市街地を背景にたたずむ「五大堂」があり、観光雑誌にもよく掲載される構図。山寺随一の展望台と言われます。
[住所] 山形県山形市大字山寺4456-4(地図)
B.県北(最上)地方の絶景スポット
最上川・肘折温泉などのある、県北地方(新庄・金山・最上・舟形・真室川・大蔵・鮭川・戸沢)の絶景スポットを紹介。
02.肘折温泉の街並み(大蔵村)

県北の新庄駅から村営バスで55分、山間いで肘折カルデラ一帯にある大蔵村「肘折温泉」は、月山の麓を流れる銅山川沿いに旅館が並ぶ県を代表する温泉地のひとつです。
古くは長期滞在で自炊しながら宿泊して体を整える湯治場(とうじば)だった歴史を持ち、木造建築の宿が多いひなびた温泉地の雰囲気を持ちます。
[住所] 山形県最上郡大蔵村大字南山肘折(地図)
03.世界一の雪だるま・雪回廊(大蔵村)冬季限定

県北の温泉地「肘折温泉」は、全国屈指の豪雪地帯として有名。2013年に積雪4.14メートル、2018年には過去最大となる積雪量4.25メートルを記録した雪の温泉地です。
冬の温泉街の広場にて「世界一の雪だるま」が毎年作られて、大蔵村から名前を取った「おおくら君」として子どもが遊べるすべり台にもなる冬の名スポットです。
温泉街から徒歩圏内に3メートルを超える雪壁に挟まれた散策路「肘折幻想雪回廊」も作られて、日付限定ですが冬の土曜日などに暖かい色合いの灯りがつきます。
[住所] 山形県最上郡大蔵村大南山451-2(地図)
C.県南(置賜)地方の絶景スポット
上杉神社・長井あやめ園などのある、県南地方(米沢・南陽・長井・高畠・川西・小国・白鷹・飯豊)の絶景スポットを紹介。
04.旧米沢高等工業学校本館(米沢市)

米沢市の市街地にて「米沢城跡」の南にある「旧米沢高等工業学校本館」は、明治43年に全国で7番目の高等工業高校として開設された学校。
木造の2階建ての建物はルネサンス様式を基調としたもので、昭和48年に重要文化財に指定された建物。中央玄関には車寄せ(雨除け)があり、1階と2階が各種展示室になっています。
建物の外側は自由見学可能で、館内の見学は事前申し込みが必要です。
[住所] 山形県米沢市城南4-3-16(地図)
D.沿岸(庄内)地方の絶景スポット
致道館・山居倉庫などのある、沿岸地方(酒田・鶴岡・三川・庄内・遊佐)の絶景スポットを紹介。
05.丸池様(遊佐町)
山形県遊佐の丸池様と牛渡川の清流でも。 pic.twitter.com/rkc2tdk57P
— Tungsten0606 (@tungsten0606) 2019年5月11日
秋田県との県境に位置する遊佐町にある「丸池(丸池様)」は、池が青く見えることから「青い池」とも呼ばれるスポット。全国にいくつかある青池のひとつです。
池はにごりのあるブルーで、晴れた日や緑が豊かな日に空や葉の色が反映されて青や緑に見えます。沈んでいる倒木は、幹や根が腐らずに美しい状態である点も見どころ。
夏場には、すぐ近くを流れる「牛渡川」の水面下に梅花藻(ばいかも)の花を見ることができます。
[住所] 山形県飽海郡遊佐町直世荒川57(地図)
まとめ
以上、山形県のフォトジェニックな観光スポットでした。