有明海に面した佐賀県には自然豊かなスポットが多く、陶磁器の焼き物で有名な有田や伊万里など風情ある名所も豊富。
近年話題になっている庭園「御船山楽園」はツツジや紅葉がキレイな景勝地で、他にも古民家や滝など見どころいっぱい。
今回は、インスタ映えするフォトジェニックな佐賀県の絶景を紹介していきます。
セシモ コイ
A.県央(佐城)地域の絶景
佐賀城・旧古賀銀行・三瀬高原のある県央地域(佐賀市・多久・小城)の絶景スポットを紹介。
01.旧古賀銀行(佐賀市)
両替商の古賀善平が明治18年に設立した「古賀銀行」は、かつて九州5大銀行のひとつと呼ばれるまで成長した銀行。大正ロマンを感じられる洋館建築です。
当時の銀行だった建物は商業会議所に改装されるなど変遷し、現在は大正5年頃の姿に復元されていて佐賀市歴史民俗館として一般開放されています。
館内のレストランカフェ「浪漫座」では、佐賀名物「シシリアンライス」やオムライスなどのランチを楽しめます。ケーキやドリンクもあり、生演奏が行われる日も。
[住所] 佐賀県佐賀市柳町2-9(地図)
02.筑後川昇開橋(佐賀市)
福岡県大川市と佐賀県佐賀市諸富町の県境に架かる、橋の中央が上下する可動式の橋。
1935年に旧国鉄佐賀線の鉄橋として作られた、筑後川に架かる全長507mの橋は「東洋一の可動式鉄橋」とされています。
有明海に接続する筑後川は、干潮時と満潮時の水位が大きく変わるもの。通常時は安全に船を通すため橋を上げておき、列車が通るときだけ橋を下げていました。
国鉄佐賀線は1987年に廃止され、現在は町のシンボルとして遊歩道になっています。観光の一環として橋の昇降が行われることもあるとか。
[住所] 佐賀県佐賀市諸富町大字為重214(地図)
03.干潟よか公園 夕景(佐賀市)
佐賀市の海沿いの公園「干潟よか公園」は、堤防や干潟を散策できる公園。ラムサール条約に登録されている、貴重な生態系を持つ湿地としてムツゴロウなども生息。
通常の海と異なり、夕陽が海面に映る際に干潟ならではの色合いを出してくれるのが特徴。遠くの山並みも見ることができます。
なお、紅葉の時期には赤く色づくシチメンソウの名所として有名ですが、2018年に壊滅的となり例年の1割程度しか色づかなくなったそうです。
[住所] 佐賀県佐賀市東与賀町大字下古賀(地図)
04.海遊ふれあいパーク 夕景夜景(小城市)
小城市芦刈町で六角川が有明海に流れ着く「芦刈海岸」は、地味ながら「海遊ふれあいパーク」として海沿い堤防の散策が可能です。
干潟として海岸では実際に生息している「ムツゴロウ」を見ることができる時期があるほか、秋には海岸沿い一帯にススキが色づきます。
夕陽が沈む西側には佐賀南部と長崎側の山並みがあり、夜には船を照らす灯りで夜景撮影も可能です。
[住所] 佐賀県小城市芦刈町永田3033-1(地図)
05.海遊ふれあいパーク トイレ(小城市)
先ほど紹介した「芦刈海岸」の「海遊ふれあいパーク」に来訪する際に、車を停める駐車場脇にあるトイレが面白いです。
フォトスポットとして有明海に生息する「ムツゴロウ」を模したトイレ。男性用の水色と女性用のピンクが並び、SNSでよく写真が上がっているプチ名所です。
[住所] 佐賀県小城市芦刈町永田3033-1(地図)
B.県東(三神)地域の絶景
鳥栖アウトレット・吉野ヶ里遺跡・九年庵のある県東地域(鳥栖・神埼・上峰・基山・みやき・吉野ヶ里)の絶景スポットを紹介。
06.脊振のめがね橋(神埼市)
ふもとの神埼市から三瀬エリアの脊振(せぶり)渓谷へと向かう途中にある、小さな石造りのアーチ橋に幅広い滝のあるプチ名所。
1891年に作られた、高さ14m、長さ20m、幅6mという小さめな明治期の橋。城原川の深い渓谷に架かり、かつての幹線道路として車も往来していた橋のようです。
水流があるためキレイなメガネ型として見るのは難しいですが、神埼市の重要文化財として「脊振のメガネ橋」と呼ばれています。
橋からは細い放水がなされており、橋の上からも滝を見ることができます。春は桜の街道、6月にはあじさいも見ることができます。
[住所] 佐賀県神埼市脊振町広滝河の内(地図)
07.佐賀のエッフェル塔(神埼市)
佐賀県神埼市の県道48号線を走っていると突如、エッフェル塔が現れる。カッコイイ。
これは自動車修理工場『馬場ボデー』の敷地内に建つ全長23メートルのエッフェル塔。馬場社長が自ら考案し7年半かけ建設した塔だ。塔の最頂部まで人が登れるようにもなっているとのこと。 pic.twitter.com/joZgimejhm
— まつじ (@matsujun5213) 2020年5月6日
佐賀市と神埼市の県境に位置する県道48号沿いにて、フランスのパリにあるエッフェル塔を模した建築物が田園風景の中にそびえ立ちます。
敷地内にある板金塗装業の社長が作ったもので、20代で訪れたエッフェル塔の美しさに憧れて作ったとのこと。
5年もの歳月をかけて1982年に初代の佐賀エッフェル塔が完成し、工場移転のために解体されて現在は1999年に完成した2代目の佐賀エッフェル塔がそびえています。
フランスのエッフェル塔と異なる部分として塔の脇に2本の小さな塔が付いていますが、これは本家のエッフェル塔を設計する段階で付いていたものを再現したという本家を超えるもの。
備え付けのハシゴで塔を登ることもでき、高さ22mで展望台からは佐賀平野を一望できます。
[住所] 佐賀県神埼市神埼町尾崎312(地図)
C.県西(松浦)地域の絶景
唐津城・呼子大橋・有田ポーセリンパークのある県西地域(唐津・玄海・伊万里・有田)の絶景スポットを紹介。
08.風の見える丘公園 呼子大橋(唐津市)
唐津市の奥にあるイカや朝市が名物の「呼子(よぶこ)」にて、代表的な景勝地といえば「風の見える丘公園」が観光として人気のスポットです。
もともとは「加部島」という離島にある公園で「呼子大橋」が架かったことで、楽に来訪できる島となりました。
駐車場が整った展望台から見る「呼子大橋」は俗に「ハープ橋」と呼ばれて、呼子のトレードマークとして佐賀の代表的な光景と言われる名所です。
[住所] 佐賀県唐津市呼子町加部島3279-1(地図)
09.鏡山展望台(唐津市)
ゾンサガ聖地巡礼。
鏡山展望台、1期11話のやつ。
作中と違って昼だけど、これはこれでめっちゃ絶景や pic.twitter.com/auUyUrXibu— ~帥升〜冬が終わっちまった (@suisyowhite2) 2021年6月26日
唐津の虹ノ松原駅から南へ続く峠道の先にある「鏡山(かがみやま)」は、万葉集にも詠まれた歴史ある山として「鏡山稲荷神社」を中心として一帯の散策を楽しめる展望地。
丘の頂上にて新たに造られた展望台は、石垣から突き出る形の舞台式。唐津湾を正面に一望できて虹の松原が広がり、遠く呼子大橋が見えて夜景も美しいスポットです。
マニアに人気の珍スポットとして、男性の象徴の形をした石像に女性の象徴が根本に彫られた「鏡山道祖神(どうそしん)」も。さわると元気になると言われています。
神社の近くにはカフェ、バーベキュー、ホテルがあります。
[住所] 佐賀県唐津市鏡鏡山山頂(地図)
10.七ツ釜(唐津市)
唐津市
七ツ釜佐賀の唐津、玄界灘を望む風景。暑くても、奇岩と美しい海の色を見たら、頑張って歩いて良かったと思えました。 pic.twitter.com/Chr4Q1WPSq
— のり。 (@NoriNacho) 2018年7月22日
唐津市街よりも北にあり、離島の壱岐を遠く見ることのできる海岸線。中でも県北屈指の景勝地として遊覧船も出航する「七ツ釜」が有名です。
入り組んだ崖が続く一帯。溶岩台地となる黒い玄武岩の断崖が波に侵食されて、削られたことで造られた海の洞窟が7つあることが「七ツ釜」という名前の由来です。
透明度の高いブルーの海を遊覧船が往来する姿は、崖の上から見下ろすこともできます。柱状節理の崖を上から見下ろす圧巻の景色に、乙女大明神や土器崎神社など見どころもあり。
[住所] 佐賀県唐津市屋形石(地図)
11.波戸岬(唐津市)
七ツ釜や呼子大橋よりも西にある、海に突き出た岬「波戸岬」もまた唐津市の代表的な景勝地。玄海国定公園の一部として、玄界灘に面した海に玄武岩類の丘陵性溶岩台地が続きます。
波戸は「はど」と読みますがハートとも読めそうなことから、白いハート型のモニュメントを特徴とする芝が広がる海の絶景が観光雑誌でも用いられます。
一帯はハイキング、釣り、キャンプ、海水浴など、レジャーを楽しめるリゾートエリアとしても整備されています。
陸地から桟橋で突き出した先には、海の底から魚を見ることができる「海中展望塔」も。白い灯台や石の鳥居など、色々な景観を楽しめます。
[住所] 佐賀県唐津市鎮西町波戸947(地図)
12.杉ノ原展望台(唐津市)
杉ノ原展望台きました😃 pic.twitter.com/pkI59EkA3G
— ラーメン大好きRusiさん (@Rusi_furidamu) 2022年12月27日
海沿いの景勝地が多い唐津市における呼子エリアで、特に雄大な景色が広がるスポットが「杉ノ原展望台」で「加部島展望台」とも呼ばれる海沿いに突き出たスポット。
春には水仙が咲く水仙郷として散歩道が作られており、崖近くには柵が作られて安全に散策できます。柱状節理の崖に白亜の灯台「肥前立石埼灯台」がそびえるスケールの大きい景色。
一部が「杉ノ原放牧場」として牛がのんびり過ごす姿を見ることもでき、夕暮れ時期の風景など色々な姿を見せてくれます。
[住所] 佐賀県唐津市呼子町加部島411(地図)
13.湊の立神岩(唐津市)
多くの巨石が天に向かって立ち並んでいる海岸沿いにて、周囲6mに高さ30mの大きさでそびえる2つの巨大な玄武岩の柱「湊の立神岩(たてがみいわ)」。
規模としては小さいですが駐車場から徒歩すぐの場所で見ることができます。荒波になりやすい海岸沿いにあり、付近は九州のサーフィン発祥地と言われる海岸が広がります。
[住所] 佐賀県唐津市湊町595(地図)
14.見帰りの滝(唐津市)
見帰りの滝もいいゾ?
唐津から近いし渋滞にも会いにくい穴場 pic.twitter.com/3T9PoU7poj— 久しぶりにサイクリングした丸飲み (@massaman_carry) 2019年11月20日
唐津市に属する南の山間部にある「見帰りの滝」は、日本の滝100選のひとつ。初夏のアジサイと滝のコラボを楽しめる名所で、春の桜や秋の紅葉など季節を通して楽しめる滝です。
すぐ上流に「伊岐佐ダム」があり、滝付近は公園として整備されています。遊歩道も岩場を活用しつつも平坦で歩きやすいよう整えられています。
豪快に落ちる滝は佐賀の名瀑で、滝のライトアップが行われる時期もあります。
[住所] 佐賀県唐津市相知町伊岐佐(地図)
15.観音の滝(唐津市)
佐賀県唐津市 観音の滝に到着。
日本の滝百選のひとつです。淵まで降りなくても近くの大きな橋から全貌を眺めることができますよ👀❗ pic.twitter.com/XnlxWu1hSB
— ASUPARA (@asuparider) 2019年6月22日
唐津市に属する東の山間部にある七山の「観音の滝」も、日本の滝100選のひとつ。眼病にご利益があるとされる滝の観音菩薩堂「生目観音」がある景勝地です。
無料駐車場から続く遊歩道の渓谷沿いから8つほどの滝を見ることができ、メインとなる「観音の滝」は高さ45メートル、幅10メートルで激しく落下する水流は「男滝」と呼ばれるほど。
ヤマメも回遊する渓谷にて、水流のある岩場の奥に滝が斜めに落ちる姿が見事。冬には椿の群生なども楽しめるようです。
[住所] 佐賀県唐津市七山滝川562(地図)
16.大浦の棚田(唐津市)
唐津市肥前町には玄界灘に面した棚田がいくつかあり、代表的なものが「大浦の棚田」。日本の棚田百選に選ばれています。
小規模な集落となる大浦岡、大浦浜、満越の3集落にわたり、35.4ヘクタールの棚田が段々に広がる先に玄界灘と島々のある景色。棚田の枚数は現在約1,000枚ほどを有しています。
[住所] 佐賀県唐津市肥前町大浦728-1(地図)
17.浜野浦の棚田(玄海町)
佐賀県を代表する棚田のひとつとして、棚田百選にも選ばれている「浜野浦の棚田」は県北の名所。恋人の聖地ともされています。
急斜面の田んぼが段々に並ぶ右側、緑の山が半島を形成する左側。U字に包まれる構図の奥に海が見えるという特徴的な棚田です。
海が西向きに存在するため、夕陽が沈む時間帯が特に美しいスポットです。第1駐車場と第2駐車場が用意されていて、駐車場から徒歩ですぐ鑑賞スポットに着けます。
[住所] 佐賀県東松浦郡玄海町浜野浦(地図)
18.有田ポーセリンパーク(有田町)
陶磁器の街として全国的にも有名な有田(ありた)にて、有田焼を所々に活用したポーセリン(磁器)のテーマパーク。
敷地のメインとして宮殿が造られており、ドイツにあるツヴィンガー宮殿を再現したギャラリーとして、館内に江戸から明治にかけての有田焼作品が展示されています。
焼き物のろくろ体験などを楽しめて、酒蔵見学やショップなどがあります。
[住所] 佐賀県西松浦郡有田町戸矢乙乙340-28(地図)
D.県南(杵藤)地域の絶景
嬉野温泉・御船山楽園・祐徳稲荷神社のある県南地域(武雄・鹿島・嬉野・白石・大町・江北・太良)の絶景スポットを紹介。
19.御船山楽園(武雄市)
佐賀の御船山楽園。とても美しい庭園です。 pic.twitter.com/D539mTiwoS
— 【ぶらり絶景】一人旅 (@hitori07) 2019年10月25日
近年話題になっている佐賀県の代表的な庭園「御船山楽園」。1845年に造園された、武雄領主の鍋島茂義の別邸跡です。
御船山山麓にある15万坪もの広さを持つ大庭園で、御船山の切り立った断崖が目立ちます。3月下旬の桜や、ゴールデンウィークのツツジが色づく時期は特に美しくなります。
夏には最新のテクノロジーでアートを作り出すデジタルコンテンツ会社「チームラボ」による、庭園ライトアップや施設内展示も話題になります。
[住所] 佐賀県武雄市武雄町4075-3(地図)
20.慧洲園・物見やぐら(武雄市)
佐賀県武雄市慧洲園 #ファインダー越しの私の世界 #一眼レフ#カメラ好きな人と繋がりたい #写真撮ってる人と繋がりたい pic.twitter.com/qwN5iLJdh1
— らいおんまる🦁 (@NGns0DLCKQQ3Sfc) 2019年9月16日
庭園「御船山楽園」の近くに、もうひとつ「慧洲園(けいしゅうえん)」という庭園があります。池のある庭園に朱塗り欄干の橋が掛かる散策スポットです。
そして、庭園の奥ある「物見やぐら」はひそかなスポット。吉野ケ里遺跡の南内郭エリアで復元されたやぐらを慧洲園に移築したもので、緑豊かな坂道に茅葺のやぐらが映えます。
やぐらからは斜面に広がる茶畑を一望することができるのも魅力。庭園は夜にライトアップされる時期もあります。
[住所] 佐賀県武雄市武雄町4075-3(地図)
21.川古の大楠(武雄市)
お釈迦様の時代(約2600年前)より古い樹齢3000年の川古の大楠。
佐賀県武雄市 pic.twitter.com/3WmSSpHQPY— 博多の素浪人 山内 公平 (@007tora) 2015年6月15日
樹齢3000年以上と言われる、国の天然記念物に指定されている「川古(かわご)の大楠(おおくす)」という楠(くす)の木。
幹回り21メートルという太さがひとつの特徴で、農村風景に馴染んで全体を見渡せる高さ25メートルの巨木から枝葉がふんわり広がります。
木の周辺は「川古の大楠公園」として整備されており、公園内「為朝館」では地元の伝説「源為朝による黒髪山の大蛇退治」を題材としたカラクリ人形を劇形式で鑑賞できます。
公園内には水車小屋もあり、玄米を水車で精米した「水車米」も作られています。
[住所] 佐賀県武雄市若木町(地図)
22.轟の滝公園・轟の滝(嬉野市)
嬉野市の中心市街地から車で2kmほど南下した場所にある「轟の滝公園」は、のどかな雰囲気の中で「轟の滝」を見ることのできるスポット。
高さ11mで2箇所に分かれて落ちる滝は落差こそ無いですが、奥から3段で流れ落ちた水は2,500㎡ほどの広い滝つぼに流れ落ちていきます。
遠くから見ることのできる広い滝つぼがグリーンに染まる姿も美しく、滝の対面から見ることもできます。滝の上部に剣を持った不動明王が立っている特徴あふれる滝です。
[住所] 佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿丙163-1(地図)
23.シーボルトの湯(嬉野市)
平成22年にオープンした嬉野温泉公衆浴場「シーボルトの湯」。バリアフリーの日帰り温泉施設として大浴場と貸切湯で入浴できて、洋館ならではの休憩室もあるスポット。
ゴシック風の木造2階建てで、赤い屋根が特徴。入口の構えが素晴らしいだけでなく、裏手で川を挟んで撮影する構図がオシャレです。
[住所] 佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿乙818-2(地図)
24.縫ノ池(白石町)
のどかな農道と民家のある湯崎地区にある、神社の鳥居を囲う形で広がる縫ノ池(ぬいのいけ)。佐賀県民でも知らない人も多い、地元ならではのマイナースポットです。
メタセコイアの木がそびえている神社として鳥居と小さな本殿がある、田舎の風景。池に映るメタセコイアを見ることができます。
[住所] 佐賀県杵島郡白石町湯崎2411(地図)
25.祐徳稲荷神社(鹿島市)
伏見、笠間とともに日本三大稲荷神社のひとつに位置づけられている、佐賀県南部の「祐徳稲荷(ゆうとくいなり)神社」。
九州の神社では太宰府天満宮に次ぐ、年間300万人ほどの参拝者数をほこる佐賀県の代表的な神社です。
朱塗りの柱で組まれた高所にある本殿の拝殿に加えて、神楽殿など主要な建物が総漆塗り。神社敷地が広い上に、お土産屋さんが並ぶ参拝道もあります。
[住所] 佐賀県鹿島市古枝乙1855(地図)
26.大魚神社の海中鳥居(太良町)
佐賀県の県南にある「大魚神社の海中鳥居」は、有明海沿岸で満潮時に鳥居だけになり干潮時に陸地が登場するスポット。
村人たちが横暴な庄屋を孤島「沖ノ島」へ置き去りにしたときに、海の神様の大魚(ナミノウオ)が現れて庄屋を岸まで運んで助けたという古い言い伝えが残る神社です。
今もこの鳥居の先には「沖ノ島」があり、干潟に朱色の鳥居が並ぶ姿を見ることができます。東に海があるため、朝日が海からのぼります。
干潮時は歩くことができて、足元にトビハゼやムツゴロウなども見ることができるそうです。
[住所] 佐賀県藤津郡太良町大字多良1874-9地内(地図)
27.道の駅太良 展望台(太良町)
佐賀県の県南から長崎県へと向かう国道207号沿いにある、道の駅太良(たら)。広い駐車場の北側の端に、木でできた小さな展望台があり有明海を見ることができます。
日の出の方角から少し右手の遠くに長崎県の雲仙岳が見えて、海は干潟として独特な質感のある写真を撮ることができます。
[住所] 佐賀県藤津郡太良町大字伊福3488-2(地図)
まとめ
以上、佐賀県のフォトジェニックな観光スポットでした。